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Tokyo Metropolitan Assembly

平成二十七年東京都議会会議録第五号

平成二十七年三月五日(木曜日)
 出席議員 百二十四名
一番小林 健二君
二番加藤 雅之君
三番川松真一朗君
四番山内  晃君
五番栗山よしじ君
六番小松 大祐君
七番鈴木 章浩君
八番大津ひろ子君
九番塩村あやか君
十番宮瀬 英治君
十一番おときた駿君
十二番小松 久子君
十三番田中  健君
十四番米倉 春奈君
十五番白石たみお君
十六番斉藤やすひろ君
十七番栗林のり子君
十八番遠藤  守君
十九番伊藤こういち君
二十番堀  宏道君
二十一番河野ゆうき君
二十二番柴崎 幹男君
二十三番ほっち易隆君
二十四番舟坂ちかお君
二十五番清水 孝治君
二十六番島崎 義司君
二十七番石川 良一君
二十八番田中 朝子君
二十九番上田 令子君
三十番山内れい子君
三十一番中山ひろゆき君
三十二番西沢けいた君
三十三番里吉 ゆみ君
三十四番和泉なおみ君
三十五番尾崎あや子君
三十六番大松あきら君
三十七番中山 信行君
三十八番吉倉 正美君
三十九番上野 和彦君
四十番鈴木 錦治君
四十一番木村 基成君
四十二番高椙 健一君
四十三番栗山 欽行君
四十四番大場やすのぶ君
四十五番和泉 武彦君
四十六番近藤  充君
四十七番小宮あんり君
四十八番三宅 正彦君
五十番やながせ裕文君
五十一番両角みのる君
五十二番西崎 光子君
五十三番小山くにひこ君
五十四番あさの克彦君
五十五番新井ともはる君
五十六番徳留 道信君
五十七番河野ゆりえ君
五十八番小竹ひろ子君
五十九番まつば多美子君
六十番高倉 良生君
六十一番橘  正剛君
六十二番野上 純子君
六十三番谷村 孝彦君
六十四番桜井 浩之君
六十五番きたしろ勝彦君
六十六番松田やすまさ君
六十七番山崎 一輝君
六十八番神野 次郎君
六十九番菅野 弘一君
七十番北久保真道君
七十一番田中たけし君
七十二番神林  茂君
七十三番宇田川聡史君
七十四番高橋 信博君
七十五番野上ゆきえ君
七十六番中村ひろし君
七十七番島田 幸成君
七十八番今村 るか君
七十九番大西さとる君
八十番畔上三和子君
八十一番大島よしえ君
八十二番松村 友昭君
八十三番東村 邦浩君
八十四番小磯 善彦君
八十五番鈴木貫太郎君
八十六番木内 良明君
八十七番秋田 一郎君
八十八番中屋 文孝君
八十九番早坂 義弘君
九十番崎山 知尚君
九十一番鈴木 隆道君
九十二番鈴木あきまさ君
九十三番山加 朱美君
九十四番高橋かずみ君
九十六番山田 忠昭君
九十八番こいそ 明君
九十九番田島 和明君
百番斉藤あつし君
百一番尾崎 大介君
百二番石毛しげる君
百三番植木こうじ君
百四番かち佳代子君
百五番曽根はじめ君
百六番藤井  一君
百七番長橋 桂一君
百八番中嶋 義雄君
百九番ともとし春久君
百十番古賀 俊昭君
百十一番林田  武君
百十二番高木 けい君
百十三番村上 英子君
百十四番吉原  修君
百十五番野島 善司君
百十六番三宅 茂樹君
百十七番川井しげお君
百十八番高島なおき君
百十九番立石 晴康君
百二十番吉野 利明君
百二十一番野村 有信君
百二十二番内田  茂君
百二十三番酒井 大史君
百二十四番山下 太郎君
百二十五番清水ひで子君
百二十六番大山とも子君
百二十七番吉田 信夫君

