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Tokyo Metropolitan Assembly

経済・港湾委員会速記録第六号

平成二十六年六月五日(木曜日)
第八委員会室
午後一時開議
出席委員 十四名
委員長三宅 正彦君
副委員長栗林のり子君
副委員長田中たけし君
理事高橋 信博君
理事中村ひろし君
理事かち佳代子君
かんの弘一君
小松 大祐君
柴崎 幹男君
中山ひろゆき君
尾崎あや子君
谷村 孝彦君
木内 良明君
高島なおき君

欠席委員 なし

出席説明員
産業労働局局長塚田 祐次君
次長山本  隆君
総務部長澤   章君
特命担当部長松永 竜太君
産業企画担当部長久原 京子君
商工部長十河 慎一君
金融部長寺崎 久明君
金融監理部長黒沼  靖君
金融支援担当部長片山  謙君
観光部長杉崎智恵子君
農林水産部長津国 保夫君
安全安心・地産地消推進担当部長武田 直克君
雇用就業部長矢田部裕文君
事業推進担当部長久我 英男君
就業施策担当部長貫井 彩霧君
中央卸売市場市場長塚本 直之君
管理部長坂巻政一郎君
事業部長野口 一紀君
新市場整備部長加藤  仁君
市場政策担当部長日浦 憲造君
財政調整担当部長金子 光博君
移転支援担当部長長田  稔君
新市場事業計画担当部長飯田 一哉君
基盤整備担当部長加藤 直宣君
施設整備担当部長中山  衛君
港湾局局長多羅尾光睦君
技監前田  宏君
総務部長岡崎 義隆君
企画担当部長オリンピック・パラリンピック開催準備担当部長兼務古谷ひろみ君
港湾経営部長笹川 文夫君
港湾経営改革担当部長藏居  淳君
臨海開発部長石原 清志君
開発調整担当部長オリンピック・パラリンピック施設整備担当部長兼務小野 恭一君
営業担当部長山口 祐一君
港湾整備部長石山 明久君
計画調整担当部長宮地  豊君
離島港湾部長大和田 元君
島しょ・小笠原空港整備担当部長小幡 和輝君

本日の会議に付した事件
産業労働局関係
報告事項
・平成二十五年度東京都一般会計予算(産業労働局所管分)の繰越しについて(説明・質疑)
・東京都が東京信用保証協会に対し交付する補助金に係る回収納付金を受け取る権利の放棄の報告について(説明)
・新銀行東京の「平成二十六年三月期決算」について(説明)
港湾局関係
第二回定例会提出予定案件について(説明)
・平成二十六年度十号地その二多目的内貿岸壁(-(マイナス)八・五m)桟橋整備工事請負契約
報告事項
・平成二十五年度東京都一般会計予算(港湾局所管分)の繰越しについて(説明・質疑)
・平成二十五年度東京都臨海地域開発事業会計予算の繰越しについて(説明・質疑)
・平成二十五年度東京都港湾事業会計予算の繰越しについて(説明・質疑)
・臨海副都心有明北地区・有明南地区の土地利用計画等の見直しについて(案)(説明)
・東京港第八次改訂港湾計画(中間報告)について(説明)
中央卸売市場関係
報告事項
・平成二十五年度東京都中央卸売市場会計予算の繰越しについて(説明・質疑)
・豊洲新市場(仮称)水産仲卸売場棟ほか建設消火設備工事(その二)(説明)
・豊洲新市場(仮称)青果棟ほか建設電気設備工事(その二)(説明)
・豊洲新市場(仮称)水産仲卸売場棟ほか建設給排水衛生設備工事(その二)(説明)
・豊洲新市場(仮称)水産卸売場棟ほか建設給排水衛生設備工事(その二)(説明)
・豊洲新市場(仮称)青果棟ほか建設空調設備工事(その二)(説明)
・豊洲新市場(仮称)水産仲卸売場棟ほか建設空調設備工事(その二)(説明)
・豊洲新市場(仮称)水産卸売場棟ほか建設空調設備工事(その二)(説明)
請願審査
・二六第二号 築地市場移転予定地の地下水モニタリング調査実施と現在地での再整備に関する請願

○三宅委員長 ただいまから経済・港湾委員会を開会いたします。
 初めに、本委員会の会期中の委員会日程について申し上げます。
 お手元配布の日程のとおり、理事会において申し合わせましたので、ご了承願います。
 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、港湾局関係の第二回定例会に提出を予定されております案件の説明聴取、産業労働局、港湾局及び中央卸売市場関係の報告事項の聴取並びに中央卸売市場関係の請願の審査を行います。
 なお、産業労働局、港湾局及び中央卸売市場関係の予算の繰り越しに関する報告事項につきましては、説明聴取の後、質疑をそれぞれ終了まで行い、提出予定案件及びその他の報告事項につきましては、本日は説明を聴取し、資料要求をすることにとどめ、質疑は会期中の委員会で行いますので、ご了承願います。
 これより産業労働局関係に入ります。
 初めに、先般の人事異動に伴い、幹部職員に交代がありましたので、産業労働局長から紹介があります。

○塚田産業労働局長 先般の人事異動によりまして、当局幹部職員に交代がございましたので、ご紹介させていただきます。
 産業企画担当部長の久原京子でございます。事業推進担当部長の久我英男でございます。就業施策担当部長の貫井彩霧でございます。本委員会との連絡に当たります総務課長の吉村恵一でございます。
 どうぞよろしくお願い申し上げます。
   〔理事者挨拶〕

○三宅委員長 紹介は終わりました。

○三宅委員長 次に、理事者から報告の申し出がありますので、これを聴取いたします。
 初めに、平成二十五年度東京都一般会計予算、産業労働局所管分の繰り越しについての報告を聴取いたします。

○澤総務部長 平成二十五年度一般会計予算の繰り越しにつきましてご報告申し上げます。
 お手元の資料1、平成二十五年度東京都一般会計予算繰越説明書をごらんください。
 表紙をおめくりください。1、繰越明許費繰越でございます。
 対象となりました事業は、事業内訳欄に記載してございますとおり、林道整備及び治山事業外三事業でございます。
 繰越明許費の予算議決額は二十二億七百六十七万円でございます。
 当局といたしましては、平成二十五年度内に円滑に事業が終了するよう努めてまいりましたが、ことし二月の大雪の影響により工期におくれが生じたこと、また、昨年十月の台風二十六号による災害復旧に相当期間を要することなどから、執行が終わっていない十二億五千百八十七万七千円を、平成二十六年度に繰り越すこととなったものでございます。
 これら繰り越しの事業に要します財源内訳及び事業規模等につきましては、記載のとおりでございます。
 続いて、二ページをお開きください。2、事故繰越でございます。
 対象となりました事業は、事業内訳欄に記載しておりますとおり、観光に資する森林資源整備外四事業でございます。
 支出負担行為額は三億七千二百二十三万九千円でございます。
 ことし二月の大雪の影響により工期のおくれや資材調達難が生じたことなどから、執行が終わっていない二億二千十五万四千円を平成二十六年度に繰り越すものでございます。
 これら繰り越しの事業に要します財源内訳及び事業規模等につきましては、記載のとおりでございます。
 以上で資料の説明を終わらせていただきます。よろしくお願いを申し上げます。

