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Tokyo Metropolitan Assembly

文教委員会速記録第九号

平成二十八年六月十三日(月曜日)
第三委員会室
午後一時開議
出席委員 十三名
委員長植木こうじ君
副委員長里吉 ゆみ君
副委員長高木 けい君
理事栗山よしじ君
理事ほっち易隆君
理事野上 純子君
小松 久子君
山崎 一輝君
野上ゆきえ君
今村 るか君
鈴木貫太郎君
鈴木あきまさ君
古賀 俊昭君

欠席委員 なし

出席説明員
生活文化局局長多羅尾光睦君
次長桃原慎一郎君
総務部長オリンピック・パラリンピック調整担当部長兼務武市 玲子君
オリンピック・パラリンピック準備局局長塩見 清仁君
次長理事兼務岡崎 義隆君
総務部長鈴木  勝君
教育庁教育長中井 敬三君
次長松山 英幸君
総務部長堤  雅史君

本日の会議に付した事件
意見書について
付託議案の審査(決定)
・第百三十一号議案 都立学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師の公務災害補償に関する条例の一部を改正する条例
・諮問第二号 地方自治法第二百六条の規定に基づく審査請求に関する諮問について
・議員提出議案第十号 東京都大学生等奨学金給付条例
請願陳情の継続審査について
特定事件の継続調査について

○植木委員長 ただいまから文教委員会を開会いたします。
 初めに、意見書について申し上げます。
 過日の委員会で理事会にご一任をいただきました意見書一件につきましては、調整がつかなかった旨、議長に報告すべきであるとの結論になりましたので、ご了承願います。

○植木委員長 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、付託議案の審査並びに請願陳情及び特定事件の閉会中の継続審査及び調査の申し出の決定を行います。
 これより付託議案の審査を行います。
 第百三十一号議案及び議員提出議案第十号並びに諮問第二号、地方自治法第二百六条の規定に基づく審査請求に関する諮問についてを一括して議題といたします。
 本案及び本件につきましては、いずれも既に質疑を終了しております。
 この際、本案及び本件に対し発言の申し出がありますので、これを許します。

○ほっち委員 私は、日本共産党都議団提案の条例案に反対の立場で意見を表明させていただきます。
 今回の条例案の趣旨は、主に都内の大学生等に対する給付型奨学金制度を都独自で導入するということでありますが、現在、大学等の高等教育機関は国、高校以下は都という役割分担のもと、都は、高校等に通う生徒を対象に東京都育英資金事業を実施しております。
 東京には全国から多くの学生が集まっており、都内の大学、短大、専門学校生の人数は八十万人以上であり、しかも、都内の大学入学者のうち六六%は都外の高校からの入学者であります。
 このような状況の中で、都が単独費用で新たな奨学金を給付することは、納税者である都民の理解が得られるのか大いに疑問であり、やはり国として大学生等に対する給付型奨学金の制度設計を検討すべきであると考えます。
 本年四月、自由民主党教育再生実行本部が、貧困家庭から大学等へ進学する道を閉ざさないよう、返済の必要がない給付型奨学金の創設など、経済的支援の充実を求める提言を首相に提出し、それを受けて、ニッポン一億総活躍プランにおいて給付型奨学金の創設に向けて検討を進めること等が明記され、六月二日に閣議決定をされました。
 もちろん、学びに意欲がある生徒に対する支援を充実させていくことの重要性はいうまでもないことですが、大学生等に対する給付型奨学金制度については国が既に検討を始めており、現在、都として必要なことは、国の動向を見定めつつ、高校等に通う生徒、保護者の実情をしっかりと捉えて、効果的な施策を推進していくことであります。
 したがって、提案されているような制度を都として設ける必要はなく、条例を制定する必要もないと考え、以上で意見表明とさせていただきます。
 終わります。

○里吉委員 議員提出議案第十号、東京都大学生等奨学金給付条例案について申し上げます。
 日本の高等教育の学費は世界的に見て高いにもかかわらず、給付制奨学金制度がありません。そのため、学生の半分が奨学金を借り、卒業と同時に平均三百万円もの借金を背負い、返済できずに自己破産になるケースなどが社会問題になっております。
 さきの委員会で、国の責任でやるべきという発言がありましたけれども、これは国以外で、地方自治体でやってはいけないということではないということも確認をさせていただきました。
 また、今回は東京都の条例なので、まずは東京都出身の学生を対象にするということで、他県やほかの自治体でもそれぞれやっている、それに倣って、東京都出身の学生で大学や専門学校などに進学した七万六千人、これを対象とする、そういう条例案を出させていただきました。
 子供の貧困対策としても、学費負担の軽減は重要な課題となっています。都議会にも、大学院生の皆さんから、都独自の給付型奨学金制度の創設を求める陳情がありました。私たちのところにも日常的に、大学進学、専門学校への進学の費用の負担が重い、何とかならないかとの相談がたくさん寄せられております。
 東京都として学生の教育を受ける権利の均等を図り、また貧困の連鎖を断ち切るためにも、国に先駆けて大学生等を対象とした給付型奨学金制度を都でつくる意味は大きいと考えます。ぜひ、各会派の皆様とともに可決することができますよう呼びかけさせていただいて、意見表明といたします。

○植木委員長 発言は終わりました。
 これより採決を行います。
 初めに、議員提出議案第十号を採決いたします。
 本案は、起立により採決いたします。
 本案は、原案のとおり決定することに賛成の方はご起立願います。
   〔賛成者起立〕

○植木委員長 起立少数と認めます。よって、議員提出議案第十号は否決されました。
 次に、第百三十一号議案を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は、原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○植木委員長 異議なしと認めます。よって、第百三十一号議案は原案のとおり決定いたしました。
 次に、諮問第二号、地方自治法第二百六条の規定に基づく審査請求に関する諮問についてを採決いたします。
 お諮りいたします。
 本件は、棄却すべき旨答申することにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○植木委員長 異議なしと認めます。よって、諮問第二号は棄却すべき旨答申することに決定いたしました。
 以上で付託議案の審査を終わります。

○植木委員長 次に、請願陳情及び特定事件についてお諮りいたします。
 本日までに決定を見ていない請願陳情並びにお手元配布の特定事件調査事項につきましては、それぞれ閉会中の継続審査及び調査の申し出をいたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○植木委員長 異議なしと認め、そのように決定いたしました。

○植木委員長 この際、所管三局を代表いたしまして、中井教育長から発言を求められておりますので、これを許します。

○中井教育長 所管三局を代表いたしまして、一言ご挨拶申し上げます。
 ただいま本定例会で提案申し上げておりました議案につきましてご決定を賜り、まことにありがとうございました。
 委員長を初め委員の皆様方におかれましては、さまざまな視点からご審議をいただきまして、厚く御礼申し上げます。
 審議、調査の過程で賜りました貴重なご意見、ご要望等を踏まえ、これからの事務事業に万全を期してまいりたいと存じます。今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。
 簡単ではございますが、御礼の言葉とさせていただきます。ありがとうございました。

○植木委員長 発言は終わりました。
 これをもちまして本日の委員会を閉会いたします。
   午後一時九分散会

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