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Tokyo Metropolitan Assembly

都市整備委員会速記録第十一号

令和元年九月十二日(木曜日)
第五委員会室
午後一時開議
出席委員 十四名
委員長本橋ひろたか君
副委員長森澤 恭子君
副委員長和泉なおみ君
理事神林  茂君
理事中山 信行君
理事伊藤 ゆう君
けいの信一君
滝田やすひこ君
宮瀬 英治君
佐野いくお君
高橋 信博君
たきぐち学君
荒木ちはる君
曽根はじめ君

欠席委員 なし

出席説明員
都市整備局東京都技監都市整備局長兼務佐藤 伸朗君
次長総務部長事務取扱桜井 政人君
技監上野 雄一君
理事中島 高志君
都市づくり政策部長小野 幹雄君
都市基盤部長山下 幸俊君
市街地整備部長選手村担当部長兼務安部 文洋君
市街地建築部長青柳 一彦君
基地対策部長高原 俊幸君
連携・連絡調整担当部長八嶋 吉人君
企画担当部長オリンピック・パラリンピック調整担当部長兼務朝山  勉君
担当部長小口 新吾君
まちづくり推進担当部長吉野 敏郎君
まちづくり調整担当部長木村 宣代君
景観・プロジェクト担当部長山崎 弘人君
交通政策担当部長森  高志君
航空政策担当部長外かく環状道路担当部長兼務新谷 景一君
防災都市づくり担当部長三宮  隆君
多摩ニュータウン事業担当部長松崎 浩一君
局務担当部長奥秋 聡克君
耐震化推進担当部長青木 成昭君
横田基地共用化推進担当部長泉水  一君

本日の会議に付した事件
都市整備局関係
報告事項(説明・質疑)
・第二百二十七回東京都都市計画審議会付議予定案件について
付託議案の審査(説明・質疑)
・議員提出議案第八号 東京都都市計画審議会条例の一部を改正する条例

○本橋委員長 ただいまから都市整備委員会を開会いたします。
 本日は、お手元ご配布の会議日程のとおり、都市整備局関係の報告事項の聴取及び付託議案の審査を行います。
 これより都市整備局関係に入ります。
 初めに、第二百二十七回東京都都市計画審議会付議予定案件についての報告を聴取いたします。

○佐藤東京都技監 来る十一月二十日に開催予定の第二百二十七回東京都都市計画審議会に付議を予定しております案件につきましてご説明を申し上げます。
 今回、都市計画の決定・変更予定案件が区部で八件、市町村部で一件ございます。
 本日は、これらのうち主な案件といたしまして、新宿駅直近地区の再整備に係る都市計画変更に関し、幹線街路新宿副都心街路第四号線など、道路四件、用途地域一件につきましてご説明申し上げます。
 それでは、引き続き担当部長の方からご説明いたしますので、よろしくお願いいたします。

○山下都市基盤部長 付議予定案件ナンバー3、東京都市計画道路幹線街路新宿副都心街路第四号線の変更からナンバー7、東京都市計画用途地域の変更につきましては、関連いたしますので、一括してご説明いたします。
 資料は、お手元の白色表紙、提案事項概要二三ページから四一ページまで、薄茶色表紙、事前説明会資料一七ページから三八ページまで、水色表紙、別冊資料一ページから八ページまででございます。
 初めに、事前説明会資料一七ページの位置図をごらんください。
 新宿は、江戸時代に、甲州街道の宿場町、内藤新宿として繁栄いたしました。その後、明治時代に鉄道駅が開業したことから、駅を中心にまちが発展いたしました。
 新宿駅は、現在、七路線八駅が結節する乗降客数が世界一の鉄道ターミナルとなっております。
 一方、東西の駅前広場は自動車中心の空間構成となっておりまして、歩行者が滞留できる空間が不足しております。
 また、鉄道や駅前広場を横断できる空間が不足しているため、駅とまち、まちとまちの間が移動しにくいといった課題を抱えております。
 さらに、駅周辺には築五十年以上の建物が多く存在し、駅や駅ビルも老朽化が進んでおります。
 そこで、更新期を迎えた駅、駅前広場、駅ビル等を一体的に再編整備するため、東京都と新宿区は、二〇一八年三月、新宿の拠点再整備方針を策定いたしました。
 本件は、この再整備方針の実現に向けまして、先行して整備する施設等につきまして都市計画の手続に着手するものでございます。
 初めに、新宿駅直近地区の再整備の概要をご説明いたします。
 別冊資料一ページの参考図1をごらんください。再整備の範囲を示しております。
 土地区画整理事業の手法を活用し、東西の駅前広場を再編整備するとともに、線路上空に、東西のまちをつなぐ歩行者デッキを新設いたします。これにより、現在整備中の地下東西自由通路とあわせて駅東西間の回遊性の向上を図ります。
 また、西口において、甲州街道付近から既存デッキにつながる歩行者デッキを新設することで、歩行者ネットワークを拡充させます。
 次に、別冊資料二ページの参考図2をごらんください。西口広場地上一階部の現状と将来イメージでございます。
 西口広場の地上一階は、中央にループ状の車路やバスの乗降場があるため、歩行者は駅前広場の外周を迂回する必要があり、駅とまちとの移動がしにくい歩行者動線となっております。
 そこで、地下駐車場の出入り口を移設し、バス、タクシーの乗降場等を再配置することで、歩行者動線を充実させ、歩行者優先の駅前広場に再構成いたします。
 また、地下空間に光を取り込み開放感を生み出す吹き抜け空間、ボイドを広場の中心に配置することで、これまでの西口の空間特性を継承しながら、新たな景観を生み出してまいります。
 次に、別冊資料三ページの参考図3をごらんください。西口広場地下一階部の現状と将来イメージでございます。
 西口広場の地下一階は、主要な駅改札口が地下にあるため、歩行者が集中し、混雑しております。
 そこで、中央にある地下と地上を結ぶループ状の車路を撤去することで、歩行者空間を拡大させるとともに、現在整備中の地下東西自由通路の開通を見据え、歩行者滞留空間を創出いたします。
 また、次世代モビリティーへの対応を考慮した交通結節機能について検討してまいります。
 次に、別冊資料四ページの参考図4をごらんください。東口広場の現状と将来イメージでございます。
 東口広場は、地下駐車場の出入り口があるため、入出庫するための車両動線が大きく広場を占有しており、歩行者空間や駅前広場を横断できる空間が不足しております。
 そこで、地下駐車場の出入り口と車道の一部を線路側へ移設することで、歩行者空間を拡大させ、歩行者優先の駅前広場に再構成いたします。
 また、新宿通りにつきましては、東口広場内の区間を歩行者空間に再編いたします。
 次に、別冊資料五ページの参考図5をごらんください。東口広場につきまして、変更する都市施設の区域を示しております。
 将来、東口広場の管理を東京都から新宿区へ移管することを踏まえ、新宿区が駅前広場を新たに都市施設として定めます。図左は東京都が変更、廃止する区域、図右は新宿区が決定する区域となります。
 別冊資料六ページの参考図6をごらんください。新宿駅西口の将来基盤整備イメージを掲載しております。
 続きまして、別冊資料七ページの参考図7及び八ページの参考図8をごらんください。新宿駅東口の整備イメージ、また線路上空デッキのイメージパースを掲載しております。
 次に、スクリーンをごらんください。新宿駅直近地区を含めた新宿グランドターミナルの再編イメージを示しております。
 新宿グランドターミナルの再編を契機といたしまして、その周辺におきまして、区とともにさらなるまちづくりを推進してまいります。
 それでは、個別の都市計画について順にご説明いたします。
 付議予定案件ナンバー3、幹線街路新宿副都心街路第四号線の変更及び付議予定案件ナンバー4、幹線街路新宿副都心街路第七号線の変更についてご説明いたします。
 これらの案件は、西口広場の施設でございます。
 なお、西口広場の都市計画は、地上二階、地下一階の都市計画となっております。
 資料は、事前説明会資料一八ページの計画図1から、二〇ページの計画図3、提案事項概要二三ページ及び二五ページとなっております。
 スクリーンに事前説明会資料の該当するページを映しておりますので、ごらんください。左側が東京都決定、右側が新宿区決定となります。
 幹線街路新宿副都心街路第四号線は、駅西口の正面に位置し、西新宿を東西に貫く通路とそれに附属する交通広場で構成されております。また、幹線街路新宿副都心街路第七号線は交通広場の北側に位置しております。
 今回、地下駐車場の出入り口を移設するため、赤色で示した区域を交通広場の区域に追加いたします。
 また、新宿区が都決定の新宿副都心街路四号線に附属する交通広場とは別に、その他交通施設として新宿駅西口広場を決定することを踏まえまして、黄色で示した区域を削除いたします。
 さらに、新宿駅西口広場の区域の一部が幹線街路新宿副都心街路第七号線にかかるため、起点位置及び延長の変更を行うとともに車線の数を決定いたします。
 次に、地下一階でございます。
 地下一階は、地上一階と同様、新宿区が新宿駅西口広場を決定することを踏まえ、黄色で示した区域を削除するとともに、赤色で示した区域を追加し、歩行者動線の位置を変更いたします。
 また、広場内に新たな縦動線を設けることを踏まえ、黄色で示した区域を削除いたします。
 続いて、地上二階でございます。
 地上二階は、新宿区が決定する新宿駅西口広場により、歩行者デッキが再編整備されることを踏まえ、既設のデッキを残し、黄色の区域を削除いたします。
 西口広場の施設につきましては以上となります。
 続きまして、付議予定案件ナンバー5、幹線街路補助線街路第七二号線の変更及び付議予定案件ナンバー6、新宿駅付近広場第二号の廃止、関連する新宿区決定の区画街路新宿区画街路第一号線についてご説明いたします。
 これらの案件は東口広場の施設でございます。
 資料は、事前説明会資料一八ページの計画図1、提案事項概要二七ページ及び二八ページとなります。
 スクリーンに事前説明会資料の該当するページを映しておりますので、ごらんください。
 今回、関連都市施設であります区画街路新宿区画街路第一号線を新宿区が決定することを踏まえまして、既定の新宿駅付近広場第二号の廃止と、幹線街路補助線街路第七二号線の区域を変更いたします。
 東口広場の施設については以上となります。
 続きましては、参考といたしまして、関連案件となる新宿区決定の都市計画の内容についてご説明いたします。
 資料は、事前説明会資料二三ページから三二ページ、提案事項概要三一ページから三五ページとなります。
 事前説明会資料二三ページ及び二四ページの新宿駅中央通路線は、線路上空の地上二階レベルに歩行者デッキを新たに設けるものでございます。
 二五ページ及び二六ページの新宿駅地下通路線は、現在整備中の地下東西自由通路を地下一階に通路として定めるものでございます。地下東西自由通路は二〇一二年に工事に着手し、二〇二〇年に供用開始を目指しております。
 二七ページ及び三〇ページの新宿駅西口広場は、歩行者ネットワークを重層化し、歩行者の回遊性を向上させることを目的として、地上二階、地下一階の三層で交通広場を設けるものでございます。
 三一ページの新宿駅西口駐車場は、地下駐車場の出入り口を再配置するため、区域を変更するとともに、駐車場台数を約四百二十台から約三百八十台に変更いたします。
 三二ページの新宿駅直近地区土地区画整理事業は、これまでご説明してきた都市施設を整備するため、赤色の線で示す区域の約十・一ヘクタールにおきまして、東京都が土地区画整理事業を施行する予定でございます。
 最後に、付議予定案件ナンバー7、東京都市計画用途地域の変更についてご説明いたします。
 用途地域の変更につきましては、地区計画の決定内容にもかかわるため、新宿区決定の新宿駅直近地区地区計画からご説明いたします。
 事前説明会資料三五ページから三八ページまでをごらんください。
 スクリーンに事前説明会資料の該当するページを映しておりますので、ごらんください。
 新宿駅直近地区地区計画は、黒色の一点鎖線で示す範囲において地区計画及び地区整備計画を定めます。
 地区整備計画では、容積率一〇〇〇%を超える部分に、国際競争力強化に資する商業、観光、宿泊などを導入する用途の誘導や、土地区画整理事業の仮換地が指定される前の敷地についての容積率制限などを定めます。
 また、今回の地区計画におきまして、歩行者デッキの一部を地区施設に定めます。
 次に、事前説明会資料三四ページをごらんください。
 以上、ご説明申し上げました地区計画などの都市計画の決定に合わせて、約七・五ヘクタールの計画図中〔1〕の区域について、商業地域、建蔽率八〇%、容積率一〇〇〇%であったものを、用途地域及び建蔽率はそのままで、容積率を一一〇〇%に変更いたします。
 また、計画図中〔2〕の区域について、平成十二年から行われた一般国道二〇号新宿跨線橋かけかえ工事による線路切りかえに伴い、用途地域の境界線を旧六、七番線線路中央から八、九番線線路中央に変更するとともに、約二十四平方メートルについて商業地域、建蔽率八〇%、容積率九〇〇%であったものを、用途地域及び建蔽率はそのままで、容積率を一一〇〇%に変更いたします。
 付議予定案件ナンバー3からナンバー7の説明については以上でございます。

