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Tokyo Metropolitan Assembly

厚生委員会速記録第十五号

平成二十五年十二月十日(火曜日)
第七委員会室
午後一時開議
出席委員 十四名
委員長まつば多美子君
副委員長塩村あやか君
副委員長早坂 義弘君
理事遠藤  守君
理事和泉 武彦君
理事山加 朱美君
山内  晃君
栗山よしじ君
田中  健君
和泉なおみ君
今村 るか君
ともとし春久君
野島 善司君
大山とも子君

欠席委員 なし

出席説明員
福祉保健局局長川澄 俊文君
次長梶原  洋君
技監前田 秀雄君
理事藤田 裕司君
総務部長中川原米俊君
指導監査部長飯塚美紀子君
医療政策部長小林 幸男君
保健政策部長高橋 郁美君
生活福祉部長高原 俊幸君
高齢社会対策部長中山 政昭君
少子社会対策部長浜 佳葉子君
障害者施策推進部長山岸 徳男君
健康安全部長中谷 肇一君
企画担当部長篠原 敏幸君
事業調整担当部長手島 浩二君
医療改革推進担当部長笹井 敬子君
医療政策担当部長村田 由佳君
地域保健担当部長松浦 慎司君
生活支援担当部長望月 秀夫君
施設調整担当部長枦山日出男君
事業推進担当部長廣瀬  豊君
障害者医療担当部長熊谷 直樹君
食品医薬品安全担当部長古屋 正裕君
感染症危機管理担当部長清古 愛弓君

本日の会議に付した事件
意見書について
福祉保健局関係
付託議案の審査(質疑)
・第二百二十二号議案 東京都練馬障害者支援ホームの指定管理者の指定について
・第二百二十三号議案 東京都江東通勤寮の指定管理者の指定について
・第二百二十四号議案 東京都大田通勤寮の指定管理者の指定について
・第二百二十五号議案 東京都葛飾通勤寮の指定管理者の指定について
・第二百二十六号議案 東京都豊島通勤寮の指定管理者の指定について
・第二百二十七号議案 東京都立川通勤寮の指定管理者の指定について
・第二百二十八号議案 東京都町田通勤寮の指定管理者の指定について

○まつば委員長 ただいまから厚生委員会を開会いたします。
 初めに、意見書について申し上げます。
 委員から、お手元配布のとおり、意見書七件を提出したい旨の申し出がありました。
 お諮りいたします。
 本件については、取り扱いを理事会にご一任いただきたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○まつば委員長 異議なしと認め、そのように決定いたしました。

○まつば委員長 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、福祉保健局関係の付託議案の審査を行います。
 これより福祉保健局関係に入ります。
 付託議案の審査を行います。
 第二百二十二号議案から第二百二十八号議案までを一括して議題といたします。
 本案については、いずれも既に説明を聴取しておりますので、直ちに質疑を行います。
 発言を願います。

○和泉(な)委員 今回の議案ですけれども、いずれも民間移譲を前提にした、一年から三年の指定管理者の指定を行うものとなっています。
 私は、今回議案に上がっている施設のうち、幾つかの施設からお話も伺いました。県によっては通勤寮がないところもある、そういう中で、東京都では機能している、現在でも都が運営費を上乗せで支給しているので成り立っているということでした。
 そこで伺います。現在の指定管理料は、どのように積算されているんでしょうか。

○山岸障害者施策推進部長 指定管理料は、都が施設の管理運営のため必要と認め、指定管理者に支出する経費でございます。
 その積算については、指定管理者から提出をされました収支計画や、当該施設の過去数年間の決算状況を踏まえ、指定管理者と協議の上、年度協定において定めることにしております。