 欠席議員 一名
九十五番  相川  博君
 欠員
    四十九番  九十七番

 出席説明員
知事舛添 要一君
副知事安藤 立美君
副知事秋山 俊行君
副知事前田 信弘君
教育長比留間英人君
東京都技監建設局長兼務横溝 良一君
政策企画局長川澄 俊文君
総務局長中西  充君
財務局長中井 敬三君
主税局長塚田 祐次君
警視総監高綱 直良君
生活文化局長小林  清君
オリンピック・パラリンピック準備局長中嶋 正宏君
都市整備局長安井 順一君
環境局長長谷川 明君
福祉保健局長梶原  洋君
産業労働局長山本  隆君
港湾局長多羅尾光睦君
会計管理局長塚本 直之君
交通局長新田 洋平君
消防総監大江 秀敏君
水道局長吉田  永君
下水道局長松田 芳和君
青少年・治安対策本部長河合  潔君
病院経営本部長醍醐 勇司君
中央卸売市場長岸本 良一君
選挙管理委員会事務局長松井多美雄君
人事委員会事務局長真田 正義君
労働委員会事務局長遠藤 雅彦君
監査事務局長石原 清次君
収用委員会事務局長目黒 克昭君

三月五日議事日程第五号
第一 第百二十号議案
平成二十六年度東京都地方消費税清算会計補正予算(第一号)
第二 第百十八号議案
平成二十六年度東京都一般会計補正予算(第五号)
第三 第百十九号議案
平成二十六年度東京都特別区財政調整会計補正予算(第一号)
第四 第百二十二号議案
平成二十六年度分の都と特別区及び特別区相互間の財政調整の特例に関する条例
第五 第四十一号議案
東京都防災街づくり基金条例
第六 第百六号議案
都営住宅二十六H─一〇六東(江東区東砂八丁目)工事請負契約
第七 第百七号議案
警視庁大橋庁舎(二十六)新築工事請負契約
第八 第百八号議案
東京都写真美術館(二十六)改修工事(その二)請負契約
第九 第百九号議案
舎人公園非常用発電設備工事その二請負契約
第十 第百十号議案
竪川水門耐震補強工事請負契約
第十一 第八十八号議案
東京都再生可能エネルギー等導入推進基金条例
第十二 第百十五号議案
平成二十六年度の連続立体交差事業の実施に伴う費用の関係特別区・市の負担の変更について
第十三 第百二号議案
東京消防庁の設置等に関する条例の一部を改正する条例
第十四 諮問第一号
地方自治法第二百六条の規定に基づく異議申立てに関する諮問について
第十五 諮問第三号
地方自治法第二百二十九条の規定に基づく審査請求に関する諮問について
第十六 諮問第二号
地方自治法第二百二十九条の規定に基づく審査請求に関する諮問について
議事日程    第五号追加の一
第一 議員提出議案第一号
国民健康保険料又は国民健康保険税の補助に関する条例

   午後一時開議

○議長(高島なおき君) これより本日の会議を開きます。

○議長(高島なおき君) まず、日程の追加について申し上げます。
 議員より、議員提出議案第一号、国民健康保険料又は国民健康保険税の補助に関する条例が提出されました。
 これを本日の日程に追加いたします。

○議長(高島なおき君) これより日程に入ります。
 日程第一から第十六まで、第百二十号議案、平成二十六年度東京都地方消費税清算会計補正予算(第一号)外議案十二件、諮問三件を一括議題といたします。
 本案に関する委員会審査報告書は、お手元に配布いたしてあります。
 朗読は省略いたします。

財政委員会議案審査報告書
 第百二十号議案
平成二十六年度東京都地方消費税清算会計補正予算(第一号)
 本委員会は、二月二十七日付託された右議案を審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので報告します。
  平成二十七年三月三日
財政委員長 和泉 武彦
 東京都議会議長 高島なおき殿

総務委員会議案審査報告書
 第百十八号議案
平成二十六年度東京都一般会計補正予算(第五号)中
歳出
繰越明許費 総務委員会所管分
 本委員会は、二月二十七日付託された右議案を審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので報告します。
  平成二十七年三月二日
総務委員長 栗林のり子
 東京都議会議長 高島なおき殿