○三宅委員長 報告は終わりました。
 これより本件に対する質疑を行います。
 発言を願います。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○三宅委員長 発言がなければ、お諮りいたします。
 本件に対する質疑はこれをもって終了いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○三宅委員長 異議なしと認め、本件に対する質疑は終了いたしました。

○三宅委員長 次に、東京都が東京信用保証協会に対し交付する補助金に係る回収納付金を受け取る権利の放棄の報告について外一件の報告を聴取いたします。

○寺崎金融部長 お手元の資料2、東京都が東京信用保証協会に対し交付する補助金に係る回収納付金を受け取る権利の放棄の報告についてをごらんください。
 都は、東京都が東京信用保証協会に対し交付する補助金に係る回収納付金を受け取る権利の放棄に関する条例に基づき、中小企業者の事業再生の促進を図ることを目的として、都が東京信用保証協会に対して有する回収納付金を受け取る権利二件を放棄いたしましたので、ご報告申し上げます。
 放棄した権利の内容でございますが、表の番号1、権利を放棄した金額は四百三十九万七千五百三十二円であり、権利を放棄した日は平成二十六年二月二十一日でございます。権利放棄の理由ですが、本件は本条例第三条第五号に規定する株式会社東日本大震災事業者再生支援機構が支援決定を行った事業再生計画に基づくものであり、かつ当該計画が事業者の事業の再生に資すると認められるためでございます。
 次に、番号2、権利を放棄した金額は一千二百三十五万六千二百十五円であり、権利を放棄した日は平成二十六年三月十四日でございます。権利放棄の理由ですが、本件も本条例第三条第五号に規定する株式会社東日本大震災事業者再生支援機構が支援決定を行った事業再生計画に基づくものであり、かつ当該計画が事業者の事業の再生に資すると認められるためでございます。
 なお、権利を放棄した金額の合計は一千六百七十五万三千七百四十七円でございます。
 以上で、東京都が東京信用保証協会に対し交付する補助金に係る回収納付金を受け取る権利の放棄の報告についてのご説明を終わらせていただきます。

○黒沼金融監理部長 去る五月十六日に株式会社新銀行東京から発表されました平成二十六年三月期決算につきましてご説明を申し上げます。
 お手元の資料3、平成二十六年三月期決算の概要をごらんください。
 初めに、資料の上段右側の資産等の状況をごらんください。表の右端の太枠で囲みました部分が平成二十六年三月末の実績となってございます。
 まず、与信残高につきましては一千八百七十七先、一千五百八十二億円、そのうち網かけの中小企業向けは一千七百八十九先、一千十一億円となっております。
 また、預金につきましては一千九百九十一億円となってございます。
 次に、資料の下段の損益状況をごらんください。表の右端が平成二十六年三月期の実績となっております。
 まず、業務粗利益の決算額につきましては五十一・三億円、その下の営業経費につきましては三十八・二億円となりました。
 これらの差し引きでございます実質業務純益は十三億円の黒字となってございます。
 なお、その下のコア業務純益につきましては、これは国債等の債権損益の影響を除きました、より実質的な銀行本来の業務に関する収益力をあらわすものでございますが、十二億円の黒字となってございます。
 その下の貸倒引当金等の信用コストにつきましては四・五億円となってございます。
 これらの結果、当期純利益につきましては八・八億円と、引き続き黒字を計上しております。
 また、最下段の純資産は五百二十九・四億円となっております。
 新銀行東京は、新規顧客の開拓を地道に行うなど、中小企業支援の強化と収益力の向上に努めますとともに、信用コスト管理を徹底し、当期純利益及び実質業務純益の黒字の確保に全力で取り組んでまいりました。こうした努力の結果、本決算におきましても当期純利益及び実質業務純益の黒字が継続しております。
 新銀行東京は、中期経営計画に基づきまして、安定した黒字体質を継続しつつ経営基盤をさらに強固にしていくため、引き続き努力を重ねていくとしております。都といたしましても、今後とも新銀行東京の監視と支援に取り組んでまいります。
 以上で、株式会社新銀行東京関係の報告事項のご説明を終わらせていただきます。よろしくお願い申し上げます。

○三宅委員長 報告は終わりました。
 この際、資料要求のある方は発言を願います。

○尾崎委員 融資・保証・公共工事代金債権信託別取引先数、金額の推移。
 二つ目が、業種別の取引先数、貸出額の推移。
 三つ目が、融資・保証実績における企業規模別の取引先数、金額の推移。
 四つ目が、無担保・無保証融資の実績の推移をお願いいたします。

○三宅委員長 ただいま尾崎委員から資料要求がありましたが、これを委員会の資料要求とすることにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○三宅委員長 異議なしと認めます。理事者におかれましては、要求された委員と調整の上、ご提出願います。
 以上で産業労働局関係を終わります。

○三宅委員長 これより港湾局関係に入ります。
 初めに、先般の人事異動に伴い、幹部職員に交代がありましたので、港湾局長から紹介があります。

○多羅尾港湾局長 去る四月一日付で当局の幹部職員に異動がありましたので、ご紹介させていただきます。
 企画担当部長でオリンピック・パラリンピック開催準備担当部長と兼務となりました古谷ひろみでございます。開発調整担当部長でオリンピック・パラリンピック施設整備担当部長と兼務となりました小野恭一でございます。
 以上でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
   〔理事者挨拶〕

○三宅委員長 紹介は終わりました。

○三宅委員長 次に、第二回定例会に提出を予定されております案件について、理事者の説明を求めます。

○多羅尾港湾局長 平成二十六年第二回東京都議会定例会に提出を予定しております当局所管の案件につきましてご説明申し上げます。
 今回提出を予定しております案件は、工事請負契約議案一件でございます。
 工事請負契約議案の概要についてご説明申し上げます。お手元の資料1をごらんください。
 これは、東京港第七次改訂港湾計画に基づき、国内海上輸送に使用する十号地その二、多目的内貿岸壁において桟橋を整備するものでございます。
 以上で第二回定例会提出予定案件の概要説明を終わらせていただきます。
 詳細につきましては総務部長からご説明申し上げます。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。

