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Tokyo Metropolitan Assembly

都市整備委員会速記録第七号

平成十六年八月二十六日(木曜日)
第五委員会室
   午後一時三分開議
 出席委員 十二名
委員長相川  博君
副委員長清水ひで子君
副委員長野島 善司君
理事高橋かずみ君
理事中嶋 義雄君
理事吉野 利明君
吉原  修君
東野 秀平君
新井美沙子君
矢島 千秋君
渡辺 康信君
坂口こうじ君

 欠席委員 二名

 出席説明員
都市整備局局長梶山  修君
次長中路 有一君
技監小林 崇男君
技監杉浦  浩君
総務部長村松  満君
都市づくり政策部長森下 尚治君
住宅政策推進部長安藤  明君
都市基盤部長成田 隆一君
市街地整備部長石井 恒利君
市街地建築部長野本 孝三君
都営住宅経営部長小林 計代君
連絡調整担当部長加藤 英夫君
住宅政策担当部長水流潤太郎君
外かく環状道路担当部長道家 孝行君
多摩ニュータウン事業担当部長酒井 洋一君
参事飯尾  豊君
参事金子 敏夫君
参事中沢 弘行君
参事山室 善博君
参事小山  隆君
参事渡辺  滋君
参事今井  光君
参事安井 順一君
参事石井 一夫君
参事庄司 静夫君
参事松村  進君

本日の会議に付した事件
 都市整備局関係
報告事項(説明・質疑)
・第百六十六回東京都都市計画審議会付議予定案件について

○相川委員長 ただいまから都市整備委員会を開会いたします。
 初めに、今後の委員会日程について申し上げます。
 先ほどの理事会におきまして、お手元配布の日程表のとおり申し合わせをいたしましたので、ご了承願います。
 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、都市整備局関係の報告事項の聴取を行います。
 なお、報告事項につきましては、本日は説明を聴取した後、質疑終了まで行いたいと思いますので、ご了承願います。
 これより都市整備局関係に入ります。
 初めに、先般の人事異動に伴い、幹部職員に交代がありましたので、梶山都市整備局長から紹介があります。

○梶山都市整備局長 去る七月十六日付、八月一日付で人事異動がございましたので、お手元の名簿に従いまして、当局の幹部職員をご紹介させていただきます。
 次長の中路有一君でございます。都市基盤部長の成田隆一君でございます。都営住宅経営部長の小林計代君でございます。多摩ニュータウン事業担当部長の酒井洋一君でございます。都市づくり調整担当参事の飯尾豊君でございます。区市町村調整担当参事の中沢弘行君でございます。航空政策担当参事の小山隆君でございます。都市景観担当参事の安井順一君でございます。営繕担当参事の松村進君でございます。
 以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
   〔理事者あいさつ〕

○相川委員長 紹介は終わりました。

○相川委員長 次に、理事者から報告の申し出がありますので、これを聴取いたします。

○梶山都市整備局長 本日は、十月二十一日に開催予定の第百六十六回東京都都市計画審議会に付議を予定しております案件につきましてご説明いたします。
 今回、東京都決定案件が全部で十九件あり、その内訳は、区部で九件、市町村部で十件でございます。また、産業廃棄物処理施設の用途に供する特殊建築物の許可案件が一件ございます。
 本日は、これらのうち、主な案件といたしまして、東京都市計画地区計画晴海地区地区計画と東京都市計画道路都市高速道路中央環状品川線につきましてご説明いたします。
 今回の都市計画審議会には付議いたしませんが、いわゆるアセスの前合わせ案件といたしまして、東京都市計画都市高速鉄道西武鉄道池袋線などにつきましてご説明いたします。
 それでは、引き続き、担当部長から説明いたしますので、よろしくお願いいたします。

○森下都市づくり政策部長 それでは、都市計画案件の白表紙の提案事項概要の一七ページをお開きください。それから、薄茶色の図面の方でございますけれども、三二ページをお開きください。
 ナンバー6でございますけれども、晴海地区地区計画の変更に関する案件でございます。本地区は、東京臨海部、中央区晴海の約九十ヘクタールの区域でございます。
 図面の方の三三ページでございますけれども、本地区は、平成五年七月に地区計画の方針を都市計画決定しております。その後、平成九年十一月に五-一街区、それから、平成十五年一月に第三地区の地区整備計画を定める都市計画変更を行っております。
 本地区の東南側、晴海二丁目では、現在、組合施行によります晴海二丁目土地区画整理事業が進められておりまして、今回の変更は、この区画整理事業の進捗に伴います土地利用転換の動きにあわせまして、二-一街区及び二-二街区について地区整備計画を定めるものでございます。
 なお、二-一街区と、その南側の晴海防潮施設の区域につきましては、都市再生特別措置法に基づく都市再生事業として大臣認定を受け、防潮護岸等の整備を行っているところでございます。
 白表紙の一八ページと、それから、図面の方が三七ページでございますけれども、整備計画の変更の内容といたしまして、まず、主要な公共施設として、新たに区画道路二-一号、幅員十八メートルと、その両側に歩道状空地を整備いたします。
 それからまた、二丁目内の既存の公園を、晴海運河沿いの方に公園一号として、面積約八千七百平米でございますけれども、移設して整備するというものでございます。
 それから、地区施設としましては、南北方向になりますけれども、防潮護岸に至ります区画街路二-一号、それから貫通通路二-一号のほか、地区広場二-一号、面積約四百五十平米などを整備いたします。
 続きまして、建築物等の整備に関する事項でございますけれども、図面の方が三八ページでございますけれども、建築物等の用途の制限につきましては、二-一街区は居住機能を導入する街区でございまして、第一種住居地域内に建築できない建築物及び風俗営業等の建築物の制限をいたします。
 また、二-二街区では、晴海通り沿いの立地を生かしまして、業務・商業機能の導入を図る街区でございまして、商業地域内に建てられない建築物及び風俗営業等の建物については制限いたします。
 容積率の最高限度といたしましては、二-一街区は四五〇%、二-二街区は五八〇%、建築物等の高さにつきましては、二-一が百七十メートル、二-二が五十メートルとしておるところでございます。
 そのほか、壁面の位置の制限、敷地面積の最低限度、及び形態または意匠の制限などを定めているところでございます。
 以上でございます。

○道家外かく環状道路担当部長 次に、ナンバー11の東京都市計画道路都市高速道路中央環状品川線の都市計画決定でございますが、お手元の白表紙の冊子、提案事項概要の四一ページ、並びに薄茶色の表紙の冊子、事前説明会資料の五五ページから七二ページをごらんいただきたいと思います。
 本件は、環境影響評価法の対象事業でございまして、今回はいわゆる後合わせでございます。
 現在、首都圏の高速道路ネットワークは、放射道路と比べまして環状道路の整備がおくれていることから、都心部に通過交通が集中して慢性的な交通渋滞を引き起こしております。
 こうした状況を踏まえ、現在、事業中でございます中央環状新宿線に引き続きまして、当路線、品川線を整備することによりまして、首都圏三環状道路の中で初めて環状道路としてのリングが形成されることとなります。このことによって、都内の交通渋滞の解消、環境改善など、東京の都市再生にとって重要な役割を担っており、多くの効果が期待されております。
 次に、計画の概要でございます。薄茶色の表紙の、事前説明会資料の五五ページをごらんいただきたいと思います。
 今回の都市計画の内容は、品川区八潮三丁目から目黒区青葉台四丁目までの延長約九・四キロメートルを、主に地下構造で都市計画決定するものでございます。
 平面線形につきましては、公共空間を最大限に活用する観点から、図面の右端の大井ジャンクションより図面中央の大崎駅付近までは目黒川などの地下に、それから、大崎駅付近より図面左端の中央環状新宿線に接続する箇所までは環状六号線、通称名山手通りでございますが、この道路の地下に計画しております。
 また、出入り口につきましては、図面中央の五反田に一カ所を計画し、換気所につきましては、図面右側から大井北、南品川、五反田、中目黒の計四カ所を計画しております。
 なお、ルートのほとんどが公共用地の地下となっておりますが、一部、計画線が民有地の地下を通る部分がございまして、トンネルの整備に必要な立体的な範囲を定めることによって適正かつ合理的な土地利用を図るため、立体都市計画を定めてまいります。
 次に、事業者でございますが、首都高速道路公団の施行を予定しております。
 最後に、環境影響評価書についてご説明いたします。
 お手元の黄緑色の表紙の冊子をごらんいただきたいと思います。
 本事業の実施が周辺環境に及ぼす影響について、都市計画を決定する上で支障がないと判断いたしまして、昨年十一月に環境影響評価準備書を提出いたしました。この準備書に対しまして、本年五月に、知事意見を受け、それに対する見解を含めて環境影響評価書を作成し、国土交通大臣に提出いたしました。その後、本年八月に国土交通大臣の意見を受けたところでございます。この中で、本評価書の内容は、全体として適切であると認められるとされております。
 一方で、環境保全の見地から、留意すべき事項について七項目の意見が出されております。今の資料の六ページをごらんください。これについて概要をご説明いたします。
 まず1の部分でございますが、大気質につきましては、事業の実施段階に、換気所における窒素酸化物及び粒子状物質の最新の削減技術の適用について検討を行うに当たり、計画路線周辺の状況を短期的な濃度を含め十分に把握すること。また供用後においても、必要に応じて適切に把握し、適切な措置を講ずること。
 3でございますが、道路供用後の道路交通騒音につきましては、環境保全措置として、周辺道路も含め排水性舗装を敷設し、その減音効果を含めた予測を行い、騒音にかかわる環境基準との整合が図られているとの評価を行っているが、排水性舗装の減音効果は経時的に低下することから、事後調査を実施し、適切な維持管理等の所要の措置を講じること。
 5でございますが、換気塔につきましては、市街地における地域景観への影響に十分配慮するため、事業実施段階において住民等の意見を聞きながら、構造物の色彩やデザイン及び緑化について検討を行うことなどでございます。
 これらの意見を踏まえまして、意見のあった七項目すべてについて必要な見直しや追加を行うなど、環境影響評価書を補正いたします。
 環境影響の総合的な評価につきましては、二ページに記載したとおりでございます。本事業の実施により環境に影響を及ぼすおそれがある項目について調査、予測を行った結果、必要な項目については環境保全の措置を施すなどにより、すべての環境要素について、実行可能な範囲内で、できる限り環境影響を回避または低減しているものと考えております。また、整合を図るべき基準、または目標が定められている環境要素につきましては、それらと整合が図られております。
 それぞれ環境要素ごとの評価結果の概要につきましては、二ページから五ページに記載したとおりでございまして、いずれも評価の基準を下回っております。
 以上のことから、都市計画を決定する上で支障はないと判断しております。
 以上でございます。

