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Tokyo Metropolitan Assembly

文教委員会速記録第十三号

平成二十一年九月十八日(金曜日)
第三委員会室
   午後一時開議
 出席委員 十四名
委員長大西さとる君
副委員長星 ひろ子君
副委員長村上 英子君
理事岡田眞理子君
理事谷村 孝彦君
理事馬場 裕子君
畔上三和子君
遠藤  守君
島田 幸成君
滝沢 景一君
遠藤  衛君
古賀 俊昭君
大津 浩子君
服部ゆくお君

 欠席委員 なし

 出席説明員
生活文化スポーツ局局長秋山 俊行君
総務部長小林  清君
教育庁教育長大原 正行君
次長総務部長事務取扱松田 芳和君

本日の会議に付した事件
意見書について
付託議案の審査(決定)
・第百三十一号議案 東京都立学校設置条例の一部を改正する条例
請願陳情の継続審査について
特定事件の継続調査について

○大西委員長 ただいまから文教委員会を開会いたします。
 初めに、意見書について申し上げます。
 過日の委員会で理事会にご一任をいただきました意見書一件につきましては、お手元配布の原案のとおり調整いたしました。
 案文の朗読は省略いたします。

私学振興に関する意見書(案)
 東京の私立学校は、それぞれ独自の建学の精神や教育理念に基づき、社会や都民の多様化する要請に応じて、個性的で特色ある教育を積極的に展開している。
 平成十八年十二月に改正された教育基本法の第八条では、私立学校の果たす重要な役割にかんがみ、国及び地方公共団体が私立学校教育の振興に努めることが規定された。この規定は、今後の私学振興に対して重要な意義付けをしたものである。
 現在、都内の学校に在学する児童・生徒等のうち、私立学校に在学・在園する割合は、高等学校で五割を超え、幼稚園では約九割を占めており、私立学校が東京の公教育に果たす役割は極めて大きい。
 しかしながら、少子化の進行による児童・生徒等の減少や金融危機に端を発した経済不況などから、私立学校とその児童・生徒等を取り巻く環境は極めて厳しい状況にある。
 これまで国は、地方との役割を見直し、財政面での地方分権改革を進めてきたが、「私立高等学校等経常費助成費補助金」が廃止され、一般財源化されるようなことがあった場合、地方交付税の不交付団体である東京都においては、私学振興に多大な影響が生じるおそれがある。また、国庫補助金の一括交付金化においても、公教育を担う私立学校の安定財源の確保に十分配慮する必要がある。
 よって、東京都議会は、国会及び政府に対し、平成二十二年度予算編成に当たり、次の事項を実現するよう強く要請する。
一 私立高等学校等の経常費助成費等に対する補助を拡充すること。
二 私立高等学校等の授業料等軽減補助に対する国の補助制度を創設し、保護者負担の大幅な軽減を図ること。
三 私立高等学校等施設高機能化整備費補助金及び私立高等学校等ICT(情報通信技術)推進支援補助制度、テレビ放送の地上デジタル化に向けた支援制度を拡充すること。
四 私立学校施設の耐震化に向けた補助率の引上げ、地球温暖化対策としてのエコキャンパスの推進等、補助を拡充すること。
五 私立学校の児童・生徒等の安全・安心にかかわる支援補助制度を拡充すること。
六 都道府県の行う私立高等学校等奨学金事業に対する国の支援を拡充すること。
七 私立専修学校については、専門課程及び高等課程に対する新たな助成を行うこと。
 以上、地方自治法第九十九条の規定により意見書を提出する。
平成二十一年 月 日
東京都議会議長 田中  良
衆議院議長
参議院議長
内閣総理大臣
総務大臣
財務大臣
文部科学大臣  あて

○大西委員長 本件は、議長あて提出の手続をとりたいと思いますので、ご了承願います。

○大西委員長 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、付託議案の審査並びに請願陳情及び特定事件の閉会中の継続審査及び調査の申し出の決定を行います。
 これより付託議案の審査を行います。
 第百三十一号議案を議題といたします。
 本案につきましては、既に質疑を終了しております。
 この際、本案に対し発言の申し出がありますので、これを許します。

○畔上委員 日本共産党として、第百三十一号議案、東京都立学校設置条例の一部を改正する条例に反対する立場から意見を述べさせていただきます。
 この条例案中の中高一貫校四校の設置についてでありますが、都教委が推進している現行の都立中高一貫校は、受験競争の低年齢化を促すものとなっていること、リーダー育成を目的としており、中学校段階から教育を複線化、差別、選別の教育を促進するものとなっています。
 また、都立中高一貫校では、ほかの教科では学校の特色を考慮して、複数種類の教科書を採択しているのに、歴史と公民だけはすべての学校で侵略戦争を美化する扶桑社版を採択し続けるという不自然なものです。
 今回の中高一貫校の設置は都立高校改革によるものですが、本来、都教委がやるべきことは、希望するすべての子どもたちの豊かな高校教育を保障するための条件整備であり、競争教育を激化させる今のやり方での都立中高一貫校の設置はすべきでないと考えます。
 よって、本議案に対して反対をいたします。

○大西委員長 発言は終わりました。
 これより採決を行います。
 第百三十一号議案を採決いたします。
 本案は、起立により採決いたします。
 本案は、原案のとおり決定することに賛成の方はご起立願います。
   〔賛成者起立〕

○大西委員長 起立多数と認めます。よって、第百三十一号議案は原案のとおり決定いたしました。
 以上で付託議案の審査を終わります。

○大西委員長 次に、請願陳情及び特定事件についてお諮りいたします。
 本日まで決定を見ていない請願陳情並びにお手元配布の特定事件調査事項につきましては、それぞれ閉会中の継続審査及び調査の申し出をいたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○大西委員長 異議なしと認め、そのように決定いたしました。

○大西委員長 次に、今後の委員会日程について申し上げます。
 お手元配布の日程のとおり、理事会において申し合わせましたので、ご了承願います。

○大西委員長 この際、所管二局を代表いたしまして、大原教育長から発言を求められておりますので、これを許します。

○大原教育長 所管両局を代表いたしまして、ごあいさつをさせていただきます。
 本定例会にご提案申し上げておりました議案等につきましてご審議をいただき、まことにありがとうございました。
 ご審議の過程で賜りました貴重なご意見、ご要望等を踏まえまして、これからの事業執行に万全を期してまいりたいと存じます。
 簡単でございますが、お礼の言葉とさせていただきます。ありがとうございました。

○大西委員長 発言は終わりました。
 これをもちまして本日の委員会を閉会いたします。
   午後一時五分散会

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