財政委員会議案審査報告書
 第百十八号議案
平成二十六年度東京都一般会計補正予算(第五号)中
予算総則
歳入
歳出
繰越明許費
都債 財政委員会所管分
 本委員会は、二月二十七日付託された右議案を審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので報告します。
  平成二十七年三月三日
財政委員長 和泉 武彦
 東京都議会議長 高島なおき殿

文教委員会議案審査報告書
 第百十八号議案
平成二十六年度東京都一般会計補正予算(第五号)
歳出─文教委員会所管分
 本委員会は、二月二十七日付託された右議案を審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので報告します。
  平成二十七年三月二日
文教委員長 小竹ひろ子
 東京都議会議長 高島なおき殿

都市整備委員会議案審査報告書
 第百十八号議案
平成二十六年度東京都一般会計補正予算(第五号)中
歳出─都市整備委員会所管分
 本委員会は、二月二十七日付託された右議案を審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので報告します。
  平成二十七年三月二日
都市整備委員長 島田 幸成
 東京都議会議長 高島なおき殿

厚生委員会議案審査報告書
 第百十八号議案
平成二十六年度東京都一般会計補正予算(第五号)中
歳出─厚生委員会所管分
 本委員会は、二月二十七日付託された右議案を審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので報告します。
  平成二十七年三月二日
厚生委員長 遠藤  守
 東京都議会議長 高島なおき殿

経済・港湾委員会議案審査報告書
 第百十八号議案
平成二十六年度東京都一般会計補正予算(第五号)中
歳出
繰越明許費
債務負担行為 経済・港湾委員会所管分
 本委員会は、二月二十七日付託された右議案を審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので報告します。
  平成二十七年三月二日
経済・港湾委員長 近藤  充
 東京都議会議長 高島なおき殿

環境・建設委員会議案審査報告書
 第百十八号議案
平成二十六年度東京都一般会計補正予算(第五号)中
歳出
繰越明許費 環境・建設委員会所管分
 本委員会は、二月二十七日付託された右議案を審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので報告します。
  平成二十七年三月二日
環境・建設委員長 野上ゆきえ
 東京都議会議長 高島なおき殿

警察・消防委員会議案審査報告書
 第百十八号議案
平成二十六年度東京都一般会計補正予算(第五号)中
歳出─警察・消防委員会所管分
 本委員会は、二月二十七日付託された右議案を審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので報告します。
  平成二十七年三月二日
警察・消防委員長 秋田 一郎
 東京都議会議長 高島なおき殿

総務委員会議案審査報告書
 第百十九号議案
平成二十六年度東京都特別区財政調整会計補正予算(第一号)
 第百二十二号議案
平成二十六年度分の都と特別区及び特別区相互間の財政調整の特例に関する条例
 本委員会は、二月二十七日付託された右議案を審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので報告します。
  平成二十七年三月二日
総務委員長 栗林のり子
 東京都議会議長 高島なおき殿

財政委員会議案審査報告書
 第四十一号議案
東京都防災街づくり基金条例
 第百六号議案
都営住宅二十六H─一〇六東(江東区東砂八丁目)工事請負契約
 第百七号議案
警視庁大橋庁舎(二十六)新築工事請負契約
 第百八号議案
東京都写真美術館(二十六)改修工事(その二)請負契約
 第百九号議案
舎人公園非常用発電設備工事その二請負契約
 第百十号議案
竪川水門耐震補強工事請負契約
 本委員会は、二月二十七日付託された右議案を審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので報告します。
  平成二十七年三月三日
財政委員長 和泉 武彦
 東京都議会議長 高島なおき殿

環境・建設委員会議案審査報告書
 第八十八号議案
東京都再生可能エネルギー等導入推進基金条例
 第百十五号議案
平成二十六年度の連続立体交差事業の実施に伴う費用の関係特別区・市の負担の変更について
 本委員会は、二月二十七日付託された右議案を審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので報告します。
  平成二十七年三月二日
環境・建設委員長 野上ゆきえ
 東京都議会議長 高島なおき殿

