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Tokyo Metropolitan Assembly

警察・消防委員会 管外視察報告

平成24年5月10日(木曜日)から5月11日(金曜日)

 自転車は幅広い層が利用する身近な交通手段であり、環境負荷が小さく健康増進効果も期待できる乗り物として注目を集めております。

 また、最近では東日本大震災による交通の混乱などを機に都内では通勤手段などとして多くの自転車を見かけるようになりました。

 しかし、残念ながら都内の交通事故全体に占める自転車関与事故の割合は年々増加している傾向にあり、良好な自転車交通環境の整備の実現が喫緊の課題となっています。

 そこで、本委員会は、都内の自転車の通行環境の確立に向けた有益な知見を得て、今後の委員会審査の参考とするため、平成27年春の北陸新幹線開業に向けてJR金沢駅前などの交通環境を積極的に整備している石川県金沢市を訪れ、自転車専用通行帯の整備の取組状況について視察を行ってまいりました。

 あわせて、平成19年3月に能登半島沖で発生した地震により甚大な被害を受けた石川県輪島市を視察して、復興状況やその後の防災対策の現場を訪れるとともに、当時の救助、救援活動の貴重な情報を聴取してまいりましたのでその概要を報告いたします。

輪島消防署(奥能登広域圏事務組合消防本部)、輪島市内

輪島消防署

 視察一日目は輪島消防署を訪問して、能登半島地震の被害の概要と県や市の発災直後からの対応について説明を聴取いたしました。

 平成19年3月25日午前9時41分ごろマグニチュード6.9の地震で奥能登地域では全、半壊あわせて2300棟以上の住家に被害がありました。

 物的被害の大きさに比べ、死者は1人と比較的少なく、委員からはその点についての質問や、倒壊家屋からの救助時間などについて活発な意見の交換がありました。

 梶輪島市長の挨拶では、地震発生時から現場の行政の長として陣頭指揮を執った貴重な話が聞くことができました。

 その後、特に被害が大きかった深見地区、黒島地区を訪れ、輪島消防署員から当時の被害状況の詳細な説明を受けるとともに、地震で液状化や土砂崩れがあった現場を視察して、5年が経過して見事に復興した町並みを確認することができました。

石川県議会、金沢市内

石川県議会

 視察二日目は、石川県議会を訪問し、県警交通部交通規制課長、県土木部道路整備課長から石川県金沢市における自転車交通環境整備の概要と状況について説明を聴取いたしました。

 金沢市では国から自転車通行環境整備モデル地区の指定を受けて、中央分離帯や車線を減少することにより、広幅員の歩道に自転車通行部分を設けて、歩行者と自転車利用者を分離して通行させている取組の紹介がありました。

 また、古都金沢らしく、沿道の町並みや景観との調和を図るため、学識経験者からの助言を参考に舗装デザインや色を決定したことなど、大変興味深い説明がありました。

金沢市内

 県議会での説明終了後、小雨の中ではありましたが、JR金沢駅や東金沢駅周辺での整備状況の視察を行い、実際に市民が使用している様子などを見学いたしました。

 以上、2日間という限られた日程ではありましたが、現地を実際に視察して得た多くの成果は今後の委員会活動を通じて都政に大きく生かされることと確信いたしました。

 最後になりますが、お忙しい中親切に対応していただいた、石川県警察本部、輪島消防署、石川県庁、石川県議会の関係者の皆様には、大変有意義な調査ができましたことを、心から感謝申し上げます。

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