ロゴ 東京都議会

Tokyo Metropolitan Assembly

警察・消防委員会速記録第七号

平成十二年九月二十九日(金曜日)
   午後一時六分開議
 出席委員 十三名
委員長野村 有信君
副委員長川井しげお君
副委員長前島信次郎君
理事宮崎  章君
理事三浦 政勝君
理事秋田かくお君
田中  良君
花川与惣太君
池田 梅夫君
橋本辰二郎君
藤井 富雄君
三田 敏哉君
奥山 則男君

 欠席委員 なし

 出席説明員
警視庁警視総監野田  健君
副総監警務部長事務取扱奥村萬壽雄君
総務部長末綱  隆君
交通部長浅井  守君
警備部長近石 康宏君
地域部長富山 幹夫君
公安部長安藤 隆春君
刑事部長栗本 英雄君
生活安全部長寺尾 正大君
総務部企画課長友渕 宗治君
総務部会計課長阿多 壽次君
消防庁消防総監池田 春雄君
次長杉村 哲也君
総務部長鎌倉 弘幸君
警防部長中村 正弘君
防災部長稲葉  昇君
救急部長白谷 祐二君
予防部長小林 茂昭君
指導広報部長金子  勉君
装備部長鈴木 淳雄君
総務部企画課長三上  進君
総務部経理課長伊藤 克己君

本日の会議に付した事件
 意見書について
 警視庁関係
  契約議案の調査
  ・第二百七十三号議案 警視庁池上警察署庁舎改築工事請負契約
  付託議案の審査(質疑・決定)
  ・第二百六十七号議案 性風俗営業等に係る不当な勧誘、料金の取立て等の規制に関する条例
  ・第二百六十八号議案 警視庁の設置に関する条例の一部を改正する条例
 消防庁関係
  付託議案の審査(質疑・決定)
  ・第二百六十九号議案 火災予防条例の一部を改正する条例
  ・第二百七十号議案 特別区の消防団員等の公務災害補償に関する条例の一部を改正する条例
 請願陳情の継続審査について
 特定事件の継続調査について

○野村委員長 ただいまから警察・消防委員会を開会いたします。
 初めに、意見書について申し上げます。
 委員から、お手元配布のとおり、意見書一件を提出したい旨の申し出がありました。
 お諮りいたします。
 本件については、取り扱いを理事会にご一任いただきたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○野村委員長 異議なしと認め、そのように決定いたしました。

○野村委員長 本日は、お手元配布の会議日程に従いまして、警視庁及び消防庁関係の付託議案の審査及び警視庁関係の契約議案の調査、並びに請願陳情及び特定事件の閉会中の継続審査及び継続調査の申し出の決定を行います。
 契約議案について申し上げます。
 契約議案は財政委員会に付託されておりますが、本委員会所管分について、議長から調査依頼がありました。
 本件については、調査結果を財政委員長に報告することになっております。
 公文の写しは、お手元に配布してあります。
 朗読は省略いたします。

平成十二年九月二十七日
      東京都議会議長 渋谷 守生
警察・消防委員長 野村 有信殿
契約議案の調査について(依願)
 このことについて、左記により財政委員長へご報告願います。
  記
1 調査議案
 第二百七十三号議案 警視庁池上警察署庁舎改築工事請負契約
2 提出期限 平成十二年九月二十九日(金)

○野村委員長 これより警視庁関係に入ります。
 初めに、契約議案の調査を行います。
 第二百七十三号議案、警視庁池上警察署庁舎改築工事請負契約を議題といたします。
 本案については、既に説明を聴取しております。
 資料の要求はいたしておりませんので、直ちに質疑を行います。
 発言を願います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○野村委員長 発言がなければ、お諮りいたします。
 本案に対する質疑は、これをもって終了いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○野村委員長 異議なしと認め、本案に対する質疑は終了いたしました。
 お諮りいたします。
 本案につきましては、異議ない旨、財政委員長に報告いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○野村委員長 異議なしと認め、そのように決定いたしました。
 以上で契約議案の調査を終わります。

