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Tokyo Metropolitan Assembly

経済・港湾委員会・東京都中央卸売市場築地市場の移転・再整備に関する特別委員会連合審査会速記録第一号

平成二十二年八月三日(火曜日)
 第十二委員会室
 午後二時開議
 出席委員 二十五名
経済・港湾委員会
委員長小沢 昌也君
副委員長高木 けい君(注釈)
副委員長増子 博樹君(注釈)
理事伊藤 ゆう君
理事高倉 良生君
理事鈴木あきまさ君(注釈)
田中  健君
伊藤 興一君(注釈)
笹本ひさし君
山崎 一輝君
佐藤 広典君
清水ひで子君(注釈)
三宅 茂樹君(注釈)
鈴木貫太郎君
東京都中央卸売市場築地市場の移転・再整備に関する特別委員会
委員長花輪ともふみ君
副委員長長橋 桂一君
副委員長野島 善司君
副委員長増子 博樹君(注釈)
理事上野 和彦君
理事鈴木あきまさ君(注釈)
理事馬場 裕子君
伊藤 興一君(注釈)
星 ひろ子君
柳ヶ瀬裕文君
田の上いくこ君
高木 けい君(注釈)
岡田眞理子君
宇田川聡史君
西岡真一郎君
清水ひで子君(注釈)
三宅 茂樹君(注釈)

 欠席委員 なし
 (注釈)は両委員会に所属する委員

 出席説明員
中央卸売市場市場長岡田  至君
管理部長塩見 清仁君
事業部長横山  宏君
市場政策担当部長大朏 秀次君
調整担当部長森本 博行君
新市場担当部長野口 一紀君
新市場事業推進担当部長志村 昌孝君
新市場建設調整担当部長臼田  仁君
新市場建設技術担当部長砂川 俊雄君
新市場調整担当部長宮良  眞君

本日の会議に付した事件
連合審査会実施要領の決定について
議席について
中央卸売市場関係
報告事項(説明)
・豊洲新市場予定地の汚染物質処理に関する実験の結果等について

○小沢委員長 ただいまから経済・港湾委員会、東京都中央卸売市場築地市場の移転・再整備に関する特別委員会連合審査会を開会いたします。
 初めに、本審査会を運営するため、お手元に連合審査会実施要領(案)をお配りしてあります。
 お諮りいたします。
 本件は、お手元配布の案のとおり決定することにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○小沢委員長 異議なしと認めます。よって、連合審査会実施要領は、案のとおり決定いたしました。

○小沢委員長 次に、議席についてお諮りいたします。
 議席につきましては、ただいまご着席のとおりといたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○小沢委員長 異議なしと認めます。よって、議席につきましては、ただいまご着席のとおりと決定いたしました。

○小沢委員長 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、中央卸売市場関係の報告事項の説明聴取を行います。
 理事者から報告の申し出がありますので、これを聴取いたします。

