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Tokyo Metropolitan Assembly

文教委員会速記録第十九号

平成十八年十二月十三日(水曜日)
第三委員会室
   午後一時二分開議
 出席委員 十四名
委員長たぞえ民夫君
副委員長泉谷つよし君
副委員長鈴木 一光君
理事伊藤まさき君
理事服部ゆくお君
理事石川 芳昭君
大松  成君
早坂 義弘君
坂本たけし君
初鹿 明博君
木内 良明君
古賀 俊昭君
中村 明彦君
大山とも子君

 欠席委員 なし

 出席説明員
生活文化局局長渡辺日佐夫君
次長荒川  満君
総務部長山本 洋一君
教育庁教育長中村 正彦君
次長松田 二郎君
総務部長志賀 敏和君

本日の会議に付した事件
 意見書について
 付託議案の審査(決定)
・第二百十五号議案 東京都消費生活条例の一部を改正する条例
・第二百十六号議案 東京都文化振興条例の一部を改正する条例
・第二百十七号議案 東京都教育相談センター設置条例の一部を改正する条例
・第二百十八号議案 学校職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例
・第二百十九号議案 東京都教育委員会教育長の給与等に関する条例の一部を改正する条例
・第二百二十号議案 学校職員の給与に関する条例の一部を改正する条例
・第二百二十一号議案 義務教育諸学校等の教育職員の給与等に関する特別措置に関する条例の一部を改正する条例
・第二百二十二号議案 学校職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例
・第二百二十三号議案 東京都教育委員会職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例
・第二百二十四号議案 都立学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師の公務災害補償に関する条例の一部を改正する条例
 請願陳情の継続審査について
 特定事件の継続調査について

○たぞえ委員長 ただいまから文教委員会を開会いたします。
 初めに、意見書について申し上げます。
 過日の委員会で理事会にご一任いただきました意見書中、一件につきましては、お手元配布の案文のとおり調整いたしました。
 案文の朗読は省略いたします。

特別支援教育の充実に関する意見書(案)
 現在、都内公立盲・ろう・養護学校及び小・中学校の心身障害学級に在籍する児童生徒は、約一万九千九百人であり、このうち義務教育の対象となる児童生徒は約一万六千百人となっている。
 また、都内公立小・中学校の通常の学級においては、LD(学習障害)、ADHD(注意欠陥多動性障害)、高機能自閉症などにより、学習や生活の面で特別な配慮を必要としている児童生徒が、約四・四%の割合で在籍している可能性があると指摘されている。
 このような中、障害のある児童生徒一人ひとりの教育的ニーズに応じ、適切な指導及び必要な支援を行う特別支援教育の理念を実現するため、都は、小・中学校においては、関係機関と連携した校内支援体制の整備を図り、また、盲・ろう・養護学校においては、特別支援教育における地域支援機能、いわゆるセンター的機能を十分に発揮するため、指導・研修、教育相談、情報提供等を実施するなど、積極的に特別支援教育を推進している。
 しかし、より充実した特別支援教育を実施するためには、必要な教職員の配置を充実させることや、学校外の関係機関等と連携し、校内支援体制整備の牽引役となる特別支援教育コーディネーターを配置するなど、特別支援教育の推進体制を整備する必要がある。
 ところが、それらが盛り込まれた第八次公立義務教育諸学校教職員定数改善計画の策定は昨年十二月に見送られてしまった。
 よって、東京都議会は、国会及び政府に対し、特別な支援を必要とする児童生徒に的確に対応できる教職員及び特別支援教育コーディネーターの配置を実現するよう強く要請する。
 以上、地方自治法第九十九条の規定により意見書を提出する。
  平成十八年十二月 日
東京都議会議長 川島 忠一
衆議院議長
参議院議長
内閣総理大臣
総務大臣
財務大臣
文部科学大臣  あて

○たぞえ委員長 本件は、議長あて提出の手続をとりたいと思いますので、ご了承願います。
 なお、他の意見書につきましては、調整がつかなかった旨、議長に報告すべきであるとの結論になりましたので、ご了承願います。

○たぞえ委員長 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、付託議案の審査、請願陳情及び特定事件の閉会中の継続審査及び調査の申し出の決定を行います。
 これより付託議案の審査を行います。
 第二百十五号議案から第二百二十四号議案までを一括して議題といたします。
 本案については、いずれも既に質疑を終了しております。
 この際、本案に対し発言の申し出がありますので、これを許します。