○成田都市基盤部長 私の方からは環境影響評価手続の開始案件でございまして、お手元の白表紙の提案事項概要の五五ページから五七ページと、薄茶色の図面集の八七ページから一〇三ページをごらんいただきたいと思います。
 西武鉄道池袋線の連続立体交差化及び複々線化に係る都市計画変更の案件について、ご説明申し上げます。
 今回の鉄道計画に係る変更点は二点ございます。
 一つ目は、石神井公園駅から大泉学園駅間の連続立体交差化の追加でございます。二つ目は、それに伴う石神井公園駅付近のすりつけ等によります区域の変更でございます。
 本案件につきましては、東京都の環境影響評価条例に基づきます環境影響評価の対象案件でございまして、今回はいわゆるアセスの前合わせ案件でございまして、アセス手続を行った後に都市計画審議会に付議する予定でございます。
 これまでの経緯でございます。
 西武池袋線は、昭和四十六年に、江古田駅から石神井公園駅間のいわゆる高架方式による連続立体交差化と、練馬駅から石神井公園駅間の複々線化が都市計画決定されました。その後、昭和五十九年に工事に着手されまして、平成十五年三月までに、江古田駅から練馬高野台駅間の連続立体交差化及び複々線化が完成いたしてございます。
 残されました練馬高野台駅以西の既定都市計画区間、及び今回新規追加いたします区間につきましては、平成十五年四月に国土交通省によります新規着工準備採択を受けまして、今年一月には都市計画素案の説明会を開催いたしてございます。
 図面集の八九ページから九三ページをごらんいただきたいと思います。都市計画の内容についてでございますけれども、今回の立体化に伴い、追加する区域は、石神井公園駅西側から大泉学園駅東側の間の図面で示された区域となっております。
 鉄道の立体化につきましては、地形的条件、計画的条件、事業的条件の三条件から、高架方式もしくは地下方式等の構造形式の検討を行うこととなってございます。
 今回の計画につきましては、既に完成いたしてございます練馬高野台駅付近の高架施設と新規追加部分の整合性を図る意味から、高架方式で行うこととしております。
 茶表紙の八九ページをお開きいただきたいと思います。今回、石神井公園駅以西の計画の見直しに伴いまして、石神井公園駅南側の一部区域、図面で黄色く着色した部分でございますけれども、この部分を計画から削除することといたしております。
 本鉄道計画の事業主体でございますけれども、練馬高野台駅から大泉学園駅までの連続立体交差事業につきましては東京都建設局が、また、この間の複々線化に係る事業につきましては西武鉄道株式会社が事業主体となっております。
 総事業費は、両事業合わせまして約四百三十億円でございまして、連続立体交差事業に要する費用は、国、都、練馬区、西武鉄道の四者が負担し、複々線化事業に関しましては西武鉄道が負担いたすことになってございます。
 事業期間は、平成十九年度から平成二十六年度を予定してございます。
 次に、関連案件についてご説明申し上げます。茶表紙の八八ページから九三ページまでの間をごらんいただきたいと思います。
 鉄道の連続立体交差化に合わせまして、沿線の環境空間の確保並びにまちづくり等に資することを目的といたしまして、今回、図面に示しますとおり、鉄道計画区域の北側に都市高速鉄道西武鉄道池袋線附属街路第一六号線、特殊街路練馬自転車歩行者専用道第一号線、都市高速鉄道西武鉄道池袋線附属街路第一七号線、同じく第一八号線を計画いたしてございます。
 図面資料集の一〇三ページをお開きいただきたいと思います。本鉄道の連続立体交差化に合わせまして、石神井公園駅南口に補助二三二号線の交通広場を新たに計画いたします。図では、赤く着色した部分でございます。
 本計画は、既存の駅前広場及び連続立体交差化による高架下の空間を活用し、斜線で示しております、既に完成いたしております北口駅前広場と一体化された駅前広場として計画されるものでございまして、新しく計画される駅前広場の面積は約四千四百平方メートルでございます。
 今回の計画に伴い、既決定されております区域の一部、黄色く着色した部分を廃止いたします。
 また、補助二三二号線の変更では、ただいまご説明いたしました内容のほか、車線数につきましても、二車線として決定いたすことにいたしてございます。
 なお、都市高速鉄道西武鉄道池袋線及び補助線街路第二三二号線の変更は、東京都の決定案件でございます。また、側道につきましては、練馬区の決定案件となっております。事業主体につきましては、おのおの練馬区となってございます。
 次に、環境影響評価書案の概要についてご説明申し上げます。
 お手元のダイダイ色の冊子の中に環境影響評価書案の概要というふうなものが挟み込んでおられると思いますけれども、A4横の資料でございますけれども、それの二枚目及び三枚目をごらんいただきたいと思います。
 本案件におきます環境に及ぼす影響の予測、評価の項目は、騒音・振動、日影、電波障害、景観、廃棄物の五項目となってございます。
 例えば騒音・振動でございますが、今回、工事の施工中及び工事の完了後において予測、評価を行っておりまして、いずれの場合におきましても、評価の指標を満足し、もしくはおおむね満足するという結論を得ております。
 その他の項目につきましても、適切な対応に努めるものでございます。都市計画を変更する上で支障がないものと判断しております。
 以上、西武線の説明を終了させていただきます。

○相川委員長 報告は終わりました。
 これより本件に対する質疑を行います。
 発言を願います。

○高橋委員 私から、今百六十六回東京都都市計画審議会の案件総括表等の大きな1の案件総括表の(3)の環境影響評価対象案件事前説明の関連で質問をさせていただきます。
 私から申すまでもなく、西武池袋線の連続立体交差化についてお尋ねしたいと思います。
 これまで私は、平成十三年の第四回定例都議会、また平成十四年の第三回定例都議会や常任委員会などで幾度となく、西武池袋線のボトルネックであります、あかずの踏切対策として、連続立体交差化の必要性を訴えてまいりました。これまで地元の練馬区議会にも地域の要望として早期事業化を願い、請願や陳情などが提出されていたり、また、本計画については、平成十四年、ご承知のとおり、六月に地元住民二万人に上る熱き願いを込めた請願が都議会で採択され、また、十五年四月に、国の新規着工準備箇所として採択されるなど、事業化に向けて一歩ずつ進んできたところであります。
 そして、このたびようやく、石神井公園駅から大泉学園駅間について、連続立体交差化の都市計画案が来る九月一日から公告され、あわせて、環境影響評価書案が公示されているところであります。
 先ほども話がありましたように、昭和五十九年の練馬高野台駅付近連続立体交差化工事の着手から二十年、早期事業化を強く求めてきた地域住民にとって、長年の悲願実現に向けた大きな一歩ということで、大変喜ばしいと思います。都を初め関係機関に対しまして、改めて敬意をあらわしたいと思っております。
 そこで、早期完成の期待を込め、ただいま説明がありました西武池袋線連続立体交差計画について、確認を含めて、何点かお伺いいたしたいと思います。
 まず最初に、本年一月に都市計画素案の説明会を行ったとのことでありますが、その後寄せられた都民の意見を含めまして、本鉄道計画に対しておおむねどのような意見が出されたのか、お伺いいたします。

○成田都市基盤部長 西武線の本年の事業素案説明会についてのお尋ねでございますけれども、一月の素案説明会では、二日間を通しまして、約千人を超える方々に参加していただきました。説明会では、騒音など環境への影響について懸念する意見も出されましたが、鉄道計画については賛成の意見が大半でございまして、早期の完成を望む要望も出されております。
 騒音など環境影響につきましては、今回の予測、評価の中では、おおむね指標を満足する結果が出されております。説明会終了後の現在におきましても、事業の早期着手を望む声が私どもの方に寄せられております。

○高橋委員 そこで伺いますが、今ご答弁いただきましたが、この事業については多くの都民が早期事業化を望んでおります。都市計画の手続についてもぜひ速やかに進めてほしいと思いますが、環境影響評価の手続とあわせ、今後の予定について伺います。

○成田都市基盤部長 環境影響評価と都市計画の手続のお尋ねでございますけれども、都市計画の手続につきましては、来月九月六日、七日の両日に都市計画案及び環境影響評価書案につきまして、地元での説明会を開催する予定をしてございます。
 その後、今回の環境影響評価書案への意見に対する見解書を年度内に作成いたしまして、平成十七年度に環境影響評価書の提出とあわせまして、都市計画決定を行う予定でございます。

○高橋委員 次に、今回、事業に密接にかかわる地元の住民にとっては、用地買収を初めとした今後の事業スケジュールは、大変重要な問題であると思います。手続が円滑に進んだ場合、都市計画決定後の用地買収を含めた事業の予定について伺います。

○成田都市基盤部長 事業のスケジュールについてのお尋ねでございますけれども、都市計画決定をいたしました後に、用地測量などを行いまして、平成十九年度には事業認可を取得していきたいというふうに考えてございます。
 その後、用地補償説明会や工事説明会等を経まして、用地買収、工事にそれぞれ着手していく予定でございまして、今後とも地元区のまちづくりの推進と、地元区、鉄道事業者などと連携しながら、事業の円滑な実施を図ってまいるよう努めてまいりたいと思います。

○高橋委員 最後に、所見があればちょうだいいたしますが、私から意見を申し上げますが、冒頭でも申し上げたとおり、地域の悲願でもあります今回の連続立体交差化計画が一日でも早く実現しますよう、都においては、国や関係機関への積極的な働きかけなどに努めていただきたいと思います。
 また、今後、事業実施に当たっては、地域住民の意見等に十分耳を傾けて進めていただくよう強く要望したいと思いますが、また、先ほどご案内ありました、平成二十六年完成までの年数を考えますと、気が遠くなるという声も地元では実はあります。そのようなことを考えますと、石神井公園駅のバリアフリー化など並行して、できることは実施してほしいと思います。
 実は、半年以上前かなと思いますけれども、石神井公園駅のバリアフリー化について、住民からの陳情がありました。朝、ラッシュ時に、健康な自分の家族が、階段を上がっていくのが困難な方を見かけ、お手伝いをさせていただいたと。今度は、介助した自分の家族が腰を傷めて大変な思いをしているので、そんな長い間待つよりか、できることはバリアフリー化していただきたい。実は職員さんにも相談いたしまして、ここに、後ほどお渡ししますが、石神井公園駅の写真を撮っていただきました。
 先ほど住民の意見を十分とっていただきたいということをお願いいたしましたが、ぜひその辺もしっかり受けとめていただくよう要望し、私の質問を終わらせていただきます。

○成田都市基盤部長 ただいま高橋理事からご要望がございましたけれども、確かに連続立体交差事業は長い期間かかりますので、長期にわたる間、工事中の騒音、振動あるいは道路、通路の切り回し等、地元の利用者の方たちに大変ご不便をおかけすることがないように、事業者とも今後努めてまいりたいと思いますけれども、あわせまして、ご指摘のバリアフリー対策につきましては、今後、鉄道事業者と調整しながら、できるだけそういう方向を目指し検討してまいりたいと思います。

○清水委員 私からは、首都高速道路中央環状品川線について何点かお伺いいたします。
 先ほど、都市計画の手続と環境影響評価の手続が行われてきているというふうにご説明がありました。この中で、環境評価手続は、ご承知のとおり環境局が進めているわけですけれども、これについてちょっと意見をいわせていただきたいと思うんですけれども、ことしの三月に都民の意見を聴く会というのが開かれました。
 私も、今まで道路計画などについては、公聴会とかで公述人となって発言する機会も、かつて何回かあったわけですけれども、この都民の意見を聴く会の公述の速記録を見ますと、何人もの方が、日程の設定の仕方、それから資料を配布してからの期間の短さについて指摘をしているわけです。
 三月二十九日というのは、この公述をした方々から、一年で非常に忙しい時期に実施をした、なぜこんな時期に実施をするんだということ、それからまた、大変資料が厚いんですけれども、専門家でもない都民が厚い資料を十分に目を通す時間的な保障もなく、こうした都民の意見を聴く会ということで、手続の中では、都民が意見をいう場は一回なんですけれども、そういう時間的な保障もなく開かれるということについて、何人かの方がいっているわけです。
 二十五人を当初は予定していたようですけれども、十九人になった、いろいろ理由はあるかと思うんですけれども、今まで公述人の方が申し込むと、ほとんどその方が出るか、また二十五人ほとんどの定数枠いっぱいに埋めて公述をするというのがかつての経験の中ではあるわけですけれども、こういう中で、十分に都民へのアセスに対する説明とか、意見を酌み尽くされているという、そうした状況ではないのではないかと。
 確かに、環境局が実施しているものですけれども、日程の設定の仕方とか、それから資料の検討の十分な時間の保障とかいう点では不十分だったのではないかというふうに思うわけですけれども、その点についてどう認識されるのかということについて伺いたいと思います。

○道家外かく環状道路担当部長 都民の意見を聴く会についてのご質問でございます。
 先ほど清水副委員長のお話にありましたとおり、この都民の意見を聴く会につきましては、環境局の所管の事業でございます。都民の意見を聴く会の開催、これにかかわるご案内等につきましては、環境影響評価条例の定めに基づきまして行われており、適正に行われたものと認識しております。