○本橋委員長 報告が終わりました。
 これより本件に対します質疑を行います。
 発言の方をお願いいたします。

○滝田委員 私からは、都市計画審議会案件の板橋区大山の連続立体交差化事業について質問をいたします。
 当委員会におきましても、一昨年、委員でありました我が会派の木下ふみこ都議から、地元のまちづくりに非常に重要な案件であるとして問題提起をさせていただいております。また、同じく地元の平慶翔都議からも、一般質問で取り上げをさせていただいているところであります。
 今般、都市計画にかかるということですので、本日は、私の方から地元議員にかわりまして質疑をしたいと思います。
 大山地区では、今回の連続立体交差事業、加えまして特定整備路線の補助第二六号線整備事業の、二つの都の事業があります。加えて、板橋区による駅前広場開発事業が行われることから、三つの大規模な事業が、今後十年から十五年かけまして同時に進行していくという状況にございます。
 一方で、大山のハッピーロード商店街は、非常に有名な商店街であります。全国の特産品が入れかわりで販売される、とれたて村という取り組みなどでは、東京都第二回商店街グランプリにおきましてグランプリ、大賞を受賞しております。また、経産省や国交省、農水省によります国の賞も受賞しておりまして、マスコミ取材や全国からの視察が絶えないアーケード街であります。年商百二十億円のにぎわい、中でもこのアーケードはまちのシンボルでありまして、板橋区民の愛着も非常に強い区内随一の商店街であります。
 しかし、先ほどお話をしました三つの事業の推進によりまして、現在のアーケードが分断されてしまうということが大きな課題でありまして、地元の懸念というふうになっています。
 場所について説明したいと思いますので、パネルをご用意いたしました。こちらが地元の場所になるんですけれども、こちらが大山駅になりますね、この一番端っこです。今回、高架化の事業が行われるのがこの路線になりまして、先ほどお話をいたしました都市計画道路については、この色がついている部分を通るということになります。お話をしましたハッピーロード商店街がどこを通っているかといいますと、この黄色の線でして、駅の方からこの都市計画道路を予定されているところをまたいで、今、またいでというか都市計画道路がまたぐんですけれども、こういった状況になっておりまして、まさにその商店街、このアーケード街のど真ん中を都市計画道路が走ると。
 加えて、その高架化に当たりまして、今のアーケードの一部分をかすめるということで、この部分についても今のアーケードは影響を受けるというような状況になっておりまして、非常に一連の開発について懸念があるというのが、この現地の場所になります。
 こうした商店街の真ん中を道路が通るという開発については、都としても過去に経験がないというふうに伺っておりまして、加えて、十年から十五年はかかるでしょうという長期の工事になりますが、こうした工事が続くことによりまして、商店街の三分の二に当たる部分というのが工事に何らかの形でかかわってくるというような状況にあります。そうしたことで年商額も激減することが予想されていますし、にぎわいが断絶される可能性があるということで、大きな懸念があるというのが現地の状況になります。
 既に関連する再開発において用地買収された店舗が閉鎖されていて、工事中の白囲いがふえてきているということもありまして、今、地元の方では不安が大きくなっているということであります。
 ほかの事例からも、何もしなければ再開発によって四割ぐらい店舗が出ていきかねないというような不安の声も上がっているようでして、さまざまな配慮が必要ではないかなというふうに感じます。
 一方で、今回都市計画で出ております東武東上線大山駅付近の連続立体交差事業自体は、事故が多発するあかずの踏切をなくすという事業ですので、地域住民の長年の悲願であるということです。ですので、この事業自体は推進が喜ばしい、望ましいということであります。
 しかしながら、先ほどお話ししましたように懸念が容易に想定されますので、実際に地元からの声が上がっている中で、計画の妥当性であったりとか、あるいは地元への丁寧な説明というのが非常に重要になってきます。
 ちょっと前置きが長くなりましたけれども、質問に入らさせていただきまして、今回、立体化に当たって、高架化もしくは地下化の構造形式の中から、高架化が選択されております。ついては、鉄道立体化に当たって高架化、地下化の二つの構造形式をどのように比較をして選定したのか伺います。

○山下都市基盤部長 東武鉄道東上本線大山駅付近の鉄道立体化の構造形式につきましては、高架方式、地下方式の二案を検討いたしました。
 この二案につきまして、鉄道周辺の地形などの地形的条件、除去する踏切数などの計画的条件、事業費や事業期間などの事業的条件の三つの条件を総合的に判断して選定しております。
 地形的条件につきましては、高架方式、地下方式、どちらの案も対応可能でございました。計画的条件では、高架方式では八カ所の踏切を除却できますが、地下方式では除去する八カ所の踏切のうち二カ所の道路につきまして、鉄道が地下に至ります際、掘り割り構造となり通行ができなくなるため、高架方式が優位となっております。事業的条件では、高架方式に比べ地下方式の方が事業費が高いため、高架方式が優位となります。
 以上から、高架方式を選定してございます。

○滝田委員 板橋区長をトップとしましたメンバーによります東武東上線大山駅付近立体化促進協議会におきましては、高架化または地下化の工法を問わず立体化を進めてほしいという形で、要望を平成二十九年七月に都に提出をしております。
 しかしながら、地下化の検討なく高架化前提の説明会となっていて不満であるといった地元の声も耳にいたします。
 都としては十分な住民説明を行っているのか、このような声を限りなく減らしていくためにも、より丁寧な地域への説明が必要と考えますけれども、都の見解を伺いたいと思います。

○山下都市基盤部長 本路線につきましては、委員の方からお話がありましたように、地元から、構造形式にかかわらず鉄道立体化を図るよう強い要望が出されております。
 住民への説明につきましては、平成三十年二月に都市計画素案の説明会、同年十二月に都市計画案の説明会を実施しておりまして、高架方式と地下方式とを総合的に判断した結果、高架方式を最適案としたことを説明しております。
 また、こうした説明会とは別に、より多くの方に連続立体交差化計画等について知っていただくことを目的に、東武鉄道の協力を得ながら、事業主体の都と板橋区が主催するオープンハウスを昨年の夏に開催しておりまして、四日間に延べ約三百八十名の方々にご来場いただき、さまざまなご質問にお答えしております。
 今後とも、さまざまな機会を捉え、丁寧な説明に努めてまいります。

○滝田委員 ぜひ丁寧な説明に努めていただいて、理解を得られるというようにしていっていただきたいと思いますし、さまざまなやはり懸念等もありますので、これからまちづくりがどうなっていくのかということについては地域の皆様としっかりと検討を進めていただきたいというふうに思います。
 高架化する場合にも、高架下の空間の活用など、地域におきましてニーズがございます。しっかりとそういったことにも応えていっていただきたいというふうに思いますが、高架化後の高架下空間について、どのように利用していく予定なのかを伺いたいと思います。

○山下都市基盤部長 連続立体交差事業によって新たに創出されます高架下は、貴重な都市空間でございますので、まちづくりの観点から有効に活用することが重要でございます。これまで都が行ってまいりました連続立体交差事業では、駐輪場や公園、商業施設、保育所などさまざまな地域ニーズに沿った利用がなされてございます。
 本路線につきましては、事業化した後に、地元区や鉄道事業者と連携し、高架下のさまざまな活用方策について検討していく予定でございます。

○滝田委員 高架下の空間の活用ということでは、商店であったりとかにぎわいの空間に活用していくということで、事例としては近年ふえております。都内でいいますと、例えば万世橋の近くのJR高架下でも利用がされておりまして、にぎわいの空間ということがつくられておりますけれども、さまざま事例としてはあります。
 この大山については、ハッピーロードや駅前の開発とも連携をしまして、連続性のある利用がなされるように、地元との検討をしっかりと進めていただきたいというふうに思います。
 事業によるまちへの影響が特段に大きいというのが今回の事業ケースであるというふうに思います。三つの事業が計画されているということを最初にお話をいたしました。大山のまちのニーズに合った活用方法というのをしっかりと地元の方と議論をしていただいて、検討、実現することを強く要望したいと思います。
 次に、この大山地区の開発が連続立体交差事業のみならず、先ほどお話をしました合わせて三つの事業が同時期に進行していくことに関しまして質問をしたいと思います。
 平成三十年都市整備委員会で我が会派の木下都議より、地元商店街の皆さんは、区、都、そして各部署で窓口が縦割りになっているため対応が負担になっており、地区全体についての相談をどういうふうにしていったらよいかわからず困っているという形で指摘をいたしました。これに対しまして、防災都市づくり担当部長より、商店街のにぎわいに配慮したまちづくりについて技術的、財政的支援を行いながら取り組んでいく、また、区と情報連絡を密にし、また地元のまちづくりとかかわりを持つほかの事業とも調整を図りながら、商店街の活性化にも配慮した道路整備を推進していくといった答弁をいただいております。
 しかしながら、どこを窓口にして話したらきちっと調整してもらえるのかわからない、区にいえば都の管轄だ、都にいえばそれは別の局の管轄だとたらい回しにされて困っているという状況が変わってもいないというようであります。
 ことし八月末には、ハッピーロード大山商店街振興組合が主催をしまして、都議会議員、区議会議員を集めて実施をした議員懇談会がありました。こちらでも、都の統括担当者を設置してほしいといった要望が出ております。まちの未来を相談する際に、第二市街地整備事務所に話をしてきておりますが、統合的な回答がなかなか得られていないという不満が続いているようです。
 ついては、都の統括担当者の設置について検討してほしいというふうに考えますが、都の見解を伺います。

○山下都市基盤部長 地域におけるまちづくりは、道路整備や鉄道の立体化を勘案しながら、地元区が主体となって進めるべきものでございます。
 これまでも都は、地元区が主催する勉強会に参加するなどして区の取り組みを支援してきたところでございますが、インフラ整備に合わせたまちづくりでは都の関係部局が多岐にわたることから、事務局である板橋区都市整備部が都と連携して、平成三十一年二月、大山駅周辺地区都区情報連絡会を設置しております。本連絡会には、都から都市整備局都市基盤部、第二市街地整備事務所、建設局道路建設部、産業労働局商工部が、また、板橋区からは産業経済部が参加しており、区が進めるまちづくりに対し、それぞれの見地からアドバイス等を行っております。
 また、月一回開催されております都、区、商店街との例会には市街地整備部及び第二市街地整備事務所が出席し、地元の要望の把握に努めるとともに、都の事業の情報を適宜提供するなど意思疎通を図っております。
 こうして得られた情報につきましては関係部局との間で共有を図っておりまして、区へのまちづくり支援に生かしております。

○滝田委員 地元の皆さんと従来どおりの月一の例会に、都市整備局市街地整備部、第二市街地整備事務所が出席する体制、加えて、本年二月、板橋区の関係部局及び東京都の関係部局横断の大山駅周辺地区都区情報連絡会を新たに設置して、課題の共有や連携が始まっているということでありまして、これ自体は評価をするところではありますけれども、商店街の皆様方を初めとしまして地元の方で、統括担当者の設置を引き続き求めておりまして、まだまだ地元の皆さんから見まして役所の縦割りではないかということで、はっきりした答えが出ないというふうに思われている状況は改善できていないというふうに感じますし、また、まちづくりは地元区であるという原理原則はあるのかもしれませんけれども、都の事業も二つ大きなものがありますし、これだけの規模でまちの構図が大きく変わるという事例もなかなかないものでありますので、しっかりと連携をとって、リーダーシップを発揮できるようにしていっていただきたいということで、改善を求めていきたいというふうに思います。
 次に、長期間にわたる一連の工事について伺いたいと思います。
 複数の工事が進行する当該地区におきまして、連続立体交差事業、補助二六号線事業工事、これらの工程を明示すること、また、工事期間中も商店街の連続性と回遊性の保持に努めるなど、商店街のにぎわいを維持して継続するための特段の配慮が必要と考えますが、見解を伺います。

○山下都市基盤部長 連続立体交差事業につきましては、本年内に都市計画決定を行う予定でございまして、令和三年度を目途に事業認可を取得する予定でございます。工事に入る段階では工事説明会を行う予定でございます。
 補助第二六号線大山区間につきましては、平成二十七年度より用地取得を行っておりまして、平成三十一年三月末現在の用地取得率は約一九%でございます。権利者の方との合意形成に時間を要しておりまして、整備目標年次でございます令和二年度の整備完了は厳しい状況でございますが、引き続き、関係権利者に丁寧に対応しながら整備を進めてまいります。
 補助第二六号線大山区間には、計画線の区域内に商店街が含まれていることから、店舗などの営業継続やにぎわいの維持向上を図りながら、沿道まちづくりと一体的に道路整備を進めることが重要と考えております。
 これまで都は、区と連携いたしまして、商店街を中心としたまちづくりの勉強会に専門家を派遣するなど、地元の取り組みを支援してまいりました。
 引き続き、区のまちづくりを技術的、財政的に支援するとともに、商店街を初めとした地元の方々の理解と協力を得ながら、連続立体交差事業及び特定整備路線補助第二六号線の整備を進めてまいります。

○滝田委員 工事による商店街の皆さんや地域の皆様方の不利益、こういったものが最小になるように、しっかりと工事の工程を組んでいただくことをお願いしたいというふうに思います。
 また、商店街の連続性あるいは回遊性といったものは、商店街の命でもあります。工事によって遮断されてしまうというようなことがないように、さまざまな配慮をしていただきたいというふうにお願いを申し上げます。
 商店街の真ん中に、先ほどもパネルで説明をしましたけれども、道路が通るということですので、都としてもほかにないケースでありまして、また、一度に三つの工事が長期間にわたり進められるということでもあります。大山地区のこういった特殊な事情を踏まえまして、事業の推進期間中においても商店街のにぎわいの維持を図るべく、都としても取り組むべきと考えますが、都の見解を伺います。

○三宮防災都市づくり担当部長 補助第二六号線大山区間には、計画線の区域内に商店街が含まれていることから、事業期間中においても商店街のにぎわいの維持を図ることが必要だと認識しております。
 都は、商店街振興組合のニーズを酌み取りながら事業用地を活用するなど、地元区と連携し、にぎわいの維持向上に配慮したまちづくりを支援してまいります。

