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Tokyo Metropolitan Assembly

厚生委員会速記録第二号

平成三十年三月六日(火曜日)
第七委員会室
午後一時開議
出席委員 十四名
委員長伊藤こういち君
副委員長桐山ひとみ君
副委員長和泉なおみ君
理事遠藤  守君
理事小宮あんり君
理事山内  晃君
古城まさお君
藤田りょうこ君
龍円あいり君
鳥居こうすけ君
つじの栄作君
舟坂ちかお君
高橋 信博君
岡本こうき君

欠席委員 なし

出席説明員
福祉保健局局長梶原  洋君
次長理事兼務山岸 徳男君
技監笹井 敬子君
総務部長後藤 啓志君
指導監査部長村田 由佳君
医療政策部長西山 智之君
保健政策部長矢内真理子君
生活福祉部長坂本 尚史君
高齢社会対策部長粉川 貴司君
少子社会対策部長松山 祐一君
障害者施策推進部長高原 俊幸君
健康安全部長高橋 博則君
企画担当部長オリンピック・パラリンピック調整担当部長兼務奈良部瑞枝君
事業推進担当部長古賀 元浩君
医療改革推進担当部長成田 友代君
医療政策担当部長矢沢 知子君
地域保健担当部長本多由紀子君
生活支援担当部長横手裕三子君
施設調整担当部長稲葉  薫君
子供・子育て施策推進担当部長加藤 みほ君
障害者医療担当部長石黒 雅浩君
食品医薬品安全担当部長仁科 彰則君
感染症危機管理担当部長吉田 道彦君
病院経営本部本部長内藤  淳君
経営企画部長児玉英一郎君
サービス推進部長谷田  治君
経営戦略担当部長オリンピック・パラリンピック調整担当部長兼務大久保達也君
計画調整担当部長末村 智子君

本日の会議に付した事件
病院経営本部関係
報告事項(説明)
・都立病院新改革実行プラン二〇一八(仮称)素案について
福祉保健局関係
付託議案の審査(質疑)
・第九十九号議案 平成二十九年度東京都一般会計補正予算(第二号)中、歳出 福祉保健局所管分
付託議案の審査(決定)
・第九十九号議案 平成二十九年度東京都一般会計補正予算(第二号)中、歳出 厚生委員会所管分

○伊藤委員長 ただいまから厚生委員会を開会いたします。
 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、福祉保健局関係の中途議決に係る付託議案の審査並びに病院経営本部関係の報告事項の聴取を行います。
 なお、報告事項については、本日は説明を聴取し、資料要求をすることにとどめ、質疑は後日の委員会で行いますので、ご了承願います。
 これより病院経営本部関係に入ります。
 理事者から報告の申し出がありますので、これを聴取いたします。

