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Tokyo Metropolitan Assembly

警察・消防委員会速記録第八号

平成十四年十月二日(水曜日)
第十一委員会室
   午後一時四分開議
 出席委員 十三名
委員長三原 將嗣君
副委員長名取 憲彦君
副委員長石井 義修君
理事宮崎  章君
理事小山 敏雄君
理事秋田かくお君
中嶋 義雄君
いなば真一君
土屋たかゆき君
花川与惣太君
清原錬太郎君
藤井 富雄君
田中  良君

 欠席委員 一名

 出席説明員
警視庁警視総監石川 重明君
副総監警務部長事務取扱人見 信男君
総務部長岩橋  修君
交通部長福島 和夫君
警備部長池田 克彦君
地域部長濱口 征三君
公安部長米村 敏朗君
刑事部長米田  壯君
生活安全部長渡邉  晃君
組織犯罪対策本部長宮本 和夫君
総務部企画課長関根 榮治君
総務部会計課長鹿倉 則彰君
消防庁消防総監杉村 哲也君
次長人事部長事務取扱白谷 祐二君
総務部長中村 正弘君
警防部長関口 和重君
防災部長鈴木 正弘君
救急部長水崎 保男君
予防部長鈴木 淳雄君
指導広報部長櫻岡 正規君
装備部長三上  進君
総務部企画課長佐藤 行雄君
総務部経理課長稲葉 義行君

本日の会議に付した事件
 警視庁関係
  契約議案の調査
  ・第二百十二号議案 警視庁北沢警察署庁舎改築工事請負契約
  付託議案の審査(質疑)
  ・第二百十号議案 警視庁の設置に関する条例の一部を改正する条例
 消防庁関係
  付託議案の審査(質疑)
  ・第二百十一号議案 火災予防条例の一部を改正する条例
  付託議案の審査(決定)
  ・第二百十号議案 警視庁の設置に関する条例の一部を改正する条例
  ・第二百十一号議案 火災予防条例の一部を改正する条例
 請願陳情の継続審査について
 特定事件の継続調査について

○三原委員長 ただいまから警察・消防委員会を開会いたします。
 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、警視庁関係の契約議案調査、警視庁及び東京消防庁関係の付託議案審査、並びに請願陳情及び特定事件の閉会中の継続審査及び調査の申し出の決定を行います。
 契約議案について申し上げます。
 契約議案は、財政委員会に付託されておりますが、本委員会所管分について、議長から調査依頼がありました。
 本件については、調査結果を財政委員長に報告することになっております。
 公文の写しはお手元に配布してあります。
 朗読は省略いたします。

平成十四年九月二十六日
東京都議会議長 三田 敏哉
警察・消防委員長 三原 將嗣殿
契約議案の調査について(依頼)
 このことについて、左記により財政委員長へご報告願います。
  記
1 調査議案
第二百十二号議案 警視庁北沢警察署庁舎改築工事請負契約
2 提出期限 平成十四年十月二日(水)

○三原委員長 これより警視庁関係に入ります。
 初めに、契約議案の調査を行います。
 第二百十二号議案、警視庁北沢警察署庁舎改築工事請負契約を議題といたします。
 本案については、既に説明を聴取しておりますので、直ちに質疑を行います。
 発言を願います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○三原委員長 発言がなければ、お諮りいたします。
 本案に対する質疑はこれをもって終了いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○三原委員長 異議なしと認め、本案に対する質疑は終了いたしました。
 お諮りいたします。
 本案は、異議のない旨、財政委員長に報告いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○三原委員長 異議なしと認め、そのように決定いたしました。
 以上で契約議案の調査を終わります。

○三原委員長 次に、付託議案の審査を行います。
 第二百十号議案、警視庁の設置に関する条例の一部を改正する条例を議題といたします。
 本案については、既に説明を聴取しておりますので、直ちに質疑を行います。
 発言を願います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○三原委員長 発言がなければ、お諮りいたします。
 本案に対する質疑はこれをもって終了いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○三原委員長 異議なしと認め、本案に対する質疑は終了いたしました。
 以上で警視庁関係を終わります。

