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Tokyo Metropolitan Assembly

公営企業委員会速記録第五号

平成十四年六月六日(木曜日)
第十委員会室
   午後一時三分開議
 出席委員 十四名
委員長土持 正豊君
副委員長松村 友昭君
副委員長立石 晴康君
理事初鹿 明博君
理事東野 秀平君
理事高島なおき君
高橋かずみ君
福士 敬子君
青木 英二君
串田 克巳君
中西 一善君
中山 秀雄君
田中 晃三君
尾崎 正一君

 欠席委員 なし

 出席説明員
交通局局長寺内 広壽君
次長松尾  均君
総務部長久保田経三君
経営企画室長鷲田 能敬君
職員部長佐伯 憲彦君
電車部長齊藤 春雄君
自動車部長木村 純一君
車両電気部長関口 貞夫君
建設工務部長金安  進君
会計契約担当部長久保  大君
関連事業担当部長福田志津雄君
安全管理担当部長帯刀  宏君
バス路線再編成・事業活性化担当部長坂本 達郎君
技術管理担当部長北川 知正君

本日の会議に付した事件
 交通局関係
  請願の審査
  (1)一四第一号 都営バスの路線存続に関する請願
  (2)一四第三号 都営バスの路線延伸に関する請願

○土持委員長 ただいまから公営企業委員会を開会いたします。
 初めに、本委員会の担当書記が交代いたしましたので、紹介いたします。
 議事課の田村越子さんです。議案調査課の野口里美さんです。よろしくお願いいたします。
〔書記あいさつ〕

○土持委員長 次に、本委員会の会期中の委員会日程について申し上げます。
 お手元配布の日程のとおり理事会において申し合わせましたので、ご了承願います。
 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、交通局関係の請願の審査を行います。
 これより交通局関係に入ります。
 初めに、先般の人事異動に伴い、幹部職員の交代がありましたので、交通局長から幹部職員の紹介があります。

○寺内交通局長 四月一日付人事異動によりまして、当局の幹部職員に異動がございましたので、紹介をさせていただきます。
 車両電気部長の関口貞夫君でございます。
 以上でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
〔理事者あいさつ〕

○土持委員長 紹介は終わりました。

○土持委員長 次に、請願の審査を行います。
 初めに、一四第一号、都営バスの路線存続に関する請願を議題といたします。
 理事者の説明を求めます。

○坂本バス路線再編成・事業活性化担当部長 請願一四第一号についてご説明申し上げます。
 お手元の資料二ページをお開きいただきたいと存じます。
 この請願は、北区芳賀琢英さん外二千三百三十四人の方々から提出されたものでございます。
 請願の要旨は、都営バス路線の再編整備により短縮された茶51系統路線を復活していただきたいという内容でございます。
 東京都交通局では、平成十二年十二月の大江戸線環状部開業に合わせてバス路線再編整備を実施いたしました。このバス路線再編整備は、都営交通ネットワーク及び運賃制度検討委員会の提言を踏まえ、鉄道とバス両交通機関における社会資本の重複を避けるとともに、おのおのの役割分担を明確にし、公共交通ネットワークの充実を図るため、重複路線の見直し等を実施したものでございます。
 要望のございました茶51系統につきまして、次の三ページの図面をごらんいただきたいと存じます。
 線が重なってございますが、黒の線が営団南北線、赤の線が茶51系統でございます。また、赤の点線の部分が、路線再編整備の際、短縮いたしました区間でございます。この結果、現在、駒込駅南口から御茶ノ水駅間を運行いたしております。
 この図面のとおり、茶51系統は南北線と並行しており、平成三年の南北線の開通以来バスの乗客が減少し、路線全体の採算面からも厳しい状況となっていたことから、乗客潮流の実態を踏まえ、王子−駒込間の短縮を実施したものでございます。
 このような状況から、現状では復活は困難と考えております。
 よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○土持委員長 説明は終わりました。
 本件について発言願います。