○清水委員 そういう認識でいるということでは、本当に意見が酌み尽くされているというふうには、私は思えないわけですけれども、今後の問題としても、日程の設定の仕方、それから資料の配布などについては、やはり十分な、アセスの条例なども改正されてきて、都民の意見をいったり反映させる機会が少なくなってきているわけですけれども、ここのアセスの方法を見ても、これは法アセスということでやられているわけですけれども、やはりその点では、まずそこのところを認識しておいていただきたいと、改めて伺いませんけれども、そういうふうな都民の意見を聴く会が開かれたんだというふうなことを認識していっていただきたいと思います。
 それで、四月には先ほどもご説明あったかと思いますけど、目黒区や品川区の区長から意見がそれぞれ十項目、二十項目出されていますし、五月には、先ほどご説明がありましたような知事の意見というのも、かなり多くの項目にわたって、項目を細かく数えますと三十五項目ばかりになっているわけですけれども、それに対して、住民は自分たちが出した意見についても、三月に行われた都民の意見を聴く会の意見についても、疑問についても、どう解消してもらえるのかということ、それから、区長や知事やまた環境大臣が意見を出されているわけですけれども、それがどのように反映されるのかということでは、非常に注目しているというか関心があるわけです。
 しかし、アセスの手続の中では、それが環境影響評価書を補正して出されるということになって、それは公示縦覧という手続しか保障されていないわけです。私は、これらの意見を見ますと、非常に重要な意見が出されているし、また、区長や知事の意見も出されているというふうに思うわけですね。それで、このアセスの手続の範囲では、この後、今話したような公示縦覧という形しかないわけです。公示縦覧という手続しかないわけですけれども、手続の範囲で済ましてしまうのではなくて、住民の疑問や意見にこたえる必要があるのではないか、その範囲ではなくて、そういう場所を、会を設ける必要があるのではないかと思いますけれども、どのように認識されますか。

○道家外かく環状道路担当部長 今先生からお話がありましたように、例えば都民の意見を聴く会でのご意見、それから一般都民の方々からのご意見、それから関係区長さんからのご意見がそれぞれ出されております。
 この環境に関するご意見につきましては、それぞれを東京都環境影響評価審議会の審議において、それぞれの意見を勘案して審議され、これらを踏まえて環境を所管する都知事が意見を作成され、我々のところに提出されております。
 品川線では、この環境影響評価に基づき、アセスに関する知事意見に対する見解を加えて評価書を作成することにしております。
 なお、アセスの手続とは別に、地元の住民の方々のご要望を受けまして、意見交換会も幾度か実施しております。そういう場面について、住民の方々からのご質問について答えるなどの、そういう住民の理解を得られるような話し合いの機会を設けて工夫を重ねているところでございます。

○清水委員 知事の意見書の中にも、環境影響準備書に対して計画路線の周辺住民から多くの意見書などが提出されていることから、住民に対し十分な説明や的確な情報提供などに努める必要があるとわざわざいっているわけです。
 今ご説明がありました意見を聴く会というのを、アセスの手続だけでなくて、定期的に設けているということならば、やはりこの後の補正した環境影響評価書を、ただ公示縦覧するだけでなくて、それを含めた、都市計画に対する意見も出てきているわけで、今までこのアセスの中に出てきているわけで、さらに都民の意見などを聞き、そしてまた説明をする機会を設けていただきたいというふうに要望しておきたいと思います。
 この都民の意見を聴く会の中でも、それから意見書の中でも、また区長や知事の意見の中でも、特に大気汚染の問題が一番大きな問題として出されています。私はこれを、公述の記録を読んだ中で、品川区の学校の学校医を二十年以上務めているという耳鼻科のお医者さんの発言を読みました。
 それで、この耳鼻科のお医者さんは初め、初めというのはもう二十年も前のことですけれども、初め診療を行ったときの驚きは今でも忘れられないというのです。子どもたちの鼻の粘膜が、耳鼻咽喉科の教科書に記述されている子どもはほとんどいなくて、大半の子どもは灰色、鼻汁が薄い黒で、病気の診断などとてもできなかったのが実態だったというのです。その後、環境省の委託、また環境の鼻の病気に与える影響というのをテーマに調査し、研究を続けているということです。また、東京都の健診団の一員ともなって調査を重ねているそうです。
 それで、その研究を重ねてきて、アレルギー疾患の発症や悪化には環境の影響が大きいことを示唆していると。環境影響評価準備書に記されたデータが数十年後を正しく評価しているか疑問だ、現時点では不明だ。しかし、再び大気汚染を悪化させれば、間違いなくアレルギー疾患をふやすだろう。当地、当地というのは品川区だと思いますけど、当地にはこうした歴史的な背景がある、住民の心配は他の地区よりも大きい、周辺がまた台地になっている地形の影響もあると。耳鼻科の医師として、数十年前の子どもの鼻の色だけは二度と見たくない、健康診断を毎年やりながら、お気の毒以外の何物でもなかったというのが本音ですという発言をここでしているわけです。
 また、別の公述者の方では、目黒区の小中学生の気管支ぜんそくの数が、八年間で罹患率が一・五倍にもふえたという意見を出されています。
 こういう中で、やはり地元の住民の、品川区にしても目黒区にしても、大気汚染への不安は非常に大きいというのは本当に理解できるわけです。ですから、アセスの中でもいろいろ説明をされてこられて、換気塔の建設をするんだという予定をしているようですけれども、住民はこれに対しても、多くの方の中では納得されておられないようです。
 そして、この換気塔についてのさまざまな意見も出されております。四十五メートルにするとか、また五十メートルにするとか、その高さから排出される汚染物質NO2やSPMの濃度が一体どうなるんだということが記されていないし、脱硝装置を設置するのかどうかもはっきりしていないなどが出されています。
 知事の意見書の中でも、大気汚染の換気所関連というところもあるんですけれども、そこでも何項目もいっているわけです。
 それで、先日、五反田の高速道路品川線問題近隣町会合同連絡会から、都市高速道路中央環状品川線に関する請願書、これは知事に出した請願書というわけですけれども、これが出されていると思います。西五反田本町会を初めとして十一ぐらいの町会があるわけですけれども、この要望について、どのぐらいの署名が出されているのか。この署名の内容は、都市高速道路中央環状品川線五反田換気所と五反田出入り口に反対しますという内容なんですけれども、この署名はどのぐらい出されていて、これについてはどのように受けとめているのか、お伺いしたいと思います。

○道家外かく環状道路担当部長 今ご質問がございました高速道路品川線問題近隣町会合同連絡会、品川区の五反田付近の方々の集まりでございますが、この方々から、三万二千八百六十八名の署名がついた要望書を受け取っております。
 私どもといたしましては、五反田換気所周辺の環境については十分配慮する必要があるというふうに受けとめております。

○清水委員 そういう説明をしているから、住民は幾ら聞いても納得をしないんだというふうに思うわけです。やはりこういう署名が出されている中で、しかも近隣町会などが出されている中で、それでもこれを、今の案件を、議案を都計審で決定しようということなのでしょうか、お聞きしたいと思います。

○道家外かく環状道路担当部長 中央環状品川線は非常に重要な事業でございまして、東京都としては早期に整備する必要があるということで、効果も大きなものがあるというふうに考えております。
 そこで、今の五反田換気所周辺の環境について、先ほど、十分に配慮する必要があるというふうにお答えいたしました。さらに、これは今事業中の新宿線の事例でございますけれども、新宿線も地下構造でございますので、換気所がございます。この換気塔につきましては、事業の実施段階、新宿線の現在の段階において、地元の意見を聞きながら形状等の見直しを実際に行っている経緯がございます。
 品川線についても、事業の実施段階で新宿線と同様の検討を行うことになると思っております。

○清水委員 住民は、新宿線でそうしているから品川線でもそうすれば安心だというふうには思わないから、こういう署名を出されていると思うんですよ。
 じゃあ、新宿線でそういう措置をとったから、全く効果がきちんと発揮されているのか。しかも地形が、本当にそことそこでは配慮されているのかというようなことが十分試されなくて、説明されなくて、同じことをすればそうなるだろうという予測のもとで進められているから、住民は納得しないんだというふうに思います。
 私は、こういう要望書が出されている中では、やはりこうした路線について早急に都計審に付議する必要はないというふうに思うわけです。
 また、ことしの夏の異常な暑さというものがあって、多くのマスコミが取り上げて、これは主にビルの影響を指摘するマスコミが多かったわけですけれども、東京の都市計画というのを、先ほどいわれましたように、渋滞の解消とネットワークをつくるためには環状線をつくり続ければいいんだということで、それが環境にも役立つんだということをいわれているわけですけれども、本当にそうかということが今改めて見直されるときが来ているんではないかというふうに思うわけです。自動車でいえば、自動車の排熱がヒートアイランドの大きな原因になっているということであれば、やはり総量抑制とか総量対策とか、そういうものが一緒に行われ、そういうものに抜本的に根本的に取り組んで、財源もそちらに使うということがなければ、一層環境は悪化するというふうに思うわけです。
 先ほども申し上げましたように、私は、都市計画審議会にこの案件を付議することに対しては反対という意見を述べて、質問を終わります。

○新井委員 私も、中央環状品川線について幾つかご質問させていただきたいと思います。
 この品川線につきましては、私も、今、清水副委員長の方からありました都民の意見を聴く会の公述をなさった方とか、傍聴した方、あるいはこちらの連絡会に入っていらっしゃる方など、複数の方とお話をさせていただいたんですけれども、品川線そのものに反対をするという方はいらっしゃらない。ただ、個別具体のいろいろな換気塔のこととか、出入り口の場所とか、そういった問題について再考してもらいたいというようなことで、お話を伺いました。
 その中から質問させていただきたいと思うんですが、まず、換気塔の数、それから四カ所つける場所ですね、この場所がここに決まったという根拠。そして、当初、換気塔の設置場所は、道路のそばの用地を買収して建てるという予定だったようです。それが道路の中央に建つことに変更になったわけですけれども、その理由、経緯についてお伺いしたいと思います。

○道家外かく環状道路担当部長 まず換気所の数でございますけれども、冒頭にご説明いたしましたように、品川線については、大井北、南品川、五反田、中目黒の四カ所に換気所を計画しております。この換気所の配置計画につきましては、道路構造や自動車の走行の安全性などを総合的に勘案して、現在の計画を立てたものでございます。
 それから、五反田換気所で、素案と今回の都市計画案と位置が変わった件の理由のご質問でございますが、品川線の整備に当たりまして、一層のコスト縮減を図るために、首都高の既存の出入り口を利用することによって、サービス水準を低下しない範囲で、素案にありました大井北出入り口と中目黒出入り口、これを取りやめ、五反田出入り口一カ所に絞ったわけでございます。さらに、五反田出入り口を、今までは国道一号線からのアクセスを考えておりましたが、隣接する放射二号線の幹線道路からも車が出入りできるようにということで、西側におおむね三百メーターほど移動することにいたしました。
 このことによりまして、移動した後の道路内の場所が使えるようになりまして、その場所に、素案においてはいわゆる道路外、道路の外に用地買収をして換気所をつくる案を、今回の計画案では、五反田出入り口を移したことによって使えるようになった道路内の用地に換気所を移動したものでございます。

○新井委員 その中で、今もご説明がありました五反田の換気塔についてお伺いしたいんですけれども、今ご説明がありましたように、立地ということで、国道一号線と高速道路二号線、両方からのアクセスをよくするために、ここにつくったということ。で、道路外ではなくて、出入り口が五反田に一本化されたために、内側に移動して、そこのところ、四車線の道路のところを利用して換気塔をつくることにしたので、用地買収をする必要がなくなったということなんですけれども、その場所を移動したことで、国道一号線と高速道路二号線からのアクセスが非常にいいということのために、当然その両方の幹線道路に挟まれたところにその換気塔が建つというふうなことになってしまっているわけです。
 いろいろお話を伺いますと、先ほど来清水副委員長の方からもお話がありましたけれども、この地域は非常に大気汚染がひどい地域であるということで、住民の皆さんの不安が高まっているわけなんです。この五反田の換気塔について、その大気汚染等を含めて、位置としては適切な場所であったのかどうかということをお伺いしたいと思います。