警察・消防委員会議案審査報告書
 第百二号議案
東京消防庁の設置等に関する条例の一部を改正する条例
 本委員会は、二月二十七日付託された右議案を審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので報告します。
  平成二十七年三月二日
警察・消防委員長 秋田 一郎
 東京都議会議長 高島なおき殿

総務委員会諮問審査報告書
 諮問第一号
地方自治法第二百六条の規定に基づく異議申立てに関する諮問について
 本委員会は、二月二十七日付託された右諮問を審査の結果、左記のとおり答申すべきものと決定したので報告します。
  平成二十七年三月二日
総務委員長 栗林のり子
 東京都議会議長 高島なおき殿
       記
 本件は、これを棄却すべきである。

環境・建設委員会諮問審査報告書
 諮問第三号
地方自治法第二百二十九条の規定に基づく審査請求に関する諮問について
 本委員会は、二月二十七日付託された右諮問を審査の結果、左記のとおり答申すべきものと決定したので報告します。
  平成二十七年三月二日
環境・建設委員長 野上ゆきえ
 東京都議会議長 高島なおき殿
       記
 本件は、これを棄却すべきである。

環境・建設委員会諮問審査報告書
 諮問第二号
地方自治法第二百二十九条の規定に基づく審査請求に関する諮問について
 本委員会は、二月二十七日付託された右諮問を審査の結果、左記のとおり答申すべきものと決定したので報告します。
  平成二十七年三月二日
環境・建設委員長 野上ゆきえ
 東京都議会議長 高島なおき殿
       記
 本件は、これを却下すべきである。

○議長(高島なおき君) これより討論に入ります。
 討論の通告がありますので、順次発言を許します。
 十四番米倉春奈さん。
   〔十四番米倉春奈君登壇〕

○十四番(米倉春奈君) 私は、日本共産党都議団を代表して、第百二十号議案、平成二十六年度東京都地方消費税清算会計の補正予算に反対する立場から討論を行います。
 今回の地方消費税清算会計の補正予算には、昨年四月に消費税の税率が五%から八%に引き上げられた後に、最初に納税された消費税の地方税分について、他の道府県と清算した結果が計上されており反対です。
 そもそも安倍政権は、社会保障のためにといって、国民の反対を押し切って消費税の増税を強行しました。その結果、消費の冷え込みで、国民生活と中小企業の営業が圧迫されてきました。赤字経営が大多数の零細事業者からは、消費税増税分を納めるために借金したり、経営者みずからの給与額を削らざるを得ないなど、悲痛な声が上がっています。しかも、社会保障は充実するどころか、介護、年金、医療、生活保護などを次々に切り捨てようとしています。また一方で、史上空前の利益を上げている大企業に対しては、法人税の減税を行おうとしています。その上、二年後に自動的に一〇%に引き上げる計画など、絶対に許されるものではありません。
 平成二十六年度一般会計補正予算について、意見、要望を申し上げます。
 まず、プレミアムつき商品券の活用についてです。
 プレミアムつき商品券は、地域活性化や消費喚起に効果があり重要です。現在、都内では二十の自治体で取り組んでいますが、全ての自治体で実施できるようにきめ細かい支援を求めます。同時に、実施期間が限られたプレミアムつき商品券の効果は一時的なものであり、今こそ都として都内の中小企業、商店街が持続して営業ができるような支援を行うことを求めておきます。
 旧知事公館の売却益約四十四億円については、知事が浜離宮に構想している迎賓館の整備費用として、社会資本等整備基金に積み立てることとされています。知事の迎賓館構想が都民的に広く検証されていない現段階で、しかも旧知事公館跡地とはいえ、本来、都民活用に還元されるべき都有地売却益をそっくり積み立てることには疑問を持たざるを得ません。改めて、今後の慎重な活用を求めておきます。
 東京都防災街づくり基金条例について一言申し上げます。
 法人二税など景気に左右されやすい税収構造を抱えた都財政において、大企業などの利益増大を反映して税収が伸びている現状のもとで、今後の不安定な財政動向に備え、防災など都政にとって安定的に財源を確保すべき課題について基金を積み立てることに反対するものではありません。
 同時に、二〇一六年度以降に見込まれる基金取り崩しの際には、その対象となる事業が防災という基金の目的に適しているのか、基金の取り崩しが必要なのかなど、厳密に検討され、審議に付されるべきと考えます。
 とりわけ、現在、木造密集地域の防災のかなめとされる特定整備路線は、区間全てが国の認可を取りつけて一斉に事業着手されようとしており、その事業費は合計で三千億円を優に超える規模となります。その多くが、防災上の効果や延焼防止効果について疑問が出されたり、沿道住民の合意が得られないままの強硬な測量や説得などに厳しい批判が広がっているものです。このまま強行すれば、地域住民のコミュニティや暮らしを大きく破壊しかねません。こうした本基金の活用にふさわしくない取り崩し方は、やるべきではありません。
 一方で、我が党が大地震から都民の生命を守るために昨年都議会に提案した、都内の未耐震の老朽木造住宅全てを対象に、急速に耐震改修を進めるために助成制度を拡充することが、今こそ求められています。阪神・淡路大震災において、死者の九割が家屋倒壊による圧死でした。東京都は、この痛苦の教訓の上に立って、未耐震の木造住宅を対象とした助成制度を確立することが急務であり、その財源は今回の基金によって十分確保されるのです。
 このことを強く指摘し、討論を終わります。(拍手)