○松村委員 本請願の願意、理由を見させていただいても、営団地下鉄の南北線との重複といっても、この路線ができたのは今から十年前ですよね。引き続きその中でも、今いった茶51によって、高齢者や地域の方々が、とりわけ区の出張所とか保健所とか、区民施設や公園などの施設を便利にというか、身近な交通手段として、利用していたということで、都営大江戸線の開通によって、その地域がさらにそれがなくても済むようになったというよりも、再編整備だと。専らやはり都営交通の採算上の問題だとか経営の問題ということだろうというふうに思うんです。
 そういう点では、ここにも書いてあるとおり、バスといっても、乗りおりや、そういう意味では高齢者にとってはなかなかきつい。エレベーターやエスカレーターが大分普及してまいりましたけれども、やっぱりバスというのは最も身近な交通手段だろうというふうに思うんです。
 確かに、コミュニティバス等も今後考えられるというような話も局の方から伺っていますけれども、私はむしろ、例えば公営交通というか、そういう役割を都の交通局は果たしてきたわけですから、よりそういう、身近な足の交通手段を、この高齢化社会に合わせてきめ細かく整備するという役割で、区市などと連携してそういうのが整備されて、そして、採算上だとかいろんな問題でなくすというか整備するというならわかるんですけれども、先に廃止とか短縮とか縮小があって、後から、不便ならばコミュニティバスだとかそういうのを地元区市などがやればいいということでは決してないというふうに思うんです。
 そういう意味で、いろいろ私も今の都営交通が置かれている財政状況とか経営問題をよく承知した上でも、あえてこういう地域住民からの願望があるわけだから、その趣旨を採択して何とかこたえる道を都の交通局としてもやってほしいということから、我が党は、この請願に対しては趣旨採択を主張して、発言を終わります。

○福士委員 それでは、私からも一言申し上げます。
 この請願に対しては、願意に沿いがたいということで否決をさせてはいただきますが、都営バス全体のことについても含めて、一言述べさせていただきます。
 大江戸線の全線開通がありまして、既存鉄道との乗りかえなど、公共交通のネットワークは一応図られてきました。そして一方、鉄道網が整備されれば、当然鉄道と競合するバス路線の乗客数が減っていくのは当たり前のことであり、バス路線の再編成が行われることそのものについては、全面否定するものではありません。
 しかし、鉄道は幹線交通であり、バスはまたその補完的機能という役割があるものの、平面交通であるバスは、これからの高齢社会や障害を持つ人々にとっては貴重な交通機関だと思っております。そういう意味でいえば、機能論だけでバス路線の整備、短縮をするのはいかがなものかなという感じがしております。
 今回の請願の内容を見ましても、地域のいろいろな区の施設へ行く利便性というものが願意の中にありますし、そしてこのことからも、バスが地域を細かく回る交通機関であり、整備を求めている切実な内容というふうに私も思います。
 ただ、交通局としては、今後の事業展開を行うに当たっては、効率的経営を行うことについて、これはやむを得ないことではありますけれども、効率性をあらわすベースというものが、私は伺っていてもよくわからない部分がございます。そういう情報開示をきちんと行うべき−−どういう理由でどの程度の減額になったので、こことここの路線を廃止したらこれだけの効率性が上がりますとか、そういうこともきちんとわかるようなものをお示しいただきたいと思います。
 また、二つ目に、地域住民への周知の徹底なんですが、私もちょっとお伺いしたところによりますと、つい一週間ぐらい前、ともかくこの請願が出されてかなり時間がたってから、やっと地域の方々にご説明にいらしたみたいなところがございます。
 そういうことではなく、多分、文書上ではもっともっと早くにきちんとやっていらっしゃるんでしょうが、ご説明のありようというものももうちょっと考えていただくべきではないかな、路線を廃止する前に、もうちょっと地域住民に徹底をする必要があるのではないかなというふうに思いました。
 それからもう一つとしては、公共交通を設定する段階で、どのような交通がふさわしいかということ、これもしっかり考えていただきたいと思います。だんだんだんだん地下鉄は深くなってまいりました。深度地下の交通よりは路面電車ではどうなのか、あるいは場合によってはバスを優先して残していこうというようなことも含めて、トータル的に考えていっていただきたいというふうに思います。
 廃止をするたびに路線のバスを存続してほしいという請願が出されること自体に、やはり問題があるのではないかというふうに思いますので、そこはお考えいただきたいと思います。
 以上です。

○土持委員長 ほかに発言がなければ、これより採決を行いたいと思います。
 本件は、起立により採決いたします。
 本件は、趣旨採択とすることに賛成の方はご起立願います。
〔賛成者起立〕