○大久保経営戦略担当部長オリンピック・パラリンピック調整担当部長兼務 都立病院新改革実行プラン二〇一八(仮称)素案についてご報告を申し上げます。
 お手元に、資料1、都立病院新改革実行プラン二〇一八、仮称でございます、素案の概要及び資料2、本文の冊子をお配りしてございます。
 それでは、資料1の概要に基づいてご説明させていただきます。
 まず、一ページ上段をごらんください。本計画は、少子高齢化の急速な進行に伴う医療環境の大きな変化に対応していくため、今後の都立病院の果たすべき役割や持続可能な病院運営の実現に向け、都立病院の新たな改革を示す中期計画でございます。
 また、総務省から地方公共団体に策定が求められる新公立病院改革プランとしての位置づけを有しております。
 計画期間は、平成三十年度から平成三十五年度までの六年間でございます。
 第1部、これまでの都立病院改革でございます。
 東京都は、平成十三年十二月に策定したマスタープランにおいて都立病院改革の道筋を明らかにするとともに、マスタープランを具体化する三つの中期計画に基づき、都立病院改革を推進してまいりました。この間、東京ERの設置、東京医師アカデミーの開講、患者支援センターの設置など、さまざまな取り組みを行ってまいりました。
 取り組みの成果としては、都立病院の再編整備を着実に進め、高度かつ専門的な医療提供体制を構築するとともに、医療の質や患者の利便性の向上に努めるなど、ハード、ソフト両面から都立病院改革を推進してまいりました。
 経営面においても、マスタープラン策定当時の自己収支比率、約七〇%でございましたが、経営力の強化に取り組み、改善を図ってまいりました。平成二十六年度以降は、診療報酬改定の影響など病院運営を取り巻く環境が厳しさを増す中、七五%前後で推移してございます。
 第2部、病院を取り巻く環境の変化でございます。
 第1章、都における医療需要の変化についてでございますが、超高齢社会の到来について、高齢者人口割合や高齢者単独世帯の増加傾向、また、高齢者人口の増加に伴い、複数の疾患を有する患者の増加が予測されることなどについて、データを用いて説明してございます。
 第2章、都の医療提供体制についてでございますが、都内には、高度な医療を提供する大学病院などの特定機能病院が集積していることや、民間病院や中小病院の割合が高いことなど、都の医療提供体制の特色を示してございます。
 第3章、医療制度の大幅な改革についてでございますが、病院完結型の医療から地域完結型の医療への転換が図られていることや、都においては、東京都地域医療構想の策定と、その実現に向けた各構想区域における地域医療構想調整会議の開催などの状況について記載してございます。
 第4章、病院運営を取り巻く環境の変化でございますが、医療費適正化に向けた診療報酬改定等の影響を受け、全国的に在院日数が短縮化傾向にあることや、診療報酬は全国一律に定められており、物価や地価が高い東京は病院運営を行うには厳しい環境であることなどの現状について記載してございます。
 また、都立病院の運営状況についてですが、全国的な動きと同様に在院日数は短縮しており、病床利用率は低下傾向となっていることや、近年、自己収支比率は横ばいの状況となっており、それに伴い、一般会計からの繰入額もおおむね横ばいで推移していることなどを記載してございます。
 第3部、都立病院の新たな改革の推進でございます。
 第1章、都立病院の役割についてでございますが、今後果たすべき役割の一つ目は、行政的医療の安定的かつ継続的な提供です。
 都立病院は、今後も行政的医療を適正に都民に提供し、他の医療機関等との適切な役割分担と密接な連携を通じて、都における良質な医療サービスの確保を図ることを基本的役割といたします。
 役割の二つ目は、地域医療の充実への貢献です。
 都立病院は、総合診療基盤や医療人材を最大限活用し、地域医療機関等とのネットワークを一層強化することにより、地域の状況に応じて地域医療の充実に貢献していきます。
 また、二つの役割を効果的、効率的に果たしていくため、各病院を類型化し、病院の地域特性や医療機能に応じた基本的機能や取り組みの方向を明確化しております。
 具体的には、病院の所在する地域に高度専門的な医療を提供する病院が少ない墨東病院、多摩総合医療センターについては、広域基幹型として、高水準で専門性の高い総合診療基盤を生かし、広域的に総合的な医療を提供します。
 一方、高度専門的な医療を提供している医療機関が集積し、一部の医療機能が併存する広尾病院、大塚病院については、大都市機能連携型として、これまで培ってきた強みを生かしつつ、地域医療機関との適切な役割分担と連携のもと、地域医療の充実に貢献していきます。
 また、特定の医療分野について高度で専門的な技術、設備を有する駒込病院、神経病院、小児総合医療センター、松沢病院については、専門機能型として、都全域を対象に専門性の高い医療を提供するとともに、特定の医療分野における豊富な症例を生かし、臨床研究や新たな治療技術の開発、新薬開発のための治験を推進します。
 第2章、都立病院の新たな改革の基本的な考え方についてでございますが、都立病院の担うべき役割を着実に果たし、将来にわたり持続可能な病院運営を実現するため、三つの視点、六つの戦略を掲げ、改革の取り組みを推進します。
