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  5. 総括質疑(第2日)

予算特別委員会速記録第三号

○鈴木(隆)委員長 小松大祐委員の発言を許します。

○小松委員 昨日の我が会派の三宅委員、そして崎山委員とのやりとりを経て、さまざまな方から、築地の現状があんなふうだったというふうに初めて知りました、また、よく明らかにしてくれた、そうしたご意見をいただきました。同時に、そうした中で、市場関係者の方々のさまざまな努力で、今現状をこうして乗り越えているんだね、そうしたお話も伺いました。同時に、都や小池知事はこの事実をどうするつもりだったんだろうか、ちゃんと事実を示してくれたら、ちゃんと築地と豊洲のことについても、もっと判断ができるんじゃないか、そんなお話をいただいてまいりました。
 ということで、私からも、一つ一つファクトを積み重ね、議論を深めてまいりたいと思います。
 昨日の質疑において、土地利用の履歴等調査届け出書については、本年の二月二十日に環境局長から報告を受けたこと、そして、情報公開請求による開示データについては、本年の三月三日に環境局長から報告を受けたことが、それぞれ確認ができました。
 改めて小池知事に伺います。豊洲新市場の検査済み証については、いつ、誰から報告を受けられましたでしょうか。

○小池知事 お答えいたします。
 豊洲市場に整備された建築物について、構造上の安全性が十分確保されていること、このことを確認する必要がある、よって、市場問題プロジェクトチームにおきまして、公開の場でしっかりとご議論いただきました。そして、その検討結果を踏まえて、建築基準法に基づく手続を進めたところでございます。
 この建築基準法に基づきます検査済み証につきましては、施設整備に係ります行政手続の一環といたしまして交付を受けた旨、ことし一月二十日に市場当局から報告を受けております。
 なお、今月一日から市場のホームページへと掲載したところでございます。

○小松委員 それでは、ただいまご回答、ご答弁いただきました。
 市場長に伺いたいと思います。市場長は、いつ小池知事の方に、この件についてご報告をされましたでしょうか。

○村松中央卸売市場長 本年の一月二十日に、市場当局の方から、知事に報告させていただいております。

○小松委員 ありがとうございます。
 現在、都政の中で最重要の課題の一つが、この築地市場の移転の問題であるというふうに認識をしております。都民の皆様にとっても大きな関心事であることは、地元を歩いていても感じますし、連日さまざまなメディアで取り上げられていることからも、間違いないんだろうというふうに思います。このことに、ここにおられる皆様も異論はないものと思います。
 改めて伺いますが、小池知事はどのようにお考えでしょうか。

○小池知事 申すまでもなく、東京都の都政にはさまざまな課題がございます。教育、社会福祉、そしてまたオリンピック・パラリンピックも控えております。そしてさらに、この豊洲市場に関係する問題ということでございます。
 これまで引き継いで、そして、私自身が新しい知事として取り組んでいる課題、それから、今後取り組むべき課題、今は、さまざまなこれまでの積み重なっている課題を一つ一つ解決すべく努力をしているところでございます。そのうちの一つが、この豊洲及び築地の問題だと、このように認識をいたしているところでございまして、重要な課題だと認識をいたしております。

○小松委員 小池知事の方からも、この築地の市場の移転の問題は、重要な課題であるというふうに認識をされていることの確認ができました。
 さて、昨年九月、豊洲の五つの施設の地下部分に盛り土がないということが発覚されました。この件については、知事は、いつ、誰から報告を受けられましたでしょうか。

○小池知事 専門家会議から提案のあった形ではなく物事が進められていたということで、盛り土の問題につきましては、その後も大きな話題を呼び、そしてさまざまな検証が行われたわけでございますが、この問題が発覚をしたことについて、いつ、誰からの報告であったかというご質問につきましては、たしか九月十日土曜日だったかと思います。
 時間はちょっと記憶にございませんけれども、市場長より、その報告を受けたのを覚えております。

○小松委員 それでは、改めて市場長に伺います。
 市場長は、いつ、この件につきまして、小池知事に報告をされましたでしょうか。

○村松中央卸売市場長 当時、まだ私、着任しておりませんでしたが、記録等によりますと、九月十日に、当時の市場長から知事に報告をしております。

○小松委員 今、記録によればということでありました。
 改めて市場長に伺いますが、その記録の中には、何時ごろ報告をされたか、ご記録ありましたでしょうか。

○村松中央卸売市場長 時間までは把握しておりません。

○小松委員 記録がないということでありまして、こうしたことも、本来であれば、時間等々については、知事への報告でありますから、明らかにしてあるべきであるというふうに思いますが、こうしたことも、しっかりと体制を整備していただきたいんですけれども、改めて伺いますが、本当に記録は残っていないですか。

