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Tokyo Metropolitan Assembly

環境・建設委員会速記録第六号

平成十八年六月一日(木曜日)
第九委員会室
   午後一時三分開議
 出席委員 十四名
委員長ともとし春久君
副委員長林田  武君
副委員長大津 浩子君
理事大西由紀子君
理事西岡真一郎君
理事近藤やよい君
伊藤 興一君
原田  大君
河野百合恵君
石森たかゆき君
くまき美奈子君
東野 秀平君
こいそ 明君
吉野 利明君

 欠席委員 なし

 出席説明員
環境局局長大橋 久夫君
総務部長白石弥生子君
企画担当部長大野 輝之君
都市地球環境部長小山 利夫君
環境改善部長梶原 秀起君
参事柿沼 潤一君
自動車公害対策部長中島  博君
参事前田 敏宣君
自然環境部長福島 章人君
廃棄物対策部長森  浩志君
参事長嶋 博宣君
局務担当部長月川 憲次君
建設局局長次長兼務岩永  勉君
道路監道家 孝行君
総務部長矢口 貴行君
用地部長藤井 芳弘君
道路管理部長石渡 秀雄君
道路建設部長林 健一郎君
公園緑地部長内海 正彰君
河川部長野村 孝雄君
道路保全担当部長阿部  博君
道路計画担当部長桐越  信君
公園計画担当部長伊藤 精美君
特命担当部長高橋 興一君
参事吉原 一彦君
参事小田 昭治君

本日の会議に付した事件
 環境局関係
第二回定例会提出予定案件について(説明)
・地方自治法等の一部を改正する法律による改正前の地方自治法第二百四十二条の二第一項第四号の規定による訴訟に係る費用の負担について
報告事項(説明・質疑)
・平成十七年度東京都一般会計予算(環境局所管分)の繰越しについて
 建設局関係
報告事項(説明・質疑)
・平成十七年度東京都一般会計予算(建設局所管分)の繰越しについて
請願の審査
(1)一八第二号 五日市街道の歩道の拡幅整備に関する請願
(2)一八第四号 河川流水占用料の値上げ中止に関する請願
(3)一八第五号 河川流水占用料の値上げ再検討に関する請願
(4)一八第六号 河川流水占用料の値上げ反対に関する請願

○ともとし委員長 ただいまから環境・建設委員会を開会いたします。
 初めに、本委員会の担当書記に交代がありましたので、紹介いたします。
 議事課の榎本宏昭君です。よろしくお願いいたします。
   〔書記あいさつ〕

○ともとし委員長 次に、会期中及び今後の委員会日程について申し上げます。
 お手元配布の日程のとおり理事会において申し合わせしましたので、ご了承願います。
 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、環境局関係の第二回定例会に提出を予定されております案件の説明聴取、環境局及び建設局関係の報告事項の聴取並びに建設局関係の請願の審査を行います。
 なお、提出予定案件につきましては、本日は説明を聴取し、資料要求をすることにとどめ、質疑は会期中の委員会で行い、また、報告事項につきましては、本日、説明聴取の後、質疑終了まで行いますので、ご了承願います。
 これより環境局関係に入ります。
 初めに、第二回定例会に提出を予定されております案件について理事者の説明を求めます。

○大橋環境局長 第二回定例会に提出を予定しております案件につきましてご説明申し上げます。
 今定例会でご審議をいただきます案件は、事件案一件でございます。件名は、地方自治法等の一部を改正する法律による改正前の地方自治法第二百四十二条の二第一項第四号の規定による訴訟に係る費用の負担についてでございます。
 この議案は、渋谷地区清掃工場の建設に関して、元東京都知事らに対する損害賠償請求が行われた住民訴訟において、当該被告の勝訴が確定いたしましたので、その訴訟に係る弁護士費用を負担するため、提案するものでございます。
 詳細につきましては総務部長よりご説明申し上げます。

