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Tokyo Metropolitan Assembly

財政委員会速記録第十一号

平成十九年十月三日(水曜日)
第二委員会室
   午後一時一分開議
 出席委員 十四名
委員長山田 忠昭君
副委員長尾崎 大介君
副委員長橘  正剛君
理事村上 英子君
理事酒井 大史君
理事曽根はじめ君
伊沢けい子君
高木 けい君
佐藤 広典君
山口  拓君
高島なおき君
鈴木 隆道君
桜井  武君
藤井  一君

 欠席委員 なし

 出席説明員
財務局局長村山 寛司君
経理部長新田 洋平君
主計部長真田 正義君
主税局局長熊野 順祥君
総務部長加島 保路君
会計管理局局長三枝 修一君
管理部長細野 友希君
収用委員会事務局局長中田 清己君
審理担当部長太田雄二郎君

本日の会議に付した事件
陳情の取り下げについて
付託議案の審査(決定)
・第百五十六号議案 平成十九年度東京都一般会計補正予算(第二号)中、予算総則、歳入・歳出-財政委員会所管分
・第百七十二号議案 東京都医学系総合研究所(仮称)(H十九)Ⅰ期新築工事請負契約
・第百七十三号議案 都立永福学園養護学校(H十九)増築工事請負契約
・第百七十四号議案 妙正寺川整備工事(激特-一)請負契約
・第百七十五号議案 妙正寺川整備工事(激特-二)請負契約
・第百七十六号議案 妙正寺川整備工事(激特-四)請負契約
・第百八十二号議案 土地及び建物の売払いについて
請願陳情の継続審査について
特定事件の継続調査について

○山田委員長 ただいまから財政委員会を開会いたします。
 初めに、陳情の取り下げについて申し上げます。
 お手元配布の、一九第四八号、小規模住宅用地の都市計画税の軽減措置継続に関する陳情、一九第四九号、小規模非住宅用地に係る固定資産税及び都市計画税の減免措置の継続に関する陳情、一九第五〇号、負担水準六五%を超える商業地等の固定資産税・都市計画税の軽減措置継続に関する陳情は、議長から取り下げを許可した旨、通知がありましたので、ご了承をお願いいたします。

○山田委員長 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、付託議案の審査並びに請願陳情及び特定事件の閉会中の継続審査、調査の申し出の決定を行います。
 これより付託議案の審査を行います。
 第百五十六号議案、平成十九年度東京都一般会計補正予算(第二号)中、予算総則、歳入、歳出、財政委員会所管分及び第百七十二号議案から第百七十六号議案まで並びに第百八十二号議案を一括して議題といたします。
 本案につきましては、既に質疑を終了しております。
 なお、第百七十二号議案から第百七十六号議案までの契約議案につきましては、事業所管の常任委員会から、お手元配布のとおり調査の報告がありました。
 朗読は省略いたしたいと思います。ご了承をお願いいたします。

平成十九年十月二日
厚生委員長 長橋 桂一
財政委員長 山田 忠昭殿
   契約議案の調査について(報告)
 九月二十七日付けをもって議長から依頼のあったこのことについて、左記のとおり報告します。
     記
1 調査議案
第百七十二号議案 東京都医学系総合研究所(仮称)(H十九)Ⅰ期新築工事請負契約
2 調査結果
(1) 自民党、民主党、公明党及びネットは、本議案に対し異議はありません。
(2) 日本共産党は、本議案に対し、次の意見がありました。
  (意見)
 臨床医学総合研究所、精神医学総合研究所及び神経科学総合研究所は、それぞれ都立駒込病院、松沢病院、そして神経病院や府中療育センターなどと連携し、一体的に研究を進められてきた施設であり、統合一体化については、研究者が参加した慎重な検討が必要であった。しかし、統合決定後に研究所のあり方を定めるという結果となり、検討の積み上げは不十分で検討経過にも疑問を指摘せざるを得ない。
 とりわけ、三研究所が統合して、都立病院・臨床現場から研究所が切り離されることによって、研究所活動に不可欠な都立病院、臨床との連携に困難が生じることは、統合にとる若干のメリットがあったとしても、そのデメリットの大きさはカバーできるものではない。
 しかも、統合によって、研究室の床面積は統合前の三研究所と比較して三割も減少し、研究員の体制も更に削減され、その一方で不安定な有期雇用の研究員を重視しようとしていることは、研究機能の強化という建前に逆行するものである。
 さらに、契約の経過についても、基本設計では超低価格入札業者が実施設計の特命契約を得て設計を進め、工事契約では、事実上四社が辞退し一社のみの入札で、予定価格の九九・八%で落札するというものであり、こうした契約は適正とは言いがたい。
 以上の理由から、本議案に反対である。

平成十九年十月二日
文教委員長 たぞえ民夫
財政委員長 山田 忠昭殿
   契約議案の調査について(報告)
 九月二十七日付けをもって議長から依頼のあったこのことについて、左記のとおり報告します。
     記
1 調査議案
第百七十三号議案 都立永福学園養護学校(H十九)増築工事請負契約
2 調査結果
 自民党、民主党、公明党、共産党は、全議案に対し異議はありません。

平成十九年十月二日
環境・建設委員長 小磯 善彦
財政委員長 山田 忠昭殿
   契約議案の調査について(報告)
 九月二十七日付けをもって議長から依頼のあったこのことについて、左記のとおり報告します。
     記
1 調査議案
第百七十四号議案 妙正寺川整備工事(激特-一)請負契約
第百七十五号議案 妙正寺川整備工事(激特-二)請負契約
第百七十六号議案 妙正寺川整備工事(激特-四)請負契約
2 調査結果
 全議案に対し異議はありません。

