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Tokyo Metropolitan Assembly

厚生委員会速記録第十八号

平成十六年十二月十三日(月曜日)
第七委員会室
   午後一時四分開議
 出席委員 十三名
委員長前島信次郎君
副委員長鈴木あきまさ君
副委員長大山とも子君
理事小美濃安弘君
理事初鹿 明博君
理事佐藤 裕彦君
山加 朱美君
かち佳代子君
藤井  一君
田代ひろし君
馬場 裕子君
大河原雅子君
野村 有信君

 欠席委員 なし

 出席説明員
福祉保健局局長幸田 昭一君
総務部長吉川 和夫君
病院経営本部本部長押元  洋君
経営企画部長奥田  匠君

本日の会議に付した事件
 意見書について
付託議案の審査(決定)
・第二百三十五号議案 東京都福祉保健局関係手数料条例の一部を改正する条例
・第二百三十六号議案 東京都立老人医療センター条例の一部を改正する条例
・第二百三十七号議案 東京都養護老人ホーム条例の一部を改正する条例
・第二百三十八号議案 東京都結核診査協議会条例の一部を改正する条例
・第二百三十九号議案 東京都三宅島災害被災者帰島生活再建支援条例
陳情の審査
1 一六第八五号の一 三宅島島民の帰島に係る施策の実施に関する陳情
 請願陳情の継続審査について
 特定事件の継続調査について

○前島委員長 ただいまから厚生委員会を開会いたします。
 初めに、意見書、決議について申し上げます。
 過日の委員会で理事会にご一任をいただきました意見書、決議中、意見書一件につきましては、お手元配布の案文のとおり調整をいたしました。
 案文の朗読は省略をいたします。

原子爆弾被爆者等の健康診断の充実に関する意見書(案)
 東京都は、東京都原子爆弾被爆者等の援護に関する条例に基づき、原子爆弾の被爆者及び被爆者の子に対し、必要な援護措置を講じ、被爆者及び被爆者の子の福祉の増進を図るために、原子爆弾被爆者に対する援護に関する法律に基づき国が行っている措置に上乗せした施策を実施してきている。
 東京都における被爆者手帳交付者数は、平成十五年度末において、八千七百四十八人、被爆者の子の健康診断受診票交付者数は、四千四百九十七人に上っており、健康の保持増進のために行っている健康診断においては、一般検査として、被爆者は延べ三千六百四十八件、被爆者の子は延べ七百六十三件実施している。
 しかし、国の検査項目では、一般的な健康診断に比較して検査項目が不十分であり、被爆者にとっては健康管理上不安が強いことから、検査項目の充実が必要である。
 また、被爆者に対しては、放射能の影響への懸念から、放射線被ばくのない検査方法の導入や最新の医学的知見を踏まえ、がん検診の充実を行うべきである。
 さらに、被爆者の子についても、国において適切な対策を早急に講じるべきである。
 よって、東京都議会は、国会及び政府に対し、原子爆弾被爆者等の健康の保持増進のため、健康診断の充実を早急に行うよう強く要請する。
 以上、地方自治法第九十九条の規定により意見書を提出する。
  平成十六年十二月 日
東京都議会議長 内田  茂
衆議院議長
参議院議長
内閣総理大臣
総務大臣
厚生労働大臣 あて

○前島委員長 本件は、議長あてに提出の手続をとりたいと思いますので、ご了承を願います。
 なお、その他の意見書、決議につきましては、調整がつかなかった旨、議長に報告すべきであるとの結論になりましたので、ご了承願います。

○前島委員長 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、付託議案及び陳情の審査並びに請願陳情及び特定事件の閉会中の継続審査及び調査の申し出の決定を行います。
 これより付託議案の審査を行います。
 第二百三十五号議案から第二百三十九号議案までを一括して議題といたします。
 本案につきましては、いずれも既に質疑を終了しております。
 ただいま第二百三十九号議案に対し山加委員外七名から付帯決議案が提出をされております。
 案文はお手元に配布してあります。
 朗読は省略いたします。

付帯決議案の提出について
第二百三十九号議案 東京都三宅島災害被災者帰島生活再建支援条例
 右議案に付する付帯決議案を別紙のとおり東京都議会会議規則第六十五条の規定により提出します。
  平成十六年十二月十三日
(提出者)
 山加 朱美  小美濃安弘  藤井  一
 田代ひろし  鈴木あきまさ 前島信次郎
 野村 有信  佐藤 裕彦
厚生委員長 殿
第二百三十九号議案 東京都三宅島災害被災者帰島生活再建支援条例に付する付帯決議案
一 三宅島の火山ガスの放出量は、当初に比較して低減しているものの、最近はほぼ横ばいとなっており、今後も現在と同程度のガス放出が続くと見込まれている。こうした状況にかんがみ、条例の有効期限については、今後の三宅村民の帰島状況や火山ガスの放出状況等を踏まえ見直しを行うなど、適切な措置を講ずること。
二 立入りを制限されている「高濃度地区」内に所有する住宅に居住できない世帯であって、村営住宅等に居住する世帯に対しては、住民の意向や火山ガスの放出状況等を踏まえ、適切な措置を講ずること。
三 生活の立て直しに資するための災害援護資金の貸付額については、今後の島民の生活再建の状況を十分に勘案し、その限度額を引き上げるなど必要な措置を講ずること。