○白石総務部長 それでは、内容につきましてご説明申し上げます。
 お手元の資料1をごらんいただきたいと存じます。地方自治法等の一部を改正する法律による改正前の地方自治法第二百四十二条の二第一項第四号の規定による訴訟に係る費用の負担についてでございます。
 一ページをお開き願います。
 この議案は、元東京都知事らを被告とする住民訴訟の判決が確定し、被告が勝訴したので、地方自治法等の一部を改正する法律による改正前の地方自治法第二百四十二条の二第八項の規定により、その訴訟に係る弁護士費用四百三十万円を負担するため、提案するものでございます。
 訴訟の内容は、渋谷地区清掃工場建設に関して、平成十年から平成十二年にかけて、周辺住民が、用地選定、用地買収価格が不相当及び工事請負契約などが違法であり、東京都が損害をこうむったとして、次々と賠償を求めたものでございます。
 請求の趣旨が複数あったことから、裁判官の指揮により、各訴訟が併合されるとともに、土地売買損害賠償請求とその他の損害賠償請求に分離され、審理されました。
 二ページの六をごらんください。
 訴訟の経過でございますが、土地売買損害賠償請求につきましては、平成十一年十一月、東京地方裁判所において請求を却下、平成十二年五月、東京高等裁判所において棄却、平成十四年六月、最高裁判所において上告受理の申し立てを不受理としたことにより、被告の勝訴が確定しております。
 また、その他の損害賠償請求につきましても、平成十五年七月、東京地方裁判所において却下及び棄却、平成十六年十月、東京高等裁判所において棄却、平成十八年二月、最高裁判所において上告及び上告受理の申し立てを棄却、不受理としたことによりまして、被告の勝訴が確定し、一連の訴訟が確定しております。
 四ページ以下は、本議案文となっております。
 以上でご説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○ともとし委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方はご発言願います。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○ともとし委員長 なければ、資料要求はなしと確認させていただきます。

○ともとし委員長 次に、理事者から報告の申し出がありますので、これを聴取いたします。

○白石総務部長 平成十七年度一般会計予算のうち、環境局所管分の十八年度への繰り越しについてご報告申し上げます。
 お手元の資料2、平成十七年度一般会計予算繰越説明書をごらんいただきたいと存じます。
 一ページをお開き願います。繰越額総括表でございます。
 繰り越しは、事故繰越でございます。繰越額は二億六千五百三十九万八千円で、財源は繰越金でございます。
 二ページをお開き願います。事業についてご説明申し上げます。
 対象となりました事業は、廃棄物処理施設整備費の補助事業でございます。繰り越しの理由につきましては、東京たま広域資源循環組合が行うエコセメント化施設の整備において、オオタカの生息環境への配慮から工事期間を延長したため、補助金を翌年度に繰り越して支出するものでございます。
 以上をもちまして、平成十七年度一般会計予算の十八年度への繰り越しについてのご報告を終わらせていただきます。よろしくお願いいたします。

○ともとし委員長 報告は終わりました。
 ただいまの報告に対して何かご質問がありましたら、発言を願います。

○こいそ委員 ただいま、エコセメント化施設予算の事故繰越に関する報告がございました。この施設について、一言述べさせていただきたいと思います。
 区部におきましては溶融スラグ、多摩地域においてはエコセメント化による対応ということでありますけれども、今お話がございましたように、先日、エコセメント化施設の落成が行われて、ようやく七月から本格的な稼働が始まるというところまで、いよいよ参りました。エコセメント化施設は一朝一夕にできたものでは当然なく、地元の日の出町の皆様方、地元の皆さんの深いご理解とご協力のもと、また、四百万を超えた、これからますます人口もふえてくる多摩地域各自治体が一体となって八年にわたって取り組んできた、多摩においての大プロジェクトだといっても過言ではないと思います。これにかかわった循環組合、関係各位の皆さんのご努力に対して敬意を表したいと思う次第であります。多摩都民、多摩に住む都民として、大いにこれに期待するところ大だというわけでございます。
 このエコセメント化事業によって、これまで埋め立てという処分方法がとられてまいりましたけれども、焼却灰をセメントの原材料とすることによって、循環型社会対応のさらなるリサイクルが行われることになったということであります。
 同時に、二ツ塚処分場の埋立量の大幅な減少が見込める。これまで、もはやあと数年、長くても八年ではないかといわれてきた処分場が、二十年間今後確実に使用できることになったということは、大変特筆すべき、評価すべきことだと思います。地方自治体として全国で初めての取り組みであるこのエコセメント化事業は、我が国のトップレベルに当たるといわれている多摩地域のリサイクルがさらに前進されるものだ、循環型社会の実現に向けた大きなる一歩となるものと関係者も確信をしているところであります。
 都といたしまして、ちょうどきょう、六月一日より、道路や下水道などの公共事業において、このエコセメント製品を使っていくという方針が定められたところでありますけれども、今後とも庁内の各局、区市町村とより連携していただいて、エコセメントの利用促進を着実に図っていただきたいと思います。
 都においては、エコセメントの利用拡大に向けた支援策はもとより、多摩地域に展開される資源循環型社会づくりへの取り組みに対し、なお一層の積極的な支援策を講じていただきますよう、強く要望させていただきたいと思います。

