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Tokyo Metropolitan Assembly

都市整備委員会速記録第十号

平成十六年十月四日(月曜日)
第六委員会室
   午後一時四分開議
 出席委員 十四名
委員長相川  博君
副委員長清水ひで子君
副委員長野島 善司君
理事高橋かずみ君
理事中嶋 義雄君
理事吉野 利明君
吉原  修君
東野 秀平君
新井美沙子君
樋口ゆうこ君
矢島 千秋君
渡辺 康信君
内田  茂君
坂口こうじ君

 欠席委員 なし

 出席説明員
都市整備局局長梶山  修君
次長中路 有一君
技監小林 崇男君
技監杉浦  浩君
総務部長村松  満君
都市づくり政策部長森下 尚治君
住宅政策推進部長安藤  明君
都市基盤部長成田 隆一君
市街地整備部長石井 恒利君
市街地建築部長野本 孝三君
都営住宅経営部長小林 計代君
連絡調整担当部長加藤 英夫君
住宅政策担当部長水流潤太郎君
外かく環状道路担当部長道家 孝行君
多摩ニュータウン事業担当部長酒井 洋一君
参事飯尾  豊君
参事金子 敏夫君
参事中沢 弘行君
参事山室 善博君
参事小山  隆君
参事渡辺  滋君
参事今井  光君
参事安井 順一君
参事石井 一夫君
参事松村  進君

本日の会議に付した事件
 付託議案の審査(決定)
・第百九十七号議案 東京都建築安全条例の一部を改正する条例
 請願の審査
(1)一六第三六号 都市高速道路中央環状品川線建設事業の五反田換気所及び五反田出入口に関する請願
 請願陳情の継続審査について
 特定事件の継続調査について

○相川委員長 ただいまから都市整備委員会を開会いたします。
 初めに、理事者の欠席について申し上げます。
 庄司再編整備推進担当参事は公務出張のため、本日の委員会に出席できない旨の申し出がありました。ご了承願います。
 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、付託議案の審査、請願の審査並びに請願陳情及び特定事件の閉会中の継続審査及び調査の申し出の決定を行います。
 これより付託議案の審査を行います。
 第百九十七号議案を議題といたします。
 本案については、既に質疑を終了しております。
 これより採決を行います。
 第百九十七号議案を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は、原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○相川委員長 異議なしと認めます。よって、第百九十七号議案は原案のとおり決定いたしました。
 以上で付託議案の審査を終わります。

○相川委員長 次に、請願の審査を行います。
 一六第三六号、都市高速道路中央環状品川線建設事業の五反田換気所及び五反田出入口に関する請願を議題といたします。
 理事者の説明を求めます。

○道家外かく環状道路担当部長 整理番号1、一六第三六号、都市高速道路中央環状品川線建設事業の五反田換気所及び五反田出入口に関する請願でございます。
 請願者は、品川区の高速道路品川線問題近隣町会合同連絡会会長、塙一彦さんでございます。
 請願の要旨でございますが、高速品川線に付設される五反田換気所及び五反田出入り口に関し、建設中止を含む抜本的な計画の見直しをしていただきたいというものでございます。
 次に、現在の状況でございます。まず二ページをめくっていただきまして、位置図がございます。この位置図に示すとおり、中央環状品川線、これは品川区八潮三丁目から目黒区青葉台四丁目まで約九キロメートルの延長でございますが、この品川線は、本年十一月の都市計画決定に向け、都市計画法及び環境影響評価法に基づく手続中でございます。この品川線の整備によりまして、首都圏の三環状道路の一番内側に位置します中央環状線のループが完成することになります。
 次に、品川線の計画概要でございます。沿道環境に配慮いたしまして、目黒川及び環状六号線、通称山手通りでございますが、これの地下をトンネル構造で計画しております。トンネル構造のため、換気が不可欠でございます。交通量、縦断勾配などから必要な換気量を算出いたしまして、中目黒、五反田、南品川、大井北、この四カ所に換気所を設置する計画でございます。さらに出入り口でございますが、高速道路利用者の利用に供するため、五反田付近に設置する計画でございます。
 請願に関する五反田付近については、二ページの配置図に示すとおり、また、同じく三ページの縦断図、それから断面図に示すとおりでございますが、今のような計画でございます。
 これらの計画内容に関しまして、平成十三年八月に都市計画素案及び環境影響評価方法書の説明会を開催し、平成十五年十二月には都市計画案及び環境影響評価準備書の説明会を実施しております。なお、本事業が環境に与える影響を予測した結果、環境基準等を満足しており、その影響は極めて小さいと考えております。また、沿線自治体である目黒区及び品川区から本計画に附帯意見つきで同意する旨の回答をいただいております。
 特に、地域住民への説明でございますが、都市計画法や環境影響評価法に基づく説明会の開催のほか、現地で相談コーナーを開設するとともに、地元からの要請に応じた意見交換会を行ってまいりました。さらに、本年六月には、請願にもあります高速道路品川線問題近隣町会合同連絡会からの要望も受けまして意見交換を行ってきたところでございます。今後とも、事業について理解と協力を得られるよう、努力してまいります。
 以上でございます。

○相川委員長 説明は終わりました。
 本件について発言を願います。

○高橋委員 私から請願一六第三六号、都市高速道路中央環状品川線建設事業の五反田換気所及び五反田出入口に関する請願についてお尋ねさせていただきます。
 この中央環状線については、現在、平成十八年度の工事完成に向けまして工事が進められている新宿線があります。私は過日、現地現場主義のもと、新宿線のシールド工事現場を視察いたしました。その新宿線につながる中央環状品川線は、知事の所信表明にもありましたように、十一月の都市計画決定を目指して手続が進められているとのことでありますが、ご承知のとおり、品川線は首都圏三環状道路の一つである中央環状線の最後の区間であり、完成することにより初めて一番内側の環状線が形成されるわけであります。
 本路線は東京の慢性的な渋滞を解消し、環境改善にも資する非常に有意義な計画であると思いますが、一方で、地元町会が署名活動を行い、要望書を提出するなど、地元住民の生活環境の悪化に対する不安は非常に大きいものであると仄聞しております。そこで、中央環状品川線について幾つかお尋ねしたいと思っております。
 最初に、事業の必要性についてでありますが、これまでも中央環状品川線の必要性や役割についてはるる述べられておりますが、再度その必要性についてお伺いさせていただきます。