○議長(高島なおき君) 二十六番島崎義司君。
   〔二十六番島崎義司君登壇〕

○二十六番(島崎義司君) 東京都議会自由民主党を代表いたしまして、第百十八号議案、平成二十六年度一般会計補正予算(第五号)を初め、本日の本会議において議決する全ての議案に賛成の立場から討論を行います。
 平成二十六年度の都税収入は、企業収益が堅調に推移したことなどから、三年連続の増収となり、当初予算を五百二十億円上回る見込みとなりました。我が党の政策により、景気は回復基調が続いており、この流れを経済の好循環の拡大につなげていかなければなりません。
 補正予算(第五号)では、こうした都税の増収や不用額の精査等によって確保した財源を活用し、社会資本等整備基金と、新たに設置する防災街づくり基金に積み立てを行っております。
 都民の安全・安心を守ることは我々の最大の使命であり、良質な社会資本ストックの維持更新や木密対策、耐震対策は、切れ目なく着実に進めていくことが必要であります。景気変動の影響を受けやすく、地方交付税の不交付団体である都において、都民サービスを安定して継続的に実施していくためには強固な財政基盤が不可欠であります。今後の政策展開に向け、将来に備えた対応をしっかりと講じていることを評価いたします。
 また、昨年末に策定された国の経済対策に対応するため、国からの新たな交付金を活用し、商店街の振興など地域経済の活性化に向けた取り組みや、東京の魅力発信、多摩・島しょ地域での雇用就業の促進など地方創生に資する事業を推進しております。今後も、迅速かつ適切な対応を要望いたします。
 そのほか、国費を受け入れ、緊急雇用創出事業臨時特例基金、安心こども基金などの積み増しや、新設する再生可能エネルギー等導入推進基金への積み立てを行うとともに、本年度中に実施可能なものについては、速やかな事業化を図っております。
 いずれも、雇用、福祉、環境など都民生活や地域に密着した重要性の高い分野であり、今後も積み立てた基金を有効に活用することを要望いたします。
 このほかにも、第百六号議案、都営住宅江東区東砂八丁目工事請負契約を初め、舎人公園非常用発電設備工事その二請負契約や竪川水門耐震補強工事などの契約案が提出されております。
 都有施設の適切な維持更新や防災対策は、都民の安全・安心の確保に直結する課題であり、引き続き事業を着実に進めていくことを求めます。
 本定例会も、本日の中途議決の後、予算特別委員会で平成二十七年度予算の審議が本格的に始まります。
 我々都議会自由民主党は、責任政党として、物事の本筋を捉えた議論を展開し、世界で一番の都市東京の実現に向け、全力で取り組んでいくことをお誓い申し上げ、討論を終わります。(拍手)