○ともとし委員長 他に発言がなければ、お諮りいたします。
 本件に対する質疑はこれをもって終了いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○ともとし委員長 異議なしと認め、報告事項に対する質疑は終了いたしました。
 以上で環境局関係を終わります。

○ともとし委員長 これより建設局関係に入ります。
 初めに、先般の人事異動に伴い、幹部職員の交代等がありましたので、建設局長から紹介があります。

○岩永建設局長 建設局長の岩永勉でございます。
 去る四月一日付の人事異動に伴いまして、私は次長兼務となりました。引き続きよろしくお願い申し上げます。
 それでは、新たに就任いたしました当局の幹部職員をご紹介申し上げます。
 道路監の道家孝行でございます。道路建設部長の林健一郎でございます。公園計画担当部長の伊藤精美でございます。特命担当部長の高橋興一でございます。参事で企画担当の吉原一彦でございます。
 どうぞよろしくお願い申し上げます。
   〔理事者あいさつ〕

○ともとし委員長 紹介は終わりました。

○ともとし委員長 次に、理事者から報告の申し出がありますので、これを聴取いたします。

○矢口総務部長 平成十七年度予算の繰り越しにつきましてご報告申し上げます。
 お手元の資料1、平成十七年度繰越説明書の一ページをお開き願います。平成十七年度繰越明許費総括表でございます。
 表の一般会計、土木費の行をごらんください。予算現額三千二百九億二千三百三十六万九千円のうち繰越明許費の予算議決額は三百十八億九千六百万円で、今回、その中から二百五十五億二千九十七万一千円を翌年度へ繰り越しするものでございます。財源は、分担金及び負担金、国庫支出金、都債、繰越金でございます。
 次に、用地会計の行をごらんください。この会計は財務局の所管でございますが、当局が執行委任を受けたものでございます。翌年度繰越額は五億五千百五十万四千円でございます。一般会計と用地会計を合わせました翌年度繰越額の合計は二百六十億七千二百四十七万五千円でございます。
 なお、表の下、注書きにございますように、予算現額及び繰越明許費予算議決額は、繰り越しを生じた事業の分だけを記載してございます。
 続きまして、三ページをお開き願います。
 番号1は、土木管理費の生活再建資金貸付でございます。説明欄に記載してございますとおり、繰り越しの理由は、資金借り受け者が建物再建等に日時を要したため、翌年度に継続実施するものでございます。
 次の2の道路補修でございますが、繰り越しの理由は、道路工事に伴う関係機関との調整等に日時を要したため、翌年度に継続実施するものでございます。
 以下、六ページの8の道路災害復旧までが道路橋梁費の繰り越しでございまして、地権者、関係機関及び地元住民との調整や用地買収に伴う関係人との折衝等に日時を要したことによるものなどでございます。
 七ページをお開き願います。
 9の中小河川整備でございますが、繰り越しの理由は、河川整備工事に伴う関係機関との調整や用地買収に伴う折衝等に日時を要したために、翌年度に継続実施するものでございます。
 次の八ページの12の河川災害復旧までが河川海岸費の繰り越しでございまして、支障物件の撤去や地権者との調整、用地買収に伴う折衝等に日時を要したことによるものでございます。
 続きまして、九ページをお開き願います。
 13の公園整備と14の霊園葬儀所整備は公園霊園費でございまして、繰り越しの理由は、公園整備工事に伴う地元住民との調整や用地買収に伴う折衝等に日時を要したため、翌年度に継続実施するものでございます。
 続きまして、一一ページをお開き願います。
 用地会計によります公共用地先行取得でございます。繰り越しの理由は、用地買収に伴う折衝等に日時を要したため、翌年度に継続実施するものでございます。
 次に、一二ページをお開き願います。
 平成十七年度事故繰越総括表でございます。
 予算の繰り越しは繰越明許費の議決をいただいて行うのが原則でございますが、契約等の支出負担行為の後に、避けがたい事故のため年度内に支出が終わらなかった経費につきましては、地方自治法の規定に基づき、事故繰越といたしまして翌年度に繰り越して使用することができるようになってございます。
 表の一般会計、土木費の行をごらんください。翌年度繰越額は三億五千八百八十七万三千円で、財源は国庫支出金と繰越金でございます。用地会計の翌年度繰越額は一億一千四百二十六万六千円で、財源はすべて繰越金でございます。翌年度繰越額の合計は四億七千三百十三万九千円でございます。
 一四ページをお開き願います。
 一般会計の事故繰越は、1の交通安全施設から次のページの4、橋梁整備まででございまして、すべて道路橋梁費でございます。繰り越しの理由は、いずれも用地買収に伴う物件移転に日時を要したために翌年度に継続実施するものでございます。
 一七ページをお開き願います。
 用地会計による公共用地先行取得でございます。繰り越しの理由は、用地買収に伴う物件移転に日時を要したために翌年度に継続実施するものでございます。
 以上で、平成十七年度予算の繰り越しにつきましてご報告を終わらせていただきます。