○道家外かく環状道路担当部長 事業の必要性について高橋理事のご質問でございますが、中央環状品川線は首都圏三環状道路の一つでございまして、都内の渋滞解消、環境改善、ひいては都市再生に寄与する大変重要な路線であり、早期整備が必要であるというふうに認識しております。これまで王子線は平成十四年に開通し、続く新宿線も平成十八年度の完成を目指し、鋭意工事中でございます。この品川線を整備することで、初めて一番内側の環状道路が完成することになります。

○高橋委員 次に、地元区の見解についてでありますが、品川区、目黒区からはどのような意見が出されているのか、伺います。

○道家外かく環状道路担当部長 品川線の都市計画案につきまして、都市計画法に基づいて、地元区であります品川区と目黒区に意見照会をしております。平成十六年九月に附帯意見つきで原計画案について同意する旨の回答をいただいております。
 この附帯意見としては、事業実施に当たって、まず一点目は環境影響評価準備書に対する区長意見を十分に尊重すること、次に地域住民に対して十分な説明を行い、理解と協力を得るよう努めること、続いて換気所設置箇所については形状並びに景観に配慮し、最新技術の導入など環境対策を講じること、次に防災対策、災害対策に万全を期すこと、続いて工事期間中も十分な環境保全、交通安全対策を講じること、最後に、事後調査を徹底し、事前に予測し得ない状況が生じた場合は必要な対策を講じることでございます。

○高橋委員 次に、換気所計画の考え方についてでありますが、やはり地域にとって最大の課題は、この請願にもあるように、換気所や出入り口に関してであり、なぜよりによってこの位置に必要なのかというところかと思います。
 品川線につきましては、ただいまの説明でもありましたとおり、環境面に配慮し、地下構造を採用しているとのことでありますが、地下構造となった場合、必ず換気が必要になってくるわけであります。行政は、さまざまな検討をしている結果、この位置になります、この案がベストですと説明するでしょうが、当該箇所付近の地元にとっては環境や景観など心配の多いところであるわけでありまして、そこで、この品川線における換気所計画の考え方について伺います。

○道家外かく環状道路担当部長 品川線の計画に当たっては、沿道環境に配慮して、ご指摘のとおり、地下構造を採用しております。地下構造であるがゆえに、換気所の設置は不可欠でございます。交通量、縦断勾配などから必要な換気量を算出いたしまして、冒頭ご説明しました中目黒、五反田、南品川、大井北でございますが、この四カ所に換気所を計画しているところでございます。

○高橋委員 次に、換気所の環境への影響についてでありますが、一般的に換気所はどうしてもイメージが悪く、その大きさからも地域住民にとって受け入れがたいものとなっておりますが、この請願にもあるように、換気所からの排出ガスの大気への影響は、環境アセスメントの中で問題ないと説明されておりますが、具体的にどの程度の影響なのか、再度説明をお願いいたします。

○道家外かく環状道路担当部長 換気所から排出されるガスによる大気への影響でございますけれども、トンネル内の空気を換気所で除じん処理した後、換気塔から地上約百メーターの上空まで吹き上げ拡散させることにしております。このため、地上への影響は極めて小さくなると考えております。
 地上にある現在の大気濃度に対しまして、換気所からの大気濃度がどの程度影響するかという指標としましては、寄与濃度という指標がございますが、これで比べますと、二酸化窒素の寄与濃度は環境基準の数百分の一の影響程度でございます。それから、浮遊粒子状物質、いわゆるSPMでございますが、これの寄与濃度は環境基準の数千分の一程度という影響というふうに予測しております。
 したがいまして、換気所からの寄与濃度は極めて小さく、また予測、評価においてはいずれも環境基準を満足しているというものでございます。

○高橋委員 次に、地元との話し合い状況についてでありますけれども、これらについてはこれまでも地元説明会など機会を通じて地元に説明してきていることと思いますが、具体的にどう取り組んできたのか、伺います。

○道家外かく環状道路担当部長 平成十三年八月に都市計画素案及び環境影響評価方法書を提出して、その説明会及び相談コーナーを実施いたしました。両方合わせて計十日間開催をしております。
 平成十五年十二月に都市計画案と環境影響評価準備書の説明会及び同じ相談コーナーを開催いたしまして、これは両方合わせて同じく十日間の開催でございます。
 それから、地元との意見交換といたしまして、平成十六年五月には五反田地区で二回、それから同じく品川の南品川地区で一回開催をしてきております。

○高橋委員 次に、地元からの要望についてでありますが、具体的にどのような意見や要望が出されているのか、伺います。

○道家外かく環状道路担当部長 地元の皆様からの具体的な意見や要望についてでございますけれども、幾つかございまして、まず換気所周辺における環境への影響、それから換気所の規模や景観、それから脱硝装置の設置、土壌脱硝の採用、換気所が路外から路内に変わった理由、こういった点などに関して意見が私どもに寄せられております。

○高橋委員 次に、地元への対応についてでありますが、それら地元からの要望等について都はこれまでどのような対応をしてきたのか、伺います。

○道家外かく環状道路担当部長 地元からの要望についての対応でございますけれども、説明会や意見交換会などの場におきまして、品川線のルートや出入り口、換気所の設置などの計画の考え方、それから環境影響評価の結果などをご説明し、環境に与える影響は小さい旨をご説明させていただいております。
 脱硝装置につきましては、平成二十六年の供用時における大気の状況、それから最新技術の開発動向を踏まえ、事業実施段階で必要に応じ、検討していきたい旨の説明をさせていただいております。
 さらに、土壌脱硝につきましては、それを導入するために膨大なスペースが必要なこと、それから万が一トンネル内で火災が発生した場合に、これは強制的に排気する必要がございまして、そのことができないという問題点があります。それゆえに適用が困難である旨の説明をさせていただいております。
 最後に、路外から路内への換気所の変更につきましては、可能な限り公共用地を使うという観点から路内とした旨を説明させていただいております。

○高橋委員 理事者側からの説明がありましたように、地元からは換気所についてさまざまな意見が出されているものと思います。が、私が思うに、やはり問題点はその構造物の存在ではないかと思います。
 五反田換気所は道路内に計画されていることから、地上部に姿をあらわす換気塔について特に景観面での影響が心配であります。
 次に、換気塔の規模についてでありますが、今現在計画している五反田の換気塔の規模はどの程度なのか、伺います。

○道家外かく環状道路担当部長 五反田換気所の換気塔の規模でございますけれども、環境影響評価におきまして、高さ四十五メートル、幅七メートル、奥行き二十六メーターの換気塔を予定しております。

