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Tokyo Metropolitan Assembly

文教委員会速記録第十二号

平成二十五年十月九日(水曜日)
第三委員会室
午後一時開議
出席委員 十四名
委員長小竹ひろ子君
副委員長小松 久子君
副委員長きたしろ勝彦君
理事大松あきら君
理事大場やすのぶ君
理事村上 英子君
神野 次郎君
里吉 ゆみ君
野上ゆきえ君
あさの克彦君
新井ともはる君
上野 和彦君
川松真一朗君
古賀 俊昭君

欠席委員 なし

出席説明員
生活文化局局長小林  清君
総務部長桃原慎一郎君
スポーツ振興局局長細井  優君
次長理事兼務岸本 良一君
総務部長中山 正雄君
教育庁教育長比留間英人君
次長直原  裕君
総務部長松山 英幸君

本日の会議に付した事件
意見書について
付託議案の審査(決定)
・第百六十八号議案 東京都立学校設置条例の一部を改正する条例
請願陳情の継続審査について
特定事件の継続調査について

○小竹委員長 ただいまから文教委員会を開会いたします。
 初めに、意見書について申し上げます。
 過日の委員会で理事会にご一任をいただきました意見書中一件につきましては、お手元配布の案文のとおり調整いたしました。
 案文の朗読は省略いたします。

   私学振興に関する意見書(案)
 東京の私立学校は、それぞれ独自の建学の精神や教育理念に基づき、新しい時代に対応する個性的で特色ある教育を積極的に展開しており、東京都ひいては我が国における公教育の進展に寄与している。
 現在、都内の学校に在学する園児・児童・生徒のうち、私立学校に在学・在園する割合は、高等学校で約六割、幼稚園では約九割を占めており、私立学校が東京の公教育に果たす役割は極めて大きい。
 しかし、少子化の影響等により、私立学校の経営は厳しさを増しており、重大な局面を迎えている。
 公教育の将来を考えるとき、公立・私立あいまっての教育体制が維持されてこそ、健全な発展が可能となり、個性化、多様化という時代の要請にも応え得るものである。
 そのためには、私立学校振興助成法第一条に規定するとおり、教育条件の維持向上と保護者の経済的負担の軽減を図るとともに、私立高等学校等の経営の健全性を高めていくことが求められている。
 よって、東京都議会は、国会及び政府に対し、平成二十六年度予算編成に当たり、私学教育の重要性を認識し、教育基本法第八条に規定される「私立学校教育の振興」を名実共に確立するため、現行の私学助成に係る国庫補助制度を堅持するとともに、次の事項を実現するよう強く要請する。
一 私立高等学校等の経常費助成等に対する補助を拡充すること。
二 私立高等学校等における耐震化、省エネルギー設備導入など、施設・設備に対する補助制度を拡充すること。
三 より一層の保護者負担の軽減を図るため、私立高等学校等就学支援金制度を拡充改善するとともに、都道府県の行う補助に対する国の支援を拡充すること。
四 都道府県の行う私立高等学校等奨学金事業に対する国の支援を拡充すること。
五 私立専修学校については、専門課程及び高等課程に対する新たな助成制度を設けること。
 以上、地方自治法第九十九条の規定により意見書を提出する。
  平成二十五年十月 日
 東京都議会議長 吉野 利明
衆議院議長
参議院議長
内閣総理大臣
総務大臣
財務大臣
文部科学大臣 宛て

○小竹委員長 本件は、議長宛てに提出の手続をとりたいと思いますので、ご了承願います。
 なお、その他の意見書につきましては、調整がつかなかった旨、議長に報告すべきであるとの結論になりましたので、ご了承願います。

○小竹委員長 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、付託議案の審査並びに請願陳情及び特定事件の閉会中の継続審査及び調査の申し出の決定を行います。
 これより付託議案の審査を行います。
 第百六十八号議案を議題とします。
 本件につきましては、既に質疑を終了しております。
 この際、本案に対し発言の申し出がありますので、これを許します。

