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Tokyo Metropolitan Assembly

文教委員会速記録第十九号

平成十三年十二月十七日(月曜日)
午後一時十三分開議
 出席委員 十四名
委員長東ひろたか君
副委員長福島 寿一君
副委員長服部ゆくお君
理事石川 芳昭君
理事遠藤  衛君
理事執印真智子君
後藤 雄一君
野上じゅん子君
小美濃安弘君
野島 善司君
曽根はじめ君
山本賢太郎君
比留間敏夫君
和田 宗春君

 欠席委員 なし

 出席説明員
大学管理本部本部長鎌形 満征君
管理部長二村 保宏君
生活文化局局長高橋 信行君
総務部長幸田 昭一君
教育庁教育長横山 洋吉君
次長押切 重洋君
総務部長小海 博指君

本日の会議に付した事件
 意見書について
 付託議案の審査(決定)
 ・第百七十三号議案 東京都立学校設置条例の一部を改正する条例
 ・第百七十四号議案 東京都立保健科学大学条例の一部を改正する条例
 ・第百九十八号議案 学校職員の給与に関する条例の一部を改正する条例
 ・第百九十九号議案 学校職員の給与の特例に関する条例の一部を改正する条例
 請願陳情の継続審査について
 特定事件の継続調査について

○東委員長 ただいまから文教委員会を開会いたします。
 初めに、意見書について申し上げます。
 過日の委員会で理事会にご一任をいただきました意見書につきましては、調整がつかなかった旨、議長に報告すべきであるとの結論になりましたので、ご了承願います。

○東委員長 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、付託議案の審査並びに請願陳情及び特定事件の閉会中の継続審査及び調査の申し出の決定を行います。
 これより付託議案の審査を行います。
 第百七十三号議案、第百七十四号議案、第百九十八号議案及び第百九十九号議案を一括して議題といたします。
 本案については、既に質疑を終了しております。

○野島委員 私は、第百九十九号議案、学校職員の給与の特例に関する条例の一部を改正する条例につきまして、自由民主党の見解を表明しつつ、本件は継続審査されたい旨の動議を提出いたしたいと思いますので、よろしくお取り計らいをお願いいたします。
 教育庁執行給与費のうち、管理職のみ次年度も給与の四%をカットする。すなわち、置きかえていえば、一般職については、四%のカットを継続せずに特例条例から外しますので、本則に戻る、こういう条例であるということであります。
 既に質疑でも明らかにしたとおりでございまして、行政委員会である教育庁は、給与の決定については当事者の立場に立ち得ない、知事部局の知事の給与政策の決定、労使間協議を踏まえ、ここに条例が提出されたもの、こういうふうに理解をしております。
 既に本会議で我が党の立場は明確にいたしており、知事の答弁もまた、我が党の次年度もオール都庁四%かどうかは別にしまして、四%のことしまでの状況を踏まえて、次年度もオール都庁で取り組むべきだというふうに表明しております。また、知事の答弁もそのような立場に立っているものとそんたくをいたしております。また、その後の公明党さんに対する質疑、あるいは一般質問に対する知事の答弁等も受けとめるとき、むしろ私どもより知事の方がこの給与問題については極めて強い立場のスタンスだというふうに理解をしております。
 もとより私は、良好な労使関係、より望ましい給与等の労働条件の確立は大切なことだ、こんなふうにも理解をしております。
 一方、公務職の勤務条件、労働条件等は、いうまでもなく、広く都民、議会の理解、賛同がなければならないと考えております。さきの質疑でも、意見表明に当たる部分も申し上げたところでございますが、現下の都政、都財政、もっと広くは、都民を取り巻く雇用、労働条件等の諸状況にかんがみるとき、私は、平成十四年度も引き続き、一般職員も含めた給与削減を継続するよう強く求める立場から、第百九十九号議案はさらに調査を必要とすることから、閉会中も継続審査とするよう望むものであります。
 以上でございます。