○滝田委員 今、答弁としまして、商店街振興組合のニーズも酌み取りながら、事業用地の活用などをしていくという答弁がありましたので、しっかりと検討していただきたいというふうに思います。
 振興組合の皆さんには、例えばキッチンカーであったりマルシェをそういった工事期間中の空き地になった場所でやっていくというような、収益事業も含めて事業用地を活用するといったアイデアもあるようです。こうしたものも、商店街との連続性であったりとか継続性ということを維持するためにも必要なアイデアだというふうに思いますので、ぜひとも丁寧に相談に乗っていただきまして、事業用地の途中の段階ではありますけれども、柔軟に活用できるように、実現に向けて支援をいただきたいというふうにお願いいたします。
 もう一つ、ボードを掲示させていただきたいと思います。ちょっと字は小さいので細かくは説明をいたしませんけれども、こちらにありますのが、商店街の皆々さんが掲げている三十年後の大山のハッピーロードを含めたまちづくりのビジョンということになります。こういったことも地元の方で考えてくださっておりまして、特に、本当は高架化より地下化がいいというご意見ももちろんあるんでしょうけれども、高架化になった場合でも、しっかりとまちの回遊性であったりとか連続性を保っていくためにはどうしたらいいかということで、地元の方でもアイデアを出しているということでございます。
 先ほど質問もさせていただきましたけれども、高架下の活用については、こちらの左下に絵がありますが、商店であったり、にぎわいのイメージの、こちらですね、掲げさせていただいておりますし、あるいは工事期間中の用地を活用しまして、にぎわいの創出ということで、こちら真ん中の絵ですけれども、こういったものも掲げさせていただいております。
 そうした形で、今のハッピーロードの形からは変わってしまう、これ自体も非常に議論はもちろんありますし、地元としてはじくじたる部分もあるというところではありますが、一方で、こうしたその開発の機会に将来のまちづくりのビジョンをしっかりと掲げて取り組んでいこうという話がございます。
 そういった意味では、地元の方々が、工事の大きなリスクを乗り越えてこれからも愛されるまちをつくり続けていきたいという思いが非常に強くあるわけでありますので、こうした思いに応えまして、しっかりと都としても、一連の事業、再開発でまちがきれいになって、でも店が少なくなって、人のにぎわいがなくなってしまったということではないまちづくりというのをしっかりと進めていただきたいなというふうに思います。
 こうした意味では、今回、立体交差化という都市計画ではありますけれども、それにとどまらずに、しっかりとこの大山のまちづくり、将来的なビジョンが実現できるようにさまざまな工夫をしていっていただきたいなということをお願いしたいと思います。
 以上で私からの質問を終わらせていただきます。

○神林委員 私の方からは、新宿駅直近地区の都市計画について伺います。
 新宿駅は都庁の玄関口であり、世界で一番の乗降客数を誇っております。自動車優先から歩行者中心へとの説明がございましたが、西口駅前広場のイメージ図を見ると、自家用車やタクシー利用者の乗降客が現状と比べて駅から遠くなるように感じられます。
 駅前広場の計画に当たっては、今後のより一層の高齢社会を見据えて、高齢者などの移動制約者に考慮するべきと考えておりますが、見解を伺います。

○山下都市基盤部長 新宿グランドターミナルの再編に当たりましては、東西駅前広場に歩行者空間が不足していることから、人の交流やにぎわいを生む歩行者空間を拡大することとしております。
 このうち、西口広場の地下一階は主要な駅改札口があるため、歩行者が集中し、混雑しております。
 そこで、中央にあります地下と地上を結ぶループ車路を撤去することで、歩行者空間を拡大させ、滞留空間を創出することといたしました。これに伴いまして、地下のロータリーが小さくなることから、自家用車やタクシーの乗降は地上一階を利用することといたします。
 タクシーの乗降は、バースを従前の数確保するとともに、待機場の整備を行うことから、混雑は緩和されると考えております。一方、自家用車やタクシーの乗降は、現状と比べて駅から遠くなるため、今後、改札から乗降場まで円滑に乗りかえができるよう、関係者間で調整をしてまいります。
 高齢者や障害者などの移動制約者につきましては、地下二階の都市計画駐車場内の乗降場を活用することで、バリアフリー経路を確保してまいります。

○神林委員 今回の計画は駅直近地区のみでありますが、西口には都庁を初めとする超高層ビル街があります。新宿駅と超高層ビル街とのアクセスをどうしていくかが新宿のまちづくりにおける大きな課題でございます。例えば、四号街路は、新宿駅西口から都庁へのメーンアクセス路であるから、数十年先までも見据えた計画とすべきであります。
 駅前広場と周辺のまちづくりの連携は重要でございます。今回の駅直近地区の計画の作成に当たって、周辺のまちづくりとの関係をどのように考えたのか、所見を伺います。

○山下都市基盤部長 新宿駅周辺では、ターミナルの再編を契機といたしまして周辺のまちづくりを進め、新宿のまち全体の機能更新を促進し、地域の回遊性を高めるとともに、観光、商業、業務など多様な機能の充実強化を図ることとしております。
 理事お話しの四号街路につきましては、新宿グランドターミナルにおける東西骨格軸の一部を形成しており、駅と超高層ビル街を結ぶ主要なルートでございまして、これを生かして、超高層ビル街の活力やにぎわいを高めていくことが重要でございます。
 このため、例えば、歩行者空間の拡大のために再編整備された新宿駅西口地下広場のロータリーに従来の循環バスの停車場を設けるとともに、新たに次世代モビリティーを活用することについて今後検討してまいります。
 また、新宿の拠点再整備方針では、四号街路の道路空間を再編し、歩行者空間の拡大を目指すこととしております。
 今後、このように、駅直近地区の再編を契機といたしまして、その効果を周辺のまちづくりに波及させてまいります。

○神林委員 しっかりと対応していただきたいと思います。
 最後に、三点ばかり要望させていただきます。
 今回の都市計画案は、段階的に進めていく計画の第一弾ということであるので、今後とも、駅の利用者や周辺開発の動向をしっかりと把握してほしい、これが一点目です。
 二点目は、今よい計画が将来にわたってよい計画とは限らないので、今ベストもしくはベターな計画と思いますが、先を見据えて、二〇四〇年、二〇五〇年代になってもベストな計画となるよう進めてほしいと思います。
 三点目、世界で一番の乗降客を誇る新宿駅が、世界で一番の駅と呼ばれる新宿駅となるよう目指してもらいたいと思います。
 よろしくお願いいたします。

○和泉委員 私も、まず初めに新宿駅直近地区の再編整備について伺いますが、今回の都市計画変更は、新宿駅を介して東西のまちをつなぐ歩行者空間を構築するほか、東西の駅前広場を歩行者優先の駅前広場に再構成するなどの内容となっていますけれども、新宿駅は世界一の乗降客数を誇るということは、先ほど神林委員からもありました。駅のあり方というのはそれだけに、地下街や歌舞伎町などの周辺商店街、駅の百貨店に入るテナント、周辺自治会など多数の関係者を抱えているわけです。
 このような関係者が新宿駅とその周辺のまちづくりに果たしている役割について、都はどのように認識しているでしょうか。

○山下都市基盤部長 新宿では、地区ごとに個性あるまちが発展し、まちの発展と鉄道網の発達に伴い、世界一の乗降客数を誇るターミナルが形成されております。商店街や地元自治会などは、こうしたそれぞれの地域のまちづくりに取り組んでいると認識しております。

○和泉委員 私は、まちづくりに取り組んでいるのはもちろんのことだと思うんですけれども、そういう中でどんな役割を果たしているのかということを伺いたかった。
 新宿区都市マスタープランを見ますと、新宿駅東口を中心に、小規模なものから大規模なものまで数多くの店舗が軒を連ね、年間の小売販売額が約九千億円となる国内有数の商業のまちと、その特徴が紹介されています。まさにこの地域を支えているのは商店街や地元自治会なんだと思うんです。
 まちづくりをするときに、行政が、この商店街や地元の町会に対するリスペクト、支えられている、そういう視点はどうしても欠かせないと思いますが、もう一度改めて伺います。どのように認識していますでしょうか。

○山下都市基盤部長 商店街や地元自治会などの皆様は、こうしたそれぞれの地域のまちづくりを主体的に取り組んでいると認識しております。

○和泉委員 こうした方々に支えられているという視点をぜひ持っていただきたいというふうに思うんです。
 今回の新宿の拠点再整備検討委員会には、地権者である鉄道事業者以外に新宿駅や地域の関係者としては、西武鉄道しか入っていません。それはなぜでしょうか。

○山下都市基盤部長 都は新宿区とともに、駅直近地区の整備方針の検討などを行うために、学識経験者、行政、鉄道事業者で構成されます新宿の拠点再整備検討委員会を設置しております。
 この検討会は、基盤整備や景観形成などの技術的な検討を行う場でございまして、検討の進捗に応じまして、区がその内容を地元町会や商店街で構成されます新宿駅周辺まちづくり協議会に報告し、意見を聞きながら、整備方針の作成などに反映させております。

○和泉委員 そうしますと、常に地元のまちづくり協議会と足並みを合わせながら進めてきたということになるんでしょうか。このまちづくり協議会では、どのような意見が出て、どのように整備方針に反映されていたんでしょうか、伺います。

○山下都市基盤部長 先ほどもご答弁いたしましたように、地元町会や商店街で構成されます新宿駅周辺まちづくり協議会の意見は、区が新宿の拠点再整備検討委員会で報告しております。まちづくり協議会からは、駅前広場や東西軸、歩行者ネットワーク、まちのにぎわいづくりなどに関する意見をいただいております。

○和泉委員 昨年四月に、新宿の拠点再整備方針の説明会が行われていると思います。その説明会の席でも、地下から地上に出る際、民間ビルのエレベーターしかなく夜間などは使えない、区がエレベーターを設置してほしい、新宿交通バリアフリー基本構想に基づいた取り組みを進めるべき、喫緊の課題はワンルートで乗りかえできるようにすること、こういったバリアフリー動線の整備、こういったものについてさまざまな要望が出されたと聞いています。それらもぜひしっかりと検討していただきたいというふうに思います。
 あわせて気になっているのが、現在、JRや京王電鉄からおりた客は、タクシーを利用する場合、新宿駅西口広場の地下からそのままタクシーに乗っていますけれども、再整備後は、地上階のタクシー乗り場に移動しなければならないという問題です。不便になるとともに混雑もひどくならないかという不安の声が出されています。
 鉄道からタクシーへの動線は、計画ではどのように考えられているんでしょうか、伺います。

○山下都市基盤部長 西口広場の地下一階は、主要な駅改札口があるため、歩行者が集中し、混雑しております。そこで、中央にあります地下と地上を結ぶループ車路を撤去することで、歩行者空間を拡大させ、滞留空間を創出することといたしました。
 タクシーの乗降は、地上一階を利用することとし、バースを従前の数確保するとともに、待機場の整備を行うことから、混雑は緩和されると考えております。一方、自家用車やタクシーの乗降は、現状と比べて駅から遠くなるため、今後、改札から乗降場まで円滑に乗りかえができるよう関係者間で調整してまいります。
 高齢者や障害者などの移動制約者につきましては、地下二階の都市計画駐車場内の乗降場を活用することで、バリアフリー経路を確保してまいります。

○和泉委員 西口が混雑しているのは確かですけれども、それとタクシーの利用が絡んでいるかというと、余りそのような印象は私は抱きません。地下の駅改札からタクシーへの動線についてはもう少し検討が必要ではないかと思います。ただいまの答弁でも、これから検討を進めていくというようなお話でした。今の段階でまだ検討が進められている状況だということを確認しておきたいと思います。
 また、エレベーターの利用については、先ほどいったとおり、夜間利用に不安が残されているということについても述べたとおりです。乗降数世界一を誇る新宿駅であり、日本を代表する繁華街にある駅です。夜間も含め、交通バリアフリーへの配慮は欠かせません。民間業者とも協力し、民間と公、両方の責任をふさわしく果たして、交通バリアフリーへの万全な対策を築いていただきたいというふうに思います。
 周辺道路への影響も気になっています。現状でも、甲州街道の混雑、渋滞はひどい状況です。この変更で、周辺道路の自動車、歩行者の交通量についてどのようにシミュレーションしているんでしょうか。また、その主な内容についてお示しください。

○山下都市基盤部長 甲州街道のうち、新宿駅直近地区に面しました新宿四丁目付近から西参道口付近までの区間は、首都圏の渋滞対策の協議会におきまして主要渋滞箇所として特定されてございます。
 今回、新宿駅を再編整備した場合の将来交通量推計を行った結果、自動車につきましては、周辺の都市計画道路が整備されることなどから、甲州街道や青梅街道では現況の交通量より少なくなる結果が得られてございます。歩行者につきましても、同様の推計を行った結果、新たな歩行者ネットワークが整備されることなどから、主要な通路、歩道においてサービス水準の改善が図られる結果となっております。

○和泉委員 そもそも人口減少と相まって都内の交通量は減っていくと考えられるわけですから、現況交通量よりも改善される、これは最低限のハードルにすぎないと思います。渋滞をどのように解消するのか、目標を持って、踏み込んだ検討が必要だというふうに思います。
 しかも、新宿における都市開発で見ると、バスタ新宿をつくるときに、交通渋滞が緩和されるといっていましたけれども、実際には大変な渋滞を巻き起こしているわけです。このことは都としてどのように受けとめ、生かしていこうと考えていらっしゃるんでしょうか、改めて伺います。

