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Tokyo Metropolitan Assembly

財政委員会速記録第十八号

平成十九年十二月十七日(月曜日)
第二委員会室
   午後一時開議
 出席委員 十四名
委員長鈴木あきまさ君
副委員長高倉 良生君
副委員長柿沢 未途君
理事西岡真一郎君
理事秋田 一郎君
理事曽根はじめ君
伊沢けい子君
原田  大君
高木 けい君
宇田川聡史君
野上ゆきえ君
遠藤  衛君
東野 秀平君
桜井  武君

 欠席委員 なし

 出席説明員
財務局局長村山 寛司君
経理部長新田 洋平君
主計部長真田 正義君
主税局局長熊野 順祥君
総務部長加島 保路君
会計管理局局長三枝 修一君
管理部長細野 友希君
収用委員会事務局局長中田 清己君

本日の会議に付した事件
 意見書、決議について
付託議案の審査(決定)
・第二百七号議案 東京都医学系総合研究所(仮称)(H十九)Ⅰ期新築電気設備工事請負契約
・第二百八号議案 東京都医学系総合研究所(仮称)(H十九)Ⅰ期新築空調設備工事請負契約
・第二百九号議案 富士見橋鋼けた製作・架設工事請負契約
・第二百十号議案 瑞穂大橋鋼けた製作・架設工事請負契約
・第二百十一号議案 平成十九年度東京港臨海道路(Ⅱ期)中防側アプローチ橋りょう鋼けた製作・架設工事請負契約
・第二百十二号議案 当せん金付証票の発売について
請願陳情の継続審査について
特定事件の継続調査について

○鈴木委員長 ただいまから財政委員会を開会いたします。
 初めに、意見書、決議について申し上げます。
 過日の委員会で理事会にご一任をいただきました意見書、決議中、決議一件については、お手元配布の案文のとおり調整いたしました。
 案文の朗読は省略いたします。

商業地等に対する負担水準の上限引下げなど固定資産税等の軽減措置の継続に関する決議(案)
 景気は緩やかに回復しているというものの、多くの都民にその実感はない。特に中小企業の業況判断が悪化しているなど、景気の先行きについては不透明感が強まりつつある。また、二十三区の地価水準は、全国と比較すると依然として高く、固定資産税等の過大な負担の実態があることに加え、負担水準の不均衡はいまだ解消されていない。
 都は、これまで独自に固定資産税等の軽減措置を実施することで税負担の緩和を図り、二十三区に住み、働く、都民や中小企業者等の定住確保や事業の継続等を支援してきた。
 今、これらの軽減措置を廃止することは、いまだ深刻な経営状況にある中小企業者等に対し、多大な税負担増を求めることになりかねない。
 よって、東京都議会は、二十三区に住み、働く、都民や中小企業者等の税負担感に配慮する観点から、次の事項を実施するよう強く求めるものである。
一 商業地等に対する固定資産税等の負担水準の上限引下げを平成二十年度も継続すること。
二 小規模住宅用地に対する都市計画税の軽減措置を平成二十年度も継続すること。
三 小規模非住宅用地に対する固定資産税等の減免措置を平成二十年度も継続すること。
四 新築住宅に対する固定資産税等の減免措置の適用期限を一年延長すること。
 以上、決議する。
  平成十九年十二月 日
東京都議会

○鈴木委員長 本件は、議長あて提出の手続をとりたいと思いますので、ご了承願います。
 なお、意見書については、調整がつかなかった旨、議長に報告すべきであるとの結論になりましたので、ご了承願います。

○鈴木委員長 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、付託議案の審査並びに請願陳情及び特定事件の閉会中の継続審査及び調査の申し出の決定を行います。
 これより付託議案の審査を行います。
 第二百七号議案から第二百十二号議案までを一括して議題といたします。
 本案については、既に質疑を終了しております。
 なお、第二百七号議案から第二百十一号議案までの契約議案については、事業所管の常任委員会から、お手元配布のとおり、調査の報告がありました。
 朗読は省略いたします。ご了承願います。