○岡崎総務部長 ただいまの局長の説明に続きまして、本定例会に提出を予定しております工事請負契約議案の概要につきましてご説明申し上げます。
 お手元の資料1をごらん願います。
 件名は、平成二十六年度十号地その二多目的内貿岸壁(-(マイナス)八・五m)桟橋整備工事でございます。
 本件は、東京港唯一のフェリー対応ふ頭につきまして、バースの延長による大型化対応と岸壁の耐震強化を行うものでございます。
 工事場所は東京都江東区有明四丁目地先、契約の相手方は大成・東洋建設共同企業体、契約金額は十一億一千二百四十万円、工期は平成二十七年三月十三日でございます。
 契約の方法、入札回数、入札者数等はごらんのとおりでございます。
 二ページに案内図を、三ページに図面を掲載してございますので、ごらん願いたいと存じます。
 以上で平成二十六年第二回都議会定例会に提出を予定してございます港湾局関係の案件の説明を終わらせていただきます。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。

○三宅委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方は発言を願います。--なければ、資料要求はなしと確認させていただきます。

○三宅委員長 次に、理事者から報告の申し出がありますので、これを聴取いたします。
 初めに、平成二十五年度東京都一般会計予算、港湾局所管分の繰り越しについて外二件の予算の繰り越しに関する報告を聴取いたします。

○岡崎総務部長 平成二十五年度予算の繰り越しにつきましてご説明申し上げます。
 恐れ入りますが、お手元の資料2、平成二十五年度繰越説明書をごらん願います。
 初めに、一般会計予算の繰り越しにつきましてご説明させていただきます。
 三ページをお開き願います。繰越明許費繰越の総括表でございます。
 最上段に記載のとおり、平成二十五年度の歳出の予算現額五百三十六億七千二百万余円に対しまして、繰越明許費の予算議決額は九十八億三百万円、繰り越しいたしました額は五十七億二千二百万余円でございます。
 繰り越しの内訳についてご説明申し上げます。
 五ページをお開き願います。まず、1、東京港整備事業でございます。
 繰越明許費の予算議決額は五十六億二百万円、繰越額は三十四億二千九百万余円でございます。
 五ページと六ページの右側説明欄に記載の工事等につきまして調整などに日時を要したため、事業の一部を翌年度に継続実施するものでございます。
 七ページをごらん願います。2の島しょ等港湾整備事業でございます。
 繰越明許費の予算議決額は四十二億百万円、繰越額は二十二億九千二百万余円でございます。
 七ページから九ページの右側説明欄に記載の工事につきまして調整に日時を要したことなどによりまして、事業の一部を翌年度に継続実施するものでございます。
 以上で一般会計予算の繰り越しの説明を終わらせていただきます。
 引き続きまして、臨海地域開発事業会計予算の繰り越しにつきましてご説明申し上げます。
 一三ページをお開き願います。建設改良費繰越の総括表でございます。
 平成二十五年度予算で建設または改良に要する経費として計上した額は百九十三億七千万円、このうち、繰越額は右から三列目、翌年度繰越額の欄に記載のとおり二十五億四千七百万余円でございます。
 繰り越しの内訳につきましては、一五ページから一七ページにかけて記載してございます。右側説明欄に記載の工事等につきまして調整などに日時を要したため、事業の一部を翌年度に継続実施するものでございます。
 以上で臨海地域開発事業会計予算の繰り越しの説明を終わらせていただきます。
 引き続きまして、港湾事業会計予算の繰り越しについてご説明申し上げます。
 二一ページをお開き願います。建設改良費繰越の総括表でございます。
 平成二十五年度予算で建設または改良に要する経費として計上した額は二十億五百万余円、このうち、繰越額は右から三列目の翌年度繰越額の欄に記載のとおり一億九千七百万余円でございます。
 二三ページをお開き願います。繰り越しの内訳でございます。
 右側説明欄に記載の工事につきまして、調整に日時を要したため事業の一部を翌年度に継続実施するものでございます。
 以上で平成二十五年度予算の繰り越しにつきまして説明を終わらせていただきます。

○三宅委員長 報告は終わりました。
 これより本件に対する質疑を一括して行います。
 発言を願います。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○三宅委員長 発言がなければ、お諮りいたします。
 本件に対する質疑は、いずれもこれをもって終了いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○三宅委員長 異議なしと認め、本件に対する質疑はいずれも終了いたしました。

○三宅委員長 次に、臨海副都心有明北地区・有明南地区の土地利用計画等の見直しについて(案)外一件の報告を聴取いたします。

○小野開発調整担当部長オリンピック・パラリンピック施設整備担当部長兼務 臨海副都心有明北地区、有明南地区の土地利用計画等の見直しについて案につきましてご報告申し上げます。
 お手元の資料3をごらんください。
 臨海副都心有明北地区、有明南地区は、臨海副都心の左側半分に位置いたします二つの地区でございます。有明北地区及び有明南地区のまちづくりにつきましては、従来より臨海副都心まちづくり推進計画、臨海副都心有明北地区まちづくりマスタープラン及び関連ガイドラインに基づき開発を進めておりますが、まちづくりが進む中で、有明北地区の居住人口も増加し、新たな行政需要も高まってきております。
 また、先般開催が決定いたしました二〇二〇年東京オリンピック・パラリンピック競技大会におきまして、臨海副都心地域内でも多数の競技が行われることとなり、有明北地区及び有明南地区においても施設が整備される予定でございます。
 このため、これらの新たな需要に対応する必要があることから、地区の将来像や交通負荷等のインフラへの影響などを踏まえ、ガイドライン等の一部改定を行うものでございます。
 主な改定内容についてご説明申し上げます。
 まず、有明北地区でございます。恐れ入りますが、A3横版の別図をごらんいただきたいと思います。有明北地区につきましては、三点の主な改定内容がございます。
 一点目は、公共公益用地等の確保に伴う土地利用計画の見直しでございます。
 上段をごらんください。やや小さく示しております左側の図が現行の土地利用計画で、右側の図が改定案となっております。見直しを行う範囲は、青色の点線で示す有明北地区一区域となります。
 有明北地区では、近年マンション開発が進む中で、地区内における学校需要が増大しており、江東区において新たに小中学校等の建設を予定しているため、有明北地区一区域西側に小中学校用地等を確保いたします。
 また、二〇二〇年東京オリンピック・パラリンピック競技大会において、恒設の競技場が計画されていることなどから、有明北地区一区域東側に公共公益用地を拡充いたします。あわせて、新交通「ゆりかもめ」の有明テニスの森駅周辺ににぎわい機能を誘導するため、オレンジ色で示します住・商複合用地を配置いたします。
 二点目は、水と緑のネットワークの拡充・強化でございます。
 中段をごらんください。先ほどと同様、左側の図が現行で、右側の図が改定案となります。土地利用計画の見直しに伴い、有明北地区一区域西側に公園緑地を確保し、水と緑の拠点を創出いたします。
 また、身近な緑のネットワークを拡充強化していくため、新たに連続した宅地内広場を設け、緑と住宅の一体的な整備、利用を促進いたします。
 下段をごらんください。臨海副都心全域として、一体感のあるスカイラインを形成するため、青色の点線に示す有明北地区一区域について、これまで未設定でありました建設、建物の高さをA.P.百十メートル程度以下に設定をいたします。
 次に、有明南地区の改定内容でございます。
 恐れ入りますが、A4縦版の資料にお戻りいただきたいと思います。
 有明南地区では、二〇二〇年東京オリンピック・パラリンピック競技大会におきまして、東京ビッグサイトにメーンプレスセンター等の設置が予定されております。それに伴い、東京ビッグサイトの施設の拡張が計画されていることから、お手元資料の右下に記載しておりますとおり、赤色の枠線で示す有明南地区二区域の容積率を八〇%から一一〇%へ変更いたします。
 改定案の概要は以上でございます。引き続き、地元への説明を丁寧に行いまして、七月に改定をしていきたいと考えております。
 以上で臨海副都心有明北地区、有明南地区の土地利用計画等の見直しについて案のご報告を終わらせていただきます。よろしくお願い申し上げます。