○道家外かく環状道路担当部長 先ほど五反田出入り口のご説明をしましたけれども、国道一号線に加えて放射二号線とのアクセスをできるようにということで変更したということでございます。
 それで、今のご質問でございますが、五反田換気所の位置計画は適切だったかどうかということでございます。五反田換気所を初め四換気所を計画しておりますけれども、この換気所配置計画は、道路構造、それから自動車走行の安全性等、そういうものを総合的に勘案いたしまして、この品川線については、ご説明した四カ所の計画にしたものでございまして、私どもとしては適切であるというふうに考えております。

○新井委員 総合的に勘案してというふうなお言葉で説明をされると、これはなかなか住民の方も納得がいかないのも当然だろうなというふうに思うわけで、換気塔の数を四カ所にしたということで、道路の区間を割り振ってこのくらいの位置ということはわかるわけですけれども、そういう意味では、用地買収をしなくて済むところで、大きな国道一号線と放射二号線、高速道路二号線に挟まれた、両方からのアクセスのいいところというふうに、使わなくてもいいところで計画を立てられているわけですから、現状の大気汚染が非常にひどい地域である、盆地状になって、排ガスが滞留する地域であって、五反田のこの周辺の幼稚園では、四十五人中十人が公害認定ぜんそく患者であるというようなこともあるわけで、そういった地域の抱える大気汚染の状況、そういうものをきちんと勘案して場所を決めていくということがなければいけなかったのではないかなというふうに思うわけです。
 現在は、大気汚染濃度が環境基準を上回っているというところが五反田なんですけれども、その換気塔が設置されますと、さらなる汚染を招くであろうというのは当然の不安なわけです。それは問題がないんだということで、今回、都市計画決定されるわけですが、その根拠はどんなものなんでしょうか。

○道家外かく環状道路担当部長 品川線におきましては、環境に配慮して、地下トンネル構造を主に採用しております。それゆえに換気所は必要不可欠な施設でございます。この換気所からは、排出ガスを換気塔から地上約百メートルの上空まで吹き上げまして、上空広くで拡散させることで、地上への影響は極めて少なくなる、そういう仕組みを考えております。換気所からの寄与濃度と申しまして、上空で拡散させて、それが地上のいろんな地点に着地するわけでございますけれども、その寄与濃度、地上にある現状の濃度にどのくらいその換気所からの濃度が影響するかということでございますが、これは二酸化窒素では環境基準の数百分の一の影響、浮遊粒子状物質におきましては数千分の一の影響ということでございまして、換気所からの寄与濃度は極めて小さいものであるというふうに考えております。

○新井委員 今のようなご説明で、環境基準濃度をクリアするんだというふうにおっしゃっているわけですけれども、住民の方等の説明会の中で、この環境基準濃度がクリアできるんだという根拠は、平成二十六年には交通渋滞も解消対策がされているし、排ガス規制も強化されて、地下高速、トンネルを通る車の排ガスというものも改善されているから大丈夫なんだ、こんなようなご説明をされているようですね。二十六年にはこうなるから、今は環境基準をオーバーしているけれども、換気塔が建っても、二十六年にはもう大丈夫なんですよっていうふうにいわれても、机上でそういうご説明をされても、やはりそこに住んでいる住民の方というのはなかなか納得ができないんだろうなというふうに思います。
 で、都民の意見だけではなく、品川区長からも、この大気汚染に対しては非常に不安という声が出ておりまして、環境影響評価の準備書のところですけれども、若干提案をされているわけなんですけれども、そういった提案についてどんなふうに考えられているのか、伺いたいと思います。
 まず一つは、大気の汚染のことで、換気所近傍における汚染濃度を高めるダウンウオッシュ、ダウンドラフトの発生が予想されるので、東京都環境影響評価技術指針に基づく短期的予測、評価など、きめ細かな予測、評価を追加されたいというご希望を出されているわけなんですけれども、こういった問題についてはどんなふうに対応されるんでしょうか。

○道家外かく環状道路担当部長 短期的な予測、評価についてでございますけれども、環境影響評価技術指針に記載されました短期的予測濃度につきましては、高濃度汚染のおそれがある場合を前提としたものでございます。品川線の換気所から排出される排気ガスにつきましては、先ほどご説明したように、大気質への影響が極めて小さく、高濃度汚染が発生されると予測される場合には当たらないというふうに考えておりますので、この指針に基づきまして短期的予測、評価は実施しない考えでございます。

○新井委員 高濃度汚染には当たらないからやらないんだというふうにおっしゃっているわけですけれども、先ほど新宿線では、実施段階で、換気塔のデザイン等について、皆さんの意見を聞きながら再検討するんだというお話がありましたけれども、こちらの品川線では、こういった区長とか都民の疑問に答えて、デザインだけではなく、換気塔そのものをつくるのはうんと後ろの方になっていくと思うんですけれども、そのときに大気汚染なども含めて、換気塔実施前にこういった短期的評価ということに対応していくということについてはいかがでしょうか。

○道家外かく環状道路担当部長 先ほどご説明いたしましたけれども、新宿線の事例でございますが、事業の実施段階におきまして、沿道住民の方々を初め多くの方々の意見を聞きながら、換気所の形状、デザインなどを見直しております。品川線につきましても、やはり事業の実施段階におきましては、そのときの状況を踏まえ、新宿線と同様、取り扱いたいと考えております。

○新井委員 形状、デザイン等の等のところを聞きたいんですけれども、大気汚染の短期的な予測等も含めて行われるんでしょうか。

○道家外かく環状道路担当部長 大気汚染につきましては、供用開始の平成二十六年以後につきまして、周辺環境が東京都がさまざまな施策を行うことによって改善されるという予測に基づいて、大気汚染の予測、評価を現在行っております。この結果においては、環境基準を下回るということでございまして、現在考えている以上の対策をする必要はないと考えております。
 ただし、事業の実施段階は、まだ先でございますので、その段階において、周辺の、いわゆるバックグラウンド濃度等の改善がもし見られないという場合がございましたらば、そのときについては、新宿線でも行った同様の検討を行いたいと思っております。

○新井委員 それでは、換気塔の、実際に建てていくということの実施の前に、ぜひこういった濃度の調査というものを行っていただいて、そのときの状況でぜひ対策を立てていただきたいということをお願いしておきます。
 それで、もしそのときの調査も含めて、供用後ということも含めて、予想が異なった場合はどんなふうに対処されるんでしょうか。

○道家外かく環状道路担当部長 予想が異なった場合の対応ということでございますけれども、本事業の実施に当たりましては、東京都環境影響評価条例に基づきまして、事後調査手続を実施することになります。この条例よる事後調査によれば、環境を所管する知事は、環境に著しい影響を及ぼすおそれがあると認められるときには、環境の保全について必要な措置を講ずることを求めることになっておりますので、それに応じて対処していきたいと思います。

○新井委員 環境に著しい影響を及ぼすという、この著しいという言葉があるわけですけれども、二十六年には大丈夫ですよといって、工事を始めるわけですので、終わった時点で予測と違っていたということがあれば、ぜひ対策を速やかに講じるということをしなければいけないのではないかということを申し上げておきます。
 それから、やはり大気汚染絡みで品川区長の意見なんですけれども、換気塔ではなくて、土壌浄化方式、土壌脱硝方式についても再考されたいというふうなご意見も出ておりまして、これについてもたくさんの都民の方がそのようなご意見をお持ちのようです。新宿線でも検討をなさったということですけれども、大和町の交差点が二カ所、七百平米で浄化に成功しているというふうに伺っておりますけれども、グリーンベルトを使ってこの方式が採用できるかどうかということは、品川線では検討なさったんでしょうか。

○道家外かく環状道路担当部長 品川線に土壌脱硝装置を適用することにつきましては、トンネルの排出ガスを処理するためにこの土壌脱硝方式を使いますと、膨大なスペースが必要になります。
 それから、さらにこれは万が一でございますけれども、トンネル内で火災が発生した場合に、この土壌脱硝装置では強制的な排気ができないという問題点がございます。こういうことから、品川線につきましては、土壌脱硝装置について概略の検討をいたしましたけれども、適用は困難であると考えております。

○新井委員 その件については、わかりました。
 それでは、地下水及び水害ということの視点で、やはりこの五反田のところについてお伺いしたいんですけれども、この地域は非常に地下水位が高い地域で、工事期間中、あるいは完成後もその影響が出るのではないかと、この件についても都民の意見を聴く会でも、かなりの方が心配なさっていた点ですけれども、この件についてお伺いいたします。

○道家外かく環状道路担当部長 品川線のトンネル部分につきましては、地下水の滞水層、地下水がたまるような層でございますけれども、地下水の滞水層となる東京れき層よりも深い位置に大部分を設置いたします。そういうことで、大部分が水を通しにくいかたい粘土地盤の中に位置することから、地下水の水位に与える影響は極めて小さいというふうに考えております。
 なお、工事の実施に当たりましては、地下水位の観測を行い、適切な施工管理に努めるとともに、周辺の井戸等の状況も調査するなど、必要に応じて適切な対応は考えてまいります。

○新井委員 今の地下水位等も関係があるわけなんですけれども、目黒川の下を通るということで、この五反田の区域は、東京都が十六年につくった洪水ハザードマップによると、目黒川のはんらんで水害がひどいことになるということで、一番危険度が高い地域ということで指定されているわけですけれども、そういう盆地状の一段と低い、水害が起こりやすい地域に入り口をつくるということについては、非常に危険なのではないか、大雨が降ったときに被害が出る可能性というのが出てくるんではないかと思うわけですけれども、いかがでしょうか。

○道家外かく環状道路担当部長 東京都におきましては、一時間五〇ミリの降雨による水害を防止するため、河川の河道の整備や、当目黒川におきましては、船入り場調節池、それから荏原調節池という水を調節する機能の池の整備を推進しております。そのせいもあってか、目黒川自身があふれたという記録は、平成二年以降ございません。万一、河川がはんらんすることによりまして、地域が水浸しになり、トンネルへの浸水が危惧されるというご懸念でございますけれども、そういう場合には、出入り口の部分において、浸水を防止する措置を施します。それから、トンネル内への車両の進入を直ちに禁止いたします。それから、トンネル内の車両を近くの出口から地上へ誘導するなど、安全対策を講じてまいります。

○新井委員 平成二年以降、目黒川自身がはんらんしたことはないということですけれども、現実にいわゆる水害というものは起こっているわけですね。船入り場の調節池は五万トンの貯水量で、平成二年に完成しまして、荏原が二十万トンの貯水量ということで、十三年に完成しているわけですけれども、平成十四年の八月の集中豪雨で、この付近は水害が出ています。五〇ミリ対応ということでご答弁ありましたけれども、平成十四年の八月には六二ミリの集中豪雨で、水害が出ているということで、川ははんらんしていなくても、かなりの回数の水害というのが起こっていて、しかも、十六年にできた東京都の洪水ハザードマップ、これに一番水害が出やすい地域なんだよと指定されている部分に地下高速トンネルの入り口をつくるということについては、何も一番水害が起こりやすい地域と東京都が指定しているところにつくらなくてもいいんじゃないかというふうにも思うわけですが、特に台風だけの場合は、雨の予測というのはかなりつくと思うんですけれども、大気汚染とか都心のヒートアイランド現象の関係で起こっているらしいとされている都心での突然の集中豪雨、これについては予測が非常に難しいということもありまして、何かしら大きな事故につながる可能性もあるんじゃないかと思うんですが、何もこんなところにつくらなくてもいいんじゃないか。もう少しほかの場所を検討して、そのアクセスとかということだけではなく、大気汚染とか、こういった洪水の起こりやすい状況とかといったものを勘案して、少しアクセスは悪いけれども、ここの方が安全だと。地域住民の方にとっても、大気汚染ということでは、ここの方が大丈夫だろうというふうな地域を見つけていくということも、今からでもできるのではないかということで、ぜひお願いしておきたいと思います。
 次に、地域的な心配なんですけれども、川の下を通るということで、地盤沈下、あるいは砂層や、れき層が上に非常に多いということで、地震のときに液状化を心配するという声があるわけなんですけれども、これについて東京都の見解はいかがでしょうか。