○山下都市基盤部長 ご答弁申し上げましたように、今回、この再編整備に当たりまして将来交通量推計を行っておりまして、それによりまして、自動車につきましては、周辺の都市計画道路が整備されることなどから、現況の交通量より少なく結果が得られております。また、歩行者などにつきましても、主要な通路、歩道におきましてサービス水準の改善が図られる結果となっております。
 こうした結果をもとにいたしまして、再編整備を進めてまいります。

○和泉委員 恐らくバスタ新宿をつくるときにもいろいろやったんだと思うんです。どのような条件を想定して、どのように計算すれば、現況交通量が減少することとなるのか。これについては、都内の人口増加や経済成長から一般的にはじき出すということになったらまずいというふうに思います。観光需要や長距離バスなど、新宿の地域に根差した詳しい調査をして、関係者にも都民にも広く示して意見を求める、そうした姿勢が必要だと考えます。
 新宿駅には地下街にもたくさんの店舗が入っているだけに、荷さばきが円滑にできるか、これについては、店舗にとっても、駅を利用する歩行者や車両にとっても、大事な問題です。
 そこでお尋ねしますが、西口、東口ともに、搬入車の荷さばきはどのようになる計画なんでしょうか。

○山下都市基盤部長 現在、西口の地下広場では、主に周辺地下街への荷さばきが路上で行われております。再編整備後は、地下街への荷さばきについて荷さばきスペースを地下駐車場内に確保し、地下駐車場からエレベーターで運搬することになります。
 東口につきましては、現在、広場周辺の店舗への荷さばきが路上で行われております。再編整備後は、地下の駐車場に共同荷さばき場を確保することで、路上の荷さばきが抑制されることになります。

○和泉委員 これも、容積率を緩和した後に今後建物の更新が行われたときに、どのぐらいの荷さばきのスペースが必要になるのか、果たして計画されているスペースで対応できるのか、そういう検証とともに、現在入っている事業者との調整、意見交換も欠かせないと思います。
 近年、新宿駅周辺の地域の人口は増加傾向にあります。マスタープランでも、住宅の住、職業の職、学校の学、そして遊ぶの遊の多様な顔を持つ地域であるとしています。それだけに、それぞれの要求や課題をしっかりと盛り込んだまちづくりが求められていると思います。
 新宿駅直近地区で行われる再編整備は、住む人の視点に立って、地域住民、そして中小企業や商店の意見を酌み取って、合意形成を経て計画されるべきだというふうに思いますが、都の見解を伺います。

○山下都市基盤部長 新宿の拠点再整備検討委員会は、基盤整備や景観形成などの技術的な検討を行う場でございまして、検討の進捗に応じまして、区は、その内容を地元町会や商店街で構成されます新宿駅周辺まちづくり協議会に報告し、意見を聞きながら、整備方針の作成などに反映させてございます。この整備方針の作成に当たりましては、パブリックコメントを実施し、広く意見も聞いてございます。
 また、本年七月には、新宿区とともに地元説明会を開催し、新宿駅直近地区に係る都市計画変更の内容について説明を行っております。

○和泉委員 パブリックコメント、確かに重要ですけれども、新宿という地域が果たしている大きな役割に照らせば、単に意見を募って、それへの都や事業者の見解を返しておしまいという応答の少ないやり方ではなく、住民説明会、先ほどご答弁もありましたけれども、もっと頻繁に、そして双方向で、住民と一緒に、地域の人たちと一緒にまちづくりを進めていく、そのような丁寧で緊密な関係者との協議というのがどうしても欠かせないと思います。
 都市計画が一旦決まってしまえば、都市の形はそれで一旦固定されてしまいます。きょうの質問を通しても、交通バリアフリーや歩行者動線、荷さばきや交通量の問題などについて、まだまだ詳細な調査とそれに基づく予測が必要だという印象を受けましたし、ましてやその内容が区民や都民、関係者に示され、綿密な意見交換がされているとはいいがたいのが現段階だというふうに思います。商店街や地元自治体との意見調整も、もっともっと必要だと思います。
 私は、現段階では都市計画審議会に本案件を上げるべきではないということを表明するものです。
 続いて、晴海五丁目西地区地区計画について意見をいわせていただきます。
 今回、一学年五クラスで合わせて四十五クラスの小中学校、認定こども園、区の出張所をつくる計画となっていますが、いずれも大変規模の大きな施設ということになります。
 公共施設の充実は重要なことです。しかし、小中学校は今後もっと詳細な検討がなされていくとは思いますけれども、現時点で四十五クラスというと、一クラス三十人と計算しても千三百人以上という大変なマンモス校になります。
 しかも、そこに六歳から十五歳までという相当に成長段階の異なる子供が集まるということになります。ただでさえ四十五クラスが体育館を使う時間をどう調整するのかは大変だと思いますし、小学校一年生と中学校三年生がネットを挟んで体育館を使うことはかなり無理があると思います。そのような調整も、あわせてやらなければならないでしょう。
 さらに、プールは小中共用で一つだけです。一つのプールを小学校一年生から中学校三年生が共用で使うことで、十分に水泳の時間は確保できるんでしょうか。体格差がかなりある子供たちに合わせて水位の調整をするのも大変だと思います。
 選手村の跡地利用に伴う五千六百戸、一万二千人もの方が住まうと予想されている大規模住宅開発の出発点、これは、東京都と、東京オリンピック・パラリンピック組織委員会、選手村とその後の住宅整備を担う大手ディベロッパーにあります。住まう方の暮らしや教育が適切なものになるように、また、地元中央区に過大な負担が負わされることがないように、都と組織委員会、大手ディベロッパーが、ふさわしい支援がなされなければいけないと思います。
 さらに、大手ディベロッパーについては、認定こども園にしても、小中学校にしても、相応の開発者負担を行うのが当然であり、そうなっているかも、点検が必要です。
 私たちは、選手村について、大会後は公共住宅とするべきだという立場ですけれども、今回の地区計画は、そうなった場合であっても必要な施設ですから、一概に反対するものではありませんが、莫大な利益を得るディベロッパーに適切な負担を求めること、そして、子供たちの教育環境がそれぞれの発達段階に応じて安全に確実に確保されることを強く求めておきます。
 以上で質疑を終わります。

○宮瀬委員 どうぞよろしくお願い申し上げます。
 私の方からは、大山の立体交差事業、今回、都計審の方に出ております事前説明資料、資料3の四三ページ以降に載っております大山の再開発といいますか、東武東上線の立体化でございます。
 まず冒頭申し上げたいのは、区民の長年の悲願でありました立体化事業が進んでいるといいますか、決定してここまで来たことをまずは感謝申し上げます。
 しかし、立体化と一言にいっても、その今の進め方、やり方に対しまして、私も地元の都議としてさまざまなお声をちょうだいしております。その中で、長年この地域に暮らし、戦後ずっとご苦労されてこの商店街をつくってきた人たちの思いもありまして、東京都の行政の考え方と地元の思い、苦しみも悲しみも喜びもどうつなげて、全ての人が百点満点の回答ではなくても、皆さん全員がちょっとずつ引くところは引いて、何とか、私も小さいころから生まれ育った商店街ですので、未来に残していければ、そのお力になれればと思いまして、質問させていただきます。
 まず、本事業の目的について改めて伺いたいと思います。

○山下都市基盤部長 東武鉄道東上本線の連続立体交差化計画は、大山駅を中心として約一・六キロメートルの区間について鉄道を高架化し、道路と鉄道を連続的に立体交差化するものでございます。また、良好な住環境の保全や地域の利便性の向上を目的とした側道の整備をあわせて計画しております。
 この計画の実施により、補助第二六号線などの八カ所の踏切が除去され、踏切での交通渋滞の解消、道路と鉄道それぞれの安全性の向上が図られます。
 さらに、鉄道により分断されていた地域が一体化されるとともに、都市計画道路などの整備をあわせて推進することにより、安全で快適なまちづくりが実現されます。

○宮瀬委員 東武東上線立体化事業で分断されていた地域が一体化するという本事業でありますが、少し見づらくなっていて恐縮ですが前回もお見せしたものであります。(パネルを示す)こう商店街が流れている中で、このままいきますと白い部分しか残らないと。鉄道立体化、補助二六号線、さまざまな再開発が進んでいくと、最大値で商店街のアーケードが四分割、五分割になってしまいますよと。となりますと、今聞いた目的は鉄道の事業でありますが、一方で、いろんな事業が進んでいくと、結果、まちが分断されていくという側面があるわけであります。
 もう一回、この事業は何のためにやるのか、また、後ほども述べますが、全体でどうしていくのかという観点が大変重要だと思っております。
 こういった大きな、地域を挙げての、地域全体での開発が、大変住民の方、商店街の方、いろいろ声が届いていると思いますが、都民からの意見が何件ぐらいあって、主にどのような意見が寄せられたのかお伺いいたします。

○山下都市基盤部長 平成三十年二月に開催しました都市計画素案説明会や、同年十二月に開催しました都市計画案及び環境影響評価書案の説明会におきまして、合計約四十名の方から多数の質問や意見をいただいてございます。
 これらの説明会での主な意見といたしましては、鉄道立体化の構造形式、高架化に反対という意見や、また環境に与える影響について不安だなどというものでございます。
 環境影響評価書案に対します意見は約二百三十件提出されておりまして、主な意見といたしましては、高架化されると騒音などの被害が心配される点や、構造形式の比較検討に際して地下化との対比がないといった意見が寄せられております。
 これらの意見に対しまして、見解書を平成三十一年三月に公表し、見解を示しております。
 なお、都市計画案に対します意見書は約三百五十通提出され、現在取りまとめを行っておるところでございまして、都市計画案とともに都市計画審議会に提出する予定でございます。

○宮瀬委員 説明会の方も私も出ましたが、四十名ほどの声といっても、時間が来てしまって、最後は、もうたくさんの方が手を挙げている中で説明会が終わってしまったと。また、皆さんのお手元には配られていませんが、環境評価書案に係る見解書という中で、後半に、住民の方、都民の方からの声で、住民の声を聞いてほしい、どうして高架化なんだ、どうして私たちの声を聞いてくれないんだといった声が多く、私もここ一年ずっとお聞きしております。
 その中で、私は、住民の皆さんの声が実際反映されるのか、お役所が決めたことに対して住民に説明をして、説明責任を果たしましたで終わりにしてはならないと思っております。実際に、住民の声、さまざまな声がありましたけれども、反映させた意見というのはあるんでしょうか。

○山下都市基盤部長 都民からの意見につきましては先ほどご答弁させていただきましたが、これらの意見を踏まえまして、騒音、振動対策としまして、ロングレール及びロングレールと同様の効果が見込まれますレール継ぎ目の溶接や弾性バラスト軌道を採用するなどとともに、防音壁を設置することなどを考えております。
 今後事業化した際には、いただきましたご意見を踏まえまして、環境保全のための措置などを適切に講じてまいります。

○宮瀬委員 いろいろたくさん声、出ていますよ。反映した声は、騒音、振動対策で技術的な配慮をするということでしたが、ほとんどの、マスというか全体像の意見のごくごくわずか一部、私も意見書を大分読みましたけれども、本当に百あるうちの一件か二件の中の声を反映させたといったことをいわれても、住民の皆さんの大きなマスの声というのは実際に届いていないわけであります。
 私は、先ほどの都民ファーストの滝田委員の質疑を聞いて、一点、局の方に認識、これは質問にしませんが、高架化か地下化にかかわらず早期に進めてほしいという地元からの要望があったといったことをおっしゃっていましたが、地元としては、それを進めていただくその方式は、しっかりと住民の声を聞いて、商店街の声を聞いて、地下がいいのか高架化がいいのかじっくりと議論をしていきたい、そういうプロセスが当然図られるであろうと私も思っておりました。きょうも商店街や住民の方来ていますけれども、皆さんがお決めになって、早くやってほしいといってから決めたんですよと。その中で、地下化か高架化かはもう有無をいわさず決めて、説明会やりましたと。
 今回いろいろ質疑しますけれども、そのやり方が、今大山でいろんな声が上がって、反対運動ももう起きそうですよ。この計画自体、私は高架化自体、立体化は進めていくべきだと思いますけれども、もう少し皆さんのやり方といいますか、お上が決めて後は従えと。結果、たくさん声が出る中で、わずか騒音のレーンの技術的なこと一つじゃないですか。私はまずそのことはお伝えしておかないと、住民、板橋区民の切なる声ですので、代弁をまずさせていただきます。
 その次に、商店街の質疑もございました。地域との一体化を図っていくためのハッピーロード商店街は、じゃあどうなるのか。先ほどもありましたが、東京都が誇る賞もいただいた一つの法人として納税をしている商店街であります。東京都も税収を得ているわけであります。その商店街が四分割、五分割になってしまうと。
 改めて、アーケードがあるわけでありますから、その商店街がどう連続していくのか、また回遊できるような状況を残していけるのかお伺いいたします。

○三宮防災都市づくり担当部長 補助第二六号線大山区間には、計画線の区域内に商店街が含まれていることから、店舗などの営業継続やにぎわいの維持向上を図りながら、沿道のまちづくりと一体的に道路整備を進めることが重要でございます。
 これまで都は、区と連携し、商店街を中心としたまちづくりの勉強会に専門家を派遣するなど、地元の取り組みを支援しております。こうした取り組みの結果、平成二十七年二月にピッコロ・スクエア再開発準備組合が設立されたものと認識しております。
 また、本年六月には、大山町クロスポイント周辺地区の市街地再開発組合が設立されており、当地区は、補助第二六号線と商店街の交差部に位置する地区として、商店街の連続性を確保する店舗等を低層部に整備する、こういったことで、まちのにぎわいを創出する計画となっております。
 都は、引き続き、区のまちづくりを技術的、財政的に支援するとともに、商店街を初め地元の理解と協力を得ながら道路整備を推進してまいります。