○高橋委員 道路内に巨大な施設ができることとなり、この請願でも巨大墓石と指摘されております。そこで、本請願の紹介議員でもあり、地元選出の我が党の佐藤裕彦議員も非常に心配していることについて幾つか伺います。
 換気施設が計画されている五反田周辺地域の方々は高速道路品川線問題近隣町会合同連絡会を設立し、その代表者が過日、知事に面会いたしました。その際知事は、換気施設について皆さんの気持ちもわかる旨発言されたと聞いております。そこで、知事がおっしゃったことについてどのように受けとめているのか、伺います。

○道家外かく環状道路担当部長 本年六月に高速道路品川線問題近隣町会合同連絡会の方々とお会いいたしまして、三万二千名余の署名がついた要望書を都市整備局として受け取っております。
 その際に、五反田換気所周辺の環境については十分に配慮する必要があると認識しておりますと申し上げました。さらに、新宿線の換気塔の検討に当たっては、事業実施段階において地元の方々の意見などを聞きながら、形状等を見直してきた事例がございます。品川線においても、新宿線と同様に、事業実施段階において、形状、デザインなどについて積極的に検討していきたいと考えていますと、そういう説明をしているところでございます。
 その後、この方々が知事に面会したということは承知しております。その中で同じ趣旨で対応したものと考えております。

○高橋委員 五反田付近には、換気塔よりも高いファミーユ西五反田東館という区民住宅が建てられております。今後、このような高層の建物が建てられた場合における換気塔からの大気環境への影響が心配されますが、その見解をお伺いいたします。

○道家外かく環状道路担当部長 今の高層建物に関する件でございますけれども、換気所からの排出ガスによる大気への影響は、トンネル内の空気を換気所内で除じんした後、換気塔から地上約百メーター上空まで吹き上げて拡散させ、地上への影響は極めて小さくなるという仕組みでございますが、ご指摘の高層棟、ファミーユ西五反田東館は高さ百九メーターの建物でございます。換気塔からは約三百五十メーター離れた場所にございます。こういうことから、換気所からの影響は極めて小さいというふうに予測評価をしております。
 事業の実施に当たっては、東京都環境影響評価条例に基づく事後調査手続を実施いたします。事後調査により、環境を所管する知事は、環境に及ぼす影響があると認められる場合には、環境の保全について必要な措置を講ずることを求めることになっておりますので、それに応じて対応してまいりたいというふうに考えております。

○高橋委員 次に、換気所計画の見直しについてでありますが、今後、事業を実施していく中でより詳細に検討がなされていくものと思われますが、周辺の土地利用の変化に合わせ、道路外に用地を取得し、道路外に換気所を計画するとか、将来の技術革新により、より効率的に換気ができ、換気所の規模を縮小できるとか、もしくは換気所が要らなくなるとか、脱硝装置を導入するといった可能性はあるのか、伺います。

○道家外かく環状道路担当部長 換気所の検討につきましては、先ほどからご説明しておりますが、可能な限り公共用地を使うということで四カ所計画しております。これまで東京都といたしましては、自動車交通に起因する大気汚染などの換気問題に対しまして、平成十四年一月に東京都環境基本計画を策定し、不正軽油対策などさまざまな対策を講じてきているところでございます。特に昨年十月にディーゼル車規制を開始いたしまして、つい先日発表がありましたけれども、一年間のその結果、浮遊粒子状物質、いわゆるSPMでございますが、これについて自動車排出ガス測定局の平均濃度が一四%低下するなど、道路沿道における改善効果があらわれているところでございます。
 これら自動車排出ガス規制の状況も踏まえ、事業の実施段階において将来の大気の状況や新たな技術の開発の状況に応じまして、今、理事ご指摘のありましたような脱硝装置の導入につきましても、地域の方々の意見も聞きながら前向きに検討していきたいと思っております。

○高橋委員 現時点ではなかなか難しいとのことでありますけれども、将来の可能性を全く否定したわけではないと受けとめさせていただきます。
 ところで、先ほど冒頭で新宿線を視察したと述べましたが、ことしの夏ごろでしょうか、新宿線の換気所計画については地元説明がなされたと聞いております。そこで、まず新宿線における換気所の検討状況について伺います。

○道家外かく環状道路担当部長 新宿線における換気所の検討状況についてでございますけれども、新宿線は平成二年に都市計画決定しておりまして、その後、事業の進捗状況に応じて地元説明会などを逐次開催してきております。
 平成十四年十一月から翌年七月にかけて換気塔の役割、それから環境影響、デザインの決定の進め方について地元説明会を開催しております。そして、十五年の九月からことしの六月にかけまして、それらの説明会によるご意見等を踏まえて、専門家によるデザイン選考会を設置し、その選考会を開催してきております。
 さらに、十六年二月から三月にかけまして、換気所の規模に関する検討結果、デザインイメージなどを地元に紹介し、それをアンケートで伺う形で地元の住民の方々の意向を聞くための地元説明会を開催し、ことし夏、七月、八月でございますけれども、それらアンケート結果、それから規模、デザインなどを総合いたしまして、こういう形でいきたいというものを皆様にご説明をしてまいりました。今後は、これらの経緯を踏まえまして、現在、事業者である首都公団におきまして換気所の設計を行っておりまして、工事を実施していくというふうに聞いております。

○高橋委員 次に、新宿線での検討内容についてでありますが、具体的にどのような検討を行ったのか、伺います。

○道家外かく環状道路担当部長 特に具体的な検討内容についてでございますが、換気塔の高さについて地元の方からもやはりさまざまなご意見がございました。そして、高さについて、計画していた四十五メーターの場合、それから低くできないかということもございましたので、高さを三十メーターあるいは十五メーターと低くした場合、それぞれをそういうふうに変えた場合、周辺の建物にどういう影響があるのか、それも普段の状況、それから火災時における状況、こういうことについてその影響を、シミュレーションや、さらに換気塔のデザインの設計についての考え方をお示しして、それらを踏まえて、先ほど申し上げた地元にアンケート方式で意見を聞いたところでございます。

○高橋委員 次に、最終的な変更内容についてでありますが、最終的に当初計画に比べるとどうなったのか、伺います。

○道家外かく環状道路担当部長 新宿線の場合、換気所によりまして規模が異なるために一概になかなかいえませんけれども、やはり排出ガス規制の達成状況等を勘案して、新宿線供用時の設計換気量の見直しを行ってきたところでございます。デザインについては、地元の皆様からのアンケート結果を踏まえて決定してきたという経緯もございます。
 その結果でございますけれども、当初計画では換気塔の高さは吸気部--空気を吸う必要もございます。それから、空気を吐き出す排気部とも、同じ高さの四十五メーターでございました。見直した結果、空気を吸う方、吸気部につきましては高さを四十五メーターから五メーターに変更することができました。これら形状やデザインの変更によりまして、地上部に出る換気塔の大きさにつきましては、新宿線においては当初計画のおおむね三分の一から四分の三程度に縮小されることとなります。