○里吉委員 第百六十八号議案について申し上げます。
 この議案は、都立青山特別支援学校と鹿本学園を設置することによる条例の一部改正です。
 鹿本学園は、肢体不自由児の通う江戸川特別支援学校と知的障害児の通う小岩特別支援学校を統合するものです。あわせて、知的障害児の白鷺特別支援学校から中学部が移転してきます。
 鹿本学園は、開校時、八十五学級三百五十二人という大規模校になります。教職員も二百人規模になり、校庭や体育館は道路を隔てた場所になります。このような大規模校が障害児を教育する環境としてふさわしいとはいえません。
 さらに管理職、養護教諭などが半減してしまうことも問題です。鹿本学園の場合、小岩と江戸川の二つの特別支援学校が統合して、校長、副校長は半減、養護教諭は四人から三人、栄養士は二人から一人、事務職員は八人から五人へと職員数が減ってしまうのです。大規模併置校としてスタートしている別の学校の保護者からも、養護教諭が足りず、日常的に綱渡り的な体制であり、養護教諭をふやしてほしいなど、教職員拡充の要望が出されています。
 私たちは、特別支援学校の児童生徒の増加は、大規模併置校をつくったり、敷地内での増改築で済ませるのではなく、新しい敷地に学校を新設して、学校数をふやして対応すべきだと主張してまいりました。
 大規模併置校となる鹿本学園も、教職員の配置など、子供たちの教育にふさわしいものになっているとは考えられません。よって、この学校設置条例には反対いたします。
 さらに、鹿本学園は校舎の建設工事がおくれているために、四月に開校しても八カ月間は今までと全く変わらない現在の校舎で学生生活を送るにもかかわらず、四月当初から養護教諭や栄養士などを一校分に減らしてしまうとのご答弁でした。これで本当に学校生活を安全に運営することができるのか、大変不安です。
 大規模併置校である府中けやきの森学園では、正規の栄養士に加え、非常勤の栄養士が二名配置されています。私たちは、そもそも一校分に教職員を減らすべきでないと考えますが、少なくとも鹿本学園でも独自の加配措置を行うことを強く求めます。
 肢体不自由部門では、学校介護職員、非常勤のヘルパーを二名配置すると、教員が一名減らされています。鹿本学園での導入計画は未定とのことでしたが、教員が減ったことで教育に支障が出ている、見直してほしいとの声が別の学校の保護者から出ています。新設校スタート時に教職員が減らされることのないよう求めます。
 なお、青山特別支援学校は知的障害児の小中学部の新設校です。こちらも工事がおくれていますが、保護者の方などから開設が待ち望まれています。その一方で、数年後に教室数が足りなくなるのではないかなど、既に不安の声も出されています。
 改めて、児童生徒の増加には、学校の新設も含めてしっかり対策をとることを求めて意見表明といたします。

○小竹委員長 発言は終わりました。
 これより採決を行います。
 第百六十八号議案を採決いたします。
 本案は、起立により採決いたします。
 本案は、原案のとおり決定することに賛成の方はご起立願います。
   〔賛成者起立〕

○小竹委員長 起立多数と認めます。
 よって、第百六十八号議案は原案のとおり決定いたしました。
 以上で付託議案の審査を終わります。

○小竹委員長 次に、請願陳情及び特定事件についてお諮りいたします。
 本日まで決定を見ていない請願陳情並びにお手元配布の特定事件調査事項につきましては、それぞれ閉会中の継続審査及び調査の申し出をしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○小竹委員長 異議なしと認め、そのように決定させていただきます。

○小竹委員長 次に、今後の委員会日程について申し上げます。
 お手元配布の日程どおり、理事会において申し合わせましたので、ご了承願います。

○小竹委員長 この際、所管三局を代表いたしまして、比留間教育長から発言を求められておりますので、これを許します。

○比留間教育長 所管三局を代表いたしましてご挨拶申し上げます。
 ただいま本定例会でご提案申し上げておりました議案につきましてご決定を賜り、まことにありがとうございました。
 委員長を初め委員の皆様方におかれましては、さまざまな視点からご審議をいただきまして、厚く御礼申し上げます。
 審議、調査の過程で賜りました貴重なご意見、ご要望等を踏まえ、これからの事務事業に万全を期してまいりたいと存じます。今後ともどうぞよろしくお願いをいたします。
 簡単ではございますが、お礼の言葉とさせていただきます。ありがとうございました。

○小竹委員長 発言は終わりました。
 これをもちまして本日の委員会を閉会といたします。
   午後一時七分散会

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