ロゴ 東京都議会

Tokyo Metropolitan Assembly

公営企業委員会速記録第十二号

平成二十五年十一月二十七日(水曜日)
第十委員会室
午後一時開議
出席委員 十四名
委員長小宮あんり君
副委員長西沢けいた君
副委員長田中 朝子君
理事吉住 健一君
理事高倉 良生君
理事畔上三和子君
やながせ裕文君
堀  宏道君
鈴木 錦治君
松村 友昭君
鈴木貫太郎君
山田 忠昭君
宇田川聡史君
三宅 茂樹君

欠席委員 なし

出席説明員
交通局局長新田 洋平君
次長塩見 清仁君
総務部長鈴木 尚志君
職員部長小泉  健君
資産運用部長樋口 正勝君
電車部長太田  博君
自動車部長土岐 勝広君
車両電気部長石井 明彦君
建設工務部長遠藤 正宏君
企画担当部長広瀬 健二君
安全管理担当部長岡本 恭広君
バス事業経営改善担当部長根木 義則君
技術調整担当部長奥津 佳之君
技術管理担当部長野崎 誠貴君
水道局局長吉田  永君
次長福田 良行君
総務部長松宮 庸介君
職員部長松丸 俊之君
経理部長石井 正明君
サービス推進部長冨田 英昭君
浄水部長佐々木史朗君
給水部長田村 聡志君
建設部長今井  滋君
企画担当部長斉田 典彦君
サービス企画担当部長宇井 利見君
設備担当部長佐久間 勝君
多摩水道改革推進本部本部長大村 雅一君
調整部長浅沼 寿一君
施設部長山田  廣君
技術調整担当部長青木 秀幸君
下水道局局長松浦 將行君
次長石原 清次君
総務部長小山 哲司君
職員部長安藤  博君
経理部長熊谷  透君
計画調整部長渡辺志津男君
施設管理部長坂根 良平君
建設部長中島 義成君
企画担当部長永野  実君
技術開発担当部長神山  守君
施設管理担当部長野口 毅水君
流域下水道本部本部長黒住 光浩君
管理部長須田  潔君
技術部長松島  修君

本日の会議に付した事件
陳情の取り下げについて
交通局関係
第四回定例会提出予定案件について(説明)
・東京都電車条例の一部を改正する条例
・東京都乗合自動車条例の一部を改正する条例
・東京都貸切自動車条例の一部を改正する条例
・東京都地下高速電車条例の一部を改正する条例
・東京都日暮里・舎人ライナー条例の一部を改正する条例
水道局関係
報告事項(説明・質疑)
・契約の締結について
陳情の審査
(1)二五第三二号 多摩川上流からの汚染排水を水道水として使用しないことに関する陳情
下水道局関係
第四回定例会提出予定案件について(説明)
・東京都公営企業職員の結核休養に関する条例を廃止する条例
報告事項(説明・質疑)
・契約の締結について

○小宮委員長 ただいまから公営企業委員会を開会いたします。
 初めに、陳情の取り下げについて申し上げます。
 お手元配布のとおり、二五第五〇号の一、合流下水に関する陳情については、議長から取り下げを許可した旨通知がありましたので、ご了承願います。

○小宮委員長 次に、会期中の委員会日程について申し上げます。
 お手元配布の日程のとおり,理事会において申し合わせましたので、ご了承願います。
 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、交通局及び下水道局関係の第四回定例会に提出を予定されております案件の説明聴取並びに水道局及び下水道局関係の報告事項の聴取及び水道局関係の陳情の審査を行います。
 なお、提出予定案件については、本日は説明を聴取し、資料要求をすることにとどめ、質疑は会期中の委員会で行います。
 また、報告事項については、説明聴取の後、質疑を終了まで行いますので,ご了承願います。
 これより交通局関係に入ります。
 初めに、第四回定例会に提出を予定されております案件について,理事者の説明を求めます。