○議長(高島なおき君) 六十番高倉良生君。
   〔六十番高倉良生君登壇〕

○六十番(高倉良生君) 都議会公明党を代表し、知事提出の全議案に賛成する立場から討論をいたします。
 まず、第百十八号議案、一般会計補正予算(第五号)について申し上げます。
 本案は、都税の増収や歳出予算の精査などによって生み出した財源を活用し、基金の積み立てを行うなど、財政基盤の強化を図るほか、国の補正予算に関連した経済対策や、国基金の創設、追加交付に伴う積み立てなどに対して、必要な対応を行うものであります。
 歳入面においては、堅調な企業収益、所得や雇用環境の改善などを背景に、都税収入が三年連続で増収となっています。また、歳出においては、都民サービスに影響を与えないことを前提に、各事業の予算執行状況を総点検し、不用額を精査しております。
 こうして確保した財源を活用し、今後増大することが見込まれる社会資本ストックの維持更新経費等に備え、社会資本等整備基金へ積み立てを行うなど、中長期的な財政対応力の強化に努めており、評価をいたします。
 また、今回創設される防災街づくり基金も、都税の増収や徹底した歳出の精査によって確保した財源を活用して設置するものであり、二〇二〇年に向け、高い防災力を備えたまちの整備を集中的、重点的に進めるため、前もって手だてを講じるものになっています。
 この基金は、主として木造住宅密集地域の不燃化や建築物の耐震化などを着実に進めるためのものとなっており、我が党がこれまで強く訴えてきた防災、減災対策にしっかりと取り組んでいくための備えとして、大きな役割を果たすものと考えます。
 次に、先月成立した国の補正予算に関連して申し上げます。
 今回の補正予算で盛り込まれた地域住民生活等緊急支援のための交付金のうち、地域消費喚起・生活支援型については、プレミアム商品券の発行などにより消費喚起につなげることで、地域経済の活性化を図るものとなっております。一方の地方創生先行型については、多摩・島しょ地域における女性、若者、高齢者、障害者等の就業を促進する内容となっております。
 いずれも我が党の考え方と方向性を同じくするものであり、早期に事業化を図ることでいち早く効果が発揮されるよう、強く要望いたしておきます。
 次に、第百六号議案の工事請負契約案件についてでありますが、これは、都営住宅の老朽化に伴い改築工事を行うものであります。
 江東区東砂八丁目の都営住宅は、昭和四十一年に建設され、建物や設備の老朽化が進んでいることから、適切に改築を進めていくことが必要であります。昭和四十年代には約十万戸もの都営住宅が建設され、次々と建てかえ時期を迎えています。都営住宅の持つ都民の住宅セーフティーネットとしての役割を踏まえ、今後とも計画的な改築、建てかえを進めていくことを求めます。
 都議会公明党は、今後とも地域に根差した政党として、現場の声にしっかりと耳を傾け、都民の暮らしを守る政策の実現に向けて全力を尽くしていくことをお誓いし、討論を終わります。(拍手)