○宮瀬委員 とてもやっていますというような答弁に聞こえるんですけれども、実際現場で確認をしますと、ハードのことに関して勉強会に専門家を派遣していますよといったお話でありましたが、実際は、確認をしますと二カ月に一回、講師の方がほかのまちの事例を紹介してぱっと帰ってしまうと。このまちづくりをどうやっていくのか、連続性をどう持たせていくのか、そういったことに役に立っていないといった声が上がっています。それをもって、専門家を派遣していますから、商店街が分断されて四分割になっても都はやっていますといったことは、実態と合っていないじゃないですか。ご答弁お願いします。

○三宮防災都市づくり担当部長 地元でそのようなさまざまな声があるということは承知をしております。
 東京都の方では、平成二十三年度から、沿道まちづくりと商店街活性化ということに関して、先ほどお話ございました専門家派遣を区を通じて実施しております。十分ではないというご指摘もございましたかもしれませんが、毎年度こういった専門派遣を行わせていただくことにより、先ほど申し上げましたピッコロ・スクエア周辺地区の準備組合が設立をしたり、また、クロスポイントの再開発につながったりということがあったことは、事実ではないかというふうに認識しております。

○宮瀬委員 専門家を派遣されて、ピッコロの組合が派遣されたと思っていませんよ。都がやりましたというふうに--私もちょっと敬意を持って質疑したいと思っているんですけれども、実態とはやはりちょっと離れている状況ですので、ここは余りいってもしようがないので、オーバーアーケードですとかペデストリアンデッキ等、いろんな考えがありますので、さっき一個前の質問で、技術的、財政的に支援を今後引き続きやっていくと。ぜひ実効性のある、また地元の人たちが望むソフト、ハードの面含めた、とりわけハードの支援をお願いしたいと思います。
 次に、東上線の立体化もある中で、補助二六号線という特定整備路線がございます。鉄道の立体化だけであれば、商店街の分断、地域の分断というのも限られるわけでありますが、同時に道路も走ってしまうと。五百十メートルある商店街のうち、百七十メートル、三分の一が削られてしまうといった状況でありますが、改めてスケジュールについてお伺いいたします。

○山下都市基盤部長 東上線の連続立体交差化につきましては、本年内に都市計画決定を行う予定でございます。その後、令和三年度を目途に都市計画事業認可を取得した後、おおむね十年後の整備完了に向け取り組んでまいります。
 引き続き、個人の方々や地域の個別の問い合わせに対しまして、地元区とも相談、連携しながら丁寧に対応してまいります。
 特定整備路線につきましては、震災時に特に甚大な被害が想定される木造住宅密集地域におきまして、延焼を遮断し避難路や緊急車両の通行路となるなど、都民の生命と財産を守る極めて重要な都市計画道路でございます。
 現在、用地取得に当たっては、関係権利者お一人お一人に事業の必要性や補償の考え方について丁寧に説明をしながら進めております。
 引き続き、理解と協力を得ながら全力で取り組んでまいります。

○宮瀬委員 十年かかって、そして道路は、令和二年と聞いていますが、用地の取得もいまだ進んでいないと。全体像がなかなか見えない中で、商店街や住民の方々はこのまちがどうなっていくのかが見えてこないわけであります。
 そういった状況の中で、板橋区としては、池袋から成増駅まで立体化を進めていきたいという区の要望というか考えがありまして、その中で今回は、都の方々に尽力いただきまして大山駅周辺が立体化になっていくと。
 しかし、線路は一本でつながっておりまして、なかなか地元じゃない委員の皆さんはわかりにくくて恐縮ですが、横の駅、中板橋という駅があるんですが、そちらは立体化をしないと。その次の駅の上板橋、ときわ台という駅は立体化が行われていく候補になっているわけであります。
 つまり、東上線という板橋区を走っている一つの路線が、大山は立体化、高架で通って、中板橋は一回下におりて、その先の駅はまた上がるのか地下なのかわかりませんけれども、ジェットコースターみたいな整備になっていて、この状況は余計に、大山単体で考えてしまうといろいろコストの感覚、全体計画等ありますけれども、本来であれば、ジェットコースターのようなことにならないように、国家百年の計ではありませんが、全体計画やコストを私は示すべきだと考えております。
 その上で、今度は地下になって、平面で、次は高架でといった形ではなく、全体での計画をしっかりと見詰め、コストも考えていくべきです。その上で、高架化、地下化というのを俯瞰して見た上で判断すべきだと思いますが、あわせて見解を伺います。

○山下都市基盤部長 都は、平成十六年に、踏切対策基本方針を策定しまして、効率的・効果的に踏切対策に取り組んできております。
 本方針では、遮断時間が長い踏切数、交通量が多い踏切数、幹線道路にある踏切数の指標のほか、環状第六号線や環状第七号線のような既設の立体交差道路の整備状況等を勘案し、総合的に評価した上で、鉄道立体化の検討対象区間二十区間を選定し、連続立体交差事業を進めております。

○宮瀬委員 地元からも声が上がっていますが、三十年たったときに、トータルで考えたらこっちの方が安かった、地域のポイントだけで考えていたら、状況的には今回、高架化、地下化とありますが、高架化の方が二百億安い、その条件があったでしょう、しかし、トータルで考えていったら、全体としては地下の方が安かったといったことが、三十年後もし、結果出るでしょうということになったときに、誰が責任とるんですかという声が上がっております。この今の意見、地下化を望む方も多くいますよ、ぜひ一考をしていただきたいと思っております。
 また、今回の評価書の中では、環境評価書の中に、逆に今より環境が悪くなるといったデータが出ております。五メートルから十メートル鉄道を上げたときに、騒音が今よりもひどくなるといったデータが出ております。
 例えば、地上十メートルの高さでは、現状六十一に対しまして予測値は六十二、また、十五メートルでありますと、音のレベルが現状は六十ですけれども、予測値は六十七であります。つまり、環境が悪化するんではないかという評価基準も数字でしっかりと出てしまっているわけですが、そうなってきてしまいますと、再開発の意義が薄れていくと思います。見解を伺います。

○山下都市基盤部長 環境影響評価書案の作成に当たりまして、工事完了後の鉄道騒音の予測結果は、地上からの高さが一・二メートルの地点において、いずれの地点でも現況値を下回ってございます。
 また、参考に、中高層建物への影響を考慮した高さ方向の工事完了後におけます列車の走行に伴う鉄道騒音の予測を実施しておりまして、測定が可能な一地点におきまして、高さ十メートル、十五メートルで、予測値が現況値を上回った結果となっております。
 今後、必要に応じまして、防音壁の設置のほか、レール継ぎ目の溶接、弾性バラスト軌道の採用など環境保全措置を行い、鉄道騒音の低減に取り組んでまいります。

○宮瀬委員 対応していくということでありますが、地下化でありましたらこういった騒音はなくなる可能性が私は高いと思っておりまして、あくまで個人的な見解ではありますが、地下化の方も改めて検討をすべきと、少なくとも、高架化でいくのであれば住民や商店街の合意が必須だということを重ねて申し上げておきます。
 また、今回の商店街に関しましては、都が既に取得した用地部分につきまして、この土地に係る商店街の負担金、アーケードの維持管理費用、こういったものは、商店が移転したわけでありますから、その共用部分の費用が回収できていないと。屋根は一つでつながっているわけであります。でも、移転してしまえばその共用費を払う人がいなくなっているわけであります。そうしますと維持ができなくなってしまう、そういったことの対応も、ぜひ検討していただきたいと思います。
 また、既に取得済みの事業用地に関しまして、商店街のにぎわいのために使っていただきたいと、これは質問を用意していましたが、先ほど答弁聞いていましたので、質問は割愛しますが、あいている用地に関しましても、その前にキッチンカーですとかマルシェ、また休憩所等をつくらさせていただいて、なかなかできること、できないことあると思いますが、いろんな商店街の声、聞いていただくことを私からも要望いたします。
 次に、取得済みの事業用地の活用について、いろんな声が商店街から上がったと思いますが、都からの回答がないといった声を聞いております。見解を伺います。

○三宮防災都市づくり担当部長 地元の皆様からの声としましては、例えば、昨年五月に商店街からいただきました商店街施設への支障に関する文書での質問、これに対しましては、同年の七月と九月に文書で回答をするなど、これまで丁寧に対応してきております。
 補助第二六号線大山区間には、計画線の区域内に商店街が含まれていることから、事業期間中においても商店街のにぎわいの維持を図ることが必要だと認識しておりまして、これからも、商店街振興組合のニーズを酌み取りながら、事業用地の活用につきましても地元区と連携し、にぎわいの維持向上に配慮したまちづくりを支援してまいります。

○宮瀬委員 回答がないといっている声に対して回答しているというそごがあるわけでありますので、もう過ぎたことはしようがないと思います。なので、今後はぜひ丁寧な対応をしていただきたいと思います。
 次に、補助二六号線と、今回の鉄道の交差部分というのは、工事がそれぞれ進んでいきますので、踏切が残ってしまう部分がございます。そこの踏切は相当人数が、千人、二千人以上の方が毎日通る踏切でありまして、やはり危険性の部分が指摘されております。救急車ですとかの緊急車両や指定車両を除きまして、暫定的に歩行者専用道路にしてほしいという声も上がっております。
 いきなりこの段階で歩行者専用道路にしてください、いかがですかという質問もお答えできないと思いますので、まずは歩行者や自転車の通行の安全性をどう確保するのかお伺いいたします。

○三宮防災都市づくり担当部長 補助第二六号線の整備によりまして、鉄道交差部付近の道路が対面通行可能な二車線道路に拡幅され、かつ歩道や自転車通行空間が確保されることになります。
 今後の検討になりますが、踏切が残る間におきましては、踏切部分においても自動車と歩行者等が接触することを防ぐ対策を講じるなど、安全・安心の確保に向け、適切に対応してまいります。

○宮瀬委員 今後の検討となりますけれども、ちゃんと対策を適切に対応していただけるということでご答弁いただきましたので、お願いをしたいと思います。
 さて、その補助二六号線の事業も含めまして、先ほど申し上げましたアーケードの三分の一がなくなるわけであります。
 これも前回の質疑で出したパネルでありますが、赤い部分が商店街が残るところ、丸の部分が段階別に削られていくであろう場所です。この丸の部分が、ここは道路です、こっちは鉄道立体化で、アーケードの部分であります。道路や再開発に伴い、この赤い部分しか残っていかなくなってしまうといったことであります。
 この補償の問題をどうしていくのかという問題がございまして、私は、このままでは商店街が壊滅的な影響を受けざるを得ないというふうな認識を持っております。
 そういった中で、過去に、東京都の道路が商店街を直行する形で、道路を通したことはないといったことを質疑で前回確認をさせていただきました。
 となりますと、補償の問題に関しましても、都市整備局において、アーケード構造の商店街に交差する形で街路事業を行った事例はあるんでしょうか、お伺いいたします。

○三宮防災都市づくり担当部長 そのような事例はないと認識しております。

○宮瀬委員 過去事例がないわけであります。事例がないということは、今までの補償の考え方ではなくて、新たな補償の考え方も私は必要だと思っております。それは、ひょっとしたら皆さんの局だけでは難しいかもしれません。ただ、地元の住民、商店街の人たちから見れば、都市整備局であろうが、建設局であろうが、財務局であろうが、産業労働局であろうが関係ないわけであります。
 ぜひ、皆さんの局だけで対応できないといったことがありましたら、関係各局と連携をして補償の問題に取り組んで、過去例がないわけであります、新たな視点で取り組んでいただきたいと思います。
 次に、今回補助二六号線や東武東上線の立体化を進めるに当たりまして、両事業の横断的な担当者を配置すべきといった声が上がっています。先ほどの質疑も聞いておりましたが、改めて局の見解をお伺いいたします。

○山下都市基盤部長 当地区におきましては、都と区が連携いたしまして、大山駅周辺地区都区情報連絡会を設置いたしまして、都からは都市整備局都市基盤部、第二市街地整備事務所、建設局道路建設部、産業労働局商工部が、また板橋区からは産業経済部が参加しておりまして、区が進めるまちづくりに対しましてそれぞれの見地からアドバイス等を行っております。
 また、月一回開催されております都、区、商店街との例会には、市街地整備部及び第二市街地整備事務所が出席しまして、地元の要望の把握に努めるとともに、都の事業の情報を適宜提供するなど意思疎通を図っております。
 こうして得られました情報につきましては関係部局との間で共有を図っておりまして、区へのまちづくり支援に生かしております。

○宮瀬委員 この辺の議論というのは前回も大分やりとりさせていただいて、滝田委員からもありましたが、この案件は区に聞いてください、区に聞いたらその案件は都がやっていますとたらい回しされていて、縦割り行政の中で地域や地元が置いていかれてしまうと。
 そこで、横断的なということなんですが、今のご答弁を注意深く聞いておりますと、今のご答弁の中で区のさまざまな部局の名前が出てきました。都の部局の名前も出てきました。そこでの横断的な組織といいますか会議体があると。そこに住民の方は入っていないわけであります。つまり、行政側だけで連絡会をやって、その区に、住民に対しては都市整備局の皆さんの二つの部だけで対応しますといったご答弁であります。
 前回も質疑しましたが、たらい回しされることなく部局間の縦割りを排してと、何度も質疑しました。そのときに、このようなことがないように努めますと部長からも答弁を最後いただきました。でも実際は、今の中に、東京都の各部局、区の各部局、その中に、当事者である住民や商店街は入っていないじゃないですか。
 私は、営業や騒音問題、用地買収など山積しているわけですから、そこに当事者である商店街や、そして住んでいる地域の住民の方、どのような方を呼ぶかは検討が必要だと思いますが、その人たちこそ入れるべきだと思いますが、見解をお伺いします。

