本文へ移動

ロゴ 東京都議会

Tokyo Metropolitan Assembly

公営企業委員会速記録第十号

平成十六年十月五日(火曜日)
第十委員会室
   午後一時五分開議
 出席委員 十三名
委員長鈴木貫太郎君
副委員長田島 和明君
副委員長木村 陽治君
理事ともとし春久君
理事高島なおき君
理事尾崎 正一君
後藤 雄一君
林  知二君
串田 克巳君
大津 浩子君
中山 秀雄君
比留間敏夫君
立石 晴康君

 欠席委員 一名

 出席説明員
交通局局長松尾  均君
次長谷川 健次君
総務部長金子正一郎君
水道局局長高橋  功君
技監御園 良彦君
総務部長中田 清己君
下水道局局長二村 保宏君
技監北川 知正君
総務部長今里伸一郎君

本日の会議に付した事件
 付託議案の審査(決定)
・第百八十九号議案 平成十六年度東京都水道事業会計補正予算(第一号)
・第二百号議案 東京都給水条例の一部を改正する条例
・第二百十号議案 多摩川流域下水道野川処理区の建設に要する費用の関係市の負担について
 請願陳情の継続審査について
 特定事件の継続調査について

○鈴木委員長 ただいまから公営企業委員会を開会いたします。
 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、付託議案の審査及び請願陳情並びに特定事件の閉会中の継続審査及び調査の申し出の決定を行います。
 これより付託議案の審査を行います。
 第百八十九号議案、第二百号議案及び第二百十号議案を一括して議題といたします。
 本案につきましては、いずれも既に質疑を終了いたしてございます。
 ただいま、第二百号議案に対し、ともとし理事外八名から付帯決議案が、また、木村副委員長からも付帯決議案がそれぞれ提出されました。
 案文はお手元に配布してございます。
 朗読は省略をいたします。

   付帯決議案の提出について
第二百号議案 東京都給水条例の一部を改正する条例
 右議案に対する付帯決議案を別紙のとおり東京都議会会議規則第六十五条の規定により提出します。
  平成十六年十月五日
(提出者)
 ともとし春久 鈴木貫太郎  串田 克巳
 田島 和明  中山 秀雄  高島なおき
 立石 晴康  小山 敏雄  比留間敏夫
公営企業委員長殿

第二百号議案 東京都給水条例の一部を改正する条例に付する付帯決議案
一 我が国経済は、一面において回復基調にあるものの、中小企業には景気回復の実感が依然乏しく、都民生活は厳しさを脱したとは言い難い状況にある。
  こうした中で、中小企業や都民生活を守り、景気回復に寄与する立場から、低所得者世帯、社会福祉施設、公衆浴場、用水型企業については、特別の減免措置を講ずること。
二 前項の減免に基づく減収分については、適切な措置を講ずること。
三 口座割引制度の導入を機会に、口座振替未利用者に対して、積極的に口座振替への切替えを働き掛けること。
四 経営計画に示された企業努力については、必ずこれを完全に実施するとともに、財政基盤の強化に努めること。

   付帯決議案の提出について
第二百号議案 東京都給水条例の一部を改正する条例
 右議案に対する付帯決議案を別紙のとおり東京都議会会議規則第六十五条の規定により提出します。
  平成十六年十月五日
(提出者)
 木村 陽治
公営企業委員長殿

第二百号議案 東京都給水条例の一部を改正する条例に付する付帯決議案
 長期に渡る景気低迷と社会保障費などの負担増の下で、多くの都民、中小業者の生活と営業はかつてないほど厳しさを増している。こうした下では、公共事業の在り方を見直し、水道料金の抑制に努め、都民と中小業者の負担軽減を図ることが切実に求められている。
 そこで、次の事項について、対応を求めるものである。
一 生活保護世帯については、従来通り、十立方メートルまで、料金を免除すること。
二 公衆浴場については、その公共的性格から、改定による負担増を招かないようにすること。
三 新たに従量料金が課せられることとなる六~十立方メートルの料金については、口座振替の利用の有無にかかわらず、料金が軽減されるよう、料金設定を引き下げること。
四 「東京水道経営プラン二〇〇四」については、過大な水需給計画を根本的に見直し、建設改良事業費を大幅に抑制すること。また、都民、中小業者の負担増を軽減するために、更なる料金の引下げに努めること。
五 現行の「中期事業計画」終了後、赤字を理由に、料金引上げを絶対に行わないこと。