○議長(高島なおき君) 三十一番中山ひろゆき君。
   〔三十一番中山ひろゆき君登壇〕

○三十一番(中山ひろゆき君) 私は都議会民主党を代表して、第百十八号議案、平成二十六年度東京都一般会計補正予算(第五号)外知事提出議案に賛成の立場から討論を行います。
 今回の補正予算には、二百六十八億円の歳出確保と千七百三十二億円の歳出の精査により積み出された二千億円を、社会資本等整備基金に一千億円、防災街づくり基金に一千億円積み立てることなどが盛り込まれています。
 二十七年度予算案を含め、都税収入は四年連続で増加していますが、経済の下振れなど景気変動によるリスクに加え、国による不合理な地方法人課税の偏在是正など、都税収入の先行きは予断を許しません。
 このような中、今後も対応が見込まれる財政需要への備えとして、これらの基金に積み立てることは理解するものです。特に、今回新設する防災街づくり基金については、防災対策の重要性に鑑み、高い防災力を備えたまちとしてこの東京を整備するため、しっかりとした見通しを持って計画的に取り組むことが必要です。
 長期ビジョンには、二〇二五年までの取り組みを示していますが、必要な事業経費については三年分のみで、二〇二五年までにかかる経費は公表されていません。
 都民の生命、財産を守るとともに、活発な社会経済活動の基盤としての不安材料を払拭し、防災力の高い東京のまちづくりを進めるためには、膨大な財政出動が必要となるものと推察されます。平年度予算ともあわせた早急かつ大規模な取り組みが必要です。
 この基金も活用し、将来を見据えた取り組みをしっかりと行っていただくよう求めるものです。
 また、補正予算には、国の経済対策として五十二億円が計上されています。このうち、特に地域消費喚起特別支援事業については、過去、小渕政権の類似の施策である地域振興券が約三分の一の消費喚起効果しかなかったと試算されていることからも、効果の検証は欠かせません。
 また、東京都は、区市町村が発行するプレミアム商品券などの発行を支援することで、消費の喚起だけではなく、商店街振興など活性化を図るとしています。しかし、プレミアム商品券に関しては、自治体によって、商店街や個人商店だけではなく、大手スーパーや百貨店などでも使えるなど、地域地域で事情が異なるとともに、発行経費が思ったよりもかかるとの声もあります。
 今後、消費効果だけではなく、都民の声も聞きながら、どの程度地域経済に効果があったかなど、施策の検証を強く求めるものです。
 次に、生活福祉資金貸付事業補助についてです。
 この制度は、低所得者世帯や障害者、高齢者世帯を対象に、必要な資金を貸し付け、経済的な自立や社会参加の促進を図る大変重要な制度です。平成二十七年度から、経済的に困窮している人を早期に支援し、自立の促進を図ることを目的とした生活困窮者自立支援制度が始まることから、両制度の効果的な連携が図られるよう、各区市における取り組みを支援することを求めます。
 また、本制度が低所得者などの自立支援に資する有効な仕組み、頼れる制度として機能するよう、今後とも関係機関と協力連携し、必要な財源確保や安定的な運用を含めた取り組みを行うことを求めるものです。
 以上で都議会民主党を代表しての討論を終わります。(拍手)

○議長(高島なおき君) 十番宮瀬英治君。
   〔十番宮瀬英治君登壇〕

○十番(宮瀬英治君) 私は都議会維新の党を代表し、平成二十六年度一般会計補正予算及び本日の本会議で採決される全議案に賛成の立場から討論を行います。
 第四十一号議案は、防災街づくり基金条例に関するものであります。
 都財政は景気の影響を受けやすく、平成二十一年度には一般会計予算が前年度比約一兆円減となるなど、苦い経験がありました。その教訓をもとに、単年度予算主義の補完として、東京を高い防災力を備えた都市へと整備するための財源を継続的かつ安定的に確保する基金は、一定の評価をするものであります。
 一方、本年度は、都は約二千五百七十七億円もの予算を防災まちづくりに投じております。二〇二〇年までに一千億円とする本基金を調整弁としてどのように活用していくのか、また、景気後退等により一千億円の基金では財源が不足した場合、生命にかかわる防災対策予算をどう捻出していくのか、あらかじめ増収、減収のケースそれぞれの歳入規模を想定した戦略的な運用を要望いたします。
 次に、第百九号議案、舎人公園非常用発電設備工事について申し上げます。
 大規模救出救助活動拠点である舎人公園が、足立トラックターミナルなど三施設への電力確保に取り組むこと自体は評価できるものであります。
 一方、周辺には、東部地域病院を初め、災害拠点病院が十キロ圏内に複数位置しております。近隣の災害拠点病院が災害時に電力の喪失の危機に陥った場合、舎人公園が燃料の一部を優先的にその病院に供出することなど、今後は災害時に都の備蓄燃料を、周辺の人命救助に当たる施設やその活動車両、防災活動車などにいかに供給していくか、災害拠点病院との連携など、新たな体制づくりの検討を要望いたします。
 最後に、東京都が首都直下地震に備え、全国に先駆けて導入したランニングストック方式につきまして、一言申し上げます。
 都が石油小売業組合からあらかじめ購入した災害時用燃料が、実際には備蓄されていないことが明らかになりました。この要因の一つには、半年に一度の備蓄の確認の際に、書面上の確認のみで、実際は都職員が指定のガソリンスタンドや油槽所の現場に一度も足を運んでいなかったことが挙げられます。
 災害はいつ起こるかわかりません。今後は、調査を抜き打ちで行うなど、現地、現場に足を運び、実態に合わせた対策、体制を構築し、行っていただくよう要望いたします。
 首都直下地震に備え、公園を所管する建設局、災害拠点病院を所管する福祉保健局や病院経営本部、総合防災の司令塔となる総務局と、各局、いわゆる縦割り行政を廃しながら対策を推進していただくことを要望いたしまして、討論を終わります。
 ご清聴ありがとうございました。(拍手)