○高橋委員 次に、品川線における検討方針についてでありますが、この品川線についてはどのように検討を進めようとしているのか、伺います。

○道家外かく環状道路担当部長 品川線についての今後の検討の進め方でございますけれども、新宿線と同様に事業の実施段階におきまして、ディーゼル車規制なども踏まえた周辺状況の変化あるいは最新技術の開発状況などを踏まえまして必要な検討を行い、地元説明会等を実施するなど、地域住民の意見も伺いながら換気塔の形状デザインについて検討していきたいというふうに考えております。

○高橋委員 先ほどの答弁で、現時点では換気塔の縮小についてなかなか難しいとのことでありますが、ぜひとも換気塔の縮小や脱硝装置の設置について、事業実施段階において新宿線と同様な対応をしていただき、縮小の可能性についてさらに検討を進めていっていただきたいと思います。
 また、これまでも地元への説明を行ってきたとのことでありますが、本請願箇所のように、換気所や出入り口付近など、特に地域にとって改変の大きい箇所や工事期間中における工事用車両の通行の影響が出る地区などについては念入りに説明し、地元住民の理解を得る必要があるかと思います。今後も、本事業について理解と協力が得られるように詰めていくとのことでありますが、具体的に予定はあるのか、伺います。

○道家外かく環状道路担当部長 地元の方々とはこの五反田換気所周辺地区の方々でございますけれども、十月十四日に意見交換会を行う予定としております。その場におきまして地域の方々のご懸念を解決すべく話し合いを進め、事業に理解と協力がいただけるよう努めてまいります。
 なお、今回の請願は品川線そのものの是非を問う趣旨ではないというふうに私どもは理解しておりまして、品川線五反田換気所及び出入り口設置に関連した五反田地域の環境に対する対策を求めているものというふうに考え、理解をしております。この件につきましては、換気塔のデザインやボリューム、それから低濃度脱硝装置の設置など、技術的に可能なる方策について事業実施段階で検討し、五反田地域の環境に十分配慮してまいります。

○高橋委員 意見交換を行うとのことでありますが、やるからには、地域の方々の疑問や不安に誠心誠意対応していただきたいと思います。
 最後に、本請願の取り扱いについてでありますが、今後とも本事業について理解と協力が得られるよう進めていくとしていることや、近々意見交換会も予定されていることなどから、きょうのこの場では結論を出すのではなく、地元との話し合い状況も踏まえ、判断していくのがよいのではないかと考えます。よって、今回は継続審査とすべきであると主張させていただき、私の質問を終わらせていただきます。
 ありがとうございました。

○坂口委員 地元の紹介議員にもなっております馬場裕子都議会議員から、現地の状況を含めまして意見の聴取をしてまいりました。それに基づきまして、結論を申し上げますと継続審査をお願いしたいと思います。
 今の話を聞いておりまして、私、十数年前、もう十八年ぐらい前になりますでしょうか、目黒の清掃工場ができる際に、当時都市計画環境保全委員会だったと思いますが、いろんな質疑をしましたことを思い出しておりました。
 先ほど東野議員に聞きましたら、この換気所に意外と近いところですね。やはり目黒川の河岸ということでございまして、同じような状況がありました。そのときも大分議論がありまして、その後の清掃工場の建設で配慮され、今は大きな問題はないというように聞いております。そんなことを思い出しながら、意見表明をさせていただくところでございます。
 件名はもうご承知のとおりでございますが、高速品川線五反田換気所及び五反田出入り口に関する請願ということになります。
 現状の認識でございますけれども、このたび多くの住民団体や商店街及び職場に働く方々から、先ほどのお話を聞きますと三万二千にも上る署名が添えられまして、高速品川線に付設される五反田換気所及び五反田出入り口に関して建設中止を含む抜本的計画見直しを求める請願行動が起きてまいりました。
 このことは、五反田地域において、今まで長期にわたり都市整備局に協力をしてきたことがどうも軽視されたのではないかという認識を持っております。地域住民かかわる環境や公害問題解決への真摯な取り組みと説明が不十分なためではないか、そのように私どもは考えています。
 地域特性と大気汚染の状況については、今のやりとりの中でも大分明らかになったのではないかと思いますが、この地域は第二京浜国道、中原街道、桜田通り、そして六車線に拡幅された山手通りなど、物流の拠点として交通網が集中しております。目黒川を挟んで発達した独特の地形により、排気ガス等から出る有害物質が滞留しやすい地域です。先ほど申し上げました清掃工場のときも全く同じような議論が出ました。近くに高層の住居、マンションがある、そこに煙突が建つということでして、同じようなことだと思います。
 三十年以上前から気管支ぜんそく等の公害病に脅かされてきました。品川区の公害病の指定地域であり、幼児を含む公害認定患者は千三百三十六人に上り、品川区では高速品川線環境アセス手続における意見書提出に当たり、特段の検討を重ね、事業化については十分な配慮がなされるよう求めているところでございます。
 そこで、五反田へ集中する三つの課題というのは何かということであるわけでございますが、一つは、高さ四十五メーターの巨大換気塔が道路の中央に今度設置される。地下高速道路を走行する車両から出る大量の排気ガスを無処理のまま四十五メーターの上空から排出するということでございまして、道路に面して並び建つマンション、住宅棟を直撃することになるということでございます。
 第二点といたしましては、品川線で唯一の出入り口に予定されている五反田出入り口の供用が開始されると、現在の通行量の約二倍、十万台以上の車両が集中することになるとされております。
 第三点といたしましては、工期が十年にわたることによる環境や経済的な諸課題が予想されるというわけでございまして、結論といたしましては、先ほど答弁にございましたように、この請願者は、私どもも見る限り、またはいろいろ馬場裕子議員に聞く限り、地下高速道路建設そのものに反対はしておらない、そのような認識を持っております。
 しかし、五反田へ集中する巨大換気塔及び出入り口の建設計画並びに長期にわたる建設工事による地域環境の悪化を危惧しているところでございます。
 事業計画につきましては、請願者の願意を酌み、関係者間で、先ほども出されましたが、例えば脱硝装置、それから巨大な墓石のように見えるのではないかということも、地域住民の大変なご懸念でございますので、形状ですとかデザイン、縮小の可能性があればそれらを含めまして、最大限の配慮を求めまして、引き続き継続審査とされるよう望む次第でございます。
 以上で意見を終わらせていただきます。