○山田委員長 この際、本案に対し発言の申し出がありますので、これを許します。

○曽根委員 日本共産党都議団を代表して、第百七十二号議案について反対意見を述べます。
 本議案にかかわる三研究所の統合は、それぞれの研究実績や役割の上から十分な内部検討を経て計画されたものではなく、都立駒込病院増築による玉突きなどにより、急に浮上したいきさつがあること、しかも統合によって施設の規模も縮小され、さらに職員も削減を懸念する声が上がっています。統合のメリットよりデメリットが大きいことから、統合計画及びそれに伴う本契約議案については反対します。
 同時に、平成二十一年三月竣工という厳しいスケジュールを背景にして、設計委託や工事請負契約の異例の事態が続いていることも、指摘しないわけにいきません。
 以上、日本共産党としての意見とします。

○伊沢委員 私は、百七十二号議案から百七十六号議案の工事請負契約議案に反対する立場から発言をいたします。
 今回の契約議案は、合計で百四億六千七百四十五万円の高額となっております。しかし、この契約の仕方には問題があります。このうち五件とも落札率が九〇%以上となっており、そのうち三件は九九%以上という高落札率になっております。また、辞退者が今回は大変多く、実質的には一者ないし三者による入札とすべてがなっております。健全な競争を行えば、落札率は七五%から八五%に下がるはずです。よって、今回の五契約議案に反対をいたします。

○山田委員長 発言は終わりました。
 これより採決を行います。
 初めに、第百七十二号議案を採決いたします。
 本案は、起立により採決いたします。
 本案は、原案のとおり決定することに賛成の方はご起立願います。
   〔賛成者起立〕

○山田委員長 起立多数と認めます。よって、第百七十二号議案は原案のとおり決定をいたしました。
 次に、第百七十三号議案から第百七十六号議案までを一括して採決いたします。
 本案は、起立により採決いたします。
 本案は、いずれも原案のとおり決定することに賛成の方はご起立願います。
   〔賛成者起立〕

○山田委員長 起立多数と認めます。よって、第百七十三号議案から第百七十六号議案までは、いずれも原案のとおり決定をいたしました。
 次に、第百五十六号議案、平成十九年度東京都一般会計補正予算(第二号)中、予算総則、歳入、歳出、財政委員会所管分及び第百八十二号議案を一括して採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は、いずれも原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○山田委員長 異議なしと認めます。よって、第百五十六号議案、平成十九年度東京都一般会計補正予算(第二号)中、予算総則、歳入、歳出、財政委員会所管分及び第百八十二号議案は、いずれも原案のとおり決定をいたしました。
 以上で付託議案の審査を終わります。

○山田委員長 次に、請願陳情及び特定事件についてお諮りいたします。
 本日まで決定を見ていない請願陳情並びにお手元配布の特定事件調査事項につきましては、それぞれ閉会中の継続審査及び調査の申し出をいたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○山田委員長 異議なしと認め、そのように決定をいたしました。

○山田委員長 この際、所管四局を代表いたしまして、村山財務局長から発言を求められておりますので、これを許します。

○村山財務局長 所管四局を代表いたしまして、一言ごあいさつを申し上げます。
 ただいまは、本定例会に提案いたしました議案につきまして、ご決定をいただき、まことにありがとうございました。
 審議の過程で賜りました貴重なご指摘、ご意見につきましては、十分尊重させていただき、今後の都政運営に万全を期してまいりたいと存じます。
 昨年十月以来、一年にわたりまして、山田委員長を初め委員の皆様方には、十年後の東京の姿を展望した十九年度予算の編成、公会計制度の改革、駅ナカ課税への取り組みなど、私どもが所管しております事務事業につきまして、さまざまな視点から熱心にご審議をいただきました。
 皆様方には、今後とも引き続きご指導、ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
 ありがとうございました。

○山田委員長 それでは、この際、私からも一言ごあいさつをさせていただきたいと存じます。
 一年前、委員各位のご推挙によりまして、財政委員会の委員長に就任させていただきました。以来、本日まで一年間、無事に大過なくその職責を全うすることができましたのも、これはひとえに、尾崎副委員長そして橘副委員長を初め、理事の皆様の格別のご協力と、委員各位の皆様そして理事者各位のご指導、ご協力によるものでありまして、衷心より厚く御礼を申し上げます。
 私は、この一年間、委員長といたしまして財政委員会に籍を置き、税制、財政、そして財産管理などを勉強させていただきました。そして、財政委員会の審議を通じまして、我が国初の複式簿記・発生主義に基づく新たな会計制度や、あるいは契約評価制度の問題、徴収率向上に向けてのさまざまな取り組みなど、各所管局が行政改革やあるいは時代を先取りした行政の推進に努力していることを強く感じた次第であります。
 特に、駅ナカビジネスをめぐります固定資産税の見直し問題につきましては、委員会が行いました管内視察がマスコミ、メディアに大きく取り上げられ、その後、都の主張を踏まえて国の評価基準の改正が行われただけに、思い出に残る事柄でありました。
 どうか理事者の皆様におかれましては、今後ともなお一層、都政発展のため、ご尽力を賜りますよう、お願いを申し上げます。また、委員の皆様におかれましては、引き続き財政委員会に残る方、あるいは他の委員会に移る方など、それぞれいろいろとあると思いますけれども、財政委員会として蓄積をされました知識を今後の議会活動に生かしていただきたいと思います。
 終わりに、皆様のご健勝とご多幸、そして今後ますますのご活躍をご祈念申し上げまして、私、委員長からのお礼のごあいさつとさせていただきます。
 一年間、大変お世話になりました。ありがとうございました。(拍手)
 以上をもちまして本日の委員会を閉会いたします。
   午後一時十分散会

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