○野村委員長 次に、付託議案の審査を行います。
 第二百六十七号議案、性風俗営業等に係る不当な勧誘、料金の取立て等の規制に関する条例及び第二百六十八号議案、警視庁の設置に関する条例の一部を改正する条例を一括して議題といたします。
 本案については、既に説明を聴取しております。
 資料の要求はいたしておりませんので、直ちに質疑を行います。
 発言を願います。

○池田委員 性風俗営業等に係る不当な勧誘、料金の取立て等の規制に関する条例について、ぼったくりによる被害から都民を守ることは当然ですが、確認する意味で、若干質問をいたしたいと思います。
 まず第一に、第二条の定義に関してでありますけれども、ここでは、規制対象区域を公安委員会が定めるとされていますけれども、現状ではどの地域を予定しているのでしょうか。その指定する根拠を具体的に説明していただきたいと思います。

○寺尾生活安全部長 指定区域制度を取り入れた理由につきましては、いわゆるぼったくりが、東京都内の主要繁華街のうち一部区域で発生しているという実態を踏まえまして、都内全域に条例の規定による規制を及ぼすという制度でなく、規制は必要最小限度という謙抑的な姿勢により、条例の規定による規制の必要性があると認められる区域に限定する指定区域制度としたものであります。
 具体的には、本条例第二条に掲げる営業所が相当密集し、現にぼったくりに関する被害が発生し、または将来発生するおそれがあると認められる区域として、現在、新宿、上野、池袋、渋谷の四つの地区について検討しております。

○池田委員 第二条の一号では、風適法と同様の条文となっていますけれども、個室だけが除かれていますが、それはなぜですか。

○寺尾生活安全部長 本条例の目的が、風営適正化法と異なり、身体及び財産に対する危害の発生を防止するためであり、また、いわゆるぼったくりを行っている営業者が個室を設けずに営業を行っている実態もあることから、第二条第一号に規定する営業に個室を要件としなかったものであります。

○池田委員 第二条の二号で規定している「客の接待をして客に飲食をさせる営業のうち、バー、酒場その他客に酒類を提供して営む営業」と風適法二条九項三号の営業を比較すると、本条例では、「営業の常態として、通常主食と認められる食事を提供して営むものを除く。」という記述が外されていますけれども、通常、酒を伴うレストラン、ラーメン屋、すし屋などは、条例第二条二号の営業にならないと解釈してよいのか、この辺を伺いたいと思います。

○寺尾生活安全部長 レストラン、ラーメン屋、すし屋等の営業は、酒類を提供しても、通常、接待を行っている実態がないことから、本条第二号に規定する営業には該当しないものと承知しております。

○池田委員 本条例は、風適法より対象範囲も広く、警察職員の立入規定や、直接罰則規定及び営業停止などを含む内容となっています。それだけに、乱用は避けなければなりません。
 例えば、平成十年四月三十日、衆議院本会議で、全会一致で風適法の一部改正が可決されていますけれども、その際につけられた附帯決議では、運用に当たっては、表現の自由、営業の自由など憲法で保障されている基本的人権を侵害することのないよう慎重に配慮し、いやしくも職権が乱用されることのないよう十分配慮することなど、五項目が付されています。
 こうした立場を堅持することは当然であると思いますけれども、いかがですか。

○寺尾生活安全部長 表現の自由、営業の自由など、憲法が保障する基本的人権を尊重することは当然であり、当庁では、従来から法令の厳正な運用に努めているところであります。
 今後とも、この方針を第一線の警察職員に周知徹底させ、本条例の適正な運用に努めてまいる所存であります。

○野村委員長 ほかに発言がなければ、お諮りいたします。
 本案に対する質疑は、これをもって終了いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○野村委員長 異議なしと認め、本案に対する質疑は終了いたしました。
 以上で警視庁関係を終わります。

○野村委員長 これより消防庁関係に入ります。
 付託議案の審査を行います。
 第二百六十九号議案、火災予防条例の一部を改正する条例及び第二百七十号議案、特別区の消防団員等の公務災害補償に関する条例の一部を改正する条例を一括して議題といたします。
 本案については、既に説明を聴取しております。
 資料の要求はいたしておりませんので、直ちに質疑を行います。
 発言を願います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○野村委員長 発言がなければ、お諮りいたします。
 本案に対する質疑は、これをもって終了いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○野村委員長 異議なしと認め、本案に対する質疑は終了いたしました。
 以上で消防庁関係を終わります。