平成十九年十二月十四日
厚生委員長 野上 純子
財政委員長 鈴木あきまさ殿
契約議案の調査について(報告)
 十二月十二日付けをもって議長から依頼のあったこのことについて、左記のとおり報告します。
     記
1 調査議案
第二百七号議案 東京都医学系総合研究所(仮称)(H十九)I期新築電気設備工事請負契約
第二百八号議案 東京都医学系総合研究所(仮称)(H十九)I期新築空調設備工事請負契約
2 調査結果
(1) 自民党、民主党、公明党及びネットは、全議案に対し異議はありません。
(2) 日本共産党は全議案に対し、次の意見がありました。
 (意見)
 第三回定例会で提出された、本体である医学系総合研究所(仮称)新築工事請負契約議案は臨床医学総合研究所、精神医学総合研究所、神経科学総合研究所の移転統合計画は、研究者・関係者による検討が不十分のまま、決定されたものであることを指摘した。とりわけ、三研究所の統合移転によって、都立病院、臨床現場から研究所が切り離されてしまうデメリットや、研究所の面積も縮小されるなかで、不安定な有期雇用の研究員を重視するものであり、研究機能の強化という建前からも、逆行するという観点から反対した。
 よって、付随する第二百七議案及び第二百八号議案に反対である。

平成十九年十二月十四日
都市整備委員長 村上 英子
財政委員長 鈴木あきまさ殿
契約議案の調査について(報告)
 十二月十二日付けをもって議長から依頼のあったこのことについて、左記のとおり報告します。
     記
1 調査議案
第二百九号議案 富士見橋鋼けた製作・架設工事請負契約
2 調査結果
(1) 自民党、民主党、公明党は、本議案に対し異議はありません。
(2) 日本共産党は、本議案に対し、次の意見がありました。
 (意見)
 富士見橋工事請負契約は、補助第三一五号線の一部として整備するもので、「臨海副都心開発推進計画」の中で開発促進のために幹線道路と補助幹線道路があわせて計画されたものである。
 元々、臨海開発の財政フレームは基本的に開発者負担を原則に始められたものである。その後、臨海開発財政の破綻が明らかになり、数回の見直しの中で都財政が様々な形で投入されるようになった経緯があり、そうした臨海開発を救済するために急ぐ計画であり、認めるわけにはいかない。
 しかも、オリンピックの推進のために、築地市場豊洲移転の計画にあわせて整備するものであるが、豊洲の土壌汚染問題も未解決なままであり、急ぐ必要性のないものである。
 よって、第二百九号議案に反対である。

平成十九年十二月十四日
環境・建設委員長 谷村 孝彦
財政委員長 鈴木あきまさ殿
契約議案の調査について(報告)
 十二月十二日付けをもって議長から依頼のあったこのことについて、左記のとおり報告します。
     記
1 調査議案
第二百十号議案 瑞穂大橋鋼けた製作・架設工事請負契約
2 調査結果
 異議はありません。

平成十九年十二月十三日
経済・港湾委員長 増子 博樹
財政委員長 鈴木あきまさ殿
契約議案の調査について(報告)
 十二月十二日付けをもって議長から依頼のあったこのことについて、左記のとおり報告します。
     記
1 調査議案
第二百十一号議案 平成十九年度東京港臨海道路(Ⅱ期)中防側アプローチ橋りょう鋼けた製作・架設工事請負契約
2 調査結果
(1) 自民党、民主党、公明党及びネットは、本議案に対し異議はありません。
(2) 日本共産党は、本議案に対し、次の意見がありました。
 (意見)
 臨海道路は、臨海副都心開発の広域アクセス道路として計画され、当初、臨海副都心開発事業会計等で整備される予定で計画され、Ⅰ期工事が行われた。巨大な投資で臨海開発が進められ、その破綻が誰の目にも明らかになり、臨海開発の見直しを求める都民世論が盛り上がる中で、平成九年、不十分ながら計画の見直しが行われた。臨海道路はⅠ期工事のみで、Ⅱ期工事は社会経済状況等を見た上で、整備時期検討路線ということで凍結されたものである。その後、平成十二年、石原都政になり「東京構想二〇〇〇」で東京港の国際物流機能強化のための道路として位置付けられ、首都圏規模の都市改造として息を吹き返した。知事が国に要請し、国直轄事業になった結果、事業経費は一般会計からの支出になり、臨海地域開発事業会計の負担が軽減されたものである。これは臨海の救済である。
 臨海Ⅱ期道路は、臨海開発を促進するとともに、臨海部の自動車走行の増加による大気汚染や温暖化など環境への負荷を招くことになりかねない。財政負担を招く広域幹線道路臨海Ⅱ期工事は、中止するよう求める。
 よって、本議案に反対である。