○和泉(な)委員 ということは、指定管理をしているところから必要な収支計画書が出されて、それに基づいて支給されているということだと思うんですが、国の宿泊型自立訓練、そこから出る費用だけではとても運営できないということが、どの施設からもお話が出されました。
 退出者が出た後、次の入所者が入るまで、どうしてもあきが出てしまう、その間の費用が出ないといった切実な悩みも聞かれました。本来であれば、入ってくる人のために、または緊急に受け入れなければならない場合に備えて、常にあきを確保しておく必要があるけれども、国の制度設計は現員数となっているために、とにかくいつも部屋を埋めておかないと運営が成り立たなくなる、そういう話でした。
 また、職員の配置に対する費用は常勤換算となっているために、長く働いてくれる職員の昇給分を捻出するのが大変だというお話も聞かれました。
 都が補助を行っている現在でも、施設の運営は大変だというのが実情です。だからこそ、最低でも、現状のような定数での積算方法による補助が必要だということなんです。
 今回、指定が更新される大田通勤寮と葛飾通勤寮については、既に民間移譲の手続が進んでいるようですが、民間移譲後の通勤寮は、どのような予算で運営していくことになるんでしょうか。

○山岸障害者施策推進部長 民間移譲後の施設運営は、障害者総合支援法に基づく給付費と、現状と同水準のサービスを提供するのに必要となる都の補助金等により賄われることとなります。

○和泉(な)委員 都からの補助は継続されるということですけれども、先ほども述べましたけれども、国からの費用だけでは到底、施設の運営はやっていけない、どの施設も共通してそう話しています。東京都には努力をしてもらっていてありがたいと思っているという評価がありながらも、国の制度設計から来る運営の困難さを、今後も都がしっかりとフォローしてくれるのかどうか、ここに、皆さん不安を感じているんです。事業努力をしてもなお、都の現状水準の補助が、運営を維持できるぎりぎりのラインであり、それを減らすということはあってはならないと思います。
 今回の指定期間の更新については反対はしませんが、都立を維持して、働く人も入所者も安心して利用できる施設の運営に都が責任を持つべきだという立場から、民間移譲の撤回を要望して、質問を終わります。

○塩村委員 指定管理者の更新について質問をいたします。今回、制度を中心にお伺いしたいと思います。
 民間移譲に向けた公募を開始しているため特命としたとのことですが、民間移譲のための公募が決定している葛飾通勤寮と大田通勤寮は、指定管理期間が平成二十六年度の一年ということで、よくわかります。
 しかし、最初は五年の指定管理契約で、前回は三年間特命で契約をし、今回も二年の特命で指定管理とした、そのほかの施設についてはどうなのかお伺いしたいと思います。
 前回も民間移譲を見据えての指定管理者契約でした。葛飾通勤寮と大田通勤寮以外の五施設は、二、三年先の指定管理終了期間後を見据え、今、民間移譲の話がある程度進んでいないと、合計十年近くも民間移譲できないままに時間が過ぎることとなってしまいます。
 短期の契約を繰り返すことは、長期の経営計画も組めず、質の高い弾力的なサービスに影響が出ないとも限りません。福祉施設は、利用者さんが特別な事情を抱えていることもあり、短期で指定管理者がかわる可能性を含んで、不安定な印象を利用者さんに与えることはいいことでありません。
 それを踏まえてお伺いをいたします。公募が決定している葛飾と大田通勤寮は、民間移譲の二施設については計画的な民間移譲を行うためと理解ができます。しかし、それ以外の五施設を今回も特命として、指定管理期間が終了するときに民間移譲ができるのか、今回、それを見据えての計画的な特命なのかどうかをお伺いします。

○手島事業調整担当部長 これまで、民間移譲を方針としている施設の指定管理者の更新は、本来五年の指定期間を、特例といたしまして三年としております。
 今回、指定管理の更新を行います大田通勤寮、葛飾通勤寮につきましては、平成二十七年四月の民間移譲に向けました公募を行っていることから、指定管理期間を一年間としております。
 その他の江東通勤寮、豊島通勤寮、立川通勤寮、町田通勤寮につきましては、二年後の民間移譲に向けた具体的な検討を行っていることから、指定期間は二年としております。
 このように、条件が整いました施設から、順次、民間移譲が行えるよう、最も適切な期間を定め、移譲までの間、特命により選定し、指定を行っているところでございます。

○塩村委員 ありがとうございます。計画を正確に立てるのはとても難しいとは承知していますが、利用者さんの福祉を第一に考え、同時に事業者さんの経営計画等も考慮した計画をお願いしたいと思います。
 続きまして、今回、特命とした事業者のサービスの質について伺います。
 現行法人で問題が起こっていないので継続でよいというのではなく、事業者の運営状況の評価を重視して特命とすることが重要であると考えます。
 平成二十四年度の東京都指定管理者管理運営状況評価結果を拝見すると、今回更新をする事業者の評価は、管理運営が良好であった施設で、評価はAと高いものでした。評価の内容と利用者の声を具体的にお聞きしたいと思います。
 また、改善点などの要求等はあったのでしょうか。