○ともとし委員長 報告は終わりました。
 ただいまの報告に対して何かご質問がありましたら、発言を願います。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○ともとし委員長 発言がなければ、お諮りいたします。
 本件に対する質疑はこれをもって終了いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○ともとし委員長 異議なしと認め、報告事項に対する質疑は終了いたしました。

○ともとし委員長 次に、請願の審査を行います。
 一八第二号、五日市街道の歩道の拡幅整備に関する請願を議題といたします。
 理事者の説明を求めます。

○阿部道路保全担当部長 お手元にございます資料2の請願審査説明表をごらんください。
 表紙をおめくりいただきまして、整理番号1の請願一八第二号をごらんいただきたいと存じます。
 本件は、五日市街道の歩道の拡幅整備に関する請願で、五日市街道の歩道拡幅を進める会代表後藤幸代さん外二千三百十三名の方から提出されたものでございます。
 要旨は、都において、五日市街道の市民体育館前交差点から清水外科前の交差点までの区間について、歩道の拡幅整備を行っていただきたいというものでございます。
 現在の状況でございますが、五日市街道--都道杉並あきる野線の市民体育館前交差点から清水外科前の交差点までの区間は、現在、幅員十メートルでございまして、この十メートルの中で両側に一メートルの歩道が設置されておりますけれども、市立東秋留小学校、東中学校、都立秋留台高校の通学路等となっており、地元からは、平成二年三月に都市計画決定をされた幅員十五メートルでの整備が求められております。
 一方、この地域におきましては、請願の五日市街道に並行して睦橋通りが四車線で整備されたことから、地域内道路となりました当該区間を含む五日市街道の清水外科前の交差点から国道四一一号までの区間を、都が道路整備を行った後、市道としてあきる野市が管理することとしてございます。このため、請願区間につきましては、今後、移管に向けた道路整備を行ってまいります。

○ともとし委員長 説明は終わりました。
 本件について発言を願います。

○伊藤委員 請願一八第二号は、あきる野市に住んでいる後藤幸代さん外二千三百十三名の多くの方から都議会に提出されたもので、我が会派としても、石井幹事長が紹介議員となっております。
 交通安全を推進するためには、すべての都道に歩道を整備すべきと考えますが、用地買収を伴う歩道整備には多大な時間と経費が必要であります。そこで、都では、従来から、既設歩道の状況、また、自動車や歩行者の交通量、通学路の指定状況、学校などの配置状況などを総合的に勘案した上で、優先的に整備していく箇所を選定し、順次整備を進めていると聞いております。
 今回の請願は、五日市街道の市民体育館前の交差点から清水外科前の交差点までの区間について、歩道の拡幅整備を要望する内容であります。
 そこで、請願区間の現状などについて、三点ほど質問をさせていただきます。
 まず、当該路線の地域における幹線道路としての役割はどういうものか、伺います。