○鈴木委員長 これらを本案とあわせて議題といたします。
 この際、本案に対し発言の申し出がありますので、これを許します。

○木村委員 提案されております第百八十九号議案及び第二百号議案につきましては、水道料金を基本的に値下げするものであり、賛成であります。
 しかしながら、料金体系を変えたことによって、一般家庭では一カ月の使用料が八立米から二十二立米までの世帯に負担がふえてくることになるわけであります。口座振替を利用すれば、実質的には値上げにならないといいますけれども、口座振替を利用しない世帯が三割にも上っており、利用しない理由の第一に、口座振替では自分で支払いのやりくりができないことを挙げているということを考えれば、口座振替を利用しなくても値上げにならないようにすべきであると考えます。
 また、生活保護世帯の七一%に当たる月使用料六立米から二十七立米までの世帯は、これまで受けていた減免制度を受けられなくなり、負担増となります。しかし、今日の厳しい社会経済状況を考えれば、これらの人々が引き続き減免制度を受けられるようにすべきであると考えます。
 最大の問題は、この料金改定が組み込まれてつくられた経営プラン二〇〇四に、計画期間の各年度にわたって赤字となることを前提にして、過大な投資計画が盛り込まれていることであります。今後もこのような経営計画で水道事業が進められれば、構造的に累積資金の不足額が生まれ、従来型の値上げが繰り返されることは避けられない。既に十年以上にわたって一日最大配水量が六百万トンを超えたことはなくて、確保された水源量も施設処理能力も六百万トンを上回っている今日、過大となっている投資計画を見直して、身の丈に合った経営計画をつくるべきであります。
 以上の立場に立って、我が党は付帯決議を提案いたしました。
 なお、自民党、公明党からも付帯決議の提案がされておりますけれども、生活保護世帯などへの減免措置の適用の継続を求めることなど考えは同じであり、同調できる点もありますけれども、経営計画に示された企業努力については、必ず完全に実施するというその項目については、現在、業務手当をめぐって労使が交渉中であって、我が党は、あくまで労使合意の形成の重要性にかんがみて、このような項目を決議に盛り込むことは、労使合意の形成の障害となるというふうに考え、よって、自民党、公明党提出の付帯決議案については反対であることを申し添えます。

○鈴木委員長 発言は終わりました。
 これより採決に入ります。
 初めに、第二百号議案、東京都給水条例の一部を改正する条例を採決いたします。
 付帯決議案について、まず起立により採決いたします。
 まず、木村副委員長から提出をいただいております付帯決議を本案に付することに賛成の方の起立をお願いします。
   〔賛成者起立〕

○鈴木委員長 起立少数であります。よって、本案に木村副委員長から提出された付帯決議を付することは否決されました。
 次に、ともとし理事外八名から提出されました付帯決議を本案に付することに賛成の方は、ご起立願います。
   〔賛成者起立〕

○鈴木委員長 起立多数と認めます。よって、本案にともとし理事外八名から提出をいただきました付帯決議を付することに決定いたしました。
 次に、本案についてお諮りいたします。
 本案は、ただいまの付帯決議を付して原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○鈴木委員長 異議なしと認めます。よって、第二百号議案は、お手元配布の付帯決議を付して原案のとおり決定いたしました。
 次に、第百八十九号議案、平成十六年度東京都水道事業会計補正予算(第一号)及び第二百十号議案、多摩川流域下水道野川処理区の建設に要する費用の関係市の負担についてを一括して採決いたします。
 本案は、いずれも原案のとおり決定することにご異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○鈴木委員長 異議なしと認めます。よって、第百八十九号議案及び第二百十号議案は、いずれも原案のとおり決定いたしました。
 以上で付託議案の審査を終わります。

○鈴木委員長 次に、請願陳情及び特定事件についてお諮りいたします。
 本日まで決定を見ておりません請願陳情並びにお手元配布の特定事件調査事項については、それぞれ閉会中の継続審査及び調査の申し出をいたしたいと思います。ご異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○鈴木委員長 異議なしと認め、そのように決定させていただきます。

○鈴木委員長 この際、所管三局を代表いたしまして、高橋水道局長から発言を求められておりますので、これを許します。

○高橋水道局長 公営企業三局を代表いたしまして、一言ごあいさつを申し上げます。
 まず初めに、今回ご審議を賜りました議案三件につきまして、ただいまご決定をいただきまして、まことにありがとうございました。厚くお礼を申し上げます。
 私ども公営企業三局の事業は、都民生活や首都東京の都市活動にとりまして欠かすことのできない大変重要な事業でございます。
 これまでにちょうだいいたしました貴重なご意見やご指摘を今後の事業運営に十分反映させまして、これからもそれぞれの担当分野におきまして、多様化する都民ニーズに的確にこたえていきますとともに、都民サービスの向上と不断の経営改善に努めてまいります。
 なお、給水条例の一部を改正する条例、ただいまご決定の際に付されました付帯決議につきましては、これを十分尊重いたしまして、適切な水道事業の運営に最大の努力を傾注してまいる所存でございます。
 鈴木委員長を初め委員の先生方には、今後とも、公営企業三局に対しまして一層のご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げまして、お礼の言葉とさせていただきます。
 どうも大変ありがとうございました。

○鈴木委員長 高橋局長の発言は終わりました。
 この際、私からも一言ごあいさつを申し上げさせていただきます。
 副委員長、理事、委員各位の皆様には、この一年間、大変にお世話になりましたことを、委員長として厚くお礼を申し上げたいと存じます。
 また、理事者各位におかれましても、都政、この歴史の中で、これからも交通、水道、下水道、生活者のためにますますご活躍なされますことを期待申し上げ、また、裏方にいます書記の皆さんにもお世話になりました。
 甚だ粗辞、簡単ではありますけれども、委員長として満腔の思いを込めてお礼の言葉にかえさせていただきたいと思います。
 この一年ありがとうございました。感謝申し上げます。(拍手)
 以上をもちまして本日の委員会を閉会とさせていただきます。
   午後一時十五分散会

ページ先頭に戻る