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Tokyo Metropolitan Assembly

経済・港湾委員会速記録第五号

平成三十一年三月五日(火曜日)
第八委員会室
午前十一時開議
出席委員 十四名
委員長中山ひろゆき君
副委員長小林 健二君
副委員長山崎 一輝君
理事奥澤 高広君
理事尾崎あや子君
理事小山くにひこ君
うすい浩一君
あかねがくぼかよ子君
柴崎 幹男君
斉藤やすひろ君
白戸 太朗君
ひぐちたかあき君
三宅 茂樹君
あぜ上三和子君

欠席委員 なし

出席説明員
産業労働局局長藤田 裕司君
次長十河 慎一君
総務部長寺崎 久明君
中央卸売市場市場長村松 明典君
次長古谷ひろみ君
管理部長岡安 雅人君
港湾局局長斎藤 真人君
技監小野 恭一君
総務部長梅村 拓洋君
労働委員会事務局局長池田 俊明君

本日の会議に付した事件
付託議案の審査(決定)
・第九十三号議案 平成三十年度東京都一般会計補正予算(第三号)中、歳出、繰越明許費、債務負担行為 経済・港湾委員会所管分
・第九十七号議案 平成三十年度東京都中央卸売市場会計補正予算(第一号)

○中山委員長 ただいまから経済・港湾委員会を開会いたします。
 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、港湾局、産業労働局及び中央卸売市場関係の中途議決に係る付託議案の審査を行います。
 第九十三号議案、平成三十年度東京都一般会計補正予算(第三号)中、歳出、繰越明許費、債務負担行為、経済・港湾委員会所管分及び第九十七号議案、平成三十年度東京都中央卸売市場会計補正予算(第一号)を一括して議題といたします。

○尾崎委員 ただいま議題となっております議案中、第九十七号議案につきましては、継続審査とすることを求める動議を提出いたします。
 小池知事が二〇一八年度最終補正予算案として提案された築地市場跡地の有償所管がえと、築地まちづくり方針素案に関して、この間、代表質問、一般質問及び昨日の経済・港湾委員会で、知事との一問一答の質疑が行われました。
 質疑を通じて、都議会議員選挙直前の一昨年六月二十日に知事が発表した基本方針とは、記者会見での知事の発言と発表資料であることが明らかにされました。
 また、基本方針は、小池知事の政策判断であり、政策過程についても、庁内関係局との議論は行われず、副知事や市場長に対しても、発表直前に知らされるなど、全く不透明であることが判明しました。
 知事の公約である築地は守る、市場機能を残すとの基本方針は、ことし一月に発表された築地まちづくり方針素案では全く触れられず、そのことを知事にただしても、後づけのごまかしとはぐらかしの答弁に終始し、知事が公約を破っているということはますます鮮明になりました。
 しかし、知事は、いまだに基本方針は変わっていないなどと強弁しています。到底許されない態度です。
 有償所管がえについても、今年度最終補正予算案に出されなければならない必要性についてただしました。
 知事は、民間企業の参画意欲を引き出すこと、決算剰余金を行えるめどがついたこと、再来年度以降は、税収減が見込まれることなどを挙げました。しかし、どれも今年度最終補正予算案でなければいけない理由にはならず、納得いく説明ではありません。
 築地まちづくりについて、仲卸業者、築地場外の皆さん、都民の皆さんの意見をよく聞いて、多くの都民が納得できる計画にすることなしに、有償所管がえの予算を拙速に決めることは認められず、反対です。
 引き続き、知事への一問一答を含め、徹底審議が必要です。
 よって、継続して審査するよう強く申し上げます。

○中山委員長 ただいま尾崎理事から、第九十七号議案、平成三十年度東京都中央卸売市場会計補正予算(第一号)について、継続審査を求める動議が提出されました。
 本動議は、起立により採決いたします。
 本動議に賛成の方はご起立願います。
   〔賛成者起立〕

○中山委員長 起立少数と認めます。よって、本動議は否決されました。
 本案については、いずれも既に質疑を終了しております。
 この際、本案に対し発言の申し出がありますので、これを許します。

○白戸委員 私は、都民ファーストの会東京都議団を代表し、本委員会に付託されています第九十七号議案に対して、賛成の立場から意見を申し上げます。
 市場問題は、過去の都政が解決を先送りにしてきた負の遺産ともいうべき課題です。
 今回、その根本的解決に向けて、築地市場跡の有償所管がえ、そして、築地まちづくり方針が示されたものと受けとめています。
 私たちの代表質問で指摘したとおり、広大な築地市場跡の再開発は、近視眼的なものではなく、東京全体の価値を高めるものでなければいけません。
 また、有償所管がえの経費である五千四百二十三億円の原資は、都民の税金であり、有償所管がえの意義、合理性が正確に都民に理解される必要があります。
 これまでの質疑を通して、知事の基本方針に込められた考えは一貫して、食に根差した歴史や文化など、築地が培ってきたものを大切に守り、さらに発展させていく、まさしく築地を生かすものであるということが明らかになりました。
 さらに、基本方針の内容は、その公表後、豊洲市場の開場等の状況の変化や、有識者会議での議論等のさまざまな検討を経て、具体化されたものであることも明らかになりました。
 今後も、築地の食文化を担ってきた市場業者に寄り添った対応をいただくとともに、地元区の要望も踏まえつつ、築地ブランドを生かしたまちづくりの検討を進めていただくことを求めます。
 今、都政に求められているのは、現状を真摯に受けとめ、未来に対して責任ある解決策を示し、着実に実行していくことです。
 私たちは、都議選の公約でも、築地ブランドを守ると表明してきました。今後とも、食に根ざした築地ブランドをさらに発展させ、広く都民の利益にかなう、東京全体の価値の最大化に向けて、引き続き全力で取り組んでいくことを強く求め、意見の締めくくりとします。