○新田交通局長 平成二十五年第四回定例会に提出を予定しております交通局関係の議案五件につきまして、概要をご説明申し上げます。
 お手元の資料1、消費税率引き上げによる都営交通の運賃改定等に伴う条例改正についてをごらんいただきたいと思います。
 一ページをお開きください。まず、提案理由でございます。
 今回、社会保障の安定財源の確保等を図る税制の抜本的な改革を行うための消費税法の一部を改正する等の法律等の施行に伴いまして、普通旅客運賃及び手数料の上限額等を改定する必要がございます。このため、2にございますように、五つの条例、すなわち、東京都電車条例、東京都乗合自動車条例、東京都貸切自動車条例、東京都地下高速電車条例及び東京都日暮里・舎人ライナー条例の一部を、それぞれ改正するものでございます。施行期日は、いずれも東京都規則で定める日としております。
 二ページをお開きください。運賃改定の概要でございます。
 国土交通省の公共交通事業における消費税の運賃・料金への転嫁の方法に関する基本的な考え方等に基づき、事業ごとに、全体の運賃改定率が消費税改定率二・八六%以内となるよう、普通運賃や定期運賃などに適切に転嫁いたします。
 また、現金や磁気券につきましては、従来どおり十円単位の運賃とし、PASMOなどのICカード乗車券につきましては,一円単位の運賃を導入いたします。
 運賃改定につきましては、本議会の議決後、国土交通大臣に認可申請等を行い、都電荒川線、乗合バス及び貸切バスについては、平成二十六年四月一日、都営地下鉄及び日暮里・舎人ライナーについては、平成二十六年六月一日の実施を予定しております。
 以上、第四回定例会に提出を予定している議案五件についての概要説明を終わらせていただきます。
 詳細につきましては、総務部長よりご説明申し上げます。
 交通局といたしましては、今後とも安全・安心を最優先に、質の高いサービスを提供いたしますとともに、不断の経営改革に取り組み、お客様に信頼され、支持される都営交通を目指してまいります。
 委員長を初め委員の皆様方におかれましては、今後とも、なお一層のご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

○鈴木総務部長 ただいま局長から第四回定例会に提出を予定しております議案の概要についてご説明申し上げましたが、私からは、その詳細についてご説明させていただきます。
 お手元の資料をごらんいただきたいと存じます。
 資料1は、ただいま局長からご説明申し上げたものでございます。
 資料2から6は、条例改正の議案でございます。
 資料7は、運賃改定等説明資料となっております。
 それでは、条例改正案の内容等につきまして、資料7の運賃改定等説明資料によりご説明申し上げます。
 一枚おめくりいただきますと目次がございます。事業別に、条例の新旧対照表、運賃の新旧比較表などを掲載しております。
 一ページをお開きください。まず、都電荒川線について規定しております東京都電車条例の新旧対照表でございます。
 上段に改正案、下段に現行を掲げ、改正部分に傍線を付しております。
 例えば、第三条で、普通旅客運賃は、次に定める額の範囲内で、すなわちこれを上限額として、管理者が具体的に定めるものとされておりまして、十二歳以上の者につきましては、傍線部、現行百六十円から改正案では百七十円とする等としております。
 二ページをお開きいただきたいと存じます。運賃新旧比較表でございます。
 普通運賃と定期運賃につきまして、現行運賃と改定後の具体的な運賃とを比較したものでございます。
 例えば、普通運賃のところをごらんいただきますと、大人現行百六十円から改定後は、現金でご乗車の場合百七十円、PASMOなどのICカード乗車券をご利用の場合は百六十五円等としております。
 三ページをお開きいただきたいと存じます。いわゆるバス事業について規定しております東京都乗合自動車条例の新旧対照表でございます。
 上段に改正案、下段に現行を掲げ、改正部分に傍線を付しております。現行二百円以内を改正案では二百十円以内としております。
 四ページをお開きください。運賃新旧比較表でございます。
 普通運賃と定期運賃について、現行の運賃と改定後の具体的な運賃とをお示ししております。
 例えば、普通運賃の一般系統のところをごらんいただきますと、現行の二百円から、改定後、現金でご乗車の場合は二百十円、ICカード乗車券をご利用の場合は二百六円等としております。
 五ページをお開きいただきたいと存じます。貸切バスについて規定しております東京都貸切自動車条例の新旧対照表でございます。
 上段に改正案、下段に現行を掲げ、改正部分に傍線を付しております。運賃及び料金の合計額に対して、現行五分の加算を改正案では八分としております。
 六ページをお開きいただきたいと存じます。地下鉄について規定しております東京都地下高速電車条例の新旧対照表でございます。
 上段に改正案、下段に現行を掲げ、改正部分に傍線を付しております。
 七ページをお開きいただきたいと存じます。運賃新旧比較表でございます。
 キロ程ごとに、普通運賃、定期運賃の現行の運賃と改定後の具体的な運賃とを記載しております。
 例えば、普通運賃の一キロから四キロまでの運賃につきまして、現行の百七十円から、改定後、磁気券、いわゆる切符でご乗車の場合は百八十円、ICカード乗車券をご利用の場合は百七十四円等としております。あわせて、一カ月の通勤定期、通学定期の現行運賃、改定運賃をお示ししております。
 八ページをお開きいただきたいと存じます。東京都日暮里・舎人ライナー条例の新旧対照表でございます。
 上段に改正案、下段に現行を掲げ、改正部分に傍線を付しております。
 九ページをお開きいただきたいと存じます。運賃新旧比較表でございます。
 キロ程ごとに普通運賃、定期運賃の現行運賃、改定後の具体的な運賃を掲げております。
 例えば、普通運賃のうち一キロから二キロまでの運賃につきまして、現行の百六十円から、改定後、磁気券でご乗車の場合は百七十円、ICカード乗車券をご利用の場合は百六十五円等としております。あわせて、一カ月の通勤定期、通学定期の現行運賃、改定運賃もお示ししております。
 一〇ページをお開きいただきたいと存じます。事業別に、事業全体の運賃改定率を一覧にしております。
 いずれも先ほど局長から申し上げましたように、消費税改定率二・八六%以内となっております。
 以上で、第四回定例会に提出を予定しております条例改正案並びに具体的な運賃改定等の説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○小宮委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方は発言を願います。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○小宮委員長 なければ、資料要求はなしと確認させていただきます。
 以上で交通局関係を終わります。