○三原委員長 これより東京消防庁関係に入ります。
 付託議案の審査を行います。
 第二百十一号議案、火災予防条例の一部を改正する条例を議題といたします。
 本案については既に説明を聴取しておりますので、直ちに質疑を行います。
 発言を願います。

○石井委員 一点だけお尋ねをいたします。
 昨年の九月一日、新宿の雑居ビル火災の事件があったときに、私は、消防庁による査察のあり方について提案をいたしました。保健所を初めとするさまざまな行政による査察は、事前に通告する査察ではなくて、抜き打ちの査察を原則としております。したがって、消防庁の査察も、抜き打ち査察でやらなければ意味がないのではないか。これは銀座の商店街の商店主がそういうふうにいっておりましたので、私も全くそのとおりであるということで、抜き打ち査察をするべきであるというふうに申し上げました。
 今回、そうした提案もありまして、消防法の第四条第二項、立入検査の時間的制限の法改正に伴って、東京都の火災予防条例の一部を改正するというふうになったことを評価するわけであります。
 したがって、今後の査察はどんなふうになるか、お尋ねをいたします。

○鈴木予防部長 昨年九月一日の新宿区歌舞伎町ビル火災以降、都議会でさまざまな議論をいただき、それを踏まえまして、国に対し消防法の改正を要望した結果、これらの事項がほぼ反映された形での法改正が実現し、さらに、さきの定例都議会では、避難施設に物件を置く行為を禁止するなどを定めた火災予防条例の改正も図られました。
 消防法の改正の内容の主なものは、立入検査の時間的制限の廃止、命令要件の明確化や命令を行った場合の公示、消防吏員による物件の除去命令の発動などであり、十月二十五日から施行されます。
 当庁では、消防法改正等に対応して、査察規程を全面的に改正し、査察執行体制を次のように改めました。
 一つとして、防火対象物の規模などにかかわりなく、火災危険の高い対象物から重点的に立入検査を行うこととしました。
 二つとして、時間の制約を受けずに、営業形態などに見合った立入検査を実施し、原則として事前の連絡を行わないようにいたしました。
 三つとして、命令の手順等を見直し、発動基準を強化いたしました。
 四つとして、消防隊による立入検査要領を見直して、さまざまな機会をとらえて実施することといたしました、などでございます。
 現在、都民の方々に対し、法令改正の内容を広報するとともに、職員に対しても、法令及び規程の改正内容について、研修や教養を通じて周知徹底を図っているところでございます。
 今後は、改正消防法などを適正に運用し、より厳正な査察を展開してまいります。

○石井委員 それで、昨年の新宿の雑居ビルの事件以来、さまざまな都内の雑居ビルの査察が行われております。
 第一期の査察として、昨年の九月三日から十月三十一日、また重点査察として、昨年の十一月五日から十一月三十日、また第二期の査察として、第一期の査察以降、十四年二月十五日まで行われ、都内の約一万五千百八十四棟の査察をしたというふうに出ております。状況によっては警告を発し、また改善命令、是正命令をしているようであります。そのことは評価いたします。
 あの新宿のビルの原因がいまだにつまびらかでないわけでありますが、多分あの階段の発泡スチロールに放火されて、その煙によって、四十四人ですか、亡くなられたということでありますが、こうした一万五千棟の査察の違反の改修状況、また直近のデータがあれば、お示しいただきたいと思います。

○鈴木予防部長 緊急特別査察のその後の違反改修状況でありますが、お話のとおり、一万五千百八十四棟に対しまして、立入検査を実施してまいりました。その結果、五万九千百六十五件の違反指摘を行っております。火災から一年後の八月三十一日現在、五万三千四百八十件が既に是正されており、九〇・四%の改修率となっております。
 この間、指導に従わない関係者に対しては、警告三千五百五十五件、命令三十二件を発動するなど、厳しい姿勢で違反是正に取り組んでまいりました。
 なお、命令の中には、六階部分が木造の床で、二階層とされ、避難器具や防火戸が設置されていないため、人命危険が大きいと判断し、現に営業中の飲食店に対し、使用停止を命じたものがございます。

