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Tokyo Metropolitan Assembly

総務委員会 管外視察報告

平成27年7月8日(水曜日)から7月9日(木曜日)
委員長 栗林のり子(公明党)

 平成26年8月20日、広島県広島市で発生した集中豪雨は、土石流などにより、74名もの尊い命が犠牲になるなど甚大な被害をもたらしました。

 都でも、平成25年10月に発生した台風26号による伊豆大島の土石流災害を経験しました。土石流が住宅街を襲うという、被害状況に類似する点が多々ある災害でありました。

 防災・危機管理を所管する総務委員会では、このたび、広島県広島市を訪問し、広島市で発生した集中豪雨による被災地の被害状況や復興に向けた取組状況などについて、現地視察を行いました。

 また、広島市が、先駆的に実施している青少年非行防止対策、自転車対策についても視察を実施しましたので、その概要について報告いたします。

広島市集中豪雨の被災概況、復旧・復興状況

広島市集中豪雨被災地を訪問

 1日目は、初めに、広島市集中豪雨被災地を訪問いたしました。

 今回は、特に被害の大きかった、広島市安佐南区八木地区を訪問しました。

 視察を実施するに当たり、犠牲となられた方々に対し哀悼の意を表するため、訪問した全委員、全職員より黙とうを奉げました。

 広島市からは、被災当日の被害状況や気象状況、救助活動や国や県からの支援体制について説明がありました。

 また、復興の道筋を示す「平成26年8月20日豪雨災害 復興まちづくりビジョン」の策定へ向け、復興まちづくり本部を設置し、地元説明会など行いながら、多くの議論を経て、平成27年3月に復興ビジョンを作成したところです。

 こちらでは、その策定の経過や概要などを現地の地形や安全性などを合わせて説明頂いたほか、現地の被災状況や被災地の復旧・復興状況、広島市における震災対応について、市のご担当者からご説明をいただきました。

 委員からは、住民への連絡体制や、今後の土石流対策についてなど、活発な意見交換が行われました。特に被災地の復興には、被災地自治体間の情報共有の重要性も議論され、あらためて、復興へ向けた被災地支援を継続していく重要性を認識しました。

被災地ボランティア

被災地ボランティアの活動についての聴取

 次に、広島市議会にお伺いし、被災地ボランティアの活動についての聴取を行いました。

 集中豪雨の直後から多くのボランティアが現地入りした広島市では、必要とされる場所へ必要な人を配置するため、災害ボランティアセンターを設置し対応したとのことでした。

 日々刻々と変わるニーズに対し、最大限のボランティア協力をするために、多くのご苦労があったそうです。

 委員からは、個人ボランティア、団体ボランティアの振り分けの仕方や、被災者への心のケアの方法など、今後、東京でも起こりうる首都直下型地震を想定したボランティア活動への意識を持った質疑が行われました。

青少年非行防止関係

広島市議会 議場を見学

 2日目は、まず、広島市議会にお伺いし、議場を見学したのち、青少年非行防止対策についての聴取を実施いたしました。

 広島市では、平成27年4月1日に少年サポートセンターを設置し、県警本部・広島市・教育委員会が協力し、少年の非行防止、立ち直り支援、課題を抱える学校への支援などに専門的な知識や技能を持つ職員が連携して、少年の健全な育成を図ることを目的として活動をしているとのことです。

 委員からは、SNSなどインターネットを利用した犯罪への対応策や、保護司との連携など活発な意見交換がなされました。

自転車駐輪スペースなど

自転車対策の現地視察

 引き続き、広島市議会にて、自転車対策についての聴取をしたのち、現地視察を実施いたしました。

 広島市は、国土交通省の指定する自転車施策先進都市に選ばれています。

 走行空間整備、駐輪場整備、ルール・マナーの厳守、地域の魅力づくりや観光振興への自転車の活用推進の4本柱を自転車施策の主軸に置き、あらゆる施策を推進しています。

 初めに、今年被爆70周年を迎える平和記念公園を訪れ、原爆死没者の慰霊を行いました。同公園には、レンタサイクルが常駐されており、現地視察を実施しながら、自転車を通じた観光客との連携施策などについて意見交換を行いました。

 その後、小学校改修時に、地下に駐輪場を設置した袋町小学校地下駐輪場など、各地域内の様々な地域資源を活用した自転車ネットワークを構築している環境を視察いたしました。

 以上、2日間という限られた日程ではございましたが、今回の視察の成果につきましては、今後の委員会活動を通じて、都政に大きく反映させ、役立ててまいりたいと考えております。また、今後も、被災地・被災者の支援に積極的に取り組んでいく必要性をあらためて実感したところでございます。

 ご多忙にもかかわらず、貴重なお時間を頂戴いたしまして、懇切丁寧なご対応をしていただきました、広島市の関係者の皆様に、この場をお借りいたしまして、厚く御礼を申し上げます。

 最後になりますが、総務委員会といたしまして、あらためまして、今回の集中豪雨で亡くなられた方々とそのご遺族に、深く哀悼の意を表しますとともに、被災された皆様に、心よりお見舞いを申し上げます。また、被災地の一日も早い復興を、お祈り申し上げております。

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