○小宮委員長 これより水道局関係に入ります。
 初めに、理事者から報告の申し出がありますので、これを聴取いたします。

○石井経理部長 工事請負契約につきまして、お手元の資料1、契約締結報告書によりご報告申し上げます。
 本日ご報告申し上げるものは、平成二十五年八月一日から平成二十五年十月三十一日までの間に契約を締結いたしました、予定価格が一件九億円以上の工事請負契約五件でございます。
 一ページをお開き願います。本日ご報告申し上げます契約五件の総括表でございます。以下順次、契約の概要につきましてご説明申し上げます。
 二ページをお開き願います。この契約は、東大和市立野三丁目地先から同市向原一丁目地先間配水本管(五百ミリメートル)布設替え及び配水小管布設替工事でございます。
 本件は、配水管の耐震化を図るため、東大和市立野三丁目千百四十九番地先から同市向原一丁目二番地先間において、主として内径五百ミリメートルの配水本管及び内径七十五ミリメートルから三百五十ミリメートルまでの配水小管を開削工法により布設替えするものでございます。
 契約の方法は一般競争入札、契約金額は十億九千二百万円、契約の相手方は石川徳建設株式会社でございます。工事場所の図面につきましては三ページにございますので、ご参照いただきたいと存じます。
 四ページをお開き願います。この契約は、国立市矢川三丁目地先から同市泉一丁目地先間配水本管(四百ミリメートル)新設工事でございます。
 本件は、配水本管のループ化を行うため、国立市矢川三丁目二番地先から同市泉一丁目十四番地先間において、内径四百ミリメートルの配水本管を開削工法及び推進工法により新設するものでございます。
 五ページをお開き願います。契約の詳細でございます。契約の方法は一般競争入札、契約金額は九億二千八百二十万円、契約の相手方は株式会社エム・テックでございます。工事場所の図面につきましては、六ページにございますので、ご参照いただきたいと存じます。
 七ページをお開き願います。この契約は、金町浄水場送配水ポンプ所(仮称)場内連絡管新設工事でございます。
 本件は、金町浄水場内の三カ所に分散した配水ポンプ所を統合し、エネルギー効率がよく、維持管理が容易な送配水ポンプ所を築造する工事の関連工事として、同浄水場内において、内径二百五十ミリメートルから二千七百ミリメートルまでの場内連絡管を、開削工法により新設するものでございます。
 契約の方法はWTO一般競争入札、契約金額は三十六億百五十万円、契約の相手方は佐藤・東亜・関電工建設共同企業体でございます。工事場所の図面につきましては八ページにございますので、ご参照いただきたいと存じます。
 九ページをお開き願います。この契約は、文京区後楽一丁目地先配水本管(八百ミリメートル)布設替工事でございます。
 本件は、配水本管の耐震化を図るため、文京区後楽一丁目七番地先から同区後楽一丁目三番地先間において、主として内径八百ミリメートルの配水本管を開削工法及び推進工法により布設替えするものでございます。
 契約の方法は一般競争入札、契約金額は十一億六千九百七十万円、契約の相手方は五洋建設株式会社でございます。工事場所の図面につきましては一〇ページにございますのでご参照いただきたいと存じます。
 一一ページをお開き願います。この契約は、江東区辰巳三丁目地先から同区新木場一丁目地先間配水本管(六百ミリメートル)布設替工事でございます。
 本件は、配水本管の耐震化を図るため、江東区辰巳三丁目五番地先から同区辰巳三丁目三番地先間及び江東区新木場一丁目一番地先において、主として内径六百ミリメートルの配水本管を開削工法により布設替えするものでございます。
 契約の方法は一般競争入札、契約金額は十二億六百八十七万円、契約の相手方は宗明建設株式会社でございます。工事場所の図面につきましては一二ページにございますので、ご参照いただきたいと存じます。
 以上、簡単ではございますがご報告申し上げます。よろしくお願いいたします。