○東野委員 本請願を審査するに当たり、一言意見を述べさせていただきます。
 首都圏の交通渋滞は、環境面のみならず、都市の経済活動に大きな支障となっているわけでございます。こうした中、我が国の経済をさらに向上させ国際競争力を高めるためには、当然ながら東京の再生をこれまで以上に推し進めていくことが不可欠であるわけでございます。
 そのためには、その受け皿となる都市基盤の整備が何よりも重要であり、特に放射方向に比べ多少おくれています環状方向の道路整備、とりわけ圏央道、それから外環、中央環状線、そういった首都圏の三環状道路を一刻も早く完成させるということが喫緊の課題となっているわけであります。
 中でも中央環状線は、平成十四年に供用した王子線を含めて、先ほど来話がありました、全体計画の約六割が完成しておる。現在、平成十八年の完成へ向けて事業が進められている新宿線、これを含めると全体で約八割の完成になる。
 そして今回、最後の区間でもある品川線の計画が決められるという、そういう段階まで来ているわけです。この品川線の完成により、一番内側の環状線が完成するということになります。
 品川線の早期整備を願うものでありますけれども、地域の人たちにとっては、この請願にもありますように出入り口、換気所にかかわる環境や景観についてさまざまな心配事がある、これはそのとおりであるというふうに思います。東京都のデータをもとにした説明も、理屈では理解できるわけでございますけれども、また一方で、そこに暮らしている地元の方々の切実な思いも、これはやっぱり重く受けとめなくてはいけない、このように思うわけでございます。
 これらを解決するには、地域の人たちの心配事について行政は真摯に耳を傾け、対応していくことが必要であるというふうに考えます。これまでも地域の方々と意見交換をしてきており、今後も引き続き、事業について理解と協力が得られるよう努めていくということでございますけれども、課題となっている換気所については、その形状それからデザインについて、ぜひとも地元住民の声を取り入れながら、しっかりと検討をしていただきたい、このように思います。事業を円滑に進めるためのキーポイントは、いかに地域の人たちの協力を得ていくかということでございます。
 ここで、本請願の取り扱いについては、近々に地域の方々と意見交換会も予定されていることなどから、きょうこの場で結論を出すのではなく、地元との話し合いの状況も踏まえ、判断していくのがよいのではないかというふうに考えます。
 よって、継続審査にすべきと申し上げまして、私どもの意見といたします。
 以上でございます。

○渡辺委員 私は、これまでの委員会での質問の中でいろいろなやりとりがありましたけれども、そういうものと重複しないような立場から質問をいたします。
 一つは、この請願は品川線全部を中止してもらいたいというものではありません。が、品川線の五反田換気塔の中止と五反田の出入り口の見直しが求められている請願、こういうふうに受けとめております。
 この請願書の中にある要望は、大気汚染、あるいは交通災害から命を守ろうという、住民の切なる願いが込められているというふうに思います。そういう立場から私たちもこの願いを実現させたい、こういう立場から質問をしたいと思います。
 まず、この請願に参加している町会数と団体数、幾つということで認識しておられるのか、お聞きいたします。

○道家外かく環状道路担当部長 請願を出している町会の数と団体数でございますけれども、請願自体には書いてございませんが、先ほどご説明したように、本年六月にこの高速道路品川線問題近隣町会合同連絡会の方々にお会いしまして、要望書を受け取ってございます。その中に、賛同町会として書かれているのが三十町会ございまして、それから団体としては、九団体の署名がございました。

○渡辺委員 署名が三万二千八百六十八名ということで提出されておりますが、この運動というか取り組みは、高速道路品川線問題近隣町会合同連絡会、こういうところを中心とした住民運動というか、取り組みだと思います。この三十町会が集まるというのは、そうそうあるものじゃないですよ。そこのところをしっかりと踏まえていただきたいなと思っているんです。
 そこで、改めて聞きますが、この三十町会の取り組み、これをどのように受けとめているかということについてお聞きいたします。

○道家外かく環状道路担当部長 三十町会の方々と六月に、代表者の方でございますが、直接お会いしました。その際に私どもからお話ししたのは、五反田換気所周辺の環境については十分配慮する必要があるという認識を持っておりますと。
 さらに、中央環状線については重要な路線であって、王子線も開通し、新宿線も十八年度に供用を目指して工事をしておりますと。品川線が最後の区間で、このことによって環状線は完成いたしますという話をさせていただいた上で、品川線につきましても新宿線同様、環境に配慮し、地下構造を採用して、そのため換気所は不可欠でありますと。それから、五反田出入り口につきましては、地域の発展、それから山手通りの混雑緩和のためにも必要でありますという説明をいたしました。
 ただし、ご懸念の大気汚染につきましては、環境の改善が達成できるよう全力を挙げていきたいというふうにお話をさせていただいたところでございます。
 今後、新宿線と同様に、事業の実施段階において地域の皆様の意見をよく聞きながら取り組んでまいりたいと思っております。

○渡辺委員 町会、自治会というのは本当に末端の自治組織だというふうに思いますが、そのいわゆる町会、自治会そのものが、三十町会ということは、これは大きな組織ですね。行政がいろいろと仕事を進めていく上で、また行政がいろいろと協力を求めていく上で、この町会、自治会を無視して進めるということは、何事もできないわけです。
 そういうことから、行政機関というのは、この町会、自治会ということに対しては、やはり一定のスタンスを持っているんですね。ただ一般的な住民が署名を持っていって、それでお願いしますよという、そういう陳情をするのと、町会や自治会がきちっとした形で、町会名でもってその署名を集めて持っていくのとは、全然その対応の仕方が違う。これは我々も経験済みなんですよ。それくらいやはり町会、自治会に対する執行機関のとらえ方というのは違うんです。それは先ほど一番最初に申し上げたような内容があるからですよ。
 そういうことで、例えば今度の合同連絡会、ここが取り組んでいるわけですけれども、この連絡会の運動の標語というのがあるんです。また、この運動の標語というのがすばらしいと私は思っているんです。その標語というのは、私たちは子や孫に大気汚染を残したくありません、だから、都市高速道路中央環状品川線の五反田換気所と五反田出入り口に反対しますと、これがこの三十町会の皆さんが集まっているところの運動の標語になっているんですよ。
 このことについてもう一度伺いますが、どういうふうにこの問題について受けとめておられますか。