○石井委員 最近、凶悪犯罪とあわせて、非常に放火が多いわけですけれども、十三年度の失火原因の中における放火の占める割合、どんなふうになっていますか。

○櫻岡指導広報部長 東京消防庁管内で発生した平成十三年中の六千九百三十三の火災のうち、第一位の放火及び放火の疑いが二千五百七十九件でございます。

○石井委員 その中で、最近の放火の事例ですね。もしわかれば教えてください。

○櫻岡指導広報部長 本年に入りましてからは上半期の統計がまとまったんですが、現時点のということで一千二百七十一件、全火災の割合、約三七%が放火となっておりますが、特に最近の事例では、日野市それから杉並区において、オートバイ、車両のボディーカバー、屋外の雑誌などが燃えた、連続放火と思われる火災が発生している実情にございます。

○石井委員 最後に、消防総監にお尋ねしたいんですが、私、墨田区なんですけれども、したがって、放火対策として、今墨田区も町を挙げて消防団員の皆さんにお願いし、また町会の役員の皆さんにもお願いをして、夜回りをしたり、警戒を促す火の用心等やっておりまして、ことしの二月、三月は非常に多かったんですけれども、最近非常に少なくなったという事例があります。ぜひとも、地域の町会とか自治会とかそういう方にお話をするとともに、連携をとり、この放火対策について消防庁としても全力を挙げるべきだと思いますが、いかがでしょう。

○杉村消防総監 ことしの初めに墨田区において放火が多発したということは、今ご指摘のとおりでございまして、私も所轄の消防署に参りまして、消防署がやっている工夫あるいは地元の方々にお願いしていることなどについて確認をさせてもらいました。
 その中で、地元の方々と消防署が一体となって、空き家を一軒一軒探し出して、持ち主の方に戸締まりやなんかを含めて注意をお願いするとか、あるいは屋外に出されている物件を整理することをやるということがあったわけですけれども、何よりも、消防署と消防団、地元の方々が一体となってしょっちゅうパトロールをやっていたということが、一番効果があったのではないかというふうに思っております。
 そういうことで、東京消防庁として現時点で行っております放火防止対策について、ちょっとご報告をさせていただきたいと思っております。
 東京消防庁では、平素から、放火火災対策用パンフレットあるいはチラシ等を配布し注意を喚起するとともに、町会、自治会、自主防災組織、消防団、関係行政機関等が参画し、住宅防火対策や放火火災対策等を審議するために、住宅防火等推進協議会を各消防署ごとに設置しております。
 この中の決めごとといたしまして、一つ目として、建物周辺の可燃物の整理整とん、あるいは放置可燃物の撤去推進をみんなでやっていこう。二番目として、空き家、物置などの管理の徹底をみんなでやっていこう。三番目としては、街路灯の設置やセンサーつき照明の普及をお願いしていこう。それから四番目として、先ほど事例にもありましたけれども、自動車用のボディーカバー等に対する放火が多いというようなことから、車両用のボディーカバーについては、防炎製品、防炎性能のあるボディーカバーの推奨をするというようなことをやらせていただいております。さらに、火災の多発している地域につきましては、消防は消防としても夜警を強化するなど、総力を挙げて対応していきたいと思っております。
 なお、ことしの四月からは、火災によって犠牲者、死者が出た場合には、その火災について我々としてどういうところが足りなかったのか真摯に検討しようということで、署長に直接私のところへ来てもらいまして、二人でもって問題点がないかどうか対策を強めるということも、試しにやらせていただいております。

○三原委員長 ほかに発言はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○三原委員長 発言がなければ、お諮りいたします。
 本案に対する質疑は、これをもって終了いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○三原委員長 異議なしと認め、本案に対する質疑は終了いたしました。
 以上で東京消防庁関係を終わります。

○三原委員長 それでは、ただいまから付託議案の審査を行います。
 第二百十号議案及び第二百十一号議案を一括して議題といたします。
 本案については、既に質疑を終了しております。
 これより採決を行います。
 第二百十号議案及び第二百十一号議案を一括して採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は、いずれも原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○三原委員長 異議なしと認めます。よって、第二百十号議案及び第二百十一号議案は、いずれも原案のとおり決定いたしました。
 以上で付託議案の審査を終わります。