○小宮委員長 報告は終わりました。
 これより本件に対する質疑を行います。
 発言を願います。

○宇田川委員 ただいま報告がありました契約締結に関して、お尋ねをさせていただきます。
 我々都議会自民党の中では、契約入札制度の改革PTというのを立ち上げまして、もう足かけ七年ぐらいになるんですが、この間、いろいろと議論を深めてまいりました。もちろん、財務局や事業局、もちろん公営企業局の皆さんにもご協力、ご理解いただいた中で、よりよい制度づくり、入札契約制度づくりに努めてきていただいたことは大変ありがたいなと思っているところでございます。
 今回の五本の契約を眺めてみると、比較的顕著な傾向があらわれているなと、私はそう思っております。五件のうち、実質の応札者、一者しかないというのが実に三つあると、残りの二つは、応札者が二者で、一者が決まっている。もう一ついえることは、辞退者が非常に多いということであります。これは現状の入札制度を象徴しているような話なのかなと思っております。
 二年ぐらい前は、最低制限価格があると、そのぎりぎりに応札が入って、くじ引きで落札者を決める、こういう契約も非常に多かった。それと両極端の姿を今見せているわけでございますね。もちろんこの間、先ほど申し上げた局の皆さんのご努力があって、くじ引きが減ってきたというのも事実ではありますが、ちょっと今回、そうとはいえないんではないかと思っています。
 いろんないわれ方をしていると思います。東北復興を、今、加速的に進めているわけですが、それによって技術者が東北へ行かれて、総体的な技術者が不足している、こういうお話もありますし、円安が進行している中で、輸入材を中心とした資材の価格高騰が起こっている、こういう話もあります。また、ちょっと先が見えない中での先高感に大変な不安を持っている。したがって、長期にわたる工事だとなかなか踏み切れない、こんな話も出てきているところでございます。
 東京都の契約の中でも、残念ながら不調が幾つか出てきています。新聞によりますと、各自治体においても不調が重なっていると、こんな記事もあるわけでございます。幸いに、武蔵野の森につきましては、四定で議案として提出されていますとおり、一度不調になったんですが、積算のし直しによって、今回契約に結びついた。しかし一方で、つい最近、豊洲新市場の整備については、残念な不調という結果を招いているわけでございます。
 こうした点を考えていきますと、やっぱり入札環境というか取り巻く社会環境も含めて、変化が起こってきているんだと、私はそう思っております。今回のこの契約案件も含めたお話でありますが、水道局さんは、現在も、私が申し上げたこの社会状況、環境の変化を、今どのように捉えているのかをまずお伺いをいたします。

○石井経理部長 入札につきましては、東京都電子調達システムを用いて、電子入札で行われており、このシステムには、入札参加辞退者のコメントを入力することができるようになっております。このコメントによりますと、辞退の理由といたしましては、積算上の都合や必要な技術者配置が困難なためなどが挙げられております。これらのコメントにつきましては、設計部署等へフィードバックし、設計積算の際の参考とさせていただいております。