○石山港湾整備部長 東京港第八次改訂港湾計画中間報告についてご報告いたします。
 お手元の概要資料により説明させていただきますので、資料4、東京港第八次改訂港湾計画(中間報告)についてをごらんください。A3の横版で、三枚つづりのものでございます。
 港湾計画とは、港湾管理者である東京都が、港湾法に基づき今後の施設整備などを長期的な視点で定める基本計画でございます。
 現行計画は平成十七年に策定したもので、今回、この港湾計画の改定を予定しております。
 次に、東京港の現状についてでございますが、左側のⅠ、首都圏の生活と産業を支え、潤い・賑わいをもたらす東京港をごらんください。
 東京港は、日本一の外貿コンテナ貨物の取扱個数を誇る国際貿易港として、付加価値の高い製品を輸出するとともに生活に必要な物資を輸入し、首都圏四千万人の生活と産業を支えております。
 また、臨海地域は多くの公園緑地や魅力ある水辺空間を有し、多くの人々が訪れる町として発展を続けております。そして、災害発生時には防災面でも重要な役割を担っているところでございます。
 右側に移りまして、Ⅱ、港湾計画策改訂の方針でございます。
 港湾機能と都市機能が有機的に結合した都市型総合港湾を目指して、物流はもとより、観光、環境、オリンピック・パラリンピック、安全・安心という視点からも施策を体系化しております。
 その内容といたしましては、まず第一に、国際貿易拠点港として、欧米との国際基幹航路はもとより、アジア航路の拡充を図るため施設の新規整備や既存ふ頭の再編、高度化を進め、総合的な物流の効率化を推進します。
 二つ目は、国際観光港湾として、国際会議の誘致や観光振興の取り組みを推進し、魅力あるみなとまちづくりを展開しています。
 三つ目は、環境先進港湾として、緑地や水辺空間の魅力向上に取り組み、人と港、海とのつながりを取り戻します。
 四つ目は、スポーツ都市東京ですが、東京オリンピック・パラリンピックを契機としてスポーツ都市東京の実現に寄与してまいります。
 五つ目は、安全・安心なベイエリアです。津波、高潮から都民の生命や財産を守るとともに、首都圏の経済活動の停滞を回避するため、さらなる防災力の強化を図ってまいります。
 次のページをお開き願います。ここからは、それぞれの視点からの施策の説明でございます。
 まず、〔1〕の世界とつながる国際貿易拠点港として、外内貿コンテナふ頭の再編、拡充、機能強化を図ってまいります。
 具体的には、増加するコンテナ貨物や船舶の大型化に対応するため、大井コンテナふ頭南端の既存ふ頭の用途変更を行い、コンテナふ頭を計画します。
 また、急増するアジア貨物に対応するため、既存ふ頭を活用するとともに、十五号地に外貿多目的ふ頭を計画いたします。
 そのほか、ロジスティック機能を強化するとともに、東京港総合渋滞対策に基づき交通混雑対策にも取り組んでまいります。
 左下のグラフをごらんください。外内貿コンテナ取扱個数は、平成二十四年の四百五十八万TEUから、平成三十年代後半には六百十万TEUになると予測しております。右側の図には、主な計画の内容や位置を示しております。
 続きまして、次のページをお開き願います。
 〔2〕の国際観光港湾ですが、MICE、国際観光拠点化を推進するとともに、新たな観光資源を開発し、魅力を高めていきます。
 また、大型クルーズ船が着岸可能な新客船ふ頭を着実に整備するとともに、クルーズ客船を誘致してまいります。
 そのほか、海上交通ネットワークについても拡充を推進してまいります。
 次に、〔3〕の環境先進港湾です。立地ゾーンの特徴を生かした緑地、水辺の整備により水と緑、生物生息環境ネットワークの拡充などを推進してまいります。
 また、東京港の持つ多彩な水際を生かし、水辺空間や周辺景観などの特徴を踏まえ、魅力的な空間整備を推進するとともに、運河ルネサンスの取り組みと連携したにぎわいを創出していきます。右上の図もご参照いただければと存じます。
 左側の最後の部分に戻りますが、船舶や荷役機械などから発生する環境負荷の軽減を進めるとともに、廃棄物処分場の整備、延命化にも努めてまいります。
 右側に移って、〔4〕のスポーツ都市東京です。
 東京オリンピック・パラリンピック競技大会に向け万全の準備を進めるとともに、大会終了後は、スポーツ都市東京の実現に寄与する地区として将来に引き継いでまいります。
 最後に、〔5〕の安全・安心なベイエリアとして、大規模災害発生時においても、緊急物資の円滑な輸送や首都圏の経済活動の停滞を回避するため、耐震強化岸壁の整備を推進します。
 また、都民の生命、財産、首都東京の中枢機能を守るため、防潮堤や水門等の海岸保全施設整備を推進し防災力を強化してまいります。
 さらに、港湾施設等を健全に長寿命化するため、予防保全型維持管理を推進していきます。
 中間報告の概要は以上でございます。
 今後、引き続き、関係機関等と協議を進め、本年中に港湾計画を改定していきたいと考えております。
 以上で、第八次改訂港湾計画中間報告についてのご報告を終わらせていただきます。どうぞよろしくお願い申し上げます。