○鈴木委員長 この際、本案に対し発言の申し出がありますので、これを許します。

○曽根委員 本委員会に付託された議案について、日本共産党の意見を述べます。
 第二百七号、第二百八号議案は、医学系三研究所の統合による総合研究所を世田谷の松沢病院敷地内に建設するための電気設備及び空調の工事契約ですが、もともと駒込病院の増築で玉突きになった経緯もあり、しかも施設規模も人員も縮小する計画であることから、本体工事と同様、反対をいたします。
 第二百九号議案は、有明北と豊洲を結ぶ補助三一五号線の富士見橋の鋼けたをかける工事であり、臨海開発のアクセス道路の一つですが、臨海会計を救済するため開発者負担を軽減し、一般会計で整備するものであり、反対いたします。
 第二百十一号議案は、臨海道路Ⅱ期工事の一環として、中防外側の北東部にアプローチ橋梁をつくる工事です。二百九号議案と同じく臨海開発推進のアクセス道路であり、開発者負担による整備計画が一たん凍結され、その後、国直轄事業として、都の一般会計で三分の一を負担して事業化されたものであり、破綻した臨海開発への税金投入になることから、反対です。
 以上です。

○鈴木委員長 発言は終わりました。
 これより採決を行います。
 初めに、第二百十一号議案を採決いたします。
 本案は、起立により採決いたします。
 本案は、原案のとおり決定することに賛成の方はご起立願います。
   〔賛成者起立〕

○鈴木委員長 起立多数と認めます。よって、第二百十一号議案は原案のとおり決定いたしました。
 次に、第二百七号議案から第二百九号議案までを一括して採決いたします。
 本案は、起立によって採決いたします。
 本案は、いずれも原案のとおり決定することに賛成の方はご起立願います。
   〔賛成者起立〕

○鈴木委員長 起立多数と認めます。よって、第二百七号議案から第二百九号議案まではいずれも原案のとおり決定いたしました。
 次に、第二百十号議案及び第二百十二号議案を一括して採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は、いずれも原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○鈴木委員長 異議なしと認めます。よって、第二百十号議案及び第二百十二号議案はいずれも原案のとおり決定いたしました。
 以上で付託議案の審査を終わります。

○鈴木委員長 次に、請願陳情及び特定事件についてお諮りいたします。
 本日まで決定を見ていない請願陳情並びにお手元配布の特定事件調査事項については、それぞれ閉会中の継続審査及び調査の申し出をいたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○鈴木委員長 異議なしと認め、そのように決定いたしました。

○鈴木委員長 この際、所管四局を代表いたしまして、村山財務局長から発言を求められておりますので、これを許します。

○村山財務局長 所管四局を代表いたしまして、一言御礼を申し上げます。
 本定例会に提案いたしました議案につきまして、それぞれご審議をいただき、ただいまご決定をいただきました。まことにありがとうございました。
 また、都税調の中間報告あるいは都財政をめぐる最近の動きなど報告事項につきましても、委員長を初め委員の皆様には、さまざまな視点、観点からご審議をいただきました。まことにありがとうございました。
 審議の過程で賜りました貴重なご指摘、ご意見につきましては、十分に尊重し、受けとめさせていただき、今後の都政運営に万全を期してまいりたいと存じます。今後ともご指導、ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。

○鈴木委員長 発言は終わりました。
 以上をもちまして本日の委員会を閉会いたします。
   午後一時六分散会

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