○道家外かく環状道路担当部長 今おっしゃった地元の方々の請願書にあります標語、先生がおっしゃいましたけれども、私たちは子や孫に大気汚染を残したくありません、こういう標語でございますけれども、この地元の思いを率直に言葉にしたものとして真摯に受けとめております。今後、事業に対する理解と協力が得られるように、引き続き努力してまいりたいと思っております。

○渡辺委員 真摯に受けとめるということはいいんですけれども、今後地元の皆さんのご協力をいただきたいということで努力すると。地元の皆さんは品川線の五反田換気所と五反田出入り口に反対しますと、こういうことなんです。これは努力しますという、先ほど来の議論の中での話ではないですよね。これは非常に重みがあるんです。この内容からいえば、これは私がいうまでもありませんけれども、どういうふうになるか、それは行政機関で判断してもらいたいと思いますけれども、そういうことがあるということを、ひとつしっかりと理解していただきたいというふうに思います。
 なぜこのような請願が出されてきたのか、こういうことについても先ほど来の議論もありますけれども、まあおわかりだと思います。大気汚染を孫の代まで残したくないという、これはだれもが共通している願いです。
 東京都は、都のいわゆる自動車排出窒素酸化物及び自動車排出粒子状物質総量削減計画というのを持っておりますが、 これに基づいて実施してきているのだと。だからその計画で本当に削減していきますよと、こういう説明をしているんですけれども、これまでその計画に基づいて削減されてきたのかどうかといえば、私は、そうなっていないから問題なんだというふうに思いますよ。そういう計画があって、その計画が確実に実現されているということであれば、こういう問題だって起きることはないんです。
 都の報告でも、例えば一般測定局で品川の豊町、ここの平成十三年の観測結果でいいますと、NO2、二酸化窒素で、環境基準を達成した、それからSPM、浮遊粒子状物質は未達成だと、こういうふうに発表されています。が、現在の環境基準というのは〇・〇六ppmです。この品川線の五反田換気塔や出入り口付近では、平成二十六年度には〇・〇五五ppmと予測している、そうなるのだから大丈夫なんだと、こういう説明でしょう。今〇・〇六ですよ、それを〇・〇五五にすると。〇・〇〇五しか減らさないという方向でしょう。そういうことは、これは本当にマジックみたいな話ですけれどもね。そういう微量の数字ですけれども、そういうことを達成すると。数字だけ見れば達成するということになるかもしらぬけれども、実際に今までのことを考えたら、そうなっていないということが問題だということを私は強調したいと思うんです。
 もう一つ、SPMについても、現在〇・一ミリグラム・パー・立方ですね。それが二十六年後にどうなるかというと、最大〇・〇九ミリグラム・パー・立方になるから大丈夫だと。こういう話で、みんな予測ですけれども、だから環境悪化は改善されるんですよと。東京都の立場はそういうことで、いうのはわかりますけれども、これまでの現実の問題として私は述べているわけです。
 しかも、これが先ほどいったように、十年後でわずか〇・〇〇五ppmしか減らないと。そういうことになるから、私は余りいいたくないけれども、これは数字合わせというか、アワセメントだと、こういうふうに私は前からいっているんだけれども、そういうこともいわざるを得ないということになるわけなんです。
 アセス評価どおりに事が進んでいれば、あの京都議定書だって本当にうまく進んでいるというふうに思いますし、ふえることなんかないというふうに思うんです。ところが、残念ながら逆行しているということを、私はいわざるを得ないというふうに思うんです。だから住民の皆さんがやはりこういうものを問題にせざるを得ないということだと思うんです。
 そこでお聞きしますけれども、この先ほどいった十年後の目標値、これが本当にアセス評価どおり達成できると断言できますか。その辺をちょっと、これは正直なところで聞かせていただきたい。

○道家外かく環状道路担当部長 品川線の環境影響評価につきましては、環境影響評価法に基づき、技術指針に基づいて、適切に予測、評価を行ったところでございます。
 東京都におきまして総合的な対策として、先ほど先生からもございましたけれども、東京都環境基本計画や東京都自動車排出物、窒素酸化物及び自動車排出粒子状物質総量削減計画などを策定いたしまして、さまざまな施策に取り組んでおりますし、今般十月に発表されたディーゼル車規制におきましては、かなりの削減効果があったということを発表させていただいております。
 さらに、そのディーゼル車規制のほかにも、道路ネットワークの構築を図ることによって全体の渋滞を緩和する、それに伴う環境改善を行うなど、そういう環境面でも総合的な対策を実施してまいります。
 そのような環境対策を総合的に進めることもあわせて、品川線においては、その供用開始時以降において目標が達成できるように努めてまいります。