 恐れ入りますが、一枚おめくりください。第3章、都立病院改革推進に向けた事業展開についてでございますが、六つの戦略に基づいた主な取り組みを示してございます。
 戦略1、都の医療政策推進への貢献についてでございます。
 都が抱える医療課題に対し、都立病院の医療資源を最大限活用し、都の医療政策推進に貢献します。
 主な取り組みとしては、がん医療分野において、駒込病院にがんゲノム医療の基盤を整備し、個人の遺伝情報に基づいた個々のがん患者に最適な医療の提供を行うことなどでございます。
 戦略2、安全・安心で質の高い医療の提供についてでございます。
 医療環境の変化や医療ニーズの多様化、複雑化に対応し、安全な管理体制のもとで、患者中心の質の高い医療を提供していきます。
 主な取り組みとしては、患者支援センターの相談支援部門や地域移行部門を充実強化し、仮称でございますけれども、患者・地域サポートセンターに再構築することなどでございます。
 戦略3、地域の医療提供体制の確保、充実への貢献についてでございます。
 都立病院が有する高い専門性や知見、医療人材などの医療資源を活用し、地域の医療水準向上に向けた取り組みを推進します。
 主な取り組みとして、広尾病院における、ICTを活用した島しょとの顔の見える診療システムの構築など、各病院が強みを生かし、地域医療を支えるモデルとなる取り組みを実施します。
 また、医療や健康づくり等の講座をわかりやすく体系化し、都立病院の医師、看護師等が講義するとともに、受講修了者を、仮称でございますけれども、東京ヘルスケアサポーターとして認定し、地域での自助、共助意識の向上につなげていきます。
 戦略4、専門性が高く良質な医療人材の確保、育成についてでございます。
 病院運営にとって、人材は貴重な財産であり、都立病院が担うべき役割を着実に果たしていくために、医療の質や経営力の向上に寄与する良質な人材を確保、育成します。
 主な取り組みとして、病院現場ならではの人材マネジメントに関する基本方針として、仮称でございますが、都立病院版人材育成活用方針を策定し、医療の質と経営力の向上に資する組織、人材施策を展開します。
 また、東京医師アカデミーを充実し、専門医療の育成に加え、地域医療を担う医師の育成や地域で復職を希望する女性医師を支援します。
 戦略5、サステーナブルな病院運営体制の構築についてでございます。
 都立病院が今後いかなる状況においても役割を着実に果たし、持続的な病院運営を実現する体制を確立します。
 主な取り組みとして、病院マネジメント機能の強化に向け、院長のトップマネジメントを補佐する体制の構築や、自律的な病院経営を実践する病院組織のあり方を検討します。
 また、病院経営を支える事務職員を育成するとともに、専門性を生かす職種間の役割分担の見直しなどにより、病院ならではの働き方改革を推進します。
 戦略6、都民にわかりやすく病院の状況を見える化についてでございます。
 都立病院の運営に対する都民の理解や協力を得るため、都立病院の役割や活動状況、経営実績等をわかりやすく情報発信します。
 主な取り組みとして、医療の質に関する新たな評価指標の設定や、病院ごとの経営指標の分析結果の公表など、都立病院のさまざまな状況の見える化に取り組みます。
 また、外部有識者で構成される都立病院経営委員会において、毎年の行動計画の点検、評価を実施し、結果をホームページで公表します。
 第4章、収支計画についてでございますが、本計画を着実に推進し、質の高い医療を継続して実施していくため、計画期間中の収支目標を設定しました。
 また、計画最終年度である平成三十五年度までの収支計画を、都立病院全体及び病院別に策定しました。
 第5章、迅速かつ柔軟な病院運営に向けてについてでございますが、行政的医療の提供など、これまでの役割を着実に果たしていくことはもとより、地域医療への貢献といった新たな医療課題にも適切に取り組んでいくためには、これまで以上に安定的な経営基盤を確立し、医療環境の変化に迅速かつ柔軟な対応ができる病院運営としていく必要があります。
 本年一月の都立病院経営委員会報告では、都立病院が安定的な経営基盤を確立し、今後も担うべき役割を持続的に果たしていくためには、現行の経営形態である地方公営企業法の一部適用では運営上の課題があり、その見直しについての検討が必要とされています。
 経営委員会報告を踏まえ、一般地方独立行政法人を含めた各経営形態における人事、給与、財務面等のメリット、デメリットなど、都立病院の運営実態を踏まえて検証を行い、経営形態のあり方について、本計画期間中に検討を進めてまいります。
 第4部、三カ年の実施計画でございます。
 本計画を推進する各戦略の具体的な実施計画は、病院運営を取り巻く急速な環境変化に対応するため、平成三十年度から平成三十二年度までの三年間とし、平成三十三年度から平成三十五年度までの実施計画は、今後の情勢変化を踏まえ、改めて策定いたします。
 恐れ入りますが、一枚おめくり願います。第5部、各病院改革プランでございます。
 本計画では、病院ごとに、各病院の果たすべき役割や機能強化の主な取り組みなどについて示してございます。説明は省略させていただきますので、後ほどごらんいただければと存じます。
 以上、簡単ではございますが、報告を終わらせていただきます。どうぞお願い申し上げます。