○道家外かく環状道路担当部長 液状化のご指摘でございますけれども、目黒川の地下も含めまして、品川線のトンネルは、先ほどご説明したように、地下水がたまっている層よりも深い層にございます。液状化というのは、比較的浅い層、地下水がたまっている層で起きる可能性が高い状況でございまして、当品川線のトンネルの位置、それから地盤状況から考えて、液状化が発生するおそれは極めて少ないというふうに考えております。
 また、地上部の施設につきましても、当然基礎をきちんとつくりますので、液状化によって被害が生ずることはほとんどないというふうに考えております。

○新井委員 液状化については、私も専門家でもなくよくわかりませんので、東京都が大丈夫だといっているそのことを信じるしかないということですので、本当によろしくお願いいたします。
 最後なんですが、三月二十九日に行われた都民の意見を聴く会、これは環境局が実施したということですけれども、今回都市計画の方に係るということで、お伺いしたいと思いますが、この公聴会ではどの程度の公述人が、主にどのような公述をなさったんでしょうか。

○道家外かく環状道路担当部長 本年の三月二十九日に環境局が実施いたしました都民の意見を聴く会につきましては、公述人は十九名であるというふうに聞いております。
 さらに、主な意見でございますが、四点ほどにまとめさせていただきましたが、大気汚染、騒音、地下水などさまざまな環境を抱えているため、アセスをしっかりやってほしいという意見、二点目は、五反田換気所の建設に当たっては、可能な限り、排ガスを浄化するよう配慮してほしいという意見、三点目は、地盤沈下や地震対策はどのようになっているかという意見、四点目は、五反田換気所が山手通りの真ん中に建てられたら、日照被害を受け続けることになるという意見などがあったというふうに聞いております。

○新井委員 それでは、その公述人の疑問あるいは意見というものは、どのように反映されたんでしょうか。また、その公述人の方へのフィードバック、自分がいった意見についてどうなったのかということについての返しですけれども、それはどうなっているでしょうか。

○道家外かく環状道路担当部長 対応につきましては、総合的には環境影響評価法、それから東京都の条例に基づいて、それに沿って適切に行われているというふうに認識しております。
 この都民の意見を聴く会において、先ほど申し上げた十九人の方の意見もございます。そういう意見、それからそのほかの場で一般の都民の方々が品川線の環境アセスについて寄せられた意見、それから先ほども出ましたが、関係区長からの意見、こういうものをすべて踏まえて、環境を所管する知事が意見書を作成し、提出いただいております。その提出されたものに基づいて、私どもとしては、知事意見に対する見解を加えて評価書を作成しております。
 なお、先ほどもちょっと申し上げましたが、そういう手続とは別に、地元の方々から要望が幾つか出ておりまして、そういう場には赴いて、我々職員が出席をして意見交換を行うなど、住民からの個々の質問についてもそれぞれお答えして、住民の理解を得られるよう努めているところでございます。

○新井委員 公述人の方にフィードバックはどうなったのかということを伺ったわけなんですが、実はこのときに自分たちが公述した意見について返事はくれるのかという質問をした方がいたそうです。それに対して、その場で、こういったことについてはお答えしませんというふうに答えが返ってきているそうなんですね。これは私も現場にいたわけではないので--複数の方がそういうふうにおっしゃっているわけなんですけれども、以前、私が公聴会のあり方ということで、このフィードバックについてご質問させていただいて、もう少し双方向の場にならないかということとか、公述した方への意見を返すということはどうなのかということで、森下部長からご答弁いただいて、個別全部返すということはちょっとまだできないけれども、具体的に問い合わせがあれば、これまでもお答えしているし、今後も答えていくよというふうなご答弁があったわけなんですけれども、明らかにこの都市計画の公聴会の様子等が違っていることがあったのかなというふうに思うんです。やはりこれはとても失礼なことだというふうに思うんです。環境局が行っていることだということではありますけれども、同じ東京都の中で、正式に都民の方に来ていただいて、公述をしていただくということで、この件について問い合わせがあっても、それはもう答えませんと、結論が最後に出たところで、もうお答えしていることになりますよというふうな考え方は、非常に不適切だというふうに私は思います。環境局ではないところでこういうことをいっても何ですが、今後、東京都が行うそういった正式な場のものについては、少なくても同じような対応をしていただきたいということで、環境局の方にもお伝えをいただきたいと思います。よろしくお願いします。
 それから、今後の進め方なんですが、なかなか納得をしていらっしゃらない方々がたくさんいらっしゃるようなんですけれども、どんなふうに進められていくんでしょうか。

○道家外かく環状道路担当部長 今後の進め方についてでございますけれども、お話のあった五反田換気所周辺の環境については、先ほどもお答えしましたけれども、我々としても十分に配慮する必要があると考えております。
 そういう観点におきまして、新宿線の事例でございますけれども、換気塔等について、事業実施段階において地元の皆さんの意見を聞きながらいろいろな見直しを行ってきた経緯もございますので、この手法については、事業実施段階において品川線についても同様の検討を行うことになろうと思っております。
 さらに、全体の進め方といたしましては、今回都市計画案件として都計審に付議させていただいて、ぜひ年内に計画決定し、早期事業化を目指したいと思っております。

○新井委員 六月に、先ほどご説明があって、三万二千八百六十八名の署名を集めた合同連絡会、いろいろな町内の合同連絡会の方が、石原都知事と会って請願を直接お渡ししたということで、お会いしているわけなんですけれども、その方たちが出されているニュースがあるんですね。皆さんに配られているわけなんですけれども、そこの中で都知事の言葉として紹介されているのがあるんですけれども、これはひどい、街並みが全く破壊されてしまう、四十五メートルもの換気塔を道路の中央に建てるという発想がおかしい、担当部署に指示して再検討させましょう、まだ計画が決定したわけではないので何とかしましょう、出入り口に対しては、やはり必要であると思うが、大気汚染が拡大しない方法を検討したいと思うとのお話でありましたというふうに文書で配られているわけなんですよ。
 だから、この配られているニュースとか住民の方のお話を伺っていると、きょう私がいろいろ質疑をしてお答えいただいた進め方と、かなりのそごがあるというふうに思うわけなんです。こういったものをきちっと埋めていく努力をしていかないといけないと思うわけなんですけれども、その辺はいかがでしょうか。

○道家外かく環状道路担当部長 先ほどの高速道路品川線問題近隣町会合同連絡会の方々とお会いしました。その際に、三万二千余名の署名をつけた要望書を都市整備局として受け取らせていただきました。その際にも申し上げましたが、繰り返しになりますけれども、五反田換気所周辺の環境については十分に配慮をする必要があると考えております、先ほど申し上げたような新宿線の事例を引きまして、事業実施段階において地元の意見を聞きながらいろいろな見直しをした経緯がございます、品川線についても事業実施段階において新宿線と同様の検討を行うことになると思います、そういうことをお答えしたものでございます。東京都としては、そういう趣旨で今後も品川線の都市計画手続、あるいは事業に当たりたいと思っております。

○新井委員 住民の方とお会いになった後で都知事と会われているわけですよね。そういう意味では、知事との意見の一致といいますか、そういうものも図っていかなくちゃいけませんし、知事から感触を得た住民の方たちとも、きっちりと話をしていかなくちゃいけないんじゃないかということを申し上げているわけなんですね。その辺は大丈夫なんでしょうか。

○道家外かく環状道路担当部長 要望書を都市整備局で受けまして、その後地元の方々が知事と面会したという話は聞いております。その中で、同じ趣旨で対応したものというふうに我々考えております。
 なお、この地元の方々初め、先ほど申し上げましたけれども、それぞれ意見交換をする必要があるというふうに要請していただければ、私ども職員が、地元にお伺いなどする機会をつくって、意見交換をし、私どもの意図するところを十分に説明し、皆さんのご意見も十分に伺ってまいりたいと思っております。

○吉原委員 それでは、議題になっております町田市における都市計画の区域、区分、用途地域について、若干でありますけれども、お尋ねをさせていただきたいと思います。
 まさにこの境川、三〇ミリ対応から五〇ミリ対応、、五十五年くらいだったというふうにお聞きをしておりますけれども、改修工事をしていただいて、今日まで、そうスピードは上がっていないわけでありますけれども、それにしても、さまざまな形でご苦労をいただいて改修をしていただいているわけであります。そこに伴う相模原市と町田市の境界変更について若干お尋ねをするに当たりまして、今まで境界変更をしてきていただいた経緯があるわけでありますけれども、全体計画はどんなものであったのか、そしてこれからのスケジュールはどういうふうになっていくのか、お尋ねをいたします。

○森下都市づくり政策部長 町田市と相模原市の市境を流れます境川の全延長十八・八キロメートルを九区間に分けまして区域の変更を行う予定ということでございます。
 第一回目の行政区域の変更が平成十一年十二月に行われまして、その後、今回は二回目でございますけれども、平成十二年六月から両市が打ち合わせを開始いたしまして、ことし十二月には変更される予定ということでございます。
 市によりますと、次回以降のスケジュールはまだ決まっていないということでございますけれども、恐らく三期目以降につきましても同様の間隔でのスケジュールではないかと思っております。

○吉原委員 今、一期目の変更が平成十一年の十二月、今回二期目でありまして、十六年の十二月までということでお話をいただいたわけでありますけれども、おおむね五年くらいかかっているわけであります。余り長くない距離の中、そして余り広くない面積の中で、五年というのは少し長過ぎるのではないかな、そういうふうに実感として思うわけでありますけれども、その理由についてお尋ねをいたします。

○森下都市づくり政策部長 今回のスケジュールを見ますと、町田市と相模原市との覚書を締結いたしまして、測量とか関係機関との調整とか、土地と建物の実態調査などのほかに、住民の皆さん方への意向調査などをかなりきめ細かく行っているということでございます。
 当該地区の住民の意向を十分尊重しながらやっているため、このような時間を要しているものと考えております。

○吉原委員 住民の皆さんの意向を十分配慮されている、中には更地もありますし、住宅も、それぞれ若干ではありますけれども、あるわけであります。意向を聞いていただいている、これはそこの所有者にとっても大変ありがたいことではありますけれども、賛成する方、あるいは、それは困ると同意をなかなかしていただいていない方々、それぞれいらっしゃると思います。なかなか同意をしていただいていない方々について、どんな理由があるのか、お尋ねをいたします。

○森下都市づくり政策部長 不同意の皆さん方の主な意見でございますけれども、例えば生活圏を変えたくないとか、居住地に愛着があるとか、営業許可の変更であるとか、加入する業界団体の変更が生ずるとか、あるいは、私ども関係いたしますけれども、用途、容積率などが変わってしまうということなどでございます。

○吉原委員 私は地元の皆さんにも若干お聞きをしたことがあるわけでありますけれども、今、生活圏の問題、あるいは居住地に愛着がある、さまざまなご意見をいただいているというお話もいただきましたけれども、何といっても一番大きな問題は、用途地域が変わってしまう、このことがよくいわれているわけであります。今まで検討してきていただいた中で、相模原市から町田市に編入した区域、境界変更された区域ですね、そのことによって用途地域というのはどういうふうに変わってきたのか、お尋ねをいたします。