○三宅委員長 報告は終わりました。
 この際、資料要求のある方は発言を願います。

○尾崎委員 資料要求をいたします。
 一つは、各ふ頭別の施設能力試算値の根拠となるもの。
 二つ目が、大井水産ふ頭のコンテナふ頭化、品川コンテナふ頭の前出し化、十五号地の新規ふ頭化の各総事業費及び施設能力の増分。
 三つ目が、臨港道路南北線の総事業費。
 四つ目が、中央防波堤外側のコンテナターミナル、物流関連用地化の各総事業費。
 五つ目が、各コンテナターミナルの耐震強化岸壁化の各事業費をお願いします。

○三宅委員長 ただいま尾崎委員から資料要求がありましたが、これを委員会の資料要求とすることにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○三宅委員長 異議なしと認めます。理事者におかれましては、要求された委員と調整の上、ご提出願います。
 以上で港湾局関係を終わります。

○三宅委員長 これより中央卸売市場関係に入ります。
 初めに、先般の人事異動に伴い、幹部職員に交代がありましたので、中央卸売市場長から紹介があります。

○塚本中央卸売市場長 去る四月一日付の人事異動によりまして、当局の幹部職員に異動がございましたので、紹介をさせていただきます。
 まず、新市場整備部長の加藤仁でございます。財政調整担当部長の金子光博でございます。移転支援担当部長の長田稔でございます。新市場事業計画担当部長の飯田一哉でございます。最後に、本委員会との連絡に当たります総務課長の松田健次でございます。
 以上でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
   〔理事者挨拶〕

○三宅委員長 紹介は終わりました。

○三宅委員長 次に、理事者から報告の申し出がありますので、これを聴取いたします。
 初めに、平成二十五年度東京都中央卸売市場会計予算の繰り越しについての報告を聴取いたします。

○坂巻管理部長 平成二十五年度予算の繰り越しにつきましてご説明申し上げます。
 お手元の資料1、平成二十五年度予算繰越説明書をごらんいただきたいと存じます。
 一ページをお開き願います。中央卸売市場会計予算の繰り越しにつきましてご説明申し上げます。
 1の建設改良費繰越についてでございます。
 施設の新設等を行います市場施設拡張事業につきまして、予算計上額は三百八十九億七十万二千円で、このうち平成二十五年度の支払い義務発生額は三十四億二千七百三十三万余円、翌年度繰越額は三百十二億八千二百七万三千円といたしました。財源及び不用額は記載のとおりでございます。
 繰越理由、繰越内容等につきましては、説明欄に記載してございます。
 1、繰越理由にあるとおり、市場施設拡張事業におきまして工事の調整に日時を要したため、2、繰越内容に記載の事項について必要な予算を繰り越したものでございます。
 このうち、(1)、市場施設拡張事業の豊洲新市場分につきましては、土壌汚染対策工事におきまして本工事からの残渣の受け入れ量が制限されたなどの影響で、工期を平成二十六年度に延伸したことなどにより、必要な予算を繰り越したものでございます。
 以上、簡単ではございますが、平成二十五年度予算の繰り越しにつきまして説明を終わらせていただきます。よろしくお願い申し上げます。

○三宅委員長 報告は終わりました。
 これより本件に対する質疑を行います。
 発言を願います。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○三宅委員長 発言がなければ、お諮りいたします。
 本件に対する質疑はこれをもって終了いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○三宅委員長 異議なしと認め、本件に対する質疑は終了いたしました。

○三宅委員長 次に、豊洲新市場(仮称)水産仲卸売場棟ほか建設消火設備工事(その二)外六件の報告を聴取いたします。

○坂巻管理部長 工事請負契約についてご報告申し上げます。
 お手元の資料2、一ページをごらんいただきたいと存じます。豊洲新市場(仮称)水産仲卸売場棟ほか建設消火設備工事(その二)でございます。
 本件は、第九次東京都卸売市場整備計画に基づき、豊洲新市場の六街区水産仲卸売り場棟の消火設備工事を行うものでございます。
 契約の相手方は能美・中央理化・新和建設共同企業体、契約金額は十七億七千三百三十六万円、契約日は平成二十六年四月十四日、工期は契約確定の日から平成二十八年三月三十日まででございます。
 契約の方法、入札者数、工事概要等は記載のとおりでございます。
 二ページに案内図及び配置図をお示ししてございますので、ご参照いただきたいと存じます。
 次に、三ページをごらんいただきたいと存じます。豊洲新市場(仮称)青果棟ほか建設電気設備工事(その二)でございます。
 本件は、第九次東京都卸売市場整備計画に基づき、豊洲新市場の五街区青果棟の電気設備工事を行うものでございます。
 契約の相手方は九電工・協和・三栄建設共同企業体、契約金額は五十一億四千九百四十四万円、契約日は平成二十六年四月二十一日、工期は契約確定の日から平成二十八年三月三十日まででございます。
 契約の方法、入札者数、工事概要等は記載のとおりでございます。
 四ページに案内図及び配置図をお示ししてございますので、ご参照いただきたいと存じます。
 次に、五ページをごらんください。豊洲新市場(仮称)水産仲卸売場棟ほか建設給排水衛生設備工事(その二)でございます。
 本件は、第九次東京都卸売市場整備計画に基づき、豊洲新市場の六街区水産仲卸売り場棟の給排水衛生設備工事を行うものでございます。
 契約の相手方は須賀・川崎・大進建設共同企業体、契約金額は十五億二千七百十二万円、契約日は平成二十六年四月二十一日、工期は契約確定の日から平成二十八年三月三十日まででございます。
 契約の方法、入札者数、工事概要等は記載のとおりでございます。
 六ページに案内図及び配置図をお示ししてございますので、ご参照いただきたいと存じます。
 次に、七ページをごらんください。豊洲新市場(仮称)水産卸売場棟ほか建設給排水衛生設備工事(その二)でございます。
 本件は、第九次東京都卸売市場整備計画に基づき、豊洲新市場の七街区水産卸売り場棟の給排水衛生設備工事を行うものでございます。
 契約の相手方は斎久・櫻井・三辰建設共同企業体、契約金額は十二億七千四百四十万円、契約日は平成二十六年四月二十一日、工期は契約確定の日から平成二十八年三月三十日まででございます。
 契約の方法、入札者数、工事概要等は記載のとおりでございます。
 八ページに案内図及び配置図をお示ししてございますので、ご参照いただきたいと存じます。
 次に、九ページをごらんください。豊洲新市場(仮称)青果棟ほか建設空調設備工事(その二)でございます。
 本件は、第九次東京都卸売市場整備計画に基づき、豊洲新市場の五街区青果棟の空調設備工事を行うものでございます。
 契約の相手方は菱和・川本・サンプラ建設共同企業体、契約金額は二十八億四千五百八十万円、契約日は平成二十六年四月二十四日、工期は契約確定の日から平成二十八年三月三十日まででございます。
 契約の方法、入札者数、工事概要等は記載のとおりでございます。
 一〇ページに案内図及び配置図をお示ししてございますので、ご参照いただきたいと存じます。
 次に、一一ページをごらんください。豊洲新市場(仮称)水産仲卸売場棟ほか建設空調設備工事(その二)でございます。
 本件は、第九次東京都卸売市場整備計画に基づき、豊洲新市場の六街区水産仲卸売り場棟の空調設備工事を行うものでございます。
 契約の相手方は日比谷・太平・日管・アネス建設共同企業体、契約金額は六十四億二千六百万円、契約日は平成二十六年四月二十四日、工期は契約確定の日から平成二十八年三月三十日まででございます。
 契約の方法、入札者数、工事概要等は記載のとおりでございます。
 一二ページに案内図及び配置図をお示ししてございますので、ご参照いただきたいと存じます。
 次に、一三ページをごらんください。豊洲新市場(仮称)水産卸売場棟ほか建設空調設備工事(その二)でございます。
 本件は、第九次東京都卸売市場整備計画に基づき、豊洲新市場の七街区水産卸売り場棟の空調設備工事を行うものでございます。
 契約の相手方は日立プラ・三菱冷プラ・総和建設共同企業体、契約金額は三十九億五千二百八十万円、契約日は平成二十六年四月二十四日、工期は契約確定の日から平成二十八年三月三十日まででございます。
 契約の方法、入札者数、工事概要等は記載のとおりでございます。
 一四ページに案内図及び配置図をお示ししてございますので、ご参照いただきたいと存じます。
 以上、簡単ではございますが、工事請負契約についての説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○三宅委員長 報告は終わりました。
 この際、資料要求のある方は発言を願います。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○三宅委員長 なければ、資料要求はなしと確認させていただきます。