○議長(高島なおき君) 以上をもって討論を終了いたします。

○議長(高島なおき君) これより採決に入ります。
 まず、日程第一、第百二十号議案、平成二十六年度東京都地方消費税清算会計補正予算(第一号)を採決いたします。
 本案に関する委員会の報告は、可決であります。
 本案は、起立により採決いたします。
 本案は、委員会の報告のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕

○議長(高島なおき君) 起立多数と認めます。よって、本案は、委員会の報告のとおり決定いたしました。

○議長(高島なおき君) 次に、日程第二から第十三まで、第百十八号議案、平成二十六年度東京都一般会計補正予算(第五号)外議案十一件を一括して採決いたします。
 本案に関する委員会の報告は、いずれも可決であります。
 お諮りいたします。
 本案は、委員会の報告のとおり決定することにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(高島なおき君) ご異議なしと認めます。よって、本案は、いずれも委員会の報告のとおり決定いたしました。

○議長(高島なおき君) 次に、日程第十四及び第十五、諮問第一号、地方自治法第二百六条の規定に基づく異議申立てに関する諮問について外諮問一件を一括して採決いたします。
 本件に関する委員会の報告は、いずれも棄却することであります。
 お諮りいたします。
 本件は、委員会の報告のとおり答申することにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(高島なおき君) ご異議なしと認めます。よって、本件は、いずれも委員会の報告のとおり答申することに決定いたしました。

○議長(高島なおき君) 次に、日程第十六、諮問第二号、地方自治法第二百二十九条の規定に基づく審査請求に関する諮問についてを採決いたします。
 本件に関する委員会の報告は、却下することであります。
 お諮りいたします。
 本件は、委員会の報告のとおり答申することにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(高島なおき君) ご異議なしと認めます。よって、本件は、委員会の報告のとおり答申することに決定いたしました。

○議長(高島なおき君) これより追加日程に入ります。
 追加日程第一、議員提出議案第一号、国民健康保険料又は国民健康保険税の補助に関する条例を議題といたします。
 案文は、お手元に配布いたしてあります。
(議案の部参照)

○六十七番(山崎一輝君) この際、議事進行の動議を提出いたします。
 ただいま議題となっております議員提出議案第一号については、趣旨説明を省略し、厚生委員会に付託されることを望みます。

○議長(高島なおき君) お諮りいたします。
 ただいまの動議のとおり決定することにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(高島なおき君) ご異議なしと認めます。よって、議員提出議案第一号は、趣旨説明を省略し、厚生委員会に付託することに決定いたしました。

○議長(高島なおき君) お諮りいたします。
 明六日から二十六日まで二十一日間、委員会審査のため休会いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(高島なおき君) ご異議なしと認めます。よって、明六日から二十六日まで二十一日間、委員会審査のため休会することに決定いたしました。
 なお、次回の会議は三月二十七日午後一時に開きます。
 以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。
 本日はこれをもって散会いたします。
   午後一時三十分散会

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