○阿部道路保全担当部長 請願の五日市街道は、都道杉並あきる野線であり、立川方面から多摩川を渡って五日市方面に至る二車線の道路でございます。この地域においては、昭和四十七年、増大する交通量に対応するため、五日市街道に並行して、通称睦橋通りが新たに四車線で計画をされ、平成十三年に整備が完了しております。現在、幹線道路としての役割はこの睦橋通りが果たしており、請願の区間は地域内道路としての性格が強くなっているところでございます。

○伊藤委員 幹線道路としての役割は、新たに整備された睦橋通りに移っているということでございました。
 しかし、私は先日、雨の中、現地に行ってみましたところ、請願にあるような問題点と、また課題を確認することができました。まず、歩道の幅員が非常に狭く、一メートルに満たない箇所もあり、私も傘を差して人とすれ違ったり、また自転車とのすれ違いをしましたけれども、すれ違うには車道におりるしかない状況でありました。
 また、この道路は、交通量が大変に多く、一直線であるため、車のスピードもかなり出ている状況であり、さらに現地の方に話を聞くと、歩道面はがたがたで、自転車のタイヤが溝にはまってしまったり、強風にあおられて車道や畑に落ちてしまうこともたびたびあるとのことでありました。
 そこで、伺います。この箇所は幅員十五メートルで都市計画決定されているとのことでございますけれども、整備されるときには歩道の幅はどのくらいになるのかを伺います。

○阿部道路保全担当部長 都市計画決定では道路の幅員と車線数が決められますけれども、歩道の幅員までは決められておりません。
 一般的な事例で申し上げますと、幅員十五メートルの場合は両側に約三メートル程度の歩道を整備して設置しております。

○伊藤委員 当該路線の沿道には、あきる野市役所、また都立秋留台公園、地域農産物直販施設であるファーマーズセンターなどがありました。特に夏季には、トウモロコシ街道として、地域の農家などの沿道出店により、にぎわっているとのことでございました。
 あきる野市は、豊かな緑と都内の貴重な農業生産物として特色ある地域であり、この特色を地域振興を図るために活用していくことが重要と考えられます。このような現地の実情を考慮すると、請願の路線は、主要な地域相互を結ぶ役割から、あきる野市の特色をアピールする路線にその役割が変化してきているのではないか。
 また、請願路線については、あきる野市の地域振興を図る上で市にとっては重要な路線と考えられ、先ほど説明があったとおり、市道として地域の実情に即した維持管理をすることが適切ではないかと考えられるところであります。
 そこで、伺います。今回請願で歩道整備が必要とされているおおむねの延長と、市道として移管する延長はどのくらいになるのか、伺います。

○阿部道路保全担当部長 歩道整備の請願が出されている区間の延長は約〇・六キロメートルでございます。一方、あきる野市が市道として管理する予定となっている延長でございますが、今回の請願区間約〇・六キロと、この請願区間の西側、国道四一一号との交差点までの区間約一・三キロ、これとを合わせまして約一・九キロでございます。

○伊藤委員 請願区間も含め約一・九キロメートルをあきる野市は移管を受け、地域の実情に即した維持管理を行っていくということだと理解をしました。
 ところで、本請願箇所については通学路と指定されておりますけれども、歩道が狭いために、多くの生徒たちが、交通事故を回避するため、一歩奥に入った、畑に囲まれた市道を利用しているとのことでございました。私も実際にその畑の道を歩いてまいりましたけれども、これから夏になると、市道は特産物のトウモロコシの陰になり、人目につきにくく、痴漢の待ち伏せや、車に引き込まれる等の状況にあると聞いております。
 都では、都民の安全・安心を図ることを都政の柱としておりますけれども、犯罪を防止し、歩行者の安全を確保していくことは重要な課題であります。特に小学生等が犠牲者となる事件、事故が近ごろ多発しており、社会的にも大きな問題となっております。このような事件が、いつ請願箇所で発生するとも限らない状況になっていると考えられます。
 このため、あきる野市への移管に向けて、都として請願区間の歩道の拡幅など道路整備を早急に実施すべきであると意見を申し上げて、私の質問を終わります。