○渡辺委員 努力するということはわかりますけれども、してもらわなきゃ困るわけですけれども、先ほどもちょっといいましたが、これまで幾ら大気汚染濃度を改善しようと思っても、改善ができなかった、やられてこなかったということは、これは現実の問題ですから。
 そこで思うんですけれども、例えばアセスの対象道路というのがありますね。このアセス対象道路というのは、とにかく評価するときに、大体一日何万台と、こういうふうに出されますが、その評価書どおりの台数を下回るような状況というのが、どれくらいの道路であるのかというと、これはまず皆さんも調べてみればわかると思うんですけれども、アセス対象道路で、しかも一日何万台という、そういう評価書に出た台数、これを下回っているというのは余りない、ほとんどが大きく上回っている。だから、今日の大気汚染の深刻な現状というのがやっぱり生まれてきているんです。
 先ほどもそちらから出されましたが、環境改善のために努力するということをいいながら道路ネット網をつくるという話も出ましたけれども、いわゆる三環状ができれば大気汚染も解決するんだといって、その幹線道路をつくるということで積極的に今取り組んでおるわけでしょう。そして道路ができれば自動車をそこに呼び込むという、自動車はもうふえるんですよ、これは必然なんです。だから大気汚染を初めとして、環境問題というのはなかなか改善できないんですよ。そこのところをやっぱりしっかりと踏まえて、どうしたら本当に解決できるのか、真剣に取り組んでいただきたいなというふうに思うんです。
 次に、換気塔問題ですけれども、先ほど来からいろいろ出ていますから、私はそれは省きます。一言だけいわせていただきますけれども、この品川線五反田換気塔ですが、高さ四十五メートル、これは高さは十階建てですよね、これが道路の真ん中に建つ。そして道路の沿道にある十階建て、あるいはまた十五階建てのビルやマンションがあったり、あるいは今後つくろうとしても、このビルやマンションの鼻先に換気塔がつくられる、こういうことになるわけですから、やはり多くの方々がそういう換気塔は、もう本当にこれは要らないよということになるわけで、反対するというのも、これは常識的に考えて私は当然だというふうに思っております。
 いずれにしても、高さが四十五メートル、縦横の話というのは余り出ておりませんけれども、やはり相当大きなものが建てられることになるだろうと思うんです。ですから、例えば十階以下の住宅やビルの人たちから見れば、目の前に壁みたいなものが立ちはだかるということにもなるし、圧迫感を強く感じるということにもなるだろうし、納得してくださいといわれても、それは納得できるわけがないというふうに私は思うんです。
 それに増して、換気塔から出される自動車の排ガス。これは百メートル上に吹き上げるから、拡散して、その濃度に対する寄与がどれくらいか、百分の一とか千分の一とかとお話をしていましたけれども、本当にそういうことになるのかいなという感じがします。吹き上げられて拡散するというけれども、それは風があれば多少は拡散されるかもしれぬけれども、風がなかったら、空気より重いのですから、そういう点ではこれは自然におりてくるわけですね、落ちてくるわけですよ。今でも大変だと、大気汚染の濃度が本当にすごい濃度だと。そこへそういうものが加わってくるのですから、多かれ少なかれ。ですから、やっぱりこれは深刻な問題だというふうにだれだって思う。
 したがって、そういうものが滞留するということになりますから、ぜんそくやいろいろなアレルギーを引き起こすことが心配だということで、地域住民の方はこういうふうな請願ということで出されてきておるわけですね。
 例えば西五反田地区で今現在、区立第一日野小学校附属幼稚園というのがあるようですけれども、ここでは四十数名中十名が大気汚染による公害認定ぜんそく患者だというふうにいわれておりますし、あるいはまた目黒区の問題でいえば、環六通りや高速二号線などの激しい交通量によって、目黒区の小中学生の気管支ぜんそくにかかった子どもの数、これが八年間で一・五倍にふえているということもいわれております。
 このように大気汚染が深刻なこの地区に対してさらなる汚染の増加と範囲の拡大と、それらによる健康被害を拡大するような行為、この建設というものは中止してほしいのだと、これも理解できるところです。
 さらに、工事車両、いわゆるダンプですけれども、一日五百台というのは、これは近隣住民にとっては大変なことだというふうに思いますね。
 そこでお聞きしますけれども、換気塔や出入り口設置を中止してくださいという住民の皆さんの請願に対して、紹介議員がおられます。この紹介議員は、平成十三年第一回定例会で各会派を代表する代表質問で、当時幹事長でありました佐藤さんですね。この元幹事長の佐藤さんが、この品川線についてどのように代表質問で取り上げているか、ちょっと読み上げて教えてください。

○道家外かく環状道路担当部長 東京都といたしましては、この品川線につきまして、平成十三年八月に都市計画素案を作成し、さらに平成十五年十二月に現在の都市計画案を作成し、地元にお話をしているところでございます。
 今の先生のご質問は、平成十三年の一定の代表質問の件だと思いますけれども、品川線整備についてご質問がございました。これに対しまして当局の局長は、早期整備の実現に向け、都市計画手続を進めるなど積極的に取り組むという回答をしております。
 また今回、今定例会の知事所信表明でも、やはり品川線について触れておりまして、読み上げますと、三環状道路は、日本全体の交通ネットワーク充実のために不可欠であり、着実にその整備を進めてまいります、中央環状品川線については、十一月都市計画決定を行う予定でありますと、このように表明しております。
 東京都といたしまして、地元の皆様の理解と協力を得る努力をし、積極的に取り組んでまいりたいというふうに思っております。

○渡辺委員 私は、十三年の第一回定例会の代表質問でこの品川線で何をいったかということをお聞きしているんです。そんな、局長の答弁がどうだとか、そのほかの本会議でどうだということを聞いているのじゃないんです。まだ後へつながるのだから、遠慮なくそれ読み上げてくださいよ。

○道家外かく環状道路担当部長 先ほどご答弁しましたのは、品川線についてのご質問がありましたということでございますけれども、中身を申し上げますと、品川線整備について都の積極的な取り組みを必要と考えるが、所見を伺うというご質問でございました。

○渡辺委員 それ以上責めませんけれども、じゃ私がいいますよ、コピーしてきたので。 次に、首都高速中央環状線についてということで幾つかありますが、しかし、唯一、南側の路線である品川線については、全く整備のめどが立っていない状況にあります、そこで、品川線の整備について、都の積極的な取り組みが必要であると考えていますが、ご所見を願いますと、これが品川線に対する質問ですよ。
 それから、もう一人、これは中山さんですけれども、中山さんの質問も、同じく十三年の第一回定例会、本会議で代表質問ということですね。ここでは「都心を通過する過剰交通が慢性的な渋滞を引き起こし、自動車の排出ガスによる環境問題の改善が進まない点を指摘し、このためには、いわゆる首都圏三環状道路の整備促進を重点的に行う必要があるとしております。この中で、首都圏中央連絡道路と首都高速中央環状線の事業化区間については、供用開始の目標年次を明確に示しておりますが、東京外郭環状道路については、整備指針を述べるにとどまっております。」ということで、外環の質問に具体的に入っているわけですけど、前提というかスタンスというのは、これまでの何回もの質問を聞いてみればわかるとおりなんですけれども、環状線そのものについてやはり促進するというスタンスですよね、実際に。
 この二人の紹介議員さんは、品川線の全面中止ということではありませんけれども、今回の住民の切実な要求にこたえるために、五反田の換気塔や出入り口中止を含む見直し、こういうことに同意して紹介議員になったと思うんです。これは、住民の立場から見れば、私は一定の変化だと思っていますし、この点では一致できるものと受けとめているんです。当局もこれらを十分踏まえて、住民に対応するようにすべきだというふうに私は思うんです。
 今回の請願は、理事会では残念ながら継続ということに決まったようでございますから、とやかくいうつもりはありませんが、私としては、我が党としては、この品川線そのものに反対ですけれども、住民の今回出された要求については、当然のことだというふうに思いますし、そういう立場から、この請願に対する賛成の立場から、これは趣旨採択すべきではないかということを申し述べて、時間も来ましたから、終わりたいというふうに思います。
 以上です。