○前島委員長 これを本案とあわせて議題といたします。
 この際、本案に対し発言の申し出がありますので、これを許します。

○かち委員 私からは、第二百三十五号議案、東京都福祉保健局関係手数料条例の一部を改正する条例案についてまず意見を述べさせていただきます。
 日進月歩の医学医療の進歩に伴い、医薬品や医療材料、医療機器なども多種多様化してきています。この間、医療現場での事故や副作用なども後を絶たない状況の中で、それらの品質管理や安全確保、原因究明など、国際的な整合も含め、体制を整備する時期に来ていると思います。
 また、科学技術の進歩や企業活動の多様化もかんがみ、見直し、規制することは必要だと考えます。
 しかし、この薬事法改正に伴うこのたびの手数料新設の影響は、現行二千八百九十事業所から、製造業、製造販売業合わせて六千九百社に及ぶと推計されています。九十八分野にわたる新たな料金設定は、大変な激変であり、中小零細企業への大きな負担となっています。経営の危機にもかかわる問題となっています。
 今回は定期の改定から少しずれたものの、二年ごとの料金改定分も含め、厳しい経営環境の中でのこのような料金の引き上げや新設料金についても、大手メーカーも中小零細事業所も一律に負担を求めるこのような設定は認めがたい。よって、本条例案には反対です。
 続きまして、第二百三十六号議案、東京都立老人医療センター条例の一部を改正する条例案及び第二百三十七号議案、東京都養護老人ホーム条例の一部を改正する条例案について意見を述べます。
 本件は、東京都が進める病院改革プログラムにより、都立多摩老人医療センターの保健医療公社移管に伴う廃止と、それに連動して養護老人ホームに医務室、診療所を設置するというものです。
 本年四月に公社に移管された大久保病院に次いで、来年度は多摩老人医療センターの公社化ということですが、大久保病院の患者減と医師不足が依然として解消されていず、経営的にも極めて厳しい状況下にあります。先行き不透明な中での遂行は見直すべきです。
 さらに、老人医療センターは歴史的に高齢者福祉施設の附属病院としての位置づけがあり、福祉の一環としての考え方があったものです。それを公社に移管し、地域医療支援病院とし、将来民営化となれば、一千人以上の福祉施設利用者にとって不便と負担をもたらし、利用者排除の現象を生み出します。
 東京都は、病院改革という名のもとで、地域医療や一次医療は区市町村の仕事だといいながら、老人医療センターの公社移管のためには、施設内に都立の診療所をつくるなど、道理も一貫性もないといわざるを得ません。
 都立多摩老人医療センターは、公社化ではなく、都立のまま継続し、医療内容を拡充するならば、新たに診療所を設置する必要もありません。よって、第二百三十六号、第二百三十七号議案には反対です。
 以上で意見を終わります。

○前島委員長 発言は終わりました。
 これより採決を行います。
 初めに、第二百三十九号議案を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は、お手元配布の付帯決議を付して原案のとおり決定することにご異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○前島委員長 異議なしと認めます。よって、第二百三十九号議案は、お手元配布の付帯決議を付して原案のとおり決定をいたしました。
 次に、第二百三十五号議案から第二百三十七号議案までを一括して採決いたします。
 本案は、起立により採決をいたします。
 本案は、いずれも原案のとおり決定することに賛成の方のご起立を願います。
   〔賛成者起立〕

○前島委員長 起立多数と認めます。よって、第二百三十五号議案から第二百三十七号議案までは、いずれも原案のとおり決定をいたしました。
 次に、第二百三十八号議案を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は、原案のとおり決定することにご異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○前島委員長 異議なしと認めます。よって、第二百三十八号議案は原案のとおり決定をいたしました。
 以上で付託議案の審査を終わります。

○前島委員長 次に、陳情の審査を行います。
 陳情一六第八五号の一を議題といたします。
 本件につきましては、既に質疑を終了しております。
 これより採決を行います。
 お諮りいたします。
 本件は、趣旨採択とすることにご異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○前島委員長 異議なしと認めます。よって、陳情一六第八五号の一は、趣旨採択と決定をいたしました。
 なお、本件は、執行機関に送付し、その処理の経過及び結果について報告を請求することにいたしますので、ご了承願います。
 以上で陳情の審査を終わります。

○前島委員長 次に、請願陳情及び特定事件についてお諮りをいたします。
 本日までに決定を見ていない請願陳情並びにお手元配布の特定事件調査事項につきましては、それぞれ閉会中の継続審査及び調査の申し出をいたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○前島委員長 異議なしと認め、そのように決定をいたしました。

○前島委員長 この際、所管局を代表して、幸田福祉保健局長から発言を求められておりますので、これを許します。

○幸田福祉保健局長 お許しをいただきまして、当委員会所管両局を代表いたしまして一言御礼のごあいさつを申し上げます。
 本定例会で提案申し上げました各議案につきましては、ただいまご決定を賜り、まことにありがとうございました。
 ご審議の過程でちょうだいいたしました貴重なご意見、ご指摘などにつきましては、十分に尊重させていただき、今後の福祉保健行政における事務執行に反映させてまいりたいと存じます。
 今後とも、病院経営本部ともに連携を強め、施策の充実に努めてまいる所存でございます。引き続き、委員長初め委員の皆様方のご指導、ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。
 まことに簡単ではございますが、御礼のごあいさつとさせていただきます。
 ありがとうございました。

○前島委員長 発言は終わりました。
 これをもちまして本日の委員会を閉会いたします。
   午後一時十二分散会

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