○河野委員 私も意見を述べさせていただきます。
 多摩地域の歩道の整備のおくれは、二十三区に比べて際立っており、我が党は一日も早い整備を行うよう求め続けてまいりました。
 請願が出された五日市街道は、平成二年三月に十五メートル道路として都市計画決定がされたのに、請願者が歩道整備を要望している約六百メートルの区間は未整備のままで、既に十六年が過ぎております。
 私も現地の状況を見てまいりました。局の説明資料によれば、現在、歩道は両側に一メートル幅で設けられているとのことですが、その歩道の半分以上が排水溝にふたかけをした不安定な路面です。反対側から通行人が来たら、すれ違うのも困難で、高齢者や幼い子どもの歩行にはとても危険です。
 付近には小学校、中学校、高校や市民体育館などがあり、多数の児童生徒や市民が通行していますが、歩道が整備されていないために迂回路として畑の中の市道を通らざるを得ません。そして、これらの市道は畑の作物のために街路灯などをつけるのを控えなくてはならず、市民からは防犯上も不安が出されています。子どもたちや高齢者、市民の安全な歩行空間を確保するために、一日も早い整備が必要です。
 市道への移管が予定されているとのことですが、東京都が予算措置を含めこの歩道整備の促進に速やかに対応することを強く求めます。
 本請願は、採択が妥当かと判断しております。

○ともとし委員長 ほかに発言がなければ、お諮りいたします。
 本件は、趣旨採択とすることにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○ともとし委員長 異議なしと認めます。よって、請願一八第二号は趣旨採択と決定いたしました。

○ともとし委員長 次に、一八第四号、河川流水占用料の値上げ中止に関する請願及び一八第五号、河川流水占用料の値上げ再検討に関する請願並びに一八第六号、河川流水占用料の値上げ反対に関する請願は、いずれも関連がありますので、一括して議題といたします。
 理事者の説明を求めます。

○野村河川部長 整理番号2の一八第四号、河川流水占用料の値上げ中止に関する請願をお開き願います。
 本件は、株式会社大川回漕店代表取締役大川範昭さんから提出されたものでございます。
 要旨は、平成十八年度河川流水占用料の改正における一級地の値上げについては中止をしていただきたいというものでございます。
 現在の状況でございますが、河川の占用に当たりましては、河川を独占的に使用することから、占用料を公平、適正に負担していただく必要がございます。占用料は、第二次財政再建推進プランに基づきまして、受益者負担の適正化の観点から、二年ごとに見直しを行っております。
 占用料の改定に当たりましては、固定資産評価額が急激に上昇した時期においても、条例額を据え置き、その後も激変緩和措置として改定率を抑えてまいりました。
 今回の条例の改正では、特に生活、生業に直結する占用種別を見直し、第一種として統合するとともに、その占用料につきましては、原価積算額を三割減額したものを条例額として、平成十八年第一回都議会定例会に提案し、審議を経まして、議決をいただいたところでございます。
 以上のことから、第一種一級地の占用料につきましては、再検討する考えはございません。
 続きまして、整理番号3の一八第五号、河川流水占用料の値上げ再検討に関する請願をお開き願います。
 本件は、東京はしけ運送事業協同組合理事長中塚廣さんから提出されたもので、現在の状況は整理番号2と同一でございます。
 続きまして、整理番号4の一八第六号、河川流水占用料の値上げ反対に関する請願をお開き願います。
 本件は、社団法人東京港運協会会長鶴岡元秀さんから提出されたもので、現在の状況は整理番号2と同一でございます。
 以上でございます。