○臼田新市場建設調整担当部長 豊洲新市場予定地の汚染物質処理に関する実験の結果等についてご報告申し上げます。
 お手元に資料1、豊洲新市場予定地の汚染物質処理に関する実験の結果等について(概要)及び資料2、豊洲新市場予定地の汚染物質処理に関する実験の結果等についてを配布してございます。
 資料1に沿いましてご説明させていただきます。
 一ページをお開きください。豊洲新市場予定地の土壌汚染対策工事に関する技術会議報告書(その2)概要版でございます。
 1のはじめにでございます。
 豊洲新市場予定地の土壌汚染対策工事に関する技術会議は、東京都が実施した豊洲新市場予定地における汚染物質処理に関する実験の内容及び結果につきまして、評価、検証を行い、処理技術の有効性を確認し、盛り土の対策とあわせて報告書を取りまとめております。
 次に、2の実験についてでございます。
 (1)の実験の目的につきましては、技術会議が定めた技術、工法について、現地の汚染や土質状況に即して適用し、確実に無害化が可能であることを確認するものでございます。
 (2)の実験の概要につきましては、豊洲新市場予定地に存在するすべての汚染土壌、地下水が処理方法の対象となるよう、汚染物質の種類などから、六つの処理方法により実施いたしました。
 下段にございます表をごらんください。汚染物質の種類ごとに、六つの処理方法を記載してございます。
 まず、表の一番上ですが、ベンゼンだけの汚染につきまして、掘削微生物処理により実験を行いました。これは、汚染土壌を掘削いたしまして、予定地内に畝をつくり、空気、栄養塩を投与し、微生物により分解処理するものでございます。
 ベンゼン、重金属等、シアン化合物の複合汚染につきましては、原位置微生物処理及び洗浄処理といたしまして、現地で、微生物によりベンゼンを環境基準値の十倍程度にまで低下させます。その後、汚染土壌を掘削いたしまして、場外の洗浄処理施設で処理するといった組み合わせによる実験でございます。
 次は、低濃度ベンゼン、シアン化合物、重金属等を含む複合汚染につきまして、洗浄処理のみによる処理を実験したものでございます。汚染土壌を掘削いたしまして、場外の洗浄処理施設で処理してございます。
 次ですが、油膜が見られる汚染土壌のうち、ベンゼンにつきましては中温加熱処理といたしまして、汚染土壌を掘削し、場外の中温加熱処理施設で処理いたしました。
 同じく油膜が見られる重金属等、シアン化合物につきまして、中温加熱処理と洗浄処理の組み合わせによる処理実験でございます。汚染土壌を掘削し、場外の中温加熱処理施設で処理した後、場外の洗浄処理施設で処理いたしました。
 表の最後でございますけれども、地下水浄化処理実験でございます。地下水のベンゼン、シアン化合物、重金属等を含む汚染地下水につきまして、揚水及び復水によりまして現地の地下水を浄化し、揚水した汚染地下水は、現地に設置いたしました地下水浄化施設で処理いたします。
 次に、(3)、実験地点でございます。都が実施した土壌汚染調査の結果に基づきまして、高濃度の汚染が確認された区画について汚染物質の種類や組み合わせ等の特徴を考慮いたしまして、十八地点を実験地点と選定いたしました。
 二ページをお開き願います。次に、(5)の実験データでございます。まず、土壌の初期値と既往調査値についてでございます。
 初期値とは、実験の初期段階で、土壌汚染対策法施行規則に準じた五地点採取によります土壌全体の平均的な濃度値でございます。
 既往調査値とは、平成二十年、二十一年に、汚染の有無を把握するため、環境確保条例に基づく方法によりまして、区画の中心の一地点で測定した濃度値でございます。
 初期値と既往調査値には相違がございますが、その理由といたしまして、汚染の分布が均一でないこと、試料の採取方法が違うことが考えられます。
 四万三千倍のベンゼンが検出された地点につきましては、初期値が二・七倍の濃度となっておりました。これは、高濃度の汚染土壌が区画内に広く分布するものではなく、局所的に存在するためと考えられます。
 また、追加実験といたしまして、既往調査値を上回る環境基準値の二十万倍の高濃度の供試体を作成いたしまして、補完的に実験を実施いたしました。
 次に、地下水の初期値と既往調査値についてでございます。初期値、既往調査値とも、地下水の汚染状況を把握するため、区画中心の一地点で「土壌汚染対策法に基づく調査及び措置の技術的手法の解説」に準じて測定した濃度値でございます。
 また、二地点の初期値が環境基準値以下であったことから、実験地点の追加を行っております。
 〔2〕でございます。実験の結果につきましては、すべての地点において環境基準値以下への浄化が確認されてございます。
 三ページをお開き願います。(6)でございますが、各処理方法の結果・評価でございます。
 〔1〕、掘削微生物処理実験につきましては、すべての実験ケースで浄化が確認され、有効な処理技術と評価できるとされております。
 また、高濃度のベンゼンに汚染されている土壌であっても、昇温材を添加することにより、一から二カ月程度の短い期間での浄化が確認されてございます。
 〔2〕、原位置微生物処理・洗浄処理実験につきましては、すべての実験ケースで浄化が確認され、有効な処理技術と評価できるとされております。
 また、透水性が良好であれば、地中に空気を吹き込むスパージングのみでもベンゼン濃度が低下することが確認されております。
 〔3〕、洗浄処理実験につきましては、すべての実験ケースで浄化が確認され、有効な処理技術と評価できるとされております。
 また、環境基準値の十倍程度を超える高濃度のベンゼンにつきまして、浄化が確認されております。
 〔4〕でございます。中温加熱処理実験につきましては、すべての実験ケースで浄化が確認され、有効な処理技術と評価できるとされております。
 追加実験につきましては、環境基準値の四万三千倍の汚染が検出されました区画の土壌にベンゼンを添加いたしまして、環境基準値の二十万倍の高濃度の供試体を作成し、中温加熱処理により浄化が可能であることを確認しており、高濃度のベンゼンに汚染されている土壌につきましても、中温加熱処理で浄化が可能と評価できるとされております。