○東委員長 ただいま野島委員から動議が提出されました。
 この際、動議に対して発言の申し出がありますので、これを許します。

○曽根委員 ただいま野島委員から動議が提出されました。我が党は、総務委員会も含めて、この両議案について、まず第一には、二年前に労使合意が行われており、このルールは厳正に守られなければならないという立場であります。
 しかし、一方で、東京都の職員の賃金体系の中では、一般職員と管理職については大きな格差がもともと設定されておりますので、したがって、労使合意が及ばない管理職の賃金の問題については別扱いにするという今回の提案は、あり得ることだというふうにとらえております。
 今、自民党の野島委員から動議がありました。私たちは、さらに議論の余地があるという趣旨の継続の提案でありますが、今のお話の中には、自民党の態度は明確であるというお話もありました。
 先ほど、理事会では、継続審査が余地があるのであれば、それに同意する旨の態度の意向を表明しましたけれども、この際、明確に今回の条例提案に賛成という態度をこの委員会で明らかにしたいと思います。
 先ほどの理事会での意向表明と態度が変わりますので、必要ならば理事会を開いていただいて、この我が党の態度表明についての取り扱いを委員長に一任をしたいと思います。よろしくお願いします。

○東委員長 ちょっと速記をとめてください。
〔速記中止〕

○東委員長 それでは、速記をお願いいたします。
 もう一人発言の申し出があります。これを許します。

○執印委員 私は、都議会生活者ネットワークを代表し、本委員会に付託されました第百九十九号議案、学校職員の給与の特例に関する条例の一部を改正する条例について、賛成、継続審議を求める動議に反対の立場から意見を述べます。
 今回の条例提案は、これまで続けてきた一般職員の給与四%カットを二〇〇一年度で終了、管理職のみが継続するというものです。いうまでもなく、これは知事と労働組合のもとで合意された内容が提案されたものにほかなりません。公務員労働者の給与などの労働条件については、労使対等の原則により自主的に決定できる民間労働者と異なり、労働基本権が制約されているため、その代償措置として人事委員会勧告制度によって運用されています。
 こうした制度趣旨を踏まえるならば、二〇〇〇年から始まった給与カットは、ある意味で人事委員会勧告制度の趣旨からはみ出る労使合意ともいえます。しかし、社会情勢を踏まえた合意としての労使の自主決定として私たち都議会も承認してきたのです。
 したがって、こうした経過から見ると、制度趣旨をさらに議会の側から逸脱してカットを要求するというのは、制度の根幹を崩すものであり、どうしてもというならば、公務員労働者の労働基本権の制約をなくす提案とセットでなければ筋が通らないと考えます。むしろ政治的な取引の材料とされている感が否めません。
 一般職員の給与カットの継続の主張の一つに、都の財政危機が根拠として挙げられています。現状では、都政における見直すべき経費や使い道が数多く存在することは指摘するまでもありません。しかし、こうした見直しと、職員の生計費につながる改定は全く異なると考えます。こうした見直しは議会にとっても、応招旅費などの課題が残っており、議員の給与カットの継続だけでは免罪されない事項がまだあるということを強く申し上げ、生活者ネットワークの意見とさせていただきます。

○東委員長 発言は終わりました。
 ただいまの動議は、起立により採決いたします。
 動議に賛成の方はご起立願います。
〔賛成者起立〕

○東委員長 起立多数と認めます。よって、第百九十九号議案は継続審査とすることに決定いたしました。
 会議規則第六十六条の規定により、委員長から継続審査の申し出をいたしておきますので、ご了承願います。
 これより採決を行います。
 第百七十三号議案、第百七十四号議案及び第百九十八号議案を一括して採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は、いずれも原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○東委員長 異議なしと認めます。よって、第百七十三号議案、第百七十四号議案及び第百九十八号議案は、いずれも原案のとおり決定をいたしました。
 以上で付託議案の審査を終わります。

○東委員長 次に、請願陳情及び特定事件についてお諮りいたします。
 本日まで決定を見ていない請願陳情並びにお手元配布の特定事件調査事項につきましては、それぞれ閉会中の継続審査及び調査の申し出をいたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○東委員長 異議なしと認め、そのように決定をいたしました。

○東委員長 この際、所管三局を代表いたしまして、横山教育長から発言を求められておりますので、これを許します。

○横山教育長 本定例会にご提案申し上げておりました議案につきまして、ご審議をいただきまして、まことにありがとうございます。
 ご審議の過程でいただきました貴重なご意見、ご要望を踏まえまして、これからの事業執行に万全を期してまいる所存でございます。
 今後とも引き続きまして、ご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願いを申し上げます。

○東委員長 発言は終わりました。
 これをもちまして本日の委員会を閉会いたします。
   午後一時二十四分散会

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