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Tokyo Metropolitan Assembly

文教委員会速記録第十九号

平成二十八年十二月十二日(月曜日)
第三委員会室
午後二時開議
出席委員 十四名
委員長植木こうじ君
副委員長栗山よしじ君
副委員長里吉 ゆみ君
理事川松真一朗君
理事野上 純子君
理事小宮あんり君
宮瀬 英治君
小松 久子君
鈴木 錦治君
きたしろ勝彦君
今村 るか君
鈴木貫太郎君
古賀 俊昭君
高木 けい君

欠席委員 なし

出席説明員
生活文化局局長中嶋 正宏君
次長桃原慎一郎君
総務部長オリンピック・パラリンピック調整担当部長兼務武市 玲子君
オリンピック・パラリンピック準備局局長塩見 清仁君
次長理事兼務岡崎 義隆君
総務部長鈴木  勝君
教育庁教育長中井 敬三君
次長堤  雅史君
総務部長早川 剛生君

本日の会議に付した事件
意見書について
付託議案の審査(決定)
・第百八十四号議案 東京都特定個人情報の保護に関する条例の一部を改正する条例
・第百八十五号議案 特定非営利活動促進法施行条例の一部を改正する条例
・第百八十六号議案 学校職員の給与に関する条例の一部を改正する条例
・第二百六号議案 東京都江戸東京博物館外五施設の指定管理者の指定について
・第二百七号議案 杉並区学校教育職員の教育管理職選考及び四級職(主幹教諭・指導教諭)選考に係る事務の受託について
・第二百十四号議案 学校職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例
・第二百十五号議案 都立学校等に勤務する講師の報酬等に関する条例の一部を改正する条例
・第二百十六号議案 東京都教育委員会の事務処理の特例に関する条例の一部を改正する条例
請願陳情の継続審査について
特定事件の継続調査について

○植木委員長 ただいまから文教委員会を開会いたします。
 初めに、意見書について申し上げます。
 過日の委員会で理事会にご一任いただきました意見書三件については、いずれも調整がつかなかった旨、議長に報告すべきであるとの結論になりましたので、ご了承願います。

○植木委員長 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、付託議案の審査並びに請願陳情及び特定事件の閉会中の継続審査及び調査の申し出の決定を行います。
 これより付託議案の審査を行います。
 第百八十四号議案から第百八十六号議案まで、第二百六号議案、第二百七号議案及び第二百十四号議案から第二百十六号議案までを一括して議題といたします。
 本案につきましては、いずれも既に質疑を終了しております。
 ただいま議題となっております議案中、第二百六号議案に対し、川松真一朗理事外六名から付帯決議案が提出されました。案文はお手元に配布してあります。
 朗読は省略いたします。

   付帯決議案の提出について
第二百六号議案 東京都江戸東京博物館外五施設の指定管理者の指定について
 右議案に対する付帯決議案を別紙のとおり東京都議会会議規則第六十五条の規定により提出します。
  平成二十八年十二月十二日
(提出者)
 川松真一朗  栗山よしじ  鈴木 錦治
 小宮あんり  きたしろ勝彦 古賀 俊昭
 高木 けい
文教委員長 殿

第二百六号議案 東京都江戸東京博物館外五施設の指定管理者の指定についてに付する付帯決議案
 今後、都立文化施設の指定管理者の指定を行う際には、運営の継続性、専門性や人材の育成・確保の重要性など、施設の特性に十分留意すること。

○植木委員長 本付帯決議案を本案とあわせて議題といたします。
 付帯決議案について提出者の説明を求めます。

○川松委員 提案されている第二百六号議案については、東京都江戸東京博物館を初めとする都立文化施設の指定管理者として、公益財団法人東京都歴史文化財団を指定するものであり、賛成です。
 しかしながら、都立文化施設の指定管理者審査委員会において、指定期間を十年間として審査を実施し、適当であるという審査結果の報告を受けているにもかかわらず、今後、都政改革本部において、東京都歴史文化財団を含む監理団体の指導監督等について検討が行われることなどを理由に、指定期間を四年間としています。
 都政改革本部における検討の中身については、監理団体の指導監督をテーマの一つに捉えて、今後、検証や必要な見直しを行うものとされているのみであり、その内容について、何ら具体的には示されておりません。
 先日の文教委員会での我が党の質疑でも明らかになったように、文化施設における事業の実施に当たっては、著名な美術館と連携した大規模な展覧会では四年程度、オペラ等の舞台芸術を海外から招聘するには、その準備に三年から五年程度要するなど、一つの事業を企画し実現するまで、相当の準備期間が必要です。
 また、事業を実施するためには、専門人材による長年にわたる継続的な調査研究活動や、関係機関及び地域との信頼関係の構築など、地道な取り組みの継続が欠かせません。
 美術館、博物館では、展覧会の企画立案の中核を担う学芸員等の専門人材が不可欠であり、また、ホール系の事業運営においても、実演芸術の創造発信拠点としての企画力や、高度な舞台管理に加え、安全に施設を運営するための有能な専門人材が必要です。こうした事業を支える高度な専門人材の育成、確保は一朝一夕でできるものではありません。
 今回、提案の指定期間四年間の理由の一つとして、二〇二〇年に向けた文化プログラムの着実な実施に配慮したためとされていますが、その後のレガシーこそが大事であります。そもそも四年間では、中長期的視点に立って安定的、継続的に専門人材を育成し、質の高いサービスを提供するには不十分です。
 また、文化施設のように、都政との政策連動性の高い施設については、単なる施設管理ではなく、施設を活用して創意工夫に満ちた事業展開等が必要です。
 したがって、民間事業者に競争させ、短期間で指定管理者を交代させるような選定手法は適していない点も踏まえるべきです。
 こうしたことについて、我が東京都議会自由民主党としても、平成二十一年六月一日の公共事業(運営委託・業務委託等)の正しいあり方について第二回報告書においても問題提起をしているところです。
 今後、都立文化施設の指定管理者の指定を行う際には、運営の継続性、専門性や人材の育成、確保の重要性など、施設の特性に十分留意すべきです。
 以上の立場に立って付帯決議を提案します。