 〔5〕でございます。中温加熱処理・洗浄処理実験につきましては、すべての実験ケースで浄化が確認され、有効な処理技術と評価できるとされております。
 また、シアン化合物については、中温加熱処理で濃度低下が確認され、洗浄処理で浄化が確認できております。
 〔6〕です。地下水浄化処理実験でございます。すべての実験ケースで浄化が確認され、有効な処理技術と評価できるとされております。
 次に、(7)、技術会議としての評価のまとめでございます。実験内容やデータに関し、評価、検証を行いまして、すべての処理技術について有効性が確認されております。
 したがいまして、豊洲新市場予定地の汚染物質は、除去可能と考えられるとされております。
 四ページをお開きください。(8)、技術会議からの提言でございます。
 〔1〕、微生物処理による前処理土壌量の削減についてでございます。洗浄処理は、より高濃度のベンゼン汚染土壌を処理できることが認められたため、洗浄処理が可能なベンゼンの濃度について、最新のデータの把握に努めまして、洗浄処理前の処理対象土壌量の削減を図るものとされてございます。
 次に、〔2〕、掘削微生物処理の対象汚染土壌の見直しについてでございます。掘削微生物処理につきましては、ベンゼンのみによる汚染土壌としておりましたが、シアン化合物との複合汚染であってもベンゼンの浄化が可能であり、効率的と判断されれば、複合汚染土壌の洗浄処理前の処理として活用を図るものとされてございます。
 〔3〕でございます。地下水のみ汚染された地点における工法の見直しにつきましては、地下水浄化処理は、揚水とあわせガス吸引を行うことが提言されておりましたが、地下水汚染の範囲が限られたケースでは、ガス吸引を併用しなくても浄化が可能であることが確認されたため、実施に当たりましては、柔軟な対応が求められると提言されてございます。
 次に、3の盛り土についてでございます。
 まず、(1)、都からの報告といたしまして、〔1〕の土壌汚染調査の概要でございます。専門家会議におきまして、東京ガス株式会社豊洲工場操業時の地盤面、APの四メートル付近よりも浅いところに盛り土されている地点では、汚染物質の移動が懸念されておりました。
 このことから、詳細調査では、土壌または地下水で環境基準を超過した千四百七十五地点のうち、盛り土のある千百四十六地点において、東京ガス株式会社豊洲工場操業時の地盤面から上位、上に向かいまして五十センチで調査を行い、盛り土の土壌汚染の状況を把握いたしました。
 調査期間は、平成二十年三月から平成二十一年八月まででございます。
 〔2〕、土壌汚染調査の結果につきましては、調査を行った結果、千百四十六地点のうち、約三%に当たる三十地点の盛り土におきまして環境基準超過を確認いたしました。
 これらの調査結果は、平成二十年七月から平成二十一年九月にかけまして、随時、東京都中央卸売市場のホームページで公表済みでございます。
 〔3〕の対策につきましては、環境基準超過を確認いたしました三十地点の盛り土につきまして、汚染物質を処理することとしております。
 〔4〕、盛り土として搬入された土壌につきましては、豊洲新市場予定地の盛り土には、豊洲土地区画整理事業により搬入された道路、地下鉄などの公共事業による発生土や、土地区画整理事業前に東京ガス株式会社が搬入した土がございます。どちらの土も化学試験や土地利用履歴等により、汚染のおそれがないものと判断したものでございます。
 次に、五ページ目をごらんいただきたいと存じます。(2)、技術会議における検討・提言でございます。
 〔1〕の盛り土の汚染につきましては、都の調査の結果、盛り土内に地下水位が上昇してきている区域で汚染が確認されていることや、検出された項目がガス工場操業に由来する汚染物質のうち、水に溶けやすいシアン化合物や砒素であること、土地利用履歴が明らかなことから、盛り土の汚染原因は地下水位の上昇などが影響したと考えられます。しかし、完全に原因を特定することは困難であるとされております。
 〔2〕、盛り土の安全対策につきましては、食の安全・安心を確保する観点から、盛り土についても安全対策に万全を期す必要があるとされております。
 このため、盛り土について、都の調査の結果、汚染物質が検出されました三十地点について、既定の方針に従いまして汚染物質を除去するとともに、他の盛り土については、改めて土地利用履歴等により汚染のおそれがないものと判断されましたけれども、その一部において、搬入時における試験が内規どおり行われていなかったなどのことから、市場用地の特殊性を考慮いたしまして、念のため調査を行い、安全性を確認することとされております。
 調査は、全盛り土、百立方メートルごとに土壌汚染対策法で指定された特定有害物質二十五物質について行い、汚染が見つかった場合には、汚染土壌は処理し、きれいな土を盛ることとされてございます。
 次に、4、おわりにでございます。
 今回の実験によりまして、豊洲新市場予定地の実際の汚染状況に即し、すべての処理技術の有効性が確認されたことから、豊洲新市場予定地の汚染を無害化することが可能であると考えられるとされました。
 また、実験を通じてさまざまな知見を得ることができ、対策の実施に向けて、技術会議として提言が行われました。さらに、盛り土についても議論を行い、その安全確保策が盛り込まれております。
 今後は、これらの提言を踏まえ、確実に土壌汚染対策を実行することで、豊洲新市場予定地における安全・安心の確保が図られることを期待するとされております。
 なお、詳細につきましては、お手元に配布してございます資料2、豊洲新市場予定地の汚染物質処理に関する実験の結果等についてに添付してございます、豊洲新市場予定地の土壌汚染対策工事に関する技術会議報告書(その2)をご参照いただければと存じます。
 以上、簡単ではございますけれども、豊洲新市場予定地の汚染物質処理に関する実験の結果等について、概要につきまして説明を終わらせていただきます。