○宇田川委員 今のお話で、アンケートみたいなコメントだと思いますけれど、技術者配置が困難だと、積算上の都合があるというお話でしたが、積算上の都合というのは、積算が合っていないと、価格が見合っていないと、こういうことなんだと私は思っています。だから、この価格が見合っていない、ずれがあるというのが、一体そもそもどこに原因があるのかというのが大事なことでありまして、先ほど申し上げたように、資材が高騰している、単品スライドなんかを使っていただいて、それに見合った額に直していただいたり、いろんな努力をしていますが、現場と乖離が出てきているのはなぜなのかということは、一番私は大事だと思っています。徐々に資材高騰が顕著になれば、そこに、時期を待たずに即応をしていくことは、私は大事だと思いますし、先を読むのはなかなか難しいとしても、現場の声をしっかり聞き届けていただいた中で、その現場に見合った積算をしていただく。先ほど、業者も、技術者配置が困難、要は、技術者が不足しているという話があったんですけれども、残念ながら、東京都も、いろいろ大量退職なんかがあって技術者が減っているのは事実であります。この議論は、四定、代表含めて別の席でやらせていただきますけれども、そこをやっぱり根本的にしっかりやるのも必要なんだと、私はそう思っているところでございます。
 今お話があった状況変化の捉え方を踏まえて、今後どう対応されていくのかをお伺いさせていただきます。

○石井経理部長 これまでの取り組みといたしましては、全庁的なものとして、今年度の設計労務単価の引き上げ改定や、既に契約済みの案件におきましても、最新の資材価格や労務単価等を用いて契約金額を引き上げる、全体スライド条項の適用などの対策を行ってきたところでございます。

○今井建設部長 水道局では、東京における水道工事施行上の制約を、より一層予定価格に反映させるため、本年十月に施工歩掛かりの補正条件を見直す積算基準の改定を実施しております。
 具体的には、配管工事の歩掛かり補正として、従来の埋設物のふくそうや家屋近接といった条件に加え、店舗がある場合の影響をも踏まえて積算することとしました。また、舗装工事についても、配管工事と同様の歩掛かり補正を新たに追加しております。
 さらに、配水本管工事の契約率が低迷していることを踏まえ、現場実態を把握するため、工事登録業者に対してアンケート調査を実施することとしております。今後とも、現場の施工環境実態を設計積算に反映するよう努めてまいりたいと思います。

○宇田川委員 今ご答弁の中に、最後にありましたが、現場実態をしっかり捉まえてやっていくんだと、これが一番私は大事なことだと思います。現場知らずして見積もりはできませんし、現場に行ってみたら、大変困難な場所があった、こういうのをしっかり捉えて、これからにつなげていただきたいと思っております。
 水道局にとって、これから大規模な更新工事も非常に多くなってきます。管路も更新の時期を徐々に迎えてきているわけですし、もっといえば、浄水場などの大規模施設の改修の契約に当たっては、これ当然WTOということになってきますので、今回も一件ありましたが、これWTOにかかると、仮に一度不調を見てしまうと、相当な期間先延ばしになるというのも、実態があります。そうなると、結果的に、都民サービスの低下にもつながりかねないわけですから、契約に至るまでのところをしっかりやっていただくのは非常に大事なことでありますし、今後にもつながっていくことだと思っています。
 先ほど申し上げたとおり、都の契約の中においても、残念ながら、ぽろぽろと不調が出てきているのは事実であります。財務局にもしっかりやっていただくようにお願いをすると同時に、やっぱり現場を持っている皆さん方が、現場の声をしっかりと聞き入れていただいて、この制度をよりよいものに反映していくということは非常に大切なことだと思っていますので、さまざまな角度からご検証いただいた中で、今後とも力を尽くしていただきたいと思いますし、我々、冒頭で申し上げた自民党の入札制度PTも、これからも引き続き、さまざまな角度から検討をし、各団体、業界の皆さんの意見も取り入れながら、よりよい制度づくりに力を尽くしてまいりたいと思っていますので、皆様のなお一層の、この制度づくりに対するお力添えを重ねてお願いを申し上げて、私からは終わらせていただきます。
 以上です。

○小宮委員長 ほかに発言がなければ、お諮りいたします。
 本件に対する質疑はこれをもって終了いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○小宮委員長 異議なしと認め、報告事項に対する質疑は終了いたしました。

○小宮委員長 次に、陳情の審査を行います。
 二五第三二号、多摩川上流からの汚染排水を水道水として使用しないことに関する陳情を議題といたします。
 理事者の説明を求めます。

