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Tokyo Metropolitan Assembly

文教委員会速記録第十三号

平成二十三年十月五日(水曜日)
第三委員会室
   午後一時開議
 出席委員 十四名
委員長原田  大君
副委員長星 ひろ子君
副委員長村上 英子君
理事新井ともはる君
理事笹本ひさし君
理事中山 信行君
桜井 浩之君
西沢けいた君
畔上三和子君
神野 吉弘君
岡田眞理子君
野上 純子君
吉住 健一君
古賀 俊昭君

 欠席委員 なし

 出席説明員
生活文化局局長井澤 勇治君
総務部長遠藤 雅彦君
スポーツ振興局局長細井  優君
総務部長安藤 英二君
教育庁教育長大原 正行君
次長庄司 貞夫君
総務部長松山 英幸君

本日の会議に付した事件
意見書について
付託議案の審査(決定)
・第百三十二号議案 東京都スポーツ振興審議会に関する条例の一部を改正する条例
・第百三十四号議案 東京都立学校設置条例の一部を改正する条例
・第百四十九号議案 東京都教育委員会の事務処理の特例に関する条例の一部を改正する条例
・第百五十号議案 東京都立学校における誤えん事故に伴う損害賠償の額の決定について
請願陳情の継続審査について
特定事件の継続調査について

○原田委員長 ただいまから文教委員会を開会いたします。
 初めに、意見書について申し上げます。
 過日の委員会で理事会にご一任いただきました意見書中、意見書一件につきましては、お手元配布の案文のとおり調整いたしました。
 案文の朗読は省略いたします。

私学支援に関する意見書(案)
 東京の私立学校は、それぞれ建学の精神に立脚し、新しい時代に対応する個性的で特色ある教育を積極的に展開しており、東京都ひいては我が国における公教育の進展に寄与している。
 現在、都内の学校に在学する園児・児童・生徒のうち、私立学校に在学・在園する割合は、高等学校で約六割、幼稚園では約九割を占め、私立学校が東京の公教育に果たす役割は極めて大きい。
 しかし、少子化の進行による生徒数減少の影響等により、私立学校の経営は、いよいよ厳しい局面を迎えている。
 公教育の将来を考えるとき、公立・私立あいまっての教育体制が維持されてこそ、健全な発展が可能となり、個性化、多様化という時代の要請にも応え得るものである。
 そのためには、私立学校振興助成法第一条に規定するとおり、教育条件の維持向上と保護者の経済的負担の軽減を図るとともに、私立高等学校等の経営の健全性を高めていくことが求められている。
 よって、東京都議会は、国会及び政府に対し、平成二十四年度予算編成に当たり、私学教育の重要性を認識し、教育基本法第八条及び教育振興基本計画の趣旨にのっとり、現行の私学助成に係る国庫補助制度を堅持するとともに、次の事項を実現するよう強く要請する。
一 私立高等学校等の経常費助成等に対する補助を拡充すること。
二 私立高等学校等における耐震化、省エネルギー設備導入など、施設・設備に対する補助制度を拡充すること。
三 私立高等学校等就学支援金制度を更に充実させるとともに、都道府県に対する国の補助を拡充し、保護者負担の軽減を図ること。
四 全ての世帯において保護者負担が増大しないように、幼稚園就園奨励費補助を拡充すること。
五 都道府県の行う私立高等学校等奨学金事業に対する国の支援を拡充すること。
六 私立専修学校については、専門課程及び高等課程に対する新たな助成制度を設けること。
 以上、地方自治法第九十九条の規定により意見書を提出する。
  平成二十三年十月 日
東京都議会議長 和田 宗春
衆議院議長
参議院議長
内閣総理大臣
総務大臣
財務大臣
文部科学大臣  宛て

○原田委員長 本件は、議長あて提出の手続をとりたいと思いますので、ご了承願います。
 なお、その他の意見書につきましては、調整がつかなかった旨、議長に報告すべきであるとの結論になりましたので、ご了承願います。

○原田委員長 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、付託議案の審査並びに請願陳情及び特定事件の閉会中の継続審査及び調査の申し出の決定を行います。
 これより付託議案の審査を行います。
 第百三十二号議案、第百三十四号議案、第百四十九号議案及び第百五十号議案を一括して議題といたします。
 本案につきましては、いずれも既に質疑を終了しております。
 この際、本案に対し発言の申し出がありますので、これを許します。