○山下都市基盤部長 設置いたしました連絡会には、都から都市整備局、建設局、産業労働局、また板橋区からは産業経済部が参加しておりまして、区が進めますまちづくりに対しましてそれぞれの見地からアドバイス等を行っております。
 また、月一回開催されております都、区、商店街との例会には市街地整備部及び第二市街地整備事務所が出席し、地元の要望をしっかりと把握に努めるとともに、都の事業の情報を適宜提供するなど意思疎通を図っているところでございます。
 こうして得られました情報につきましては関係部局との間で共有を図っておりまして、区へのまちづくり支援に生かしております。

○宮瀬委員 済みません、前の質問に対して、住民の声、商店街のメンバーも入れるべきだとさらに問うたわけでありますが、答弁は同じように聞きましたが、答弁、全く同じですか。

○山下都市基盤部長 先ほどご答弁したとおりでございます。

○宮瀬委員 私は大分怒りを抑えて、礼節を持って質疑をしたいと思っていますが、おかしいですよ。議員が質問をして、これは確認をしたいといって新たな要素を加えて質問をしたわけです。その質問の内容も、住民や商店街の地元の方もそのメンバーに入れてよと、大変簡潔で明快なさらに問う質問であるわけであります。同じ質問ではないわけであります。なのに同じ答弁が来るというのは、私は大変不誠実だと、怒りを抑えながらいいますが、思っておりまして、再度答弁を求めます。

○山下都市基盤部長 都といたしましては、都と区が連携いたしまして連絡会を設置いたしまして、都から、関係部局による横断的な、部局がこれに参加しておりまして、区も産業経済部などが参加しております。そして、区が進めますまちづくりに対しましてそれぞれの見地からアドバイス等を行っているところでございます。
 また、月一回開催されています都、区、商店街との地元の皆様との例会には市街地整備部及び第二市街地整備事務所が出席いたしまして、地元の要望の把握に努めるとともに、都の事業の情報を適宜提供するなど意思疎通を図っているところでございます。
 こうして得られました情報につきましては関係部局との間でしっかりと共有を図っておりまして、区へのまちづくり支援に生かしております。

○宮瀬委員 これ、もう最後にしますが、答弁同じですよね。同じですか。

○山下都市基盤部長 多少違えておりまして、こちらの方でしっかりとやっていくところについては、しっかり申し上げさせていただいたと思っております。

○宮瀬委員 大事なところは、メンバーに入れていただけるのか、入れていただかないのかというところなんですけれども、端的にどうなんでしょうか。

○山下都市基盤部長 この大山地区都区情報連絡会につきましては、事務局は板橋区都市整備部となっております。したがいまして、私どもといたしましては、今のシステムによって情報共有させていただいておりますので、しっかりと機能していると考えておりますが、ご意見があったことについては区の方に伝えておきます。

○宮瀬委員 部長のお立場だと多分今のご回答が精いっぱいだという感じも受けました。今ので十分であれば、そういった声は上がらないわけですよ。きょう商店街や地元の人来ていますけど、結局そういう紋切りの、一見血の通っていないような対応が続いてきてしまったから、一部の住民や一部の商店街の方々は皆さんに不信感を持っているわけでありますよ。
 それを証拠に、補助二六号線の現在の用地取得率、整備目標ってどうなっていますか。

○三宮防災都市づくり担当部長 補助第二六号線大山区間につきまして、平成二十七年度より用地取得を行っておりまして、平成三十一年三月末現在の用地取得率は約一九%でございます。整備目標年次は令和二年度末でございます。

○宮瀬委員 結局、部長、先ほど答弁ありましたけど、地元の皆さんの協力が得られていないから、令和二年度末で用地買収完了の予定、整備目標の年次が令和二年度末、来年ですよ、なのに用地取得率が一九%しか進んでいないのが、その証拠です。
 担当、私もずっとやってきましたから、皆さんの中で、この大山の件、かわりましたよ。でも、地元の皆さんは、ずっとそこに住んでいて、商いをやって、そして大山が好きで、大山に住んで、長年暮らしてきて、いろんな思いをしてやってきたわけでありますよ。高架化か地下化か、大変難しい問題です。板橋区としてはこの話がなくなってしまうのは一番嫌です。私たちも嫌です。でも、その中で、ぎりぎりの状況の中でみんなつらい思いをしながら、百点は無理だ、でも何とか皆さんとやっていける道はないかと、地元としては動いている人たくさんいましたよ。
 でも実際に、メンバーの中に入れるかどうかもはっきりといえないような状況で、これから大山の再開発できますか。地元では、再開発の反対の声がもう大々的に噴き出す寸前まで来ています。そうしますと、この事業できなくなっちゃうじゃないですか。
 そのために、できること、できないことあると思います。でも、皆さんもうちょっと、先ほどの答弁のような形ではなくて、垣根を越えて、膝を詰めて、心を寄せてやってくれませんか。このままですと大山なくなっちゃいますよ。見解を伺います。

○山下都市基盤部長 大山につきまして、二つの事業、再開発が動いていることについては認識しております。都といたしましても、関係部局と連携をとりまして、また、地元の皆様とも、市街地整備部及び第二市街地整備事務所を通しましてお話をさせていただいているところでございます。
 こうした取り組みによりまして、連続立体交差事業及び特定整備路線の整備を推進してまいります。

○宮瀬委員 もういいませんが、ぜひ、言葉ではなくて行動で示していってください。
 私は、この地域にぜひ小池百合子都知事が一回足を運んで、現場を見るべきだと思っております。さまざまな他会派の先生がおりますが、やはりそこは一つの地域、いろんな考え方があると思いますが、何よりも住民の人、住んでいる人、商店街、その地域で生きる人ファーストでやっていただくことを強く要望いたしまして、質問を終わります。

○本橋委員長 ここで、運営についてお諮りいたします。
 議事の都合により、二十分ほど休憩いたしたいと思います。
   午後二時五十一分休憩

   午後三時十分開議

○本橋委員長 それでは、休憩前に引き続きまして質疑を続けたいと思います。
 発言をお願いします。

○佐野委員 それでは、私からは、本日冒頭に説明がありました新宿駅直近地区の都市計画について、提案事項でいいますと3から7でございます、質問したいと思います。
 提案事項は、都市計画道路の変更が四件、そして用途地域の変更が一件と。それぞれ個々の変更案についてどうのということではなくて、新宿区の決定の交通広場、駐車場、土地区画整理事業など、今回の変更案のベースとなっている駅直近地区の再整備全般について大きく二点お伺いしたいと思います。
 まず、新宿はご存じのとおり、国内外から多くの来訪者でにぎわい、再三お話に出ています世界一の乗降客数を誇る駅とのことでございます。私も毎日のようにここを利用しています。実は、西武新宿の駅から都庁まで、健康のためというか、交通費が出ないものですから、安く上げるために歩いておりまして、いろんな道をですね、雨の日は地下を通ったり、やはり地上部は非常に混んでいて、そこから地下に入って、いわゆる四号でしたっけ、都庁から来る道、動く歩道があるところですね、そこは荷さばきの車とかバスも通っていますし、タクシーも来ている、そういうところをずっとこの二年間見ながら来ておりますので、ある意味ではよく知っているところでございます。
 それから、今回この提案が出ましたので、東口、改めて全部ぐるっと見させていただきましたし、西口の方も、地上部、それからデッキの部分、夏などはもう暑くてちょっとデッキの部分を歩くの嫌だなというような状況でございますけれども、そういうところも見させていただいて、ある程度この地域の課題とかもわかっているつもりでございます。
 特に、乗りかえの経路が駅ビルごとの敷地単位で継ぎ足しのようにできているということとか、駅の東西、西地区と東が、アクセスが非常に悪くていろいろ課題が多いということで、この再編整備が求められているということはいうまでもないと思っています。
 さらにいえば、東京の成長を牽引し国際競争力を高めていく上でも、再編整備は必要不可欠ではないかとも考えられます。
 これまでにいただいたいろいろな資料がございます。住民説明会で使われましたパンフレットあるいはその前段階での再整備方針、非常に詳しく書いてありますし、それに伴いまして検討委員会でつくりました二〇一八年度の取りまとめ等の資料も見させていただいております。
 そこでですけれども、これまで東京都と新宿区が再整備方針をつくって、都市計画変更についての地元説明会なども重ねて、今回の都市計画案ということになったと理解しておりますけれども、新宿駅の再編整備についてこれまでどのように検討を進めてきたのか、どのように課題を整理して、解決策として、今回の都市計画案の作成に至ったのか、改めて、基本的な点でございますけれども、確認をさせていただきたいと思います。

○山下都市基盤部長 新宿駅周辺では、ターミナルの再編を契機といたしまして周辺のまちづくりを進め、新宿のまち全体の機能更新を促進し、地域の回遊性を高めるとともに、駅周辺建物の更新などを契機といたしまして、観光、商業、業務など多様な機能の充実強化を図ることとしております。
 先行して再編に取り組みます新宿駅直近地区につきましては、東西の移動がしにくく、人の滞留空間が不足している、駅、駅ビルの老朽化が進んでいるなど課題を抱えてございます。
 その解決に向けまして、学識経験者、行政、鉄道事業者で構成されます検討委員会を設置しまして、地域の住民団体等で構成されますまちづくり協議会と連携しながら、東西のまちをつなぐ歩行者空間の確保や東西駅前広場の再編などについて検討を重ねまして、平成三十年三月に、新宿区とともに新宿の拠点再整備方針を策定しております。
 この方針に基づきまして、都は、区や鉄道事業者と連携し、更新期を迎えた駅、駅ビルと駅前広場を新宿グランドターミナルとして一体的に整備することといたしました。再編に当たりましては、新たなまちづくりの視点としまして、歩行者中心で交流やにぎわいを生む空間への転換を掲げております。
 この実現に向けまして、区と連携して、東西のまちをつなぐ線路上空デッキを新設するとともに、歩行者優先の駅前広場へ再構成することとし、都市計画手続に着手したところでございます。

○佐野委員 ありがとうございます。今のご答弁で、計画の経緯とか、どういうような検討を進めてきたかということが理解できました。
 特に、ここにあります新宿の拠点再整備検討委員会が、ことし三月ですけれども、取りまとめた資料を拝見させていただくと、それぞれの交通、人、あるいはタクシー、バス、荷さばき、駐車場、それぞれの動線の種類によってどのような現状かというのが、過去の調査結果とか、平成二十六年あたりから数値的に示してありまして、その現状と課題、そして検討の方向性ということをしっかりと検討している。これはある意味、都市計画、まちづくりをするなら当然のプロセスを踏んでいると私は思っています。多分この背景には、大きな調査項目、そして分析の上、専門家が、あるいは地域の方々の意見等を聞きながらつくり上げて、練り上げてきたのかなというふうには理解しているつもりでございます。
 これらは、今、建てかえを契機というような話もございましたけれども、駅前広場を含めて一体的に整備することで、首都東京の、副都心でございますが、国際交流都市としてふさわしい整備を行う絶好の機会かなということもいえると思います。
 この機をやはり逃がさずに、鉄道事業者と一体となって、あるいは地域住民や事業者の理解を得ながら進めることが重要だというふうに思っておりますけれども、そこで、新宿駅の再編整備を今後どのように進めていくのか、見解を伺いたいと思います。

○山下都市基盤部長 新宿駅の再編整備につきましては、駅改良や駅ビルの機能更新と連携しながら、線路上空デッキや駅前広場等の公共施設の整備を進めるため、都が施行者となり土地区画整理事業を実施していくこととしております。
 これによりまして、駅前広場を人中心に再構成し、駅とまち、さらに東西のまちをつなぐ円滑な歩行者ネットワークの形成を図り、混雑する歩行者動線を整えるとともに、ユニバーサルデザインで段差のない、多言語に対応したターミナルを整備してまいります。
 今後、都市計画の手続を経て、引き続き、関係者と調整しながら、誰もが利用しやすい機能的なターミナルへの再編に取り組んでまいります。