○植木委員長 説明は終わりました。
 この際、本案に対し発言の申し出がありますので、これを許します。

○里吉委員 日本共産党都議団は、指定管理者制度導入時から、都立文化施設の運営については本来直営とすべきであり、事業の企画立案、収蔵品の収集及び調査研究等、専門性、学術性が高く、長期的視野に立った継続的な取り組みが必要であり、専門人材の育成を長期的に行うという観点から、コスト削減が重視され、管理者が短期間で入れかわる可能性の高い指定管理者制度にはなじまないものであると繰り返し主張してきました。
 今回提案されている二百六号議案について、これまで運営を行ってきた非営利の都の監理団体である公益財団法人東京都歴史文化財団を特命で引き続き指定するということで、反対はいたしませんが、事業期間については、継続性の観点からも長期的な視野で管理運営できる期間とすべきという意見を申し上げました。
 以上、申し述べて付帯決議案については賛成といたします。

○今村委員 都議会民進党として、都立文化施設の指定管理者指定に関して一言申し上げます。
 都の文化施設は、芸術文化の創造と発信の拠点であり、専門性と学術性が高い施設となっています。指定管理者を指定するとき、まず求められることは、都民の利益を最優先に運営されるのかを考えなければなりません。
 さらに、都民サービスの向上に取り組むとともに、不断の業務改革に取り組み、運営していくことを私たちは求めることを表明し、本付帯決議に賛成することを表明します。

○小松委員 都議会生活者ネットワークとして、付帯決議案に対し一言意見を述べます。
 音楽ホールや博物館、美術館など、文化芸術活動のために使用される文化施設は、高い専門性が求められる施設ですが、現在の都立文化施設が、その事業の質において、安定して高い評価を確立させているのは、とりもなおさず、学芸員を初めとする人材の質の高さによるものといっても過言ではありません。そして、それを可能にするのは、長期に時間をかけて育成に力を入れてきたからだと理解しています。
 以上のことを念頭に置き、この付帯決議に賛成とします。以上です。

○植木委員長 発言は終わりました。
 これより採決を行います。
 初めに、第二百六号議案を採決いたします。
 まず、川松真一朗理事外六名から提出された付帯決議案について起立により採決いたします。
 本案にお手元配布の付帯決議案を付することに賛成の方はご起立願います。
   〔賛成者起立〕

○植木委員長 起立多数と認めます。よって、本案にお手元配布の付帯決議を付することに決定いたしました。
 次に、本案について起立により採決いたします。
 本案は、ただいまの付帯決議を付して原案のとおり決定することに賛成の方はご起立願います。
   〔賛成者起立〕

○植木委員長 起立総員と認めます。よって、第二百六号議案は、お手元配布の付帯決議を付して原案のとおり決定いたしました。
 次に、第百八十四号議案から第百八十六号議案まで、第二百七号議案及び第二百十四号議案から第二百十六号議案までを一括して採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は、いずれも原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○植木委員長 異議なしと認めます。よって、第百八十四号議案から第百八十六号議案まで、第二百七号議案及び第二百十四号議案から第二百十六号議案までは、いずれも原案のとおり決定いたしました。
 以上で付託議案の審査を終わります。

○植木委員長 次に、請願陳情及び特定事件についてお諮りいたします。
 本日まで決定を見ていない請願陳情並びにお手元配布の特定事件調査事項につきましては、それぞれ閉会中の継続審査及び調査の申し出をいたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○植木委員長 異議なしと認め、そのように決定いたしました。

○植木委員長 この際、所管三局を代表いたしまして、中井教育長から発言を求められておりますので、これを許します。

○中井教育長 所管三局を代表いたしまして、ご挨拶申し上げます。
 ただいま本定例会で提案申し上げておりました議案につきましてご決定を賜り、まことにありがとうございました。
 委員長を初め委員の皆様方におかれましては、さまざまな視点からご審議をいただきまして、厚く御礼申し上げます。
 審議、調査の過程で賜りました貴重なご意見、ご要望等を踏まえ、これからの事務事業に万全を期してまいりたいと存じます。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
 簡単ではございますが、御礼の言葉とさせていただきます。どうもありがとうございました。

○植木委員長 発言は終わりました。
 これをもちまして本日の委員会を閉会いたします。
   午後二時十二分散会

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