○ともとし委員長 説明は終わりました。
 本件について発言を願います。

○河野委員 河川占用料は、平成十三年に東京都の第二次財政再建推進プランが出た後、平成十四年から二年に一回の引き上げが繰り返されてきました。平成十六年度の改定では、引き上げになった河川占用料について、葛飾区の中川の土手沿いに住んでいる方から、見直しを求める陳情が出されました。この陳情は継続審議になりましたが、今回は河川の桟橋に船を着けている海運関係の事業者の方々から請願が出されたわけです。
 請願文を読みますと、経済不況のもとでも頑張って営業してきた中小事業者の苦労が感じられます。私も直接実情をお聞きしてまいりました。得意先の荷主さんが諸経費を見直すといって、約一割の輸送費値下げを通告してきた一方で、原油高で船の油価格が上がって、かつては一リットル三十三円だったのが、今では七十一円と倍以上になっているそうです。加えて、この数年、河川占用料が二年に一回引き上げされてきたことも、事業者の重い負担になっています。会社の経営は大変だけれど、従業員の給料を下げるわけにはいかない、船員保険などの負担もふえているなど、大変なご苦労が語られました。
 ことし三月の条例改正に当たっての質疑で、河川部長は、生活に必要な占用橋や生業に必要な桟橋など生活に密着した河川占用料については減額改定したと答弁されましたけれども、こうした中小事業者の営業の厳しさについてはどのように認識されて改定額を定められたのかをお尋ねいたします。

○野村河川部長 さきの第一回定例会での条例改正に当たりましては、都民生活に不可欠な占用橋に加えまして、今お話しのございましたような中小事業者が生業を営んでいくのに必要な桟橋などの占用料についても一定の減額が必要と判断をいたしました。その減額につきましては、土地の利用形態等総合的に考慮して三〇%減とし、条例改正案をご提案し、議決をいただいたものでございます。

○河野委員 そういう中小事業者の営業の厳しさを認識されているという意味を含めたご答弁かと思います。
 生活関連の第一種は三割減額ということで、二級地、三級地、多摩地区などにおいては、第一種の条例額、従前よりは引き下げになっております。
 私は、三級地の江戸川に住んでいますが、ちょうど家の近くに屋形船屋さんがたくさんあります。そうした方々は、今回も値上げになったらととても心配していたんだけれども、引き下げになって、正直なところ、ほっとしたと述べておられます。景気は上向いてきたともいわれておりますけれども、経済の実態はまだまだ厳しく、以前に比較して船を使ってくれるお客が減っていることで営業は楽ではないのです。だから、河川占用料の三割減額の措置は、こうした方々には歓迎をされております。
 問題なのは、同じように経済不況の影響を受けている一級地の中小事業者です。請願者の方々は中央区や港区の一級地に事業所があることで、二級地、三級地よりも負担が重いわけです。説明資料の地図で示されているとおり、隅田川を隔てた江東区は三級地、占用料は条例額で一平方メートル二千二百九十一円となっています。一方、対岸の中央区は一級地ですから、九千四十五円になります。川の右岸、左岸の違いで一級地は約四倍も負担が重いことになります。
 三月の委員会質疑で、河川部長は、今後の一級地の占用料について、条例額と原価の乖離がなくなった、今後は固定資産税の動向によって額を算定するというような答弁をされています。一級地一種の占用料は、地価の動向によっては今後も負担増がもたらされるのではないかと心配されております。
 そこで、今後の河川占用料についてはどのような見通しをお持ちなのか。また、今回は一種については三割減額という方針で条例額を決定したとのことですが、この考え方は今後も継続されるのかどうか。二つの問題、あわせてお答えいただきたいと思います。

○野村河川部長 河川占用料の今後の見通しでございますけれども、今、委員の方からお話しがございましたように、さきの委員会でもご答弁申し上げたところでございますけれども、固定資産税評価額の平均値に基づく占用料の積算原価と条例額単価の乖離が解消されましたことから、今後の占用料は固定資産税評価額の変動に応じたものになるというふうに考えております。
 また、第一種の占用料の減額につきましては、第一回定例会でご説明したとおり、生活関連として一定の配慮が必要との判断に基づき、条例額として減額したものでありますので、当然のことということですが、今後とも継続するものというふうに考えております。