○三宅委員長 次に、請願の審査を行います。
 請願二六第二号を議題といたします。
 理事者の説明を求めます。

○加藤新市場整備部長 それでは、お手元配布の資料3、請願・陳情審査説明表、こちらの二枚おめくりいただきまして、一ページをごらん願います。
 請願二六第二号、築地市場移転予定地の地下水モニタリング調査実施と現在地での再整備に関する請願についてご説明申し上げます。
 請願者は、豊島区の新日本婦人の会東京都本部会長、新千明さん外四千九百三十九人でございます。
 請願の要旨ですが、一点目といたしまして、新市場予定地の二年間の土壌、地下水のモニタリング調査を行い、安全が確認されるまで建築工事を中止していただきたい。二点目として、築地市場の豊洲予定地への移転を中止し、現在地での再整備をしていただきたいというものでございます。
 現在の状況についてご説明申し上げます。
 豊洲新市場用地における土壌汚染対策工事は、専門家会議や技術会議の提言に基づくものであり、ガス工場操業地盤面であるA.P.プラス四メートルからA.P.プラス二メートルまでの土壌については、汚染の有無にかかわらず、きれいな土で全て入れかえ、A.P.プラス二メートルより下の操業由来の汚染土壌は掘削除去し、汚染地下水は浄化するとともに、液状化対策や盛り土を実施するものでございます。
 また、建設工事に当たりましては、ガス工場の操業に由来する汚染対策が確実に完了したことについて、客観的なデータを示し、学識経験者により構成された技術会議において確認いたしました。
 具体的には、汚染土壌の掘削除去については、掘削深度及び掘削底面がわかる工事写真、汚染地下水の浄化については、対策完了時の地下水の水質が基準以下であることを示す分析結果、さらに、対策が終了した後、一定の期間を置いて行った、大気、地下水、土壌の調査結果が全て基準以下であったことを示すデータなどにより確認いたしました。
 次のページをごらんください。こうした技術会議における汚染処理完了の確認を経た上で、建設工事に着手しており、さらに施設建設の工事に関しても、土壌汚染対策法などに規定される各種手続に基づき適切に実施してございます。
 なお、豊洲新市場用地は土壌汚染対策法上、形質変更時要届け出区域となっております。これは、土壌汚染の摂取経路がなく健康被害の生じるおそれがないため、汚染の除去等の措置が不要な区域とされ、土地の形質変更の際にあらかじめその計画を届け出れば足りるものであり、建築行為が制限されるものではございません。
 次に、築地市場の現在地再整備でございますが、築地市場の現在地再整備は、平成三年に工事に着手したものの、営業を継続しながらの工事が市場業務に重大な影響を及ぼしたことから中断いたしました。その後、平成二十二年度には、予算の付帯決議に基づき、都議会特別委員会において集中的な検討が行われましたが、工事が順調に進んでも完成まで十数年かかるといった問題などが明らかになりました。
 都は、こうした議会の検討を踏まえつつ、移転を望む業界の声、都民、国民への影響等を考慮し、平成二十二年十月、築地市場の豊洲移転を推進することといたしました。その後は、都議会において議決された予算に基づき、土壌汚染対策工事を初めとして、新市場整備を進めております。
 築地市場は、首都圏の基幹的市場としての役割を担っておりますが、開場から既に八十年近くが経過し、施設の老朽化、狭隘化が著しく、流通環境の変化などへの的確な対応が困難となっております。市場業者の経営環境も厳しさを増す中、将来にわたり、都民に対し豊かで安定的な食の供給を確保していくためには、高度な衛生管理や物流効率化などの実現を可能とする豊洲新市場を早期に整備する必要がございます。
 都としては、既に建設工事に着工しており、引き続き、豊洲新市場の整備を着実に推進してまいります。
 説明は以上でございます。よろしくご審査のほどお願い申し上げます。

○三宅委員長 説明は終わりました。
 本件について発言を願います。

○かち委員 それでは、二六第二号、築地市場移転予定地の地下水モニタリング調査実施と現在地での再整備に関する請願について質問します。
 この請願は、四千九百四十名の方々から寄せられたもので、市場という最も食の安全を確保しなければならない場所であるからこそ、請願理由にもありますが、新市場予定地は土壌から環境基準の四万三千倍の発がん性物質のベンゼンや一千倍のシアンなど有害物質が検出されたことや、東日本大震災のときには百カ所以上で液状化現象が発生したことから、土壌汚染対策工事が終了した後、少なくとも二年間のモニタリングで浄化確認をしてほしいというものです。
 東京都は、新市場予定地の施設整備の入札が昨年十一月不調に終わり、十二月末には再入札の公告を行い、ことし二月十三日、再入札で全施設の請負業者が確定しました。
 そこで伺います。豊洲新市場予定地では、二月末に起工式が行われましたが、その後の進捗状況は各街区ごとにどのようになっているのか、また、モニタリングはどのようになっているのかお聞きします。