○柴崎委員 本委員会において、三月六日の中途議決案件として審議してまいりました議案のうち、第九十七号議案、平成三十年度東京都中央卸売市場会計補正予算(第一号)について意見を申し述べます。
 この補正予算案の中に、築地市場跡地を市場会計から一般会計に五千四百二十三億円で有償所管がえするための予算が計上されております。この予算が可決され、築地市場跡地が市場会計から一般会計に移されると、当該用地は市場用地ではなくなるということになります。
 一方、小池知事は、平成二十九年六月に、築地を守る、仲卸の方々が築地へ復帰される際のお手伝いはさせていただくとした上で、この用地に関しては、市場としての機能が確保できる方策を見出していく、こうした基本方針を公にし、市場関係者、都民、そして都議会にも説明をしてきました。
 その後、みずから発表した基本方針について、少しずつ口ぶりを変えていますが、その真意をただすと、知事は方針は変わっていないと繰り返し説明されていました。
 ところが今回、知事の方針を根底から否定する補正予算案が提出され、築地跡地を一般会計に所管がえする、築地跡地は市場として整備しないということが明確になりました。
 この補正予算は、知事が表明した基本方針と完全に矛盾するものであります。このため、基本方針が変わったのか、提案された予算が間違いなのか、明確にしない限り審議を進めることはできません。
 我が党は、本委員会において理事者の方々への質疑を通して、補正予算編成の経緯、目的、必要性などを明らかにすべく、全力で取り組みましたが、たった一日の質疑では、十分に議論を深めることができたとはいえません。
 そして、三月四日の経済・港湾委員会では、知事との一問一答の形式で審議を行い、基本方針が変更されたのか、変更されていないのかを質疑しました。
 しかし、残念なことに、小池知事は抽象的かつ曖昧な発言に終始し、方針は変わっていないの一点張りです。説明責任を果たしたとは到底いえません。
 都の卸売市場の責任者である小池知事が築地を市場にするという方針に変更はないといい、都財政の責任者である小池知事は築地跡地には市場を設置しないといっているのです。このままでは、有償所管がえに係る予算を認定することはできません。
 もちろん、補正予算案はこの有償所管がえのみではありません。一般会計では、いわゆる税連動経費や財政調整基金への積み立てなどがあり、特別会計でも、特別区財政調整会計や地方消費税清算会計など、やはり税の動きに連動した予算が組まれています。こうした補正は通例のものであり、年度末に必要な補正を行うべきものであります。しかし、この最終補正予算の中に組み込まれた有償所管がえの予算は、知事の方針と相反するもので、その規模は福井県など一県の決算にも匹敵します。
 そして、一月二十四日の予算大綱発表の前日まで、仮の案として、都庁内部で検討されただけで、それまでの間、議会には全く説明がなかった案件です。
 一カ月前に明らかにされたこれだけの規模の、知事の基本方針と相反する予算案の是非を審議するには、余りにも時間が短く、今も肝心の知事の方針との矛盾が解明されないままです。
 仮に平成三十一年度の当初予算の同時補正として計上されていれば、この予算案を予算特別委員会で審議し、中途議決ではなく、さらに三週間の審議期間を確保できました。場合によっては、継続審議とすることも十分可能です。また、そうした前例もあります。
 今回、知事が平成三十年度の最終補正予算に組み込み、通例の年度末の補正案件と一体のものとして提案した理由は、全く理解できません。三月六日の中途議決案件とすることで、予算特別委員会での知事との一問一答の議論を避けるための手段としての選択だったといわざるを得ません。
 予算編成手法を用いて、都議会による十分な審議を免れようとするこそくな手段であり、実質的な議会軽視そのものであります。
 このような状況を総合的に勘案いたしますと、こうした矛盾、そして問題点を抱えたままの予算案を承認するという無責任な決定はできません。
 よって、都議会自民党は、第九十七号議案、平成三十年度東京都中央卸売市場会計補正予算(第一号)に反対いたします。
 以上をもちまして、都議会自民党の意見表明といたします。

○中山委員長 発言は終わりました。
 これより採決を行います。
 初めに、第九十七号議案、平成三十年度東京都中央卸売市場会計補正予算(第一号)を採決いたします。
 本案は、起立により採決いたします。
 本案は、原案のとおり決定することに賛成の方はご起立願います。
   〔賛成者起立〕

○中山委員長 起立多数と認めます。よって、第九十七号議案、平成三十年度東京都中央卸売市場会計補正予算(第一号)は、原案のとおり決定いたしました。
 次に、第九十三号議案、平成三十年度東京都一般会計補正予算(第三号)中、歳出、繰越明許費、債務負担行為、経済・港湾委員会所管分を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は、原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○中山委員長 異議なしと認めます。よって、第九十三号議案、平成三十年度東京都一般会計補正予算(第三号)中、歳出、繰越明許費、債務負担行為、経済・港湾委員会所管分は、原案のとおり決定いたしました。
 以上で付託議案の審査を終わります。
 これをもちまして本日の委員会を閉会いたします。
   午前十一時十四分散会

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