○山岸障害者施策推進部長 第三者委員を含む福祉保健局指定管理者評価委員会により実施されました平成二十四年度の指定管理者管理運営状況評価によれば、例えば町田通勤寮では、職場訪問や日常生活支援の強化、講座の充実などによる就労継続、定着支援等が、大田通勤寮では、利用者を達成度別グループに分けるなどの利用者の特性に合わせた支援等が、各施設の取り組みとして評価をされております。
 また、利用者の声につきましては、この評価の基礎資料の一つになっております福祉サービス第三者評価の利用者調査によれば、例えば練馬障害者支援ホームでは、職員の支援や接遇について、細かいことでもきちんと対応してくれる、立川通勤寮では、担当職員が会社の人事部と話をしたり、相談に乗ってくれたりする、職場訪問もしてくれる等の声が寄せられております。
 今回の評価及び利用者からの要望において、施設運営に係る大きな改善点などの指摘はございませんでした。

○塩村委員 ありがとうございます。高い評価ですし、利用者さんの満足度も高いと確認でき、安心をしました。
 次に、職員についてお伺いをいたします。
 今回更新をする指定管理者は、都の監理団体でないことは理解していますが、確認のために、都の職員やOBが常勤を含めて何人いるのか、また、役職についているような方はいないのか、お伺いしたいと思います。

○山岸障害者施策推進部長 今回、指定管理者を更新する施設には、都から派遣をしている職員はおりません。
 都のOBにつきましては、元都の福祉職で、かつて都立の障害者支援施設に勤務をしておりましたが、退職後、その専門性を評価されて、法人からの依頼で現施設に勤務している常勤職員が一名おります。
 なお、当該職員は法人の役員ではございません。

○塩村委員 わかりました。ありがとうございます。
 次に移ります。指定管理料の積算方法についてお伺いしようと思いましたが、かぶりますので、これは割愛させていただきまして、繰越金についてお伺いをいたします。
 福祉の分野は、利用者さんの安心と安全、そして信頼関係など、複合的な要素が絡みますので、機械的な仕組みを導入し、一概にコスト削減ともいえません。
 そんな中、経営努力により繰越金が出た場合の都の対応をお聞きします。

○山岸障害者施策推進部長 指定管理料に繰越金が生じた場合は、将来的な施設の安定経営を確保するために、積立金として管理することを認めております。
 この積立金については、使途を、人件費に係る経費、建物の補修、改修などに要する経費、利用者処遇に使用することを目的とした物品の購入に要する経費とし、使途別の上限額を定めております。

○塩村委員 ありがとうございます。柔軟で弾力的な対応をしていると確認でき、安心しました。
 最後に、導入から八年たちました、この指定管理者の制度について、選定と運用のあり方を局はどのように考えているのかお伺いし、私の質問を終わります。

○手島事業調整担当部長 指定管理者の選定につきましては、東京都指定管理者選定等に関する指針により、広く事業者を募る趣旨から公募を基本とし、施設の状況に応じて、競い合いなどによる効果が十分に発揮されないと考えられる場合は、公募によらずに特命により指定管理者候補者を選定しております。
 今回、指定管理者の選定を行う施設のうち、民間移譲を予定している施設につきましては、利用者支援の安定性、継続性を確保する観点から、頻繁に運営事業者が交代することを避けるため、特命により選定をしております。
 今後も、民間事業者の持つ能力やノウハウを活用し、住民サービスの向上と、効果的、効率的な管理運営に資するため、適切な指定管理者の選定に努めてまいります。

○まつば委員長 ほかに発言がなければ、お諮りいたします。
 本案に対する質疑は、いずれもこれをもって終了いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○まつば委員長 異議なしと認め、付託議案に対する質疑は終了いたしました。
 以上で福祉保健局関係を終わります。
 これをもちまして本日の委員会を閉会いたします。
   午後一時十四分散会

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