○佐々木浄水部長 それでは、陳情につきましてご説明申し上げます。
 お手元に配布してございます請願・陳情審査説明表をごらんいただきたいと存じます。
 この陳情は、世田谷区にお住まいの金子真悟さんから提出されたものでございます。
 陳情の趣旨といたしましては、上流からの排水の影響により、放射能汚染が懸念されることから、多摩川下流にある砧浄水場、砧下浄水所の給水を停止していただきたいというものでございます。
 この陳情に関しまして、現在の状況でございますが、水道局では、平成二十四年三月の厚生労働省から出されました通知をもとに、放射性物質の検査を実施しているところでございます。この通知では、放射性セシウムの目標値を、健康への影響を考慮して、セシウム134及び137の合計で一キログラム当たり十ベクレルに設定しております。また、放射性セシウムの検査の検出限界値は目標値の十分の一以下である一キログラム当たり一ベクレル以下にすることを求めております。さらに、検査頻度につきましては、一カ月に一回以上検査することを求めておりますが、三カ月連続して検出されなかった場合は、以降の検査は、三カ月に一回に減ずることができるとしております。
 砧浄水場及び砧下浄水所においては、通知が施行されました平成二十四年四月以降、浄水については、平成二十四年度は週一回、二十五年度からは月一回、延べ六十回の検査を実施しておりますが、セシウム134及び137は、いずれも検出されることはなく、検出限界値は、全て一キログラム当たり一ベクレル以下となっております。
 このように、これまでの検査実績から、砧浄水場及び砧下浄水所の浄水の安全性に問題はありません。
 説明は以上でございます。よろしくご審議のほどお願いいたします。

○小宮委員長 説明は終わりました。
 本件について発言を願います。

○畔上委員 意見を述べさせていただきます。
 今ご説明のように、本陳情は、多摩川上流からの汚染排水を水道水として使用しないことを求め、砧、砧下浄水場からの給水を停止することを求めております。
 現在、水道局は、二〇一二年四月施行の厚生労働省の通知に基づき、放射性物質の検査を実施しており、その検査結果を見る限り、セシウム134及びセシウム137の検出限界値は一ベクレル・パー・キログラム以下ということで、両浄水場の浄水の安全性に問題なしとしております。
 我が党は、現時点での給水停止には同調できませんが、放射性物質に対する陳情者や都民の不安は大きいものがあり、陳情者が精密測定を求めていることには理解をするものであります。我が党は、こうした都民の不安を解消するためには、陳情書に記載されておりました森口祐一教授を初め、専門家の意見も聞き、より精密な検査の必要性も含めて検討する必要があり、現時点で拙速に結論を出すべきではないと考え、本陳情の継続を理事会で求めましたが合意に至りませんでしたので、趣旨採択すべきだと考えます。
 以上です。

○小宮委員長 ほかに発言がなければ、これより採決を行います。
 本件は、起立により採決いたします。
 本件は、趣旨採択とすることに賛成の方はご起立願います。
   〔賛成者起立〕

○小宮委員長 起立少数と認めます。よって、陳情二五第三二号は不採択と決定いたしました。
 陳情の審査を終わります。
 以上で水道局関係を終わります。

○小宮委員長 これより下水道局関係に入ります。
 初めに、第四回定例会に提出を予定されております案件について理事者の説明を求めます。

○松浦下水道局長 平成二十五年第四回定例会に提出を予定しております案件につきましてご説明申し上げます。
 ご審議をお願いいたします案件は、東京都公営企業職員の結核休養に関する条例を廃止する条例案一件でございまして、公営企業三局に共通する議案でございます。
 内容につきましては、総務部長から説明させていただきますので、よろしくお願い申し上げます。

○小山総務部長 平成二十五年第四回定例会に提出を予定しております東京都公営企業職員の結核休養に関する条例を廃止する条例案につきまして、お手元の資料1によりましてご説明申し上げます。
 本条例案は、結核性疾患を取り巻く状況の変化に伴い、結核休養制度を廃止するものでございます。この廃止条例の施行期日は、平成二十六年一月一日を予定してございます。
 なお、施行の際に廃止前の条例の規定により休養中の職員につきましては、経過措置を設けて対応できることとしてございます。
 以上、簡単ではございますけれども、平成二十五年第四回定例会に提出を予定しております案件の説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○小宮委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方は発言を願います。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○小宮委員長 なければ、資料要求はなしと確認させていただきます。