○新井委員 都市高速道路中央環状品川線建設事業の五反田換気所及び五反田出入口に関する請願につきまして、私は先日の都市計画審議会の事前説明の際に既に質疑をさせていただいておりますので、きょうは意見を表明させていただくということで、結論から申しますと趣旨採択の立場で意見を申し上げさせていただきます。
 前回の質疑のときに、特に換気塔の設置による大気汚染について、それから、地下水位の高い地域でありますので、地下水位への影響及び水害について、それから、住民の方々の意見の反映ということで公聴会、都民の声を聴く会における住民の意見の取り扱いについてということで、三点質問をさせていただきました。
 換気塔の設置につきましては、さまざま、きょういろいろご意見、ご指摘がございましたけれども、こちらの地域は、国道一号線と高速道路二号線に挟まれた盆地状で、非常に大気汚染がひどい地域ということで、先ほどの都民の声を聴く会の公述人が十九名いらしたそうですけれども、この方々も非常にこの大気汚染のことについて触れられる方が多かったというふうに聞いております。
 五反田のこの付近のある幼稚園では、四十五人中十人の園児が公害認定ぜんそく患者であるというようなひどい状況であるということで、周辺の方々の大気汚染に関する不安、これはもっともなことだというふうに思います。
 都の方が、現在でも大気の汚染濃度が環境基準値を上回っているところがあるわけですが、換気塔を設置されても大丈夫だとおっしゃっているその説明の根拠ですけれども、環境基準の濃度をクリアする根拠、これは平成二十六年に、渋滞の解消対策と排ガス規制が強化され、地下高速トンネルを通る車の排ガスも改善されているから大丈夫だと、このような説明を住民の方にされているということです。
 いってみれば、今後改善がされるので、今は環境基準をオーバーしているけれども、平成二十六年には換気塔ができても大丈夫なんですよと、こういうことをおっしゃっているわけで、この説明では住民の方が納得できず、不安が非常に大きいというのはもっともなことであろうというふうに思います。
 そして、新宿線のこと等、先ほど来質疑にございましたけれども、この品川線につきましても、換気塔の設置についてはかなり先のことになりますので、その直前に、換気塔の形状、デザインだけではなく、大気汚染についてもぜひ再度調査をしてもらいたいということをそのときお願いしたわけですけれども、これについても東京都の方から、必ず実施をするというふうにお約束をいただきました。
 そしてまた、環境影響評価条例に基づいて事後調査を実施して、それがまた予想が異なった場合の対処につきましても、環境保全については必要な措置を講ずるということをお約束していただいておりますので、この点については再度、重ねて強くお願いをしておきたいと思います。
 それから、特に地下水位のことについての水害ですけれども、これは出入り口の話になりますが、この地域は平成十四年八月、集中豪雨で水害が出ておりまして、こちらの東京都でつくりました、平成十六年にできた洪水ハザードマップで、この地帯が一番水害が出やすい危険地帯というふうにされております。そのような地域に出入り口をつくる必要性はないのではないか。よりによって、こんなようなところにつくる必要はないということで、意見を申し上げております。
 そして公聴会について、非常に公述人の方の不満が多く、その場で意見を申し上げても、ただ聞きおくだけというような、そういった会になっておりますので、必ずその意見を聞いた後フィードバックをすること、その意見がどのように反映されるのか、あるいはなぜ反映されないのかといったことを、きちんとお返ししてもらいたいということもお願いをいたしました。
 これは環境局の方のアセスでございますけれども、都市整備の方では既にそういったことについては、問い合わせにはちゃんとお答えをしているということですので、環境局の方にもそのようにぜひお願いをしてくださいということで意見を申し上げております。
 今後の進め方、ただいま聞いておりますと十月十四日に住民の方との話し合いを持たれるということですけれども、ただ単に聞きおくということではなく、きちんと理解を得る、あるいは合意が形成できるという方向性でしっかりと話し合いをしていただきたいというふうに思います。
 以上で意見を終わります。

○相川委員長 ほかに発言がなければ、お諮りいたします。
 本件は、継続審査とすることにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○相川委員長 異議なしと認めます。よって、請願一六第三六号は継続審査といたします。
 以上で請願の審査を終わります。

○相川委員長 次に、請願陳情及び特定事件についてお諮りいたします。
 本日まで決定を見ていない請願陳情並びにお手元配布の特定事件調査事項につきましては、それぞれ閉会中の継続審査及び調査の申し出をいたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○相川委員長 異議なしと認め、そのように決定いたしました。

○相川委員長 この際、梶山都市整備局長から発言を求められておりますので、これを許します。

○梶山都市整備局長 一言御礼のごあいさつを申し上げます。
 このたびの定例会に提案いたしました議案につきまして、ただいまご決定をいただきました。委員長初め皆様には熱心なご審議を賜り、まことにありがとうございます。
 また、本年三月までは都市・環境委員会として、四月以降は都市整備委員会としてご指導、ご鞭撻を賜りました。心から厚く御礼申し上げます。
 この間ちょうだいいたしました多くの貴重なご教示、ご提言につきましては、今後の施策に十分反映させ、安全で快適な都市の整備を進めるため最大限の努力をいたす所存でございます。
 今後とも、一層のご指導、ご鞭撻を賜りますよう、心からお願い申し上げまして、大変簡単ですが、御礼のごあいさつとさせていただきます。
 ありがとうございました。

○相川委員長 発言は終わりました。
 この際、私からも一言ごあいさつを申し上げたいと思います。
 早いもので、私が委員長を仰せつかりまして、きょうをもちまして一年が経過をいたしました。この間、力量不足、しかも経験未熟な私を、野島副委員長を初めとする皆様方から温かいご指導、ご協力をいただきました。心から感謝を申し上げたいと思います。
 思い起こしますと、織田拓郎議員のご逝去という大変悲しい出来事から始まりまして、昨年十二月の四定では、八ッ場ダムの審査の際に、二度にわたりまして騒ぎました傍聴者を退席させた。さらには、ことし四月一日、組織改正がございまして委員会の名称が変わるなど、私個人にとりましても本当に記憶に残る、ためになる一年間であったと思います。
 今後も引き続き、都議として在籍をいたすわけでございまして、変わらぬ皆様からのご指導、ご厚情を心からお願いを申し上げたいと思います。
 最後になりますけれども、このメンバーで委員会運営に携われましたことを、心から幸せと思っておりますことを、心の一端を吐露させていただきまして、締めくくりのごあいさつとさせていただきたいと思います。
 一年間、本当にありがとうございました。(拍手)
 これをもちまして本日の委員会を閉会いたします。
   午後二時二十五分散会

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