○土持委員長 起立少数と認めます。よって、請願一四第一号は不採択と決定いたしました。

○土持委員長 次に、一四第三号、都営バスの路線延伸に関する請願を議題といたします。
 理事者の説明を求めます。

○坂本バス路線再編成・事業活性化担当部長 請願一四第三号についてご説明申し上げます。
 お手元の資料四ページをごらんいただきたいと存じます。
 この請願は、江戸川区葛西南部協議会会長宮本良治さん外四千四百九十三人の方々から提出されたものでございます。
 請願の要旨は、地下鉄東西線西葛西駅前から臨海町二丁目団地前まで折り返し運行している西葛27系統の路線を、南方向に葛西臨海公園駅前まで、北方向に新小岩駅前まで、一時間に二本延伸していただきたいという内容でございます。
 恐れ入りますが、次の五ページの図面をごらんいただきたいと存じます。
 江戸川区内の南北交通につきましては、葛西駅、西葛西駅を中心に、北方向は総武線の駅へ、南方向は臨海部の団地及び京葉線葛西臨海公園駅へと結ぶなど、バスネットワークの充実に努めてきたところでございます。
 既存の路線のうち、南北を結ぶ路線を緑色の線で表示してございます。
 最近でも平成十四年四月一日に江戸川区内の南北を結ぶバス路線を新設したところでございまして、新小30系統、東京臨海病院前から葛西駅、新小岩駅を経由いたしまして東新小岩四丁目までの路線を紫色の線で、西葛26系統、葛西臨海公園駅前から東京臨海病院、西葛西駅を経由いたしまして船堀駅前までの路線を水色の線で表示してございます。
 また、今回の請願の対象でございます西葛27系統、西葛西駅前から臨海町二丁目団地前の路線は、赤色の線で表示してございます。
 交通局といたしましては、江戸川区内のバスネットワークにつきまして、引き続き採算性等を踏まえ利便性の向上に努めてまいりますが、本請願の内容を実施した場合、西葛27系統の定時性が確保しにくくなること、採算の悪化が見込まれることなどから、実施は困難と考えております。
 よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○土持委員長 説明は終わりました。
 本件について発言願います。

○松村委員 資料にも出していただいております地図を見ますと、確かに、南北の交通手段としては本当に唯一、このバスに地域住民は頼っているというふうに思うんです。地元の議員さんもいらっしゃいますけれども、とりわけ上の方に、江戸川区役所があり、そちらに公共施設や病院のストックも多い形で、この地域全体はやはり人の流れといいますか、そういう利用が多いというふうに思うんです。ところが、バスを利用する場合には、船堀駅で一たん乗りかえなければならないというところから、この請願が出されてきているというふうに思うんです。
 それと特に、乗りかえればいいではないかということかもしれませんけれども、今の人口のあれでいきますと、清新町にも大きな団地があることを初め−−清新町だけでも五千五百世帯というふうに私も伺っております。それから臨海町、この世帯も三千世帯ぐらいは、弱ですけれどもあるんじゃないか。それからさらに、その右の方の南葛西。この清新町、臨海町、南葛西ですね、主にバスを利用されて船堀駅へ行く、またはその先に行く。その南葛西もだんだんふえてこられまして、一万四、五千世帯あるのではないか。こういう多くの人口というか世帯の方々が、唯一の交通手段がバスで、確かに船堀駅までは一本でもちろん行けるけれども、その先の方の公共施設だとか区役所などの利用についてはやはり不便があるということで、私は、こういう要望が地域から出てくるのは極めて自然というか、何とかしてほしい、便利にしてほしいという声だというふうに思うんです。
 ですから、私はぜひ、今すぐにとか、先ほどの請願と同じような経営上の問題とか採算とか、いろいろ路線上の問題もあるんでしょうけれども、何とかやはりそういう願意にこたえた工夫とか、これからのやり方ができるんじゃないかというか、してほしい、そういう要望、願いも込めて趣旨に賛成したいというふうに思っております。
 以上です。

○土持委員長 ほかに発言がなければ、これより採決を行います。
 本件は、起立により採決いたします。
 本件は、趣旨採択とすることに賛成の方はご起立願います。
〔賛成者起立〕

○土持委員長 起立少数と認めます。よって、請願一四第三号は不採択と決定いたしました。
 以上で請願の審査を終わります。
 以上で交通局関係を終わります。
 これをもちまして本日の委員会を閉会いたします。
   午後一時二十一分散会

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