○小宮委員長 次に、理事者から報告の申し出がありますので、これを聴取いたします。

○熊谷経理部長 工事の請負契約につきましてご報告申し上げます。
 恐れ入りますが、お手元の資料2、工事請負契約の締結についてをごらんいただきたいと存じます。
 今回ご報告申し上げますのは、平成二十五年八月一日から平成二十五年十月三十一日までの間に締結した予定価格九億円以上の工事請負契約十件でございます。
 恐れ入りますが、一ページをお開き願います。総括表をお示ししてございます。この総括表によりましてご説明させていただきます。
 まず、区部の下水道工事でございます。土木工事のうち幹線工事といたしましては、全二件で、合計二十三億四千百余万円でございます。このうち、北区豊島三、四丁目付近再構築工事及び江東区北砂五丁目、南砂一丁目付近再構築工事は、いずれも当該地域における既設管渠の更新にあわせて雨水排除能力の増強を図るため施行するものでございます。
 枝線工事といたしまして、練馬区南大泉二、三丁目付近枝線工事、契約金額七億七千百余万円一件でございます。この工事は、練馬区南大泉二、三丁目付近の雨水を収容するため施行するものでございます。
 ポンプ所工事といたしましては、全三件で、合計百三十億八千二百余万円でございます。このうち千住関屋ポンプ所建設その三工事は、足立区の一部の雨水流出量増大に対応するため、同ポンプ所の躯体を築造するものでございます。熊の木ポンプ所外一カ所耐震補強工事は、熊の木ポンプ所及び梅田ポンプ所の耐震性向上を図るため、耐震補強工事を施行するものでございます。業平橋ポンプ所施設再構築その三工事は、墨田区の一部の雨水量の増加及び施設の老朽化に対応するため、同ポンプ所の躯体を築造するものでございます。
 次に、設備工事といたしましては、新河岸水再生センター汚泥焼却炉脱水設備工事、契約金額十七億一千百余万円一件でございます。この工事は、別途施行中の工事に伴い必要な汚泥焼却炉脱水設備等を施行するものでございます。
 以上、区部下水道工事の合計は全七件で、契約金額の合計は百七十九億七百余万円でございます。
 続きまして、流域下水道工事でございます。土木工事といたしましては、全三件で、合計五十四億四千五百余万円でございます。このうち八王子水再生センター西系水処理施設工事は、同センターの高度処理等を推進するため、西系用地に水処理施設第五系列の土木躯体を築造するものでございます。北多摩一号水再生センター水処理施設その二十工事は、同センター水処理施設第三系列の高度処理対応施設への改造等を施行するものでございます。八王子水再生センター沈砂池ポンプ棟増設工事は、同センター西系水処理施設の築造に伴い、沈砂池ポンプ棟の土木躯体の増設等を施行するものでございます。
 区部、流域を合わせました全十件の契約金額の合計は、一番下の欄にございますとおり二百三十三億五千二百余万円でございます。右側のページにそれぞれの年度別内訳をお示ししてございます。
 なお、十件の契約方法は、一般競争入札によるものが八件、随意契約によるものが二件でございます。
 随意契約により契約いたしましたものは、千住関屋ポンプ所建設その三工事及び業平橋ポンプ所施設再構築その三工事でございます。いずれの工事も、前回工事に継続して、当該ポンプ所の躯体を施行するものであり、躯体の一貫した品質管理や施行管理が必要となることから、それぞれ随意契約により契約したものでございます。
 三ページ目以降には、それぞれの工事ごとの契約内容及び入札結果等の詳細を掲げてございますので、ご参照いただきたいと存じます。
 以上で、簡単ではございますが、工事の請負契約についての報告を終わらせていただきます。どうぞよろしくお願い申し上げます。

○小宮委員長 報告は終わりました。
 これより本件に対する質疑を行います。
 発言を願います。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○小宮委員長 発言がなければ、お諮りいたします。
 本件に対する質疑はこれをもって終了いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○小宮委員長 異議なしと認め、報告事項に対する質疑は終了いたしました。
 以上で下水道局関係を終わります。
 これをもちまして本日の委員会を閉会いたします。
   午後一時四十一分散会

ページ先頭に戻る