○小沢委員長 報告は終わりました。
 この際、資料要求のある方は発言願います。

○田の上委員 私からは、四点について資料請求をさせていただきます。
 一つ、平成十三年からの国際環境ソリューションズとの契約関係書類一式。
 一つ、埋設物撤去及び、矢板を打ったときの状況がわかる写真等の資料。
 一つ、地下水の汚染処理について、揚水量と復水量のデータ。
 一つ、盛り土の土壌汚染について、専門家会議または関連する会議で報告、検討されたときの議事録。
 以上です。

○清水委員 六点お願いします。
 第十三回技術会議、第十四回技術会議の会議録を、概要でなく、すべてお出しください。
 洗浄処理を行った対象土壌の量、土質、時間当たり水量と洗浄時間、温度等がわかるもの。
 三番、追加実験した変更内容、変更理由、それぞれの費用についてお願いします。
 四番、処理方法ごとの予定している処理土壌量、処理地点について。
 五番、ナンバー一からナンバー三、十、十一の地点の粒度試験結果について。
 六番、盛り土の搬入元、搬入量、搬入時の検査内容、検査結果について。
 以上六点について、資料をお出しください。お願いします。

○小沢委員長 ほかにございませんか。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○小沢委員長 それでは、ただいま田の上委員及び清水委員から資料要求がありましたが、これを連合審査会の資料要求とすることにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○小沢委員長 異議なしと認めます。理事者におかれましては、要求された委員と調整の上、ご提出願います。
 これをもちまして本日の経済・港湾委員会、東京都中央卸売市場築地市場の移転・再整備に関する特別委員会連合審査会を閉会いたします。
   午後二時二十二分散会

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