○森下都市づくり政策部長 編入した区域が約一・八ヘクタールでございますけれども、その用途は、それぞれ隣接する用途地域に合わせて指定しているものでございます。
 主なものとしましては、上鶴間橋付近など約〇・六ヘクタールで、準工業地域及び第一種中高層住居専用地域で、建ぺい六〇、容積率二〇〇%のものを、第一種低層住居専用地域、建ぺい率四〇、容積率八〇%に下げております。
 また、部分的ではございますけれども、第一種住居地域で建ぺい六〇、容積率二〇〇%のものを、近隣商業で容積率三〇〇%に上げている箇所であるとか、あるいは用途地域が全く変わらないというような地域も部分的にはございます。

○吉原委員 先ごろ、三月でありましたでしょうか、町田市、相模原、業務核都市の指定を受けておりまして、その方向性が示されたところであります。今までも、相模原市と町田市の境川を挟んだ両側にとっては、特に町田市の方については、用途地域が相模原市よりも随分低いのではないか、そういう意見が地元の皆さんに大変多くあったわけであります。せっかく業務核都市に向けての案が示されて、さあ、これからやっていこうということであれば、できれば同じ境川、たった二十メートル前後の幅の川でありますから、そんなに広い川ではなくて、相手の行政のところも、違う行政のところもすぐ目の前でありますので、もしできれば、業務核都市に向けての素案がスタートしたわけでありますので、それに向けても少し変えていく必要があるのではないかなというふうに若干思っているわけであります。
 建ぺい率、あるいは容積率、そういった用途地域が大変厳しくなっているところも、今お聞きした中にもありましたし、現実的には今お話ししていただいた以上に町田の方が低い場合がたくさんあるわけであります。その中に建物も当然、住宅も、あるいは商業ビルというのはないと思いますけれども、集合住宅関係も若干含まれる部分があるんだろうと思いますけれども、既存の建物に対して支障が生まれていないのかどうなのか、お尋ねします。

○森下都市づくり政策部長 今回編入しました区域のほとんどは旧河川敷で、更地の部分が多いということではございます。
 ただ、一部建築物が立地している敷地についても編入を行いまして、そのうち町田市の用途地域の建ぺい率と容積率を適用することによりまして、建ぺい、容積率の面で若干不適格建築物になるというものがございました。

○吉原委員 先ほどちょっとお話をさせていただきましたけれども、かねてから、町田市の用途地域に関しては、相模原に比べると大変厳しいのではないか、そういう意見をお聞きしているわけですけれども、そのことについてはいかがでしょう。

○森下都市づくり政策部長 町田市と相模原市ではそれぞれ市の姿勢と申しますか、目指すべき市街地像というのが若干相違してございます。町田市のマスタープランなどでの考え方なんですけれども、境川沿いの区域につきましては、町田駅の付近を除きまして、主に良好な低層住宅地を形成することとしてございます。
 一方、相模原市につきましては、低層住宅地から中高層住宅地までさまざまなタイプの市街地像を目標としてございまして、このような目標に応じましてそれぞれ用途地域を行っておりまして、委員ご指摘のような違いが出ているものと思っております。

○吉原委員 相模原市と町田市、その境川を中心にして、確かに街並みというものについては、当然のことながら、集合住宅が集中しているところ、あるいは商業の発展しているところ、それぞれ位置的には違うわけでありますから、それはおっしゃられるとおりだと思うわけであります。
 しかしながら、一期目、今回の二期目、一期目でもまだ積み残された、更地の部分ではなくて、住宅の部分についても、まだ残されている部分があるというふうにもお聞きをしているわけであります。そういった意味では、やはり、くどいようで大変恐縮でございますけれども、町田市、相模原市、それぞれ全体に業務核都市の指定を受けているわけではありません、部分的に受けているわけでありますけれども、その実現の方向性に向けた用途地域の見直しもこれからは必要ではないかなと私自身は思うのです。
 そんな意味でいえば、相模原市の行政の皆さんや町田市の行政の皆さんが中心になってそれぞれ協議をしていかなければならないことではありますけれども、やはり東京は東京都としての役割をお持ちになっているわけでありますから、その辺の協議に加わるとか、指導をしていくとか、あるいは意見を積極的に述べていくとか、そういうことが私は大変重要なことではないかな、そういうふうに思っているわけであります。
 そういった意味でいうと、用途地域のもうちょっと緩和をしていく、そういう検討をすべきだと思っておりますけれども、いかがですか。

○森下都市づくり政策部長 確かにまだ一期目、二期目の中でも若干積み残しの部分があるということで、共同住宅等の合意形成等の問題もあるようですけれども、そういったこともあるようでございます。
 今後、第三期以降につきましても、用途地域の見直しをやっていくわけでございますけれども、例えば比較的まとまった市街地を集団的に編入するというような場合もございますし、第三期以降につきましては、地元住民の意向であるとか、従前の用途地域とか建ぺい率、容積率などを、あるいは編入する市街地のそういった状況を勘案いたしまして、用途地域の見直しを検討してまいりたいと思っております。

○吉原委員 ぜひご検討いただきたいと思っておりますし、特にこういった行政区の違う境界の見直しということについては、東京都でもそんなに例がないのではないかなと私は思うのです。そんな意味では、ぜひ部長も町田に来ていただいて、境川の沿川のところが一体どうなっているのか、どういうところに集合されている人たちがたくさんいらっしゃって、あるいは街並み形成をしているという部分がどういうところにあるのか、一度見ていただくとありがたいな、そのことが、やはり今お話をいただいたような検討をしていくことも考えられるというお話でございますので、より実現に向けてのスタートになるのではないかなと思うわけであります。
 とにかく、十一年でしたでしょうか、今回の見直しがスタートしてもう五年強になるわけでありますけれども、その前の部分も、くどいようでありますけれども、まだ解決をしていない。面積も余り大した面積ではないし、距離的にも大したことはないわけでありますから、それは早急に、住宅の所有者の皆さん、あるいは土地の所有者の皆さんとしっかりとした協議もさらに進めていっていただきたい。それも、町田市の皆さんは当然していただいているでしょうし、努力はしていただいているということもよくわかっているつもりでありますけれども、さらに東京都としても、町田市の行政と一緒になってそのことを解決していただいて、とにかく改修が済んだらなるべく速やかに境界をはっきりさせるということが大切ではないかなと思いますので、今後もご努力をお願いしたいと思います。

○渡辺委員 私は、開発問題、再開発の問題について、若干、基本的なところを質問させていただきたいと思います。
 今回提案される案件は、オフィスビルあるいは住宅などの大規模開発、これが四件提案されておりますけれども、その中で三つが都市再生緊急整備地域に指定された地域であって、しかも、三井不動産、三菱地所、このような最大手がいずれも開発のコーディネーターとなって推進しているという内容です。
 オフィスビルも住宅棟も、高さ、あるいは延べ床面積についても、平成十五年のアセス改定された後、対象になるような大規模な開発、いわゆるアセス改定の前であれば、すべてが対象になるような大規模な開発です。このような大規模開発が、今後メジロ押しに出てくるということはいうまでもありません。
 このような大規模開発がどんどん進めば、地球環境はどうなるのか。それでなくても異常気象が続く中で、東京のヒートアイランドはどうなるのか、都市災害はどうなるのか。こういうことなど、都市整備局は、五十年あるいは百年先のことを考えて都市計画に当たってもらいたい、こういうふうに思うわけなんですが、これらの計画、あるいはまた、これから大規模開発がどんどん出てくる、そういうことについて、どのように基本的な考え方を持っているのか、お尋ねをしたい。

○森下都市づくり政策部長 緊急整備地域なども中心といたしまして、東京都内では大規模な開発等があるわけでございますけれども、これはやはり都市を再生していく上で必要な開発でもあると考えておりますし、東京が新しい二十一世紀の中で国際的にも魅力ある都市として生き抜いていくためには、必要なことではないかと思っております。
 その際に、当然、ご指摘のように、地球温暖化であるとかヒートアイランド対策等に十分配慮していくことが重要でございまして、こういう個別の開発の際にも、私ども、そういった点を十分配慮するように、計画上、求めながら進めているところでございます。

○渡辺委員 今の答弁にあるように、一つ一つ、そういう点では、温暖化やヒートアイランド、そういうものに具体的に対処できるような方向で指導している、こういうことですよね。
 しかし、実態は、そういうふうになっているのかというと、私はなっていないと思うんですよね。ですから、そういう点で今後、これからちょっと質問させていただきますけれども、いずれにしましても、東京都の都市計画は、都市整備局の姿勢一つにかかっているというふうに私は思っているんです。これからも都民の立場に立って、規制緩和、規制緩和という、この緩和だけじゃなくて、やっぱり必要なところは規制を厳しくしていくということも大事なんじゃないかということで、これから取り組んでいただきたい、こういうふうに思うんです。
 まず、豊洲の二、三丁目地区計画の問題ですけれども、この豊洲二、三丁目地区計画は、晴海二丁目開発に並んで、周りの超高層ビル群の目の前に、またまた広大な石川島播磨重工の跡地に、三井不動産のコーディネートによって、五〇・五ヘクタールという広大な敷地を使って大規模な開発が進められようとしている。
 もちろん、この五〇・五ヘクタールというのは、全部使うということじゃないですね。これからまだ広路がありますから、そこにまだこれから、その利用計画というものがつくられると思うんですけれども、このような計画は、臨海副都心につながる環二、あるいはまた放射三四号線の建設に伴い、石川島造船の船のドックインができなくなる。こういうことから、石川島造船所の横浜移転が余儀なくされている、その跡地利用ということで、今回提案されている。
 そういうことからいえば、都が開発をやはり推進してきた、支援してきた、こういうことにならざるを得ないのではないか、私はそういうふうに受けとめております。
 この地域は臨海部の中央に位置して、東京メガロポリス構想では、この臨海部開発は、東京改造を進めていく上での起爆剤、こういうふうに位置づけしているんですね。そういう点では、その石川島播磨重工跡地の開発、こういうものは、非常に今後重要な役割を果たす、こういうことになっているんだというふうに思います。
 このような役割を持つ大規模開発は、私は東京の乱開発にもつながっていく、そういう大規模開発促進、こういうふうにならざるを得ないのではないかというふうにも思っているんです。超高層を林立させるだけのものであって、このようなものは私は許されるものではない、こういうふうに考えています。
 ところで、この地区計画を進める三井不動産がコーディネートする事業の総事業費というのは幾らなのか、また、この開発で、国、都、区の公共施設といわれるものの負担というのは幾らぐらいになるのか、そういうものをちょっと、わかったら教えていただきたいというふうに思います。

○森下都市づくり政策部長 今回の豊洲二、三丁目地区での全体的な事業費等については、今後計画する部分もございますし、今回計画する部分につきましても、まだ詳細な計画等は決まっておりませんので、事業費については未定ということでございます。同じように、その公共負担分についても同じでございます。
 それで、今回の豊洲二、三丁目地区の二丁目側については、現在、土地区画整理事業で基盤整備しておりますので、その事業費としては、区画整理事業は百二十九億円でございます。それから、三丁目部分、東側の部分でございますけれども、ここにつきましては住宅市街地総合支援事業ということで、これは基盤だけではなくて、さまざまなものを整備しているわけですけれども、総額で六百八十六億円程度の事業費ということでございます。

○渡辺委員 もう少し詳しくわかれば、わかった時点でまた教えていただきたいというふうに思います。
 もう一つ、この開発にかかわってふえる交通量、これがわかれば教えてください。