○佐野委員 ありがとうございます。ご答弁はかなり短い--多分この整備方針を見ると非常に細かく方針が十挙げられて、それぞれの課題に的確に応えていこうと、これからのまちはこうあるべきだというのがしっかりと書き込んであるなというふうに思っています。今答弁でありましたユニバーサルデザインだとか、あるいは先ほどの質疑で出ましたやはりタクシーの利用がしやすいとか、そういうこともしっかりと検討をされたのかなというふうには私は理解しておりますが、この世界一のターミナルにふさわしい機能をさらに充実をさせて、駅とまち、まちの東西の回遊性向上を目指して、一刻も早く再編が実現できるように取り組んでほしいと思っています。
 なお、この整備に対して幾つか留意していただきたいなと思う点がありますので、ちょっと意見を述べさせていただきたいと思います。
 一つ目は、私、これまでここを通って感じるのは、外国の方が非常に多い。この中にも観光というような視点もないわけではありませんけれども、この方たちが例えば、大ガード下のところの交差点で、渋谷と同じように、スクランブル交差点みたいに多くの人が一遍に行き交う姿を見て非常におもしろがるとか、その近くの思い出横町ですか、あそこに非常に人が集まるとか、あるいは東口の方になりますけれども、歌舞伎町のところのやっぱりネオンとか広告とか、ああいう外国では見れないような景観を非常におもしろがるとか、あるいは西口のオフィス街というか、西口の方に行きますと、アイランドタワーでしたっけ、あそこにLOVEというモニュメントがあって、あそこの前では結構インスタ映えするんでしょうか、外国人の方がいらっしゃる。もちろん都庁の展望台はただですので、夜の十時ぐらいに展望台にどうやって行ったらいいですかと外国の方々が聞いてくるような、そういうようないわゆるスポットが幾つかありまして、そういう方たちの動きだとか、そういう観光の視点をやはりまちづくりに生かしていくということは今後重要じゃないかなというふうに思います。
 二点目は、今あそこを通ると、熊野神社って書いてありましたけれども、奉納のちょうちんが飾ってあるんですね。前も一回私、見たんですが、祭りのお仮屋ができて、ちょうど小田急の駅の前ですかね、一階部分ですけれども、立派なお仮屋ができて、そこにみこしがあって、そのみこしが練り歩くんですね。そういうような、やはり新宿にも地域の歴史と文化、そういうものがあると。そういうものもしっかりと生かしていく必要があるというふうに思っています。
 といいますのは、なかなか地域の再開発とかでも、そういう文化をちょっと忘れてしまうと、いざ整備した後にお仮屋をつくろうと思うと、お仮屋をつくる場所がないとか、あるいはちょうちんを飾る場所がないというようなことになりがちですので、ここはしっかりと計画の方に反映できるように、それのためにはやっぱり地域住民の方々に意見をいっていただくということも大事かなというふうに思います。
 それから、三点目は、特にデザインというんですかね、今はイメージとして漠とした広場、一階部分、二階部分とかあるんですけれども、私は一応専門的に都市計画を勉強してきました。例えば、アメリカでは都市計画という分野は物すごく経済優先なんですね。もう都市計画の計画書はほとんどが数値等、いわゆる評価なんです。こうやれば、幾ら投資をすれば、どれだけの価値が上がるかとか、そういうことが都市計画なんです。
 そういうところの視点も本当は生かさなきゃいけないんですけれども、私はむしろデザイン--デザインというのは日本語に訳すと問題を解決するプロセスなんですね。日本語では意匠といって、何となく形みたいに見えますけれども、そうではなくて、そういう問題を解決するプロセスということで、向こうではデザインというふうにいっています。
 今回のこのデザインの中では--私もいろいろ世界の十数カ国の都市に行って、そこで足で歩いて、広場、あるいは私は専門は公園ですけれども、そういうものを見てまいりました。その中で、日本の駅前広場ってどうも画一的になりがちなんですね。
 そういう意味では、物すごくデザインに対してはしっかりと目を配らなければ非常におもしろくないものになってしまうというのを危惧しています。例えば、ちょっと下手なデザインすると、ホームレスの方がすぐそこで寝ちゃうとか、それで慌ててそこに柵をつくるとか、そういうことではやっぱりまずい。そういうところも全て綿密に配慮してデザインを決めていくと。
 今回、約六十年ぶりに計画されたものですか、一九六六年にでき上がった、今の形なんだそうでございます。もう既に五十年近くたつ、半世紀がたつわけですね。でも、その中でも、先ほどの説明でボイドとここではこの計画をされた方が、地上と地下のところをしっかりと明るい空間で結んでいくみたいなところを継承する、それがいいか悪いかは別として、そういうようなことをやっていますけれども、そういうデザインに対しての配慮、それからやっぱりただ単に広場ではなくて、楽しいとか、わくわくとか、マルシェをつくったりとか、あるいはそこがビアガーデンになるとか。
 そういうときに、今回の都市計画の決定をすると、例えば道路法にかかる、あるいは道路構造令にひっかかるとか、それによって、いや、これはつくっちゃだめですよとか、これは建てられませんよ、これはだって道路ですからとか、そういうことになりがちなんですね、役所がやると。そういうこともちゃんと加味して計画を立てなければならないと。下手をすると、ここに形のいいオブジェを置きたい、でもそれは道路構造令上あるいは道路法上置けませんと。
 そのときに、新宿でこういう話を聞いたことあるんですね。いや、でも置きたいから、じゃあこれは何、これは実は車どめなんですと。車どめなら置けるんですね。あるいは中央分離帯に木を植えたいんだけど、だめですと。いや、中央分離帯に街路灯はつけられるので、この木は実は木ではなくて街路灯ですみたいな……

○本橋委員長 佐野委員、そろそろおまとめの方をお願いします。

○佐野委員 はい。そういうことで、ぜひその点を考慮して、とにかく役所仕事にならないように、できてからこんなはずじゃなかったといわれないような、本当に、ただし、先ほどから話が出ていますけれども、既に五十年たってやっぱり利用が陳腐化しているわけですよね。今後五十年、今の計画がまた五十年先にはどうなるか、これはわかりませんし、陳腐化するのはこれは必然だと思います。でも、今できる限りのところをしっかりと配慮して整備を進めていただければと、これは私の要望でございます。
 済みません、長々とありがとうございました。

○曽根委員 私からは、先ほど何人かの方も質問しましたが、今回の都計審案件の一つであります東武東上線大山駅付近の高架化事業と、また、駅舎の高架化に伴い駅前広場を整備する地区計画について質問させていただきます。
 東上線の大山駅そばのあかずの踏切は、駅に直近のために遮断機の上がる時間が極めて短く、この解消は地元住民の悲願でありました。
 その一方で、東上線の線路によって、北側は広い道路と公共施設のあるまち、南側は車がほとんど入らず駅から傘なしでアーケードに入れるという、まさに商店街の、買い物にとって極めて便利なまちに分かれておりまして、それぞれが大変特徴的な機能を果たしているという点で、このまちに愛着を感じている方が非常に多いという私は特徴があると思います。
 したがって、踏切がなくなるのは悲願でありますが、それによって自動車がどんどん商店街側に入り込む、さらには大型道路で商店街が大きく分断されてしまうことには、地元住民、商店街に強い反対がある、これまた今の現状であります。
 ところが、ここに、踏切解消ということで長年立体化の運動があるわけですが、地元の方にお聞きしますと、二十年以上にわたって、踏切解消の線路の立体化については地下化方式でというのが地元の共通の願いであって、いまだに高架化という案は、昨年までは一度も出たことがないというふうにお聞きしました。
 ところが、昨年の二月に突然、高架による鉄道立体化計画と、そしてあわせて駅前広場の構想が説明会で出されたと。地元の方はまさに寝耳に水だったというふうにおっしゃっていました。
 都の鉄道立体化計画の場合、私の地元北区の十条駅もそうでしたが、地元は長年地下化の運動を進め、区議会でも世論は一致していた。ところが、東京都からの計画、ふたをあけてみれば高架化だということが突然提案されるという事例が、非常に最近多いというふうに私は実感をしています。
 そこで、まずお聞きしますけれども、提案された高架化計画は、地下化方式とした場合との比較でメリット、デメリットはそれぞれどういうことがあるんでしょうか。

○山下都市基盤部長 東武鉄道東上本線大山駅付近の連続立体交差化の構造形式の選定に当たりましては、高架方式、地下方式の二案を検討いたしました。この二案につきまして、鉄道周辺の地形などの地形的条件、除去する踏切数などの計画的条件、事業費や事業期間などの事業的条件の三つの条件を総合的に判断し、選定しております。
 地形的条件につきましては、高架方式、地下方式、どちらの案も対応可能でございました。計画的条件では、高架方式では八カ所の踏切を除却できますが、地下方式では、除却する八カ所の踏切のうち、二カ所の道路が掘り割り構造により通行できなくなるため、高架方式が優位となります。事業的条件では、高架方式に比べ地下方式の方が事業費が高いため、高架方式が優位となります。
 以上から高架方式を選定しております。

○曽根委員 高架方式にするか、地下方式にするか、立体化の手法については、今答弁の中で出た地形的条件、計画的条件、そして事業的条件の三条件を比較して行い、地形ではどちらの工法も可能、計画的条件では地下だと道路が二つ分断される、事業的条件では高架よりも地下の方が費用がかかるということから、高架にしたというお話でした。
 しかし、比較した要素というのはこれだけじゃないはずなんですよね。
 私、どうもこの要素が少ないなと思って、地元の十条の立体化のときに、資料として、これは開示請求しないと出てこなかったんですけれども、とった資料を見てみて、ああ、なるほどと思ったんですけれども、この十条の場合は、都とJR東日本が行った比較表を見てみると、計画的条件では環境性というものが比較されているわけです。例えば日影はどうか、騒音、振動影響はどうか、地下水への影響はどうか。この三つの要素を比較しているんですね。恐らく、東武東上線大山駅付近の立体化のあり方についてもこの比較をやっているはずです、同じ東京都ですから。
 ところが、こうした要素は、説明会にも地元区議会にも全く明らかにされていません。いろいろ区議会の議事録読んだんですけど、出てこないわけですよ。つまり、総合的に判断しましたといわれても、特に地元の方が心配しておられる、また地下の方が優位でないかなと思われる騒音や日影の要素については、比較がされているはずなんですけど、出てこないと。だからこそ、不信感が高まる要因がここに私はあると思うんですね。
 この表の中で見るだけでも、例えば地下方式は日影の影響はほとんどないから二重丸ですよ。それに対して、高架方式は当然三角になります。それから、騒音影響がほとんどないという点でもやはり地下方式が優位。電柱などが取り除かれ沿線の景観が整備されるなど、高架よりすぐれた点が地下方式なんですね。示されています。少なくともこういう情報公開は最低限としてやるべきなんですよ。それがやられていないのが板橋の実態だということをまず指摘しておきたいと思います。
 そして、こういうことを本当に住民の皆さんの立場にも立って比較検討すれば、客観的に検討すれば、私は、ほかの例ですけれども、例えば横浜市で最近、相模鉄道本線鶴ヶ峰駅付近の連続立体交差事業を始めるに当たって、住民説明会で横浜市はこういう資料を出したんです。
 ちょっときょうパネルにしてこなかったので申しわけありませんが、ここを見ますと、環境影響では、日影、騒音等、地下水、景観を比較しています。その中で、地下方式が日影の影響はほとんどない、騒音影響もほとんどない、電柱などが取り除かれ沿線の景観が整備されるなど、高架よりすぐれた点がやはり示されて、そして地下式を採用ということで市の方針が示されています。地下は構造物がほとんど地上に出ませんから、自由度が高いと。それに対して、高架は構造物ができてしまうために自由度が低いということも示されています。
 私、地元板橋区議会では、経済効果などの検討が必要ではないかという声も出されておりますけれども、区議会の記録を読むと、どうやら経済効果というものも検討されていないということらしいです。
 連続立体交差事業というのは、五十年、百年先までの遠い将来にわたって大きな影響を与えるものですから、総合的な評価基準を本当にやるんだったら都としてもしっかり持つこと、そしてそれを関係者や地域住民に全面公開して意見を募ることが私は欠かせないと思います。
 大山駅付近の場合、単に踏切解消だけでなく、その後の住民本位のまちづくりのためにも、こういう観点がより重視されなければならないと指摘をしておきます。
 それで、今回、高架化と、そして駅前広場のための用地買収、そして工事用道路などの整備で、立ち退きとなる建物及び住民の世帯、人数はどれぐらいと予測しているんでしょうか。

○山下都市基盤部長 高架方式の場合、三十七件、地下方式の場合、支障物件数でございますが、三十五件と算定しております。

○曽根委員 駅前広場の整備のために必要な立ち退き件数はご存じですか。

○山下都市基盤部長 駅前広場につきましては、板橋区より二十三件と聞いております。

○曽根委員 立体交差の支障件数は、高架で三十七件、また駅前広場の場合は二十三件、これは世帯数ではなくて建物の数ですよね。ですから、両方で六十の建物が立ち退かなければならないと。
 この板橋区の駅前広場の計画ですけれども、いつ出されたもので、二十三件もの立ち退きが必要だとなる北側に計画されたのはなぜか、ほかの方法はなかったのか、板橋区の計画ですけれども、計画に当たって都には事前に相談があったのか、商店街や立ち退きとなる対象の住民には事前に相談はあったのか、この点はいかがでしょうか。

○山下都市基盤部長 駅前広場につきましては、商店街、町会、公募の区民から結成されました大山駅周辺地区まちづくり協議会の提言を踏まえ、区が、現在の大山駅北側の案を策定したものでございます。
 その後、平成三十年二月の都市計画素案の説明会や、同年十二月の都市計画案の説明会におきまして、連続立体交差化計画とあわせて駅前広場の計画を提示してございます。
 都は、駅前広場の計画の各段階におきまして、区から報告を受けています。また、区は、住民の方々に対しても、計画の各段階において説明を行ってございます。
 この駅前広場の計画につきましては、板橋区が都市計画決定する案件でございまして、今後、区の都市計画審議会において審議されるものと認識しております。

○曽根委員 この駅前広場の計画も、長年願ってきた立体化の地下方式の願いがいきなりひっくり返って、去年の二月、高架が出されたと同時に、今まで話すらなかった駅前広場がどんといきなり出てきたと。この対象となっている二十三件の建物で商売したり住んでおられる方も、いきなりその話が出てきて、しかもお宅が対象ですよという話は全くその前はなかったわけで、もう本当に寝耳に水、しかも蚊帳の外に置かれているということで、これが地元の促進協議会などが提言などを出していたというお話ですけれども、こういうところには全く参加していない方々が大多数だと思います。こういう方々の意見や要望を集約することが今極めて重要で、それには私、相当時間がかかると思います。これを、きょう板橋の区計審やっているんですか、審議会やっていますよね。それでもう十一月には東京都の審議会、これが最後ですよね、これで決まっちゃうんだから。これで決められるものなのかと。
 しかも、二十年以上、先ほど申し上げましたように地下化一本で地元は合意してきたと。ただ、促進協議会はいろんな意見があるからということで、どちらの方式も含めてというふうな取りまとめにはなっていても、地元は地下化一本で合意というか総意があったということも聞いております。
 このままでは、促進協議会が、いわば行政主導の計画づくりと、そして実行体制に組み込まれてしまって、地元住民や商店街が分断されてしまうんじゃないかということを、私もう本当にこの問題では危惧しております。
 そこで、商店街の幹部の方から、高架化にした場合、ハッピーロードのアーケードと駅舎が接触するというかバッティングして、アーケードの一部撤去が必要になる危険があるということで、詳しい図面などの資料を求めているという話を聞きましたけれども、この要請には東京都はきちんと応えたんでしょうか。