○加藤新市場整備部長 豊洲新市場におけます工事の進捗状況でございますが、現在、各街区において既存ぐいの撤去や地盤改良などを行っている状況でございます。
 地下水のモニタリングにつきましては、現在、環境部局と調整しながらモニタリングに必要な井戸等の設計を進めており、今後、建築工事の進捗にあわせまして、可能なところから井戸の設置を行ってまいります。

○かち委員 土壌汚染対策後、なぜ二年間のモニタリングが必要なのかといえば、地下水は流動性があり、土壌内に残っているかもしれない汚染物質が溶け出す可能性もあるからこそ、最低でも二年間は地下水のチェックが必要だということです。今のご答弁ではモニタリングの結果確認どころか、モニタリングを始める前から着工しているということであり、やることが本末転倒ではないでしょうか。
 豊洲新市場への移転は、これまで知事が本会議で答弁しているように、汚染の除去がされることが大前提です。問題はどう確認するかです。土対法では、都議会で市場長が地下水の二年間のモニタリング実施で汚染物質が環境基準以下であることを確認することが区域指定の解除要件だと繰り返し答弁されてきました。このことと矛盾するのではないでしょうか。

○加藤基盤整備担当部長 豊洲新市場における土壌汚染対策工事におきましては、ガス工場の操業に由来する汚染対策が確実に完了したことについて、客観的なデータを示して学識経験者により構成された技術会議において確認してございます。
 具体的には、汚染土壌の掘削除去につきましては、掘削深度及び掘削底面がわかる工事写真、汚染地下水の浄化につきましては、対策完了時の地下水の水質が基準であることを示す分析結果、さらには対策が終了した後、一定の期間を置いて行いました大気、地下水、土壌の調査結果が全て基準以下であったことを示すデータなどにより確認してございます。
 こうした技術会議における汚染処理完了の確認を経た上で建設工事に着手したところでございまして、土壌汚染対策法に規定されている各種手続に基づき実施していることから何ら問題はないと考えてございます。

○かち委員 ご答弁を聞いていると、技術会議が確認したのは土壌汚染対策の完了とか汚染処理完了の確認であり、都は汚染浄化の確認をしたということはいっていないわけです。
 これまで、中央卸売市場の許認可権を持つ農水省も、豊洲新市場は二年間のモニタリングが前提という認識を示していました。この農水省に対し、どのように説明しているのでしょうか。

○加藤新市場整備部長 豊洲新市場につきましては市場用地の安全・安心の確保が前提であることから、東京都は所管省庁であります農林水産省に対しまして、新市場用地の土壌汚染対策について、適宜、報告を行ってきております。
 施設の建築工事の着手に当たりましては、汚染の除去及び浄化の状況を示す客観的なデータや、対策が終了した後、一定の期間を置いて行った大気、地下水、土壌の調査結果が全て基準以下であったことを示すデータなどにより、技術会議において汚染対策の完了を確認したことを農林水産省に出向き担当者に報告してございます。

○かち委員 工事の完了、汚染対策の完了はしたけれども、二年間のモニタリングで浄化の完了を確認はしていないわけですよね。にもかかわらず、汚染対策の完了をもって工事着手の報告をすることは重大だと思います。汚染対策の完了と汚染浄化とは次元が違う話です。
 歴代の市場長の議会答弁では、地下水についても、敷地全面にわたって着工までに環境基準以下に浄化すること、そのために二年間のモニタリングを検討していくと答弁しております。汚染を除去するということは、都民から見れば、汚染が除かれて浄化されるということが前提です。それをせずに汚染対策完了をもってよしとする都の責任は、無責任といわざるを得ません。
 国は、我が党、国会議員の質問に対し、科学的見地に基づき万全の対策を講ずることを都に求めました。国の食料・農業・農村政策審議会食品産業部会の議論では、部会長が、土壌汚染対策工事について、認可基準に合致しない場合は整備計画の対象から外れることを確認すべきと述べています。
 また、委員の主婦連会長からは、食の安全が生命と健康を守る上で基本であるため慎重な検討、対策を講ずることなど、何よりも安全確保の発言が相次いでいます。国は、その上に食品を扱う施設をつくってよいかどうかを担保するものではないとの趣旨の国会答弁をしてきています。土対法に即して対応したとしても、食品を扱う立地場所として、それだけでよいかという問題は残る。どのような方法により安全性を確保していくことが適切であるか検討が必要などと、さきの部会でも農水省の説明がされているんです。
 口から入る生鮮食品を扱う市場という施設だからこそ、区域指定という汚染の可能性が否定できない区域での建設は避け、少なくとも二年間のモニタリングの結果を確認してから着工するのは当然ではないでしょうか。なぜそうしないのですか。

○加藤新市場整備部長 豊洲新市場用地におけます土壌汚染対策は、我が国を代表する学識経験者により構成される専門家会議や技術会議が、自然由来の物質の存在についても考慮に入れ科学的知見から提言したものであり、都がこの対策を確実に実施することで、人が生涯この土地に住み続けても健康への影響がなく、生鮮食料品を取り扱う市場用地としての安全・安心を確保するものとなっております。
 都といたしましては、土壌汚染対策のうち、土壌汚染及び地下水の対策が完了したことにつきまして、客観的なデータをもとに技術会議において確認した後、施設の建設工事に着手したものでございます。
 さらに、施設建設の工事に関しても、土壌汚染対策法に規定する各種の手続に基づいて適切に実施しており、何ら問題はないと考えております。
 さらに、豊洲新市場用地につきましては、土壌汚染対策法の形質変更時要届け出区域に指定されており、これは土壌汚染の摂取経路がなく健康被害の生じるおそれがないため、汚染の除去等の措置が不要な区域とされ、土地の形質変更の際にあらかじめその計画を届け出れば足りるということについて所管の環境局に確認しており、土壌汚染対策法に照らしても何ら問題ないものと考えております。

○かち委員 問題がない、問題がないというふうにおっしゃいますけれども、二年間のモニタリングもやらないで、そんな断定していいんでしょうか。土対法に基づいて二年間のモニタリングの結果を確認もせず、区域指定のまま都の中央卸売市場を建設しても構わないとするその考え方は、食の安全よりも建設先にありきの考え方です。
 都は、専門家会議や技術会議の土壌汚染対策が万全なものであるかのようにいいますが、都の調査対策には欠陥があることを繰り返し科学者会議の専門家からも指摘されてきたものです。
 例えば、豊洲新市場予定地の測定地四千カ所のうち、地下方向に掘り一メートルずつ詳細に調査したのは、猛毒のシアンは全体の四分の一、発がん性物質のベンゼンは七分の一しか調べておらず、ヒ素は自然由来としてほとんど調べていないということです。
 また、都がこれ以上深くには汚染が広がらないとしてきた不透水層内からも汚染が確認されたことで、不透水層の前提条件さえ崩れているんです。だから、安全・安心を確保するものだといわれても都民が納得できるものはないんです。二年のモニタリングの結果を待たずに、なぜこのように着工を急ぐのでしょうか。