○森下都市づくり政策部長 これも先ほど申し上げましたように、全体の計画のボリューム等についてはまだ定まっておりませんので、出てございません。

○渡辺委員 じゃ、これも、わかったら後で教えていただきたいと思います。
 この開発の中の区画七というところですけれども、この地区では、住宅棟が二棟、予定されております。その一つは、五十四階建て、百八十メートル、延べ床面積十三万七千平方メートル、住宅戸数千七十戸。もう一つは、三十三階建て、高さ百十メートル、延べ床面積六万平方メートル、こういうもので、住宅は四百二十戸。合わせますと、住宅は一千五百戸、こういう膨大な建物になるわけです。
 さらに、その隣の業務・商業棟というところでも、一棟は、高さ百三十メートル、もう一つは五十から七十メートルというもので、さらに公団の賃貸住宅、十四階建てですけれども、これは高さ五十メートル、住宅は八百戸。そして、そのほかに、大店舗というか大型店、そこには駐車場が二千台。こういうような膨大な、これは敷地面積はちょっと聞いておりませんが、売り場面積だって相当あると思うんですけれども、こういうものがつくられるということになっておるわけです。
 またここで、私、晴海の問題も一緒に聞いておきたいと思うんですが、晴海二丁目の再開発のすぐ隣ですけれども、この地区計画内で三菱地所がこれは進めているわけですけれども、五十一階建て、百七十メートル、住宅七百五十戸、こういうマンション棟ですね。
 これだけの超高層の建物と大店舗が一定地域内にまとまった形で新たにつくられようとしているのに、どれ一つとってみても、環境アセスの対象にならないという、こういう点では、私は理解しがたいというふうに思うんです。
 私たちは、毎年これは調査しているんですけれども、大気汚染調査では、臨海部というところはいつでも最悪の状況になっているんです。そういう地域なんです。
 そういう地域においても、アセス逃れともいわれるような巨大な建物が何棟あっても、何棟つくっても、開発地区全体を一体的なものとして総合的に見ないで、建物一つ一つを個別的にアセス対象になるかならないかを判断し、すべてクリアしているという、このようなことでは、本当にこの大気汚染、あるいは先ほどもいいましたけれども、ヒートアイランドの問題とか、そういう問題からいっても、やはりどうしたって理解できないですよ、これは。そういうことがいえると思います。
 東京の都市計画に責任を持つ都市整備局として、このままでいいのかどうなのかということを、あえてもう一度お答えをいただきたい。

○森下都市づくり政策部長 今回の豊洲二、三丁目地区の例で例えば申し上げますけれども、今回の都市計画案件というのは地区計画というものでございまして、地区整備の方針であるとか、建物に係ります制限などを定めるものでございまして、市街地開発費用とか施設の建設など、具体的な事業の規模を定めるものではございません。
 そういったために、直接の環境影響評価条例の対象とはならないということでございまして、こういう地区計画のような計画を決める性格上、アセスの対象とならないということでございます。
 当然、個々の建築物がアセス条例の対象となれば、一つずつ積み重ねた形での環境影響評価をした上で検討するということでございますので、全体としては、環境影響評価の仕組みとしては問題はないものと思っております。

○渡辺委員 この地区計画だから、そこに建てる施設そのものについては、まだ決まっていないんだというお話みたいですけれども、そんなことないでしょう。私、今お聞きしたように、具体的にわかるものですよ。
 しかも、これ、緊急整備地域でしょう。ここに建てるということに対して、国からお金を借りてやるんでしょう、どっちみちこの企業は。そういうものを、国からお金を借りるということに対して、全然、白紙でやりますという方向で、まず地区計画でいきましょうということで、何をつくるのかわからないというようなことは全くあり得ない。
 だから、いろいろとお聞きすれば、その内容というのはわかっているわけですよ。だから、我々だってわかるんです。そんな、地区計画の中に何をつくるかわからない、これからだなんていう話は、全然お話にならないですよ、そんなことは。
 それからもう一つ、今いったアセスの問題ですけれども、それはアセスだって、百八十メートルの延べ床十五万平方メートルということであれば、それは対象になる。これはわかっていますよ。だけど、この改定前ということであれば、百メートルの十万平方メートルでしょう。これを優に楽々超しているじゃないですか、こんなやつは幾つも。
 だから、そういう点では、一つ一つやるんじゃなくて、まとまってつくられるわけだから、その地域において。だから、そこにおいて、総合的、一体的に、やはり環境アセスということでやったらどうですかと。筋通りませんか、これは。もう一回聞かせてください。

○森下都市づくり政策部長 地区計画を定めるような場合において、その後、想定される建物があることは、もちろん、計画上一定の構想が出ているわけですから、あるわけでございますけれども、その地区計画そのものは、計画上の大枠だけを決めますので、個々のアセスの対象にはならないということでございまして、当然、個々の建物が事業化される段階で具体的な建築計画がまとまれば、その都度アセスをしていくわけでございます。
 それが周辺も含めて二棟、三棟といくわけですけれども、それぞれ累積した状態のもとでアセスをやるわけでございますから、アセス上は問題ないものということでございます。
 そのアセス条例の対象とする規模等については、従来のアセス条例を変更したときの考え方ということで東京都として定めたものでございまして、私どもは、その考え方を尊重してアセスの対象としてとらえていくということでございます。

○渡辺委員 そのアセスの問題ですけれども、一つは、確かに、改定されたわけだからね、私たちから見れば改悪といっていますけれども。そういう点で、その範囲の中だから、別に法的に合っているわけですから、クリアしているわけですから、とやかくいえない、こういうことだと思いますけれども、前の、高さ百メートル、延べ床十万、こういうことで一つ一つ対象にしてアセスをやっていたときは、それよりも若干低くても、それはアセス逃れということで、九十九メートルなんていうのはあったわけですから。そういう点から見れば、そういうところだって、やはりその当時は、準アセスじゃないけれども、アセスに準じて自主的にやるというようなことだってやってきたんですよ。
 今、それがこれだけ大きく大きく改定されて、改悪されて、それで、それに対して、例えばさっきいった、百八十メートルで延べ床が十三万七千でしょう。そうしたら、優に、これまででいえばアセスの対象なんだから、そういう点では、自主的にアセスをやれというぐらいのことはいったっていいんじゃないですか。
 そういうことを一つ一つ個別にやるんだと。隣にまた大きなものが建っているわけだから。だから、そういうものを一つ一つやったらアセス対象にならないけれども、同じところに二つも三つもつくるというんだったら、それは一体のものとして見たって、別におかしくないと思いますよ。一般の都民だったら、それは当然で当たり前だっていうんじゃないですか。だから、ヒートアイランドなんていうことで騒がれるんですよ。私は、そのことを厳しく求めておきたいというふうに思います。
 それから、もう一つお聞きしておきますが、このような超高層マンションなどがどんどん建っていくということで、しかも、マンションですからね。今申し上げただけでも、二千八百戸、三千戸近いですね。それくらいの、何と言うかマンションがふえる、したがって、子どももふえる。江東区みたいなところは、やはりそういうところから学校が不足するというようなこと、あるいは保育園が不足するというような事態が生まれている。だから今度は、この中に、小学校地区ということで計画の中に入っていますけれども、この小学校の土地、これはどういう形でといったらおかしいですけれども、この敷地はどこが提供したんですか。それとも区が買ったんですか。ちょっと聞かせてください。

○森下都市づくり政策部長 これはもともとのIHI石川島播磨重工が所有していた土地を江東区に寄附するというものでございます。

○渡辺委員 もう一つついでに聞きますけれども、そうすると、石川島播磨重工が寄附した、あわせて保育園なんかはあるんでしょうか。

○森下都市づくり政策部長 七街区を、今回整備計画におきます北側の敷地でございますが、そこに保育園はございます。

○渡辺委員 わかりました。
 次に、マスコミなどで報道されておりますが、風の道ということは既にご承知だと思うんですけれども、ここのいわゆる潮風というか海風というか、都内に吹き込んで温度を下げる、こういうふうにいわれているわけですけれども、汐留のビルの乱立によって、この風の道が断たれたということで、新橋側のビルがヒートアイランドを起こしているというようなことまで報道されていたわけですけれども、その汐留の、海側から見れば汐留があって、そしてその奥に佃島の、区の大規模開発があって、ビルが林立している。そして今度は晴海だ豊洲だ、こういうことになったら、さらにこの風の道というその道が閉ざされると。この潮風というものが遮断されるということになるんじゃないかというふうに私は思うんですけれども、そういうことについてはどのように受けとめておられるんでしょうか。

○森下都市づくり政策部長 ヒートアイランド対策のために風の道が重要であるということは同じ認識でございますけれども、この地域についていいますと、骨格となります幹線道路であるとか、あるいは公園の整備を行います。
 また、建物の高層化によりまして、一定程度の隣棟間隔が確保されますので、こうした空間におきまして、風の道が確保されていくものと考えております。

○渡辺委員 何というか、その街路そのものが拡幅されるとか整備されるとかというようなことで、風の道というのが確保できるかというと、先ほどもいいましたけれども、汐留の場合は、私も皆さんのいうことわかるんですね。
 汐留というのは本当に、あれはもう少し建て方があったんじゃないかなというふうに思いますよ。だけれども、あれだって、風がビルの間をくぐり抜けていくといえば、そういうこともいえるわけですよ。臨海のものについても、よく本当に海側から見てくださいよ。いろいろ超高層いっぱいありますけれども、集中的にあるのは汐留がある、そして大川端開発がある。そして今度の晴海だ豊洲だというもので、超高層ビルが乱立するということになったら、それは今、汐留ということは問題になっているけれども、全体としてふさがれていくということには、これはなるんじゃないかと私は思うんですよ。これから石川島のあの跡地だって、もっとやはり超高層ビルができるでしょう、実際には。
 さらにもっともっと、超高層のビルラッシュというのがこれからどんどん出てくると。この前だって二〇〇三年問題というのが出てきた。次が二〇一〇年だというようにいわれていたら、今度は二〇〇六年だと、こういうふうにまでいわれているんですよ。それくらい超高層ビル、大規模ビルというのがどんどんできてくる。都市整備局だからわかっていると思いますけれども、何十本、あるいは何百本といっていいくらいですよ、百メートル以上のビルは。そういう計画が、軒並み、メジロ押しでしょう。そういうことを本当に放置しておいたのでは、やはり都市計画というより乱開発ですよ、これは。私はそういう点では、本当にこれから五十年先、百年先の東京ということを考えたらぞっとしますよ。本当にそういう点では、都市整備局というのは、都民にとって安全で、しかも快適なまちづくりというものを心がけていかなきゃいけないと思うんですよ。
 そういう点からいって、私はこの風の道というものをもっとやっぱり重視して、そしてこれから建っていくであろうそのものについては、厳しく指導する、規制する、こういう方向で臨んでいただきたい、こういうふうに思います。
 そういう立場から、この豊洲の二、三丁目の地区計画あるいは晴海二丁目の地区計画、この問題については急ぐ必要はない、そういう点で、次の都市計画審議会への提案というのはやめるべきだというふうに私もここで申し上げておきたいというふうに思います。
 あとは、晴海のことで一つ、前からの続きになっておりまして、これは確認ということでお願いしたいんですけれども、一問だけ、防潮堤の問題。
 これは前の都市・環境委員会で、我が党のかち議員が質問しておりまして、晴海二丁目の防潮施設、これは宅地内緑地として、将来区画整理事業が終了すれば民間に売り払いされるのではないかとのやり取り、こういう中での当時の山崎都市基盤部長は、こういうふうに答えている。「晴海二丁目の防潮施設につきましては、国費、国のお金を導入しながら公共側が所有し、管理する、いわゆる公共緑地というふうなことで整備しております。いわゆる宅地とはなりません。」、「豊洲・晴海開発地区の中では確かに宅地内緑地となっておりますけれども、今後のこの計画の改定に合わせて整合を図ってまいりたい」、こういうふうにいっておるわけです。
 そこで聞きますけれども、港湾局の豊洲・晴海開発地区の改定では、三・五ヘクタールある現行の宅地内緑地と書かれているものを、公共緑地と改めて、そして民間企業などへの売却はしない、こういうことにしてほしいということなんですけれども、これについてはどのように考えておられるのか、お聞きいたしておきたいと思います。