○大山委員 日本共産党を代表して、第二百十七号議案に反対、その他の議案には賛成の立場から意見を述べます。
 第二百十七号議案は、目黒にある教育相談センターを水道橋に移転する条例です。
 いじめや進学、進級などに関する来所相談が急増している現在、相談者がなれ親しんでいるところは、悩みを抱えているからこそ、重要な要素です。老朽化とはいうものの、来年度移転し、二、三年後には新宿に再移転することが予定されているにもかかわらず、今、急いで移転しなければならない合理的な理由は見当たりません。
 第二百十五号議案、東京都消費生活条例の一部を改正する条例は、賛成です。
 委員会の質疑と要求資料を通して条例の内容が整理され、規則で定めることの内容も解明されました。また、今回の条例改定では、重大不適正行為について、事業者が資料を提出して不実ではないことを証明しなければならないことになっています。民法では事業者側に立証を義務づけているものもありますが、刑事事件の場合なら、疑わしいことについては検察官が証明することですから、犯罪捜査以上のものという面があるだけに、運用については慎重でなければなりません。
 このことに関して、質疑の中で、この規定は行政による迅速かつ適正な対応が必要な場合に限って認められること、また、条文の中の「前項の規定の適用について」と規定することによって、禁止命令を発しようとしている場合に限定していることも確認されました。
 悪質業者には、厳しく、迅速に取り締まると同時に、乱用ということにならないよう、改めて求めておきます。
 第二百十六号議案、東京都文化振興条例の一部を改正する条例は、芸術文化評議会を設置する条例案です。
 私たちは、多様な価値観がある文化芸術分野であるからこそ、東京の文化芸術政策は都民と東京都がともにつくっていくものであると考え、都民や関係者、専門家も含めた議論の場を求めてきました。
 しかし、石原知事をめぐって文化行政のゆがみが出ているときだけに、質疑を通じて、評議員や外部の専門委員の人選や運営について明らかにする努力をしました。その中で、イギリスのアーツカウンシルのように、予算を独自に配分するような権限を持つものではないことが、答弁で確認されました。
 また、渡辺生活文化局長は、人選、運営とも公平、公正な協議会にすると答弁されましたので、この条例には賛成します。
 したがって、私たちは、都民に公開され、都民にとって公平、公正な人選と運営を行い、都民に開かれたものにするとともに、東京における芸術文化関係者の英知を幅広く結集できるものにすることを重ねて要請しておくものです。

○たぞえ委員長 発言は終わりました。
 これより採決に入ります。
 初めに、第二百十七号議案を採決いたします。
 本案は、起立により採決いたします。
 本案は、原案のとおり決定することに賛成の方はご起立願います。
   〔賛成者起立〕

○たぞえ委員長 起立多数と認めます。よって、第二百十七号議案は原案のとおり決定いたしました。
 次に、第二百十五号議案、第二百十六号議案及び第二百十八号議案から第二百二十四号議案までを一括して採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は、いずれも原案のとおり決定することにご異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○たぞえ委員長 異議なしと認めます。よって、第二百十五号議案、第二百十六号議案及び第二百十八号議案から第二百二十四号議案までは、いずれも原案のとおり決定いたしました。
 以上で付託議案の審査を終わります。

○たぞえ委員長 次に、請願陳情及び特定事件についてお諮りいたします。
 本日までに決定を見ていない請願陳情並びにお手元配布の特定事件調査事項につきましては、それぞれ閉会中の継続審査及び調査の申し出をしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○たぞえ委員長 異議なしと認め、そのように決定いたしました。

○たぞえ委員長 この際、所管二局を代表いたしまして、中村教育長から発言を求められておりますので、これを許します。

○中村教育長 所管両局を代表いたしまして、ごあいさつをさせていただきます。
 本定例会にご提案申し上げておりました議案等につきまして、当委員会及び厚生委員会との連合審査会におきましてご審議をいただきまして、まことにありがとうございました。
 ご審議の過程で賜りました貴重なご意見、ご要望等を踏まえまして、これからの事業執行に万全を期していく所存でございます。
 簡単ではございますが、御礼の言葉とさせていただきます。ありがとうございました。

○たぞえ委員長 発言は終わりました。
 以上をもちまして本日の委員会を閉会いたします。
   午後一時九分散会

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