○加藤新市場整備部長 これまでも繰り返しご説明、またご答弁してまいりましたが、築地市場は老朽化が著しく敷地も狭隘であるなど深刻な問題を抱えていることから、都としては、高度な衛生管理や物流の効率化を実現し、また産地や顧客のニーズにも応え得る多様な機能を持った豊洲新市場の整備を推進していくことが重要であると考えております。
 都といたしましては、土壌汚染対策のうち土壌汚染及び地下水の対策が完了したことについて、客観的なデータをもとに技術会議において確認した後、施設の建設工事に着手したものでございます。
 さらに、施設建設の工事に際しても、土壌汚染対策法に規定する各種の手続に基づいて適切に実施しており、何ら問題はないと考えております。

○かち委員 東京都自身が、市場長自身が二年間のモニタリングで浄化を確認した後、着工するんだとかつてはいっていたんですよ。それをやらないで今どんどんやろうとしているわけですよね。さまざまな問題解決のためだということですけれども、それにしても物事の手順があるわけです。埋立地でガス工場の跡地に市場を整備するというのですから、何よりもまず浄化確認が必要なんです。
 もし建設工事が進んでから地下水に汚染が検出されたらどうするんですか。また汚染対策のやり直しをするんですか。こういう疑問や不安がつきまとっていくんです。都はこれまで--だからこそ二年間のモニタリングを実施することが今求められているんです。
 都はこれまで、都民、市場関係者に、築地市場での現在地再整備をするとどのような問題が生ずると説明してきたのでしょうか。

○加藤新市場整備部長 築地市場の現在地再整備は、現状、敷地のほぼ全てが利用されており再整備工事に不可欠な種地が確保できないこと、敷地が狭隘なため品質管理の高度化や新たな顧客ニーズに対応する各種施設を整備する余地がないこと、また、営業しながらの長期間で困難な工事となるため、顧客離れなど市場業者の経営に深刻な影響を与えることなどから、再整備が不可能としてきたものでございます。

○かち委員 要するに期間がかかり、費用もかかり、高品質な管理施設や運搬経路などができないといってきたわけです。しかし、豊洲新市場計画はどうでしょうか。ことし二月の第十五回市場建設協議会では市場関係者からさまざまな問題が指摘されています。その一つは、荷物を積みおろしする車のバースが不足している問題、もう一つは、荷物の仕上げをするピッキングのスペースが現在は二万平米あるにもかかわらず、今回、計画ではわずか二千平米しかない問題などです。
 市場長も物流の問題が一番大事なところだと答弁されていますが、それぞれどのような対応をされているのでしょうか。

○飯田新市場事業計画担当部長 東京都は、昨年八月に都と業界代表とで構成する物流に関する施設運用検討会を設置し、この検討会のもとで築地市場の実態把握に努めるとともに、豊洲新市場における荷の搬入、搬出などの物流をどのように行うかについて、業界との間で意見交換を進めてきたところでございます。
 この四月からは、こうした築地市場の物流実態等について、部類ごと、業態ごとにPTを設置し、実務レベルでの検討を重ねているところでございます。

○かち委員 いろいろ検討会やPTを設置してやっているということですけれども、市場にとって非常に重要な物流効率の問題について、この疑問解消BOOKというのを皆さんつくられたんですけれども、これにも書いてありますけれども、都はこのように説明しています。深夜から早朝の限られた時間に大量の荷を効率的にさばくため、物流の大動脈である卸売り場、仲卸売り場を平面配置することが不可欠。待機駐車場や荷を車に積み出しするバースなどの施設も売り場と物流上、不可欠な関係にあるため、一体的配置が求められるとしてきました。
 ところが、水産仲卸売り場に象徴されるように、売り場は四階にまで配置されており当初の計画とも変わっています。それは計画を進める上で、四十ヘクタールの用地が道路で三つに分断されているという豊洲新市場の物流上の致命的な構造的欠陥が浮かび上がってきたからです。
 最終的な豊洲新市場の総事業費、財源、各内訳はどのように算出しているのでしょうか。

○加藤新市場整備部長 豊洲新市場の事業費でございますが、四千五百億円程度を見込んでおりましたが、平成二十五年度最終補正予算に土壌汚染対策経費約九十億円を計上したほか、全国的な建設工事の高まりなどを背景とした工事費の上昇に対応するため、約四百億円の増額で建設工事の再発注を行うなど事業費が増加してございます。
 今後、再発注に当たり、後年度工事としたものについても、市況と施設の特殊性を踏まえ精査してまいります。
 また、財源でございますが、市場会計の保有資金、国庫交付金のほか、築地市場跡地の売却収入を充てていくこととなります。

○かち委員 事業費は四千五百億円ほど見込んでいたといわれましたけれども、当初は四千億円弱でした。市況などの状況から、既に五千億円弱というふうになっております。最終的な総事業費の見通しも明らかに今されませんでした。
 現在、明らかにされている施設計画のうち、各売り場の通勤駐車棟、青果の小口ピッキング棟、水産パッケージ棟などを整備しなければなりません。後年度工事分や、これらの整備費用が今後増加すれば数百億円にもなりかねません。結局、豊洲新市場計画は食の安全・安心で致命的な欠陥を残したまま開場へと突き進んでいるわけです。
 施設整備の点でも、現在地再整備をした場合問題が起こるとしてきた工事費が、新市場では増大し、物流効果が低下しコストが増大するなど同じ問題があり、それらは豊洲新市場用地に問題の根源があるため、今後ずっと尾を引いていくことになります。これら二つの大きな欠陥を残したまま開場へ突き進むことになれば、都の責任が問われる問題です。
 よって、本請願は採択を求めて、私の質問を終わります。

○三宅委員長 ほかに発言がなければ、これより採決を行います。
 本件は、起立により採決いたします。
 本件は、採択とすることに賛成の方はご起立願います。
   〔賛成者起立〕

○三宅委員長 起立少数と認めます。よって、請願二六第二号は不採択と決定いたしました。
 以上で請願の審査を終わります。
 以上で中央卸売市場関係を終わります。
 これをもちまして本日の委員会を閉会いたします。
   午後二時八分散会

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