○金子参事 豊洲・晴海開発整備計画の計画図につきましては、国費を導入せずに防潮護岸整備を行うという前提で描かれたものでございまして、現在、晴海二丁目地区の防潮護岸の整備につきましては、民間都市再生事業の認定によりまして、国費の事業費の一部として導入しながら、民間事業者が整備を行う、それを公共側は所有し管理するということになっております。
 したがいまして、防潮護岸全体が公共緑地でございまして、宅地的な利用がなされることはございません。
 なお、豊洲・晴海開発整備計画の宅地内緑地という表現につきましては、今度どう計画の改定の時期にあわせて整合を図ってまいります。

○渡辺委員 そういうことでよろしくお願いしたいと思います。
 もう一つ、この防衛庁跡地の開発ですが、これも一点だけ。この案件については、これも前に質問しておりますので、簡単にお聞きします。
 この港区立檜町公園につきましては、防衛庁跡地との落差が大きい、そのために防衛庁跡地の公開空地と檜町公園を一体のものとして活用した方がよいとのことで、この落差をなくすことで進めることになった、こういうふうに聞いています。
 そのとき地域住民は、檜町公園の池と弓道場を残してもらいたいと区に陳情された。港区はそれに対応して、住民から成るワークショップを立ち上げさせて広く意見を集約し、区に提出するように求めた、こういう経緯があるというんですね。
 この幅広く集められた意見の中には、池はいうまでもありませんが、弓道場の存続を強く求められていると。したがって、今回の計画の中には弓道場がないということなんですね。したがって、住民、区民は皆何ていっているかというと、ぜひ弓道場を残してほしいと。これをつくらないということになっちゃうと、港区が、ワークショップそのものをただただ活用しただけ、何か隠れみのにしたんじゃないかという言葉まで出てきておるわけなんです。
 したがいまして、私提案しますけれども、港区長とそれからコーディネートしている三井不動産、ここに対して、弓道場を残してほしい、こういうことで強く申し入れというのか、要望するということなのか、そういう方向で取り組んでいただきたいというふうに思いますけれども、いかがなものでしょうか。

○森下都市づくり政策部長 委員ご指摘のように、地元の方々と区がワークショップを七回ほどやったようでございますけれども、協議しながら、池については復元をするということが決まったようでございます。それから、弓道場については、要望があるわけでございますけれども、現在、弓道連盟などの関係者と区が協議を行っていると聞いてございます。
 こういう弓道場の整備等の問題につきましては、これは今地元の皆さん方がワークショップ等も通じて議論されているように、地域の問題でございますので、地元の方々と区の協議結果というものを尊重していきたいと考えております。

○渡辺委員 ぜひひとつ都の方からも積極的に働きかけを行っていただきたいということを強く要望しておきたいと思います。
 最後に、上板橋駅前再開発、それについてお尋ねします。
 上板橋駅前再開発ですけれども、この地域は第一種住専ですけれども、これを一気に商業地域に変更して、しかも低層住宅の密集地域に四十階建て、高さ百四十五メートル、そしてもう一棟は三十七階建て、百三十五メートル、こういうような建物で、とてつもない高さのマンションだ、こういうことで、都市景観そのものを度外視しているということで、地域住民はいっておるわけです。
 そこで聞きますけれども、いわゆる二百人近い借家人も含めて、いわゆるこの地域全体の再開発という点でのコンセンサスが必要だと思うんですけれども、これはどういうふうになっているのか、大体全体としてどれくらいの賛同者がいるのかということでお聞きをまずしたいというふうに思います。

○渡辺参事 現時点での区からの情報によりますと、地区内には土地所有者六十五名、借地権者三十七名の合計百二名の方がいらっしゃいます。このうち土地所有者四十四名、借地権者三十二名、合計七十六名が準備組合に加入している、そういう状況でございます。

○渡辺委員 私が聞いたのはそれじゃなくて、借家人を含めたその地域、いわゆる今度の地区計画の中に入っている住民ですけれども、ここの全体の、いわゆる再開発に対して賛同者がどれぐらいいるのかということをお聞きしたわけなんです。これは後で答弁つけ加えてください。
 今答弁がありましたけれども、現在の権利者百二名、そして準備組合に入っている人が七十六人だと、こういうことをいっていますけれども、いわゆる百二名の権利者の中で賛同者は何人いるんですか。

○渡辺参事 まず二番目の百二名の同意の状況でございますけれども、先ほどご答弁いたしましたように、百二名土地所有者及び借地権者がいらっしゃいますけれども、六月、区が都市計画手続へ向けた意向確認を行った結果によりますと、書面による同意者が五十六名ですが、このほかにも、口頭による同意者や公共公営機関及び今回意向確認ができませんでしたけれども、これまでの経緯から同意者と判断できる方を含めると、八十名近い方の同意が得られてございます。
 また、借家人を含めたということでございますけれども、地区内にはこの百二人のほかに、平成十五年度、区が行いました調査によりますと、約百八十名の方がいらっしゃいます。この方たちの同意状況については、調査をまだしてございません。

○渡辺委員 今答弁ありましたけれども、百二名の中で五十六名の方が書面で同意書を出していると。そのほかの人たちということについては、迷っている人が多いんですよ。中でも、二十六人の方は逆に反対の陳情を提出をしているんです、二十六人。そうするとあと残っているのがわかりますが、その方たちが迷っている。準備組合に七十六人ということをいいましたけれども、この七十六人の方が準備組合に入っているからといって賛成しているわけではないんですね。
 こんな状況で事業を進めていかれるのかどうかというふうに私は思うんですけれども、その辺はどうでしょうか。

○渡辺参事 先ほどの二十六名の反対の方、今回区が回りました中で書面で同意をされた方もいらっしゃいます。また、区によりますると、これまでのお話し合いの中で賛意を示していただいたということで、賛同していただいている方もいらっしゃるというふうに聞いております。
 いずれにいたしましても、本地区は都の再開発促進地区に指定されておりまして、駅前広場など公共施設の整備を行い、駅前にふさわしい土地の高度利用を図るとともに、商店街の活性化や都市型住宅の供給を図る、そういう再開発事業でございます。
 私ども、区からは八〇%近い同意を得ていると聞いておりますし、都としても、さらにできるだけ多くの賛同が得られるよう、準備組合や区を支援していきたいと考えております。

○渡辺委員 今、商店街の話も出ましたけど、今の商店街があるんだけれども、その商店街の片側は今度の計画の中に取り込まれちゃっている。そうすると、残されるところは片側の商店だけ、こういうふうになるわけです。したがって、商店街の人たちからいわせると、半分以上の方が反対という立場をとっている。
 で、今お話がありましたけれども、八割近いといってるわけです。その辺はいずれにしても、まあ、区から聞いたんでしょう。私は住民の方からお聞きしたんだけれども、実際問題として、先ほどいった百二名の中で五十六名が署名賛同、あとは二十六人が陳情で反対、こういうような形の中で変化したという話もありましたけれども、そういう状況。あと残った方が迷っている。この迷っている中で、あと十名が反対するということになったら、この再開発計画というのはぽしゃっちゃうんですよ。できないんです、これは。だから、そういうまだまだ本当に賛同者が少ないという状況の中で、何でこんなに急いで出さなきゃならないのかという問題ですよね。東京都もそういう点では、区から聞いてるというだけの話で、東京都がしっかりとそこのところを押さえて提案するということをしなけりゃ、本当に無責任になってしまうんじゃないかと私は思うんです。
 そういう点で再度伺いますけど、あと十人反対したら、これはなくなる、できない、そういうことがおわかりになっておられるんですか。

○渡辺参事 今回の意向確認でございますけれども、先ほど申し上げましたように、本年六月に行われた一番新しい調査、そして、その実施に当たっては区の職員が地権者一人一人に当たって確認した、そういうものでございまして、現在の同意状況を適切にあらわしていると認識してございます。
 また、この事業、賛同し、事業をぜひ促進していただきたいという方も多数いらっしゃいます。そうした中で、適切な時期であると考えてございます。

○渡辺委員 いずれにしましても、この問題については賛同者が少な過ぎる。一番大きな問題になっているのが、賛同者が少ないということが最大の問題になっているわけですね。ですから、私の方からも、この辺は十二分に東京都も把握してほしいというふうに思います。
 そういう点で、この問題についてもどうなるかわからないという状況の中ですから、やはり急いで出す、都計審にかけるというのは、その理由がわからないという問題。ですから、そういう状況にあるから、私は、この提案もやっぱりすべきじゃないというふうに前もってちょっといっておきます。
 あと二問だけ。
 今度のこの計画の事業費、いわゆる資金調達というか、資金計画ですね、これはどうなっているのかということをお聞きしたい。その中でも、これも含めてですけど、転出補償だとか、あるいは上板橋駅から国道二五四号線までの都市計画道路、これは現道がありませんから、全部立ち退かせていかなきゃならないということになりますけど、この用地買収費、こういうものも含めて、その資金計画を教えてください。

○渡辺参事 まず事業費でございますけれども、都市計画決定前でございますので、想定の概算事業費ということでお答えをさせていただきます。現在、総事業費としてはおおむね三百億円を見込んでございます。その中で、街路樹部分、それを公共管理者負担金で見てございますけれども、その用地の部分が六十億円、保留床処分金百六十億円、そのほかの補助金で六十億円、それからその他負担金二十億円、そうしたもので賄っていこうと考えてございます。
 転出補償等につきましてでございますけれども、これはまだ今後、都市計画をしまして、組合設立認可などの手続を進めていく中で、施行者などが借家権者の意向を確認して対応していく、そういうことになります。

○渡辺委員 まとめてお聞きしますが、この再開発の中に参加組合員というのはいるのかどうか。権利者の保留床を除いて、あとはよくわかりませんけれども、とにかく全体で七百三十五の住宅戸数をつくるということになっておるんですね。聞くところによると、これが全部分譲だというふうに聞くんですけど、この辺はどうなっているのかということが一つ。
 もう一つは、権利者は保留床ということで交換できますが、借家人ですね、この方たちというのはそれは補償がない。じゃあ、戻るという方たちがどれくらいいるのか、その人たちが入るという場合に、賃貸ということであれば家賃になりますけど、分譲ということになれば、これまた低廉な価格でなければなかなか買えないという問題も出てくるわけですよね。ですから、その辺はどうなっているのか、借家人が戻るという場合には補償されていくのか、こういうことも含めてお聞きしたい。
 いずれにしても、この問題については、先ほどいいましたように賛同者が少な過ぎるということで、あせることはないということで、提案をすべきじゃないというふうに申し上げて、質問は終わりたいというふうに思います。

○渡辺参事 まず、住宅建設は七百戸と考えてございますけれども、現時点で保留床、権利床の内訳は決まってございません。
 それから、順不同になって恐縮でございますが、参加組合員でございますけれども、この参加組合員につきましては、これは、あらかじめ保留床の購入者を参加組合員として決めて、事業の採算の安全性を確保する、そういう制度でございますが、この参加組合員につきましては、現在、準備組合がディベロッパーへのヒアリングを実施しまして、複数社から参加組合員として事業参画への積極的な回答を得てございます。今後、都市計画決定以後、再度ヒアリングを実施して、組合設立認可までに参加組合員として決定する予定であると聞いております。
 それから、借家人の補償、低廉な家賃につきましてでございますけれども、これにつきましては、本地区の事業の借家権者の対応につきましては、都市計画決定を経て、組合設立認可などの手続が進む中で、施行者などが借家権者の意向を確認し対応していくというのは、先ほど申し上げたとおりでございます。家賃につきましても、基本的には借家権者と家主との間の協議によることになりますが、協議が調わない場合には、施行者が審査委員の過半数の同意を得て裁定する、そういうことも規定にございます。
 今後、借家権者も含めた地区内の権利者の生活の安定が図られますよう、十分な話し合いがなされるよう、区及び組合を支援してまいります。

○相川委員長 ほかに発言がなければ、お諮りいたします。
 本件に対する質疑はこれをもって終了いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○相川委員長 異議なしと認めます。よって、報告事項に対する質疑は終了いたしました。
 以上をもちまして都市整備局関係を終わります。
 これをもちまして本日の委員会を閉会いたします。
   午後三時三十四分散会

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