○山下都市基盤部長 昨年十二月に都市計画案及び環境影響評価案の説明会においてお示ししました案では、鉄道の高架構造物がハッピーロード商店街のアーケードに一部支障すると考えております。
 詳細の支障範囲につきましては、都市計画決定後に影響範囲を把握するための用地測量等を行った上で地権者立ち会いのもと確定するなど、関係者の皆様に対して丁寧に対応してまいります。

○曽根委員 これは本当に異例のことだと思いますが、当然、もし具体化するのなら最小限、当然の補償が必要だと思いますが、それにしても、商店街というのは、行政と非常に深いつながりを持って、行政からさまざまな支援を受けていますから、北区の十条の立体化の場合も、商店街は行政に文句はいいにくいんですよ。支援を受けていますからね、毎年、さまざまな事業で。
 しかし、それにしても今度の計画は、まず駅前広場は商店街とまるっきり反対側に計画されたと。そして駅舎が高架になって、それはアーケードとひっかかると。そういう基本的な設計の思想そのものも私、どうかなと思います。今は、駅から出る人はみんなそのまま大山ハッピーロードのアーケードに入って、傘も要らないという、それぐらい便利なところなんですから、それが全部反対側にメーンを回していこうということですよね。アーケードは除去しろと。そして、商店街は道路が入って分断されると。これじゃ本当にあんまりにもあんまりだというふうに商店街の方が思うのは、これは本当に当然のことだと思います。
 それで、計画決定を行う前に、少なくとも商店街のこの問題、商店街の幹部の方も促進協議会に入っていらっしゃるんでしょうから、促進協議会の中も、そして今入っていない立ち退き対象の住民の方も、話し合いの場に参加してもらって、やはり地元の協議をしないと、本当に五十年、百年の禍根を残すことになりかねないということを申し上げておきたいと思います。
 それから、最初に申し上げたように、線路があるために、北は官庁街といいますか、広い道路もあって整備されて、そっちはそっちで役所に行くには便利と。しかし、線路の南側は商店街で、本当に歩いてどこにでも買い物に行けると。この今の特徴が、踏切がなくなった後にどういうふうにまちを、その特徴、よさを生かしながら残していくのかと。これ、大山町だけじゃないと思いますけど、あそこは本当に難しい、相当工夫が要るというふうに思いますけれども、その中で鍵を握っているのは、補助二六号線をどういうふうにするのかと、私はこのことが問題だと思います。
 計画どおり、商店街の中を百数十メートルにわたって商店街を切ってしまうというふうに整備していくのかと。しかし、踏切が上がるということは、つまり立体化をするということは、大型の道路を通すための一つの行政側の手段に使われてきました、今まで。ですから、これを弾みにして二六号線整備に拍車がかかるというようなことがあれば、何のための立体化だったんだということを商店街や地元住民の方が後で悔やむことになりかねません。
 そこで、東京都にお聞きしますが、こういう不安ですね、踏切解消とともに大型道路補助二六号線、非常に反対が強いんですけれども、これが都として高架化事業で促進されてしまうということに不安を持っていますが、それに対してはどう考えておられるか。

○山下都市基盤部長 鉄道の立体交差化と補助第二六号線の整備は、双方が完成することでより高い整備効果が得られるものでございますが、事業としてはそれぞれが別物でございまして、鉄道を立体交差化することが道路整備の促進に直接寄与するものとは考えておりません。

○曽根委員 鉄道の立体交差は道路整備の促進に直接寄与するものではないとの見解が示されました。これは非常に重要だと思います。地元の多くの方々が、商店街を分断し、かつまたまちのコミュニティを、私なりにいえばかなり破壊してしまうこの特定整備路線二六号線には反対しておりまして、裁判まで闘われております。きょうの答弁では、立体交差事業が道路整備促進に直接寄与しないとのことですから、踏切を撤去するためには補助二六号線を通さなければならないといってこの道路を地元に押しつけることは、絶対ないようにしていただきたいと思います。
 この地域の抱えてきた歴史やまちの特徴をいかに残しながら利便性を高めていくか、これは住民や関係者への十分な説明と同時に、それぞれ十分な議論、それぞれの皆さんの意思が反映されることが欠かせません。
 区議会では、立体化や駅前広場の計画について見直しを求める陳情が、ほとんど継続審査になったそうですね。六月の区議会だと思いますが。高架化ではなく地下化にしてほしいという陳情も、それからこの計画をもっと住民に知らせて話し合いの場を持ってくれという陳情も、それから地元への説明不足、現状から、都市計画審議会への提出を見送るべきだとの意見、またさまざまなこの問題についての意見が出されて、ごく一部を除いてほとんど全て継続審査になったそうですね。したがって、継続審査になったまま高架化か地下化の結論を都計審で出していいのかという点でいえば、地元の住民はこれではますます納得できないことになってしまいます。
 それで、これでも東京都としては、十一月二十日の都計審にこの案件をこの議案のままかけるという条件がそろっているという判断をしているのかどうか、これをお聞きします。

○山下都市基盤部長 東武鉄道東上本線の連続立体交差化計画は、大山駅を中心として約一・六キロメートルの区間について鉄道を高架化し、道路と鉄道を連続的に立体交差化するものでございます。
 これらの計画の実施により、補助第二六号線などの八カ所の踏切が除去され、踏切での交通渋滞の解消、道路と鉄道それぞれの安全性向上を図るものでございます。さらに、鉄道により分断されていた地域が一体化され、都市計画道路などの整備をあわせて推進することにより、安全で快適なまちづくりが実現されます。
 本路線につきましては、地元から、構造形式にかかわらず鉄道立体化を図るよう強い要望が出されております。
 住民の方々への説明につきましては、平成三十年二月に都市計画素案の説明会、同年十二月に都市計画案の説明会を実施するほか、オープンハウスを開催し、さまざまなご質問に対応してございます。
 こうした経緯を踏まえ、都市計画法に基づき都市計画審議会に付議することといたしました。

○曽根委員 要するに、案が出てからまだ一年ちょっとですよ。立体化事業は、五十年、百年先の展望を持たなきゃならない。先ほども、その後の延長も考えると、これは高架化と地下化がこんなになって、遊園地のジェットコースターみたいになるんじゃないかという話さえありましたが、私もそういう長期的な見通しのなさも感じますが、何よりも、地元の声が生かされないまま行政によって強引にこれが進められるということによるまちの住民や関係者の分断が、一番まちを寂れさせる大きな原因になります。
 確かに、踏切解消は長年の強い地元の悲願でありますが、だからこそ早く実現してほしい、これはどの人も否定していないことですけれども、それが住民や関係者の納得が十分でないまま押し切られていいのかというと、全くこれは別の問題になります。
 地元から構造にかかわらず立体化の強い要望があるというのは、恐らく東武東上線大山駅付近立体化促進協議会のことだと思うんですけど、促進協議会のメンバーである区議会議員の方が、この間の六月の議会の中でこうおっしゃっているんですね。協議会の中には、地下化にしてほしいという商店会会長さんもいますし、PTA会長さんもいます、町会長さんもいます、検討し直しなさいという意見もいっぱい出ていますというふうに、自民党の区議会議員でさえおっしゃっているわけです。つい三カ月前の板橋区議会の中で発言しているわけですから、構造にかかわらずといっても、実際にはさまざまな複雑な思いを抱えているというのが、促進協議会の中でさえ一つにまとまっているというわけじゃないということなんですよ。
 ましてやさらに広範な区民の間ではどうかと。昨年も都市計画素案や都市計画案の説明会やオープンハウスを開いてきたと先ほどおっしゃいましたが、それで地域の方々が納得できたのかというと、そうなっていないことは明らかであります。それが示されたのが、都市計画案に対して板橋区議会に異例の千六百件もの意見書が出されたということで、さきの六月の区議会にこの問題に関連して六本もの陳情が出され、そのほとんどは継続審議にならざるを得なかったと。しかも、この陳情ですけど、地下化でやってほしいなどさまざまな意見も、区議会として否決できなかったわけです、もう既に東京都の案は出ていますけれども。
 こうしたさまざまな区民の意見を酌み上げて--例えばこの都市計画素案に対する意見書が反対多数である場合は拙速に都市計画審議会にかけないでほしいとか、区民の意見を反映するまちづくりにしてほしいとか、計画や経緯を全て明らかにしてほしい、公聴会を開いてほしい、駅前広場の計画は見直してほしいなど、非常に多彩なテーマが出ております。これがほとんど継続審議になっておりますので、現在の到達点は、こういう区民の意見が今、区議会などに殺到してきているという状況が現状だと思います。この結果を重く受けとめるのが、東京都の行政のあるべき姿ではないかと思います。
 都計審の実態というのは、都計審は確かに協議の場というふうになっていますが、住民の意見が直接十分に反映される仕組みとはいいがたい。だからこそ、私たち日本共産党都議団としても都計審条例の改正案を出しているわけです。直接地元関係者が出席するなんていうことはもう非常に難しいわけです。地元の住民や議会での議論がまだ途上であると、都計審への提案を見送って、しばらく合意形成の時間的猶予と協議の場を保障すべきです。その中で、費用の問題もさることながら、今後の大山の地域の防災やにぎわい、商店街やまちづくりのあり方を考えるならば、地下化方式も含めて検討するように私は強く求めて、質問を終わりたいと思います。

○本橋委員長 一通り発言が終了いたしました。
 ここでお諮りさせていただきます。
 本件に対する質疑はこれをもって終了いたしたいと存じますが、これにご異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○本橋委員長 異議なしと認めまして、第二百二十七回東京都都市計画審議会付議予定案件についてに対する質疑は終了いたしました。

○本橋委員長 次に、議員提出議案第八号を議題といたします。
 本案について提出者の説明を求めたいと思います。

○和泉委員 議員提出議案、東京都都市計画審議会条例改正案について、提出理由の説明を行います。
 都市計画は、東京の未来のまちづくりにかかわるとともに、たくさんの地権者の暮らしを左右するものです。よって、都市計画審議会には慎重かつ十分な調査と審議が求められています。
 しかし、現行の審議会条例にはそのような審議を求める規定がなく、個々の案件に対する審議も、わずかな審議会委員が発言するにとどまり、活発とは到底いえません。
 また、近年、民間活力を理由に、都市計画をディベロッパーなど民間業者が提案することがふえています。大手町や丸の内、有楽町、日本橋、赤坂や六本木、神宮外苑、品川駅周辺など、ごく一部の超大手ディベロッパーの提案によって進められています。
 逆に、都市計画の民間提案が可能になり、地域のコミュニティを分断する都市計画道路外環ノ2の廃止を住民が提案するという画期的なことも行われました。
 しかし、都都市計画審議会や都議会都市整備委員会での報告、質疑に立つのは、計画の作成者であり決定権者である東京都です。
 このため、超高層ビルによって風の道がふさがれている疑いがある、調査資料の提出をと主張しても、作成しているのは民間事業者であり、了承がとれていないので出せない、また、その資料は都市計画文書ではないので、民間事業者から個別に提供を受けるのはよいが、都市計画審議会に資料としては出せないなど、民間事業者がいないのでわからない、資料も出てこないということが起きています。
 その結果、品川の開発では、こちらにある風の道の資料、これは、都市整備委員会でも皆さんにお示しをすることができませんでした。都市計画審議会においても、パネルではお示しできましたが、資料として配布することはできませんでした。
 また、都市計画道路の廃止を求めて都民から都市計画提案が出されているのに、出席もさせてもらえず、説明や質疑はその提案を不採用とした東京都のみが行うという矛盾した事態も発生しています。
 条例改正案は、都市計画審議会に調査審議機関として慎重かつ十分な調査審議を行う責務を負わせるとともに、民間事業者や住民、有識者など、提案者や関係者に意見や説明を求め、また、必要な資料の提出を求めることを可能にするものです。
 条例の概要は以下のとおりです。
 責務、第一条の二、審議会は、都市計画が都市の将来の姿を決め、都民の権利に相当な制限を加えるものであることに鑑み、慎重かつ十分な調査審議を行うよう努めなければならない。
 意見の聴取等、第七条、審議会は、必要があると認めるときは、委員及び議事に関係のある臨時委員以外の者に対し、出席を求めて意見または説明を聞くこと、資料の提出その他必要な協力を求めることができる。という中身です。
 以上、よろしくご審議ください。

○本橋委員長 ただいま説明が終了いたしました。
 これより本案に対する質疑を行いたいと存じます。
 発言がございましたら、よろしくお願いいたします。
 いかがでしょうか。発言ございませんか。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○本橋委員長 発言がないようでございます。
 それでは早速、お諮りさせていただきます。
 本案に対する質疑はこれをもって終了いたしたいと存じますが、これにご異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○本橋委員長 異議なしと認めまして、議員提出議案に対する質疑は終了いたしました。
 以上で都市整備局関係を終わります。
 これをもちまして本日の委員会を閉会いたします。
   午後四時二分散会

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