○畔上委員 第百三十四号について申し上げます。
 この議案は、都立練馬特別支援学校、都立府中けやきの森学園及び都立武蔵台学園を設置することによる条例の一部改正です。
 府中けやき学園は、現在知的の高等部の学校である府中朝日特別支援学校と肢体の府中特別支援学校を統合し、さらに知的の小中学部も新設するというものです。肢体と知的で九十六学級、四百四十七人と大規模です。学校規模として四百五十人というのは多過ぎ、障害児を教育する環境としてふさわしいとはいえません。
 またこの間、保護者からは、異なる障害種の併置校は予想以上に問題が多いという声が上がっています。併置校になると、大規模校化する上に、校長、副校長、養護教諭も栄養職員も、事務や用務の職員も配置が半減して、教育の質の低下を招いているからです。
 この問題は当委員会でも繰り返し指摘し、改善を求めてまいりましたが、養護教諭の正規職員の複数配置などの改善がされることなく、今回の学校設置条例において府中けやきの森学園として、さらなる大規模校化の併置校の増設となってしまいました。
 よって、この学校設置条例には反対です。
 なお、都立練馬特別支援学校については、練馬区、中野区、新宿区及び杉並区の一部を本校の通学区域とすることとしていますが、高等部単独校ということで、基本的にはスクールバスがないと聞いています。
 通学区域内において一人で通えない重度の生徒の通学を保障するために、スクールバスの運行を行うか、通学区域外の学校への通学を認めるよう、強く要望しておきます。
 また、武蔵台学園は、隣接する都立小児総合医療センターの分教室を統合するということです。私も昨年、視察に行きました。病院の大きなビルの上の方で、体育館や空中庭園のようなものがありましたけれども、病院統廃合前の梅ケ丘病院や清瀬小児病院では、同じ敷地内に病院の建物とは別に学校があって、歩いて通学して、広い庭や畑もあるという環境から比べると、閉鎖的な印象はぬぐえませんでした。何とか教育環境の改善なども図っていただきたいと要望いたします。
 さらに、併置校の教職員配置の早急な改善を求めまして、意見表明といたします。

○原田委員長 発言は終わりました。
 これより採決を行います。
 初めに、第百三十四号議案を採決いたします。
 本案は、起立により採決いたします。
 本案は、原案のとおり決定することに賛成の方はご起立願います。
   〔賛成者起立〕

○原田委員長 起立多数と認めます。よって、第百三十四号議案は原案のとおり決定いたしました。
 次に、第百三十二号議案、第百四十九号議案及び第百五十号議案を一括して採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は、いずれも原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○原田委員長 異議なしと認めます。よって、第百三十二号議案、第百四十九号議案及び第百五十号議案は、いずれも原案のとおり決定いたしました。
 以上で付託議案の審査を終わります。

○原田委員長 次に、請願陳情及び特定事件についてお諮りいたします。
 本日まで決定を見ていない請願陳情並びにお手元配布の特定事件調査事項につきましては、それぞれ閉会中の継続審査及び調査の申し出をいたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○原田委員長 異議なしと認め、そのように決定いたしました。

○原田委員長 この際、所管三局を代表いたしまして、大原教育長から発言を求められておりますので、これを許します。

○大原教育長 所管三局を代表いたしましてごあいさつを申し上げます。
 本定例会でご提案申し上げておりましたスポーツ振興局関係の東京都スポーツ振興審議会に関する条例の一部を改正する条例、教育庁関係の東京都立学校設置条例の一部を改正する条例外一件の条例案などについて、また、生活文化局、スポーツ振興局及び教育庁の請願陳情及び報告事項につきましてご審議をいただきまして、まことにありがとうございました。
 ご審議の過程で賜りました貴重なご意見、ご要望等を踏まえまして、これからの事務事業に万全を期してまいりたいと存じます。
 原田委員長を初め文教委員会委員の皆様には、委員就任以来、児童生徒の体力、学力向上施策の推進、東京都特別支援教育推進計画第三次実施計画の策定、私立学校への助成事業の拡充、芸術文化の振興、消費者行政事業の推進、障害者スポーツを初めとするスポーツの振興、スポーツ祭東京二〇一三や二〇二〇オリンピック・パラリンピック招致など、私どもが所管しております事務事業に関する真摯なご審議を通しまして、数々のご指導、ご鞭撻を賜りました。厚く御礼を申し上げます。
 簡単ではございますが、お礼の言葉とさせていただきます。ありがとうございました。

○原田委員長 発言は終わりました。
 この際、私からもごあいさつを申し上げたいと思います。
 皆様には、この一年間、真摯な議論を尽くしていただきまして、本当にありがとうございました。星副委員長、村上副委員長初め理事の皆様、委員の皆様には、思い起こせば、一番最初の事務事業質疑の際、深夜に及ぶ議論から、それぞれの議案につきまして、本当に活発にご議論をいただいたことと思います。
 また、教育庁、生活文化局、スポーツ振興局の皆様方には、当委員会の審議につきまして、資料提供、また真摯なご答弁を初め、さまざまにご努力をいただきましたことに改めて御礼を申し上げます。
 また、書記の皆様にも、陰となってこの委員会を支えてくれましたことに改めて御礼を申し上げます。
 当委員会の所管の事業は、いずれも人間そのものにかかわる事業でありまして、この東京の中で暮らしやすいまちづくりのためには欠くことのできない事業でございます。
 本委員会で行われました議論をもとに、東京都のそれぞれの事業がますます着実に執行され、ひいては都民の幸せな暮らしにつながっていくように切に願いまして、甚だ簡単ではございますが、委員長からのあいさつとさせていただきます。ありがとうございました。
 これをもちまして本日の委員会を閉会いたします。
   午後一時九分散会

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