○河野委員 第一回定例会の委員会でいろいろ伺いましたので、今回は意見を申し上げさせていただきたいと思います。
 第二次財政再建プランで打ち出されました受益者負担の方針で、河川占用料の引き上げが続いてきました。固定資産税評価額を基礎にして原価主義によって金額を決めるという算定方式を、生活や生業に欠かせない橋、桟橋などに適用するのは、こうした施設が公的な役割を担っているという点に照らして、検討を要する課題ではないかと考えています。
 今回の請願は、東京湾と周辺河川を中心に船で荷役の仕事をしている事業者の方から出されております。この業界では、経済情勢の影響で、この何年間かで廃業してしまった事業所が幾つもあるそうです。今残っている事業者の皆さんは、災害時に陸路が閉鎖されても、物資の輸送や被災者の救援に貢献できるように水の道を確保しておこうと努力していて、二十四時間体制で対応できる、そういう努力をしている事業者もあります。企業の社会的責任も自覚しながら営業している事業者の皆さんが廃業に追い込まれるようなことがないよう支援が求められています。今回占用料が引き上げになった一級地一種についても、中小業者支援の立場から、さらなる対策を検討していただくことを求めます。
 請願者の願意に沿って、三つの請願の採択をお願いしまして、質問を終わります。

○ともとし委員長 ほかに発言がなければ、これより採決を行います。
 本件は、一括して、起立により採決いたします。
 本件は、いずれも採択とすることに賛成の方はご起立願います。
   〔賛成者起立〕

○ともとし委員長 起立少数と認めます。よって、請願一八第四号、請願一八第五号、請願一八第六号は、いずれも不採択と決定いたしました。
 請願の審査を終わります。
 以上で建設局関係を終わります。
 なお、本日審査いたしました請願中、採択と決定いたしました分につきましては、執行機関に送付し、その処理の経過及び結果について報告を請求することにいたしたいと思いますので、ご了承を願います。
 審議の方は以上で終わるわけでございますが、先月の二十八日に、実に着工以来五十年かけて、環七開通以来、また二十一年ぶりに環状八号線が全線開通いたしました。
 当委員会の所属委員の皆さんも、私も同様ではございますが、開通記念式典に出席いたしましたけれども、半世紀もたつこの間の地元の方々の厚い期待、また工事関係者のご苦労、地権者の方々のご理解あるいはまたご協力を、そうした方のご協力を肌で感じてきたわけでございますが、改めて道路事業の重要性を認識することができまして、強く感動したものであります。
 まさに建設局にとって歴史に残る一ページだと思うわけですが、長い年月をかけて完成した環状八号線整備にかかわった関係者を代表して建設局長に一言感想をお聞きしたいと思いますが、局長、いかがでしょうか。

○岩永建設局長 発言する機会をいただきまして、大変ありがとうございます。
 環状八号線、環八と呼んでおりますけれども、携わった職員を代表いたしまして、一言申し述べさせていただきます。
 お話しのように、環八は、私どもの先輩が昭和二十一年、戦後の東京の復興、発展を願いまして都市計画決定されたものでございます。以来六十年ですが、事業着手してからは約半世紀、五十年たったわけですが、まさにその完成の瞬間に当事者の一人として私自身立ち会うことができたのは、大変感慨深いものがございます。
 特に今回の練馬-板橋区間につきましては、比較的早い段階に完成時期を宣言いたしまして、その目標に向けて、用地取得、あるいは工事の施行に全力を挙げて取り組んでまいりました。ほぼ目標どおりにその事業をなし得たということにつきまして、この経験は職員の大きな財産になるというふうに思っております。また、以後の事業にもこのことが多分生かされていくのではないか、このように思っております。
 とは申しましても、東京のインフラの整備はまだまだ不十分でございまして、環八は一区切りつきましたけれども、今手がけております中央環状新宿線、品川線、また、それに伴います骨格幹線道路の整備と、これからまだまだございまして、この整備に引き続き局を挙げ全力で取り組んでいく覚悟でございます。
 当委員会の先生方には、引き続きご支援、ご協力を心からお願い申し上げまして、御礼の言葉にかえさせていただきます。ありがとうございました。

○ともとし委員長 この上半期を考えてみても、橋梁の完成あるいは芋窪街道、今話しがありました環八、数多くの幹線道路の完成等も見てきているところでございますが、後半に至っても局長初め建設局皆様方の奮闘を期待をしておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
 これをもちまして本日の委員会を閉会いたします。
   午後一時四十九分散会

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