○村松中央卸売市場長 今この場に、その記録等ございませんので、正確なことは申し上げられませんので、改めて調べさせていただきます。

○小松委員 では、至急確認していただきたいので、少しとめていただきたいと思います。

○鈴木(隆)委員長 それでは、速記をとめてください。
   〔速記中止〕

○鈴木(隆)委員長 では、速記を始めてください。

○小松委員 それでは、確認をお願いいたしたいと思います。
 私の記憶では、今、知事から、また市場長からお日にちが上がりました九月十日、この日は土曜日であったと思いますが、土曜日にもかかわらず、小池知事は緊急の記者会見を開かれて、この件を公表されました。我々も驚くべき内容でありましたので、知事のこの迅速な対応というのは、当然の対応であったというふうに思います。
 先ほど知事は、築地市場の移転問題は都政の重要課題の一つというふうに明言をされました。そういうことであれば、築地の土壌汚染データも、そして土地利用の履歴等調査届け出書も、そして豊洲新市場のこの検査済み証についても、重要なファクトであると思います。緊急記者会見までするかどうかは別としても、何かしらの方法で公表があってしかるべきではないかと、そうした意見もあるやに聞いております。
 今振り返って、知事はどのように思われますでしょうか。(小池知事「どこの件」と呼ぶ)ただいま質問したとおりですが、この検査済み証等のことです。

○小池知事 情報の公開については、できるだけ速やかにということを心がけております。
 そして、築地の土壌汚染データも地歴も、それから先ほどご紹介のありました検査済み証、これは豊洲市場ですね、これは記者会見などでもっと早く知らせるべしという、そのようなご趣旨ではないかなと思いますが、私もそう思っております。
 さらに、これからも情報公開については、迅速に正確に努めていきたいと考えております。

○小松委員 築地のこの土壌汚染データも、土地利用の履歴等調査届け出書についても、知事がご就任される以前の話であった部分もありますので、極めて重要な課題ではありますが、担当者から知事への報告が遅かった部分も否めないのかもしれません。
 知事、そういうことでよろしいでしょうか。

○小池知事 担当者には、またあらゆる部局にかかわりますけれども、その報告等は、至急といいましょうか、迅速に上げるべきということを改めて督励したいと思っております。

○小松委員 今、迅速に上げるべきということでありましたが、一つには、担当から小池知事の方に報告を上げるスピードをしっかり上げていただくということはもとより、知事の方でも、迅速にご公表されていただくことが情報公開の第一歩だというふうに思いますが、そのことについてご答弁いただけますでしょうか。

○小池知事 公開についても迅速に当たってまいります。

○小松委員 ことしの三月十日の記者会見で、築地市場について、かつては安全だったと平成三年の記録では出ておりますというふうに小池知事は述べられております。
 改めて伺いますが、知事自身、ないはずの土壌汚染が今になって明らかになられて、驚かれているんじゃないかなというふうに思うんですが、いかがでしょうか。

○小池知事 小松委員ご承知の上でご質問されておられると思いますけれども、平成三年と、その後の関連する法令につきましては、年々改善をされ、改正をされてきております。
 よって、平成三年のアセスでございますけれども、これについては、当時の法令に従いまして環境調査が行われ、そして、その当時は対象物質などの基準が違っております。当時の指針に沿って調査が行われたものでございまして、その意味では、当時の環境調査と現在の環境調査では、この目盛りが違う、カテゴリーが違うということでございまして、驚きというのは少し当たらないのかもしれません。
 しかしながら、築地の問題についてはしっかりと取り組まねばならないという、改めてその思いを強くしたところでございます。

○小松委員 ただいま、その平成三年と現在の違いについてご説明いただきましたが、最後に述べられたように、改めて築地市場についても取り組みを進めなければならないというふうにご答弁がありましたが、それはどのような取り組みのことを指しておっしゃっているんでしょうか。

○小池知事 定められております環境の基準について、さまざまな角度からのチェックということでございまして、その件につきましては、既に市場の方で築地市場の環境の調査ということに入っている、その準備をしているということでございます。

○小松委員 市場の移転の判断、可否に大変重要なファクトになるというふうに思いますので、この対応についても、迅速かつ速やかに対応をとっていただきたいというふうに思います。
 知事はこれまで、情報公開、そして情報開示が一丁目一番地というふうに明言をされてまいりました。一方、これまでの都政運営を指して、ノリ弁だ、ブラックボックスだとの言葉があるように、批判を繰り返されております。
 そこで、小池知事に改めて情報公開について伺いたいと思います。
 私は、情報公開とは、確かな客観的事実を、主観を交えることなく公表することだと思いますが、知事のご認識はいかがでしょうか。

○小池知事 委員の認識と共有させていただきたいと思っております。

○鈴木(隆)委員長 ちょっと計測をとめてください。
 委員、先ほどの答弁が準備できたということですが、ここで聞かれますか。
   〔小松委員「はい。お願いいたします」と呼ぶ〕

○鈴木(隆)委員長 それでは、先ほどの答弁よろしくお願いします。
 計測を始めてください。

○村松中央卸売市場長 確認が遅くなり、申しわけございませんでした。
 午後四時に報告しております。

○小松委員 ただいま小池知事の方から、情報公開に関する認識について共有をさせていただいたところだと思います。
 先ほど冒頭に伺いました検査済み証について、改めて確認をさせていただきたいと思います。
 このことについて、小池知事の口から初めて公に発せられたのは、先月、二月二十八日火曜日の我が党の高木けい幹事長の代表質問に対する答弁であったと記憶しておりますが、知事、間違いないでしょうか。

○小池知事 先ほど来お尋ねの検査済み証につきましては、施設整備に係る行政手続の一環として交付されたものであり、また、さきの本会議の代表質問で御党からご質問を受けたその際に、私から答弁をさせていただきました。

○小松委員 改めて確認しますが、今の答弁で間違いないでしょうか。

○鈴木(隆)委員長 確認です。よろしいですか。
   〔小松委員「はい」と呼