○野村委員長 これより付託議案の審査を行います。
 第二百六十七号議案、性風俗営業等に係る不当な勧誘、料金の取立て等の規制に関する条例から第二百七十号議案までを一括して議題といたします。
 本案については、いずれも質疑を終了いたしております。
 これより採決を行います。
 第二百六十七号議案、性風俗営業等に係る不当な勧誘、料金の取立て等の規制に関する条例から第二百七十号議案までを一括して採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は、いずれも原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○野村委員長 異議なしと認めます。よって、第二百六十七号議案から第二百七十号議案までは、いずれも原案のとおり決定いたしました。
 以上で付託議案の審査を終わります。

○野村委員長 次に、請願陳情及び特定事件についてお諮りいたします。
 本日までに決定を見ていない請願陳情及びお手元配布の特定事件調査事項につきましては、それぞれ閉会中の継続審査及び継続調査の申し出をいたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○野村委員長 異議なしと認め、そのように決定いたしました。

○野村委員長 この際、所管両庁を代表いたしまして、野田警視総監から発言を求められておりますので、これを許します。

○野田警視総監 警視庁及び東京消防庁を代表いたしまして、ごあいさつを申し上げます。
 ただいまは、当委員会に付託されておりました両庁関係の各議案について、原案どおりご決定をいただき、まことにありがとうございました。
 また、皆様方によりますこの委員会も、本日が最後の機会となる旨承っておりますので、この場をおかりして、一言御礼を申し上げます。
 皆様方には、この一年間、両庁関係の予算案を初め条例案、契約案、請願陳情などの各種案件につきましてご審議いただきましたほか、大変ご多忙の中、私どもの活動の実態につきましてご視察いただいたところであります。この間に皆様方から賜りました格別のご指導とご高配に対しまして、心から感謝を申し上げます。
 都内における警察事象及び消防事象は、ますます複雑で困難なものとなっておりますが、私どもは、皆様方から賜りました貴重なご意見を今後の業務運営に反映させまして、引き続き、三宅島火山噴火等に伴う災害対策を初め国際組織犯罪対策、交通事故防止対策、少年非行総合対策など、首都の治安維持と都民生活の安全確保に全力を尽くしてまいります。
 どうか今後とも、警視庁及び東京消防庁に対する一層のご理解、ご支援を賜りますようお願いを申し上げまして、ごあいさつとさせていただきます。まことにありがとうございました。

○野村委員長 発言は終わりました。
 この際、私からも一言ごあいさつを申し上げます。
 昨年九月に皆様方のご推挙をいただきまして委員長を拝命し、ふなれな委員長でございましたが、川井副委員長、前島副委員長を初め理事、各委員の皆様方には大変なお力添えをいただきまして、滞りなく、何とか一年間責務を全うすることができました。
 また、野田警視総監並びに池田消防総監、そして各理事者の方々には、委員会運営にいろいろご協力をいただきまして、まことにありがとうございました。
 この間、警視庁におかれましては、沖縄サミットなどの要人警護や、三宅島雄山の噴火により避難されました島民の方々に対しましてきめ細かな対策をしていただきまして、大変感謝しております。
 消防庁におかれましても、救急車の出動回数が五十九秒に一回の割合という大変な出動回数となっておりますが、これも都民の救急活動に対する信頼のあらわれだと思います。また、三宅島噴火災害では、復旧活動に頑張っている皆様方が安心して活動できる環境づくりに努めていただきまして、感謝申し上げます。
 最後になりましたが、ただいま野田警視総監からもお話がございましたとおり、警察並びに消防業務は、ますます複雑、困難の度合いを深めております。野田警視総監並びに池田消防総監を中心に、職員が一丸となって首都東京の治安維持と都民生活の安全確保に最善を尽くしていただき、一千二百万人の都民の信託にこたえていただきますようお願い申し上げまして、私のあいさつとさせていただきます。一年間、本当にありがとうございました。(拍手)
 以上をもちまして本日の委員会を閉会いたします。
   午後一時二十四分散会

ページ先頭に戻る