○伊藤委員長 報告は終わりました。
 この際、資料要求のある方は発言を願います。

○藤田委員 十四点の資料の要求をいたします。
 一つ目は、各都立病院及び各公社病院における医師アカデミーの定員及び現員。
 二つ目は、各都道府県内の公営企業病院に対する他会計繰入金の額と、各都道府県内の独立行政法人立病院に対する自治体からの運営費の補填額及びその合計額を各都道府県の人口で割った額。
 三つ目に、各都立病院が結んでいる複数年度契約の一覧。
 四つ目、都が締結しているワイドコラボ協定の一覧とその内容。
 五つ目は、各都立病院から各公社病院への診療科別医師派遣数の実績。
 六つ目は、小児総合医療センターにおけるアニマルセラピーの実施状況。
 七つ目は、各都立病院の診療報酬請求業務に携わる職員数と当該業務に携わっている年数の平均及び外部委託の状況。
 八つ目は、看護師の病院ごとの応募人数と採用人数の推移。
 九つ目は、看護師の離職率を病院ごとの推移で、既卒、新卒、それぞれお願いします。
 十点目は、専門、認定看護師の病院ごとの人数と、その専門の内訳。
 十一点目は、特定行為研修の受講者数の目標。
 十二点目は、医師、看護師の現在設定されている勤務時間の病院ごとの設定内容。
 十三点目は、労基署の立ち入り状況と指導、勧告の一覧を五年分。
 十四点目は、都立病院看護師の東京看護アカデミー受講者数の推移をよろしくお願いします。

○伊藤委員長 ただいま藤田委員から資料要求がありましたが、これを委員会の資料要求とすることにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○伊藤委員長 異議なしと認めます。理事者におかれましては、要求された委員と調整の上、ご提出願います。
 以上で病院経営本部関係を終わります。

○伊藤委員長 これより福祉保健局関係に入ります。
 付託議案の審査を行います。
 第九十九号議案、平成二十九年度東京都一般会計補正予算(第二号)中、歳出、福祉保健局所管分を議題といたします。
 本案については、既に説明を聴取しておりますので、直ちに質疑を行います。
 発言を願います。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○伊藤委員長 発言がなければ、お諮りいたします。
 本案に対する質疑はこれをもって終了いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○伊藤委員長 異議なしと認め、本案に対する質疑は終了いたしました。
 以上で福祉保健局関係を終わります。

○伊藤委員長 これより付託議案の審査を行います。
 第九十九号議案、平成二十九年度東京都一般会計補正予算(第二号)中、歳出、厚生委員会所管分を議題といたします。
 本案につきましては、既に質疑を終了しております。
 これより採決を行います。
 第九十九号議案、平成二十九年度東京都一般会計補正予算(第二号)中、厚生委員会所管分を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は、原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○伊藤委員長 異議なしと認めます。よって、第九十九号議案、平成二十九年度東京都一般会計補正予算(第二号)中、厚生委員会所管分は、原案のとおり決定いたしました。
 以上で付託議案の審査を終わります。
 これをもちまして本日の委員会を閉会いたします。
   午後一時二十二分散会

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