○三原委員長 次に、請願陳情及び特定事件についてお諮りいたします。
 本日まで決定を見ていない請願陳情並びにお手元配布の特定事件調査事項につきましては、それぞれ閉会中の継続審査及び調査の申し出をいたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○三原委員長 異議なしと認め、そのように決定いたしました。
 なお、委員の派遣が必要な場合につきましては、その取り扱いを委員長に一任いただきたいと思います。ご了承を願います。

○三原委員長 この際、両庁を代表いたしまして、石川警視総監から発言を求められておりますので、これを許します。

○石川警視総監 警視庁及び東京消防庁を代表いたしまして、ごあいさつを申し上げます。
 ただいまは、当委員会に付託されておりました両庁関係の各議案につきまして、原案どおりご決定をいただき、まことにありがとうございました。
 皆様方によります当委員会も本日が最後の機会であるというふうに承っておりますが、この際、一言御礼を申し上げます。
 皆様方には、この一年間、両庁関係の予算案を初めといたしまして、条例案、契約案、請願陳情などの各種案件につきましてご審議をいただきましたほか、歌舞伎町一丁目の雑居ビル火災、米国における同時多発テロ事件、あるいは我が国におけるワールドカップサッカー大会に伴う各種活動など、両庁が取り組みました数々の重要課題にご理解とご支援を賜り、心から感謝を申し上げる次第でございます。
 都内における警察事象及び消防事象は、一段と複雑、困難の度合いを深めておるわけでございますが、私どもは、皆様方から賜りました貴重なご意見、ご指導というものを今後の業務運営に十分反映をさせるとともに、引き続き、警察行政、消防行政相まちまして、首都の治安維持と都民生活の安全、安心の確保に全力を尽くしてまいります。
 皆様方におかれましては、今後とも、両庁に対する一層のご支援、ご協力を賜りますようにお願い申し上げまして、ごあいさつとさせていただきます。本当にありがとうございました。

○三原委員長 この際、私からも一言ごあいさつを申し上げたいと思います。
 昨年の八月、委員の皆さんのご推挙により委員長に就任させていただきましてから一年二カ月が経過をしようとしておりますが、間もなく任期満了で退任の予定でございます。
 この間、委員会の運営につきましては、両副委員長さん、理事の皆さんに大変ご尽力を賜りましてありがとうございました。また、委員の皆さん方には熱心にご審議をいただき、かつ視察等も積極的にご参加をいただき、まことにありがとうございました。当委員会として、警察・消防行政にいささか貢献できたのではないか、こう思っている次第でございます。
 また、この間、警視総監、消防総監初め理事者の皆さんには大変なご協力を賜りましたことをお礼を申し上げたいと思います。また、議会局の書記の皆さんにも大変ご尽力をいただきありがとうございました。
 これからも、それぞれ委員の皆さん方は都政の場から両庁の行政にご声援賜りますよう、私からもお願いを申し上げる次第でございます。
 最後に、私が委員長在任中に二名の警察官、一名の消防官が殉職をされるという大変痛ましい事故がございました。この三名の職員は、まさに命を張って都民のために働いていただいたわけでございますので、その功績を高く評価を申し上げると同時に、心からお悔やみを申し上げたい、こう思います。
 四月にこの委員会として初めて弥生慰霊堂を参拝させていただいたわけでございますけれども、先ほどの理事会でも申し合わせまして、今後、警察・消防委員会として必ず公式に弥生慰霊堂をご参拝いただくというふうに申し送りをしていきたい、こう思いますので、委員の皆さん方もご了解賜れば幸いだと思います。
 大変ご指導、ご鞭撻をいただいて、委員長の大任が無事終えますことを心からお礼を申し上げて、ごあいさつにいたします。
 ありがとうございました。(拍手)
 これをもちまして本日の委員会を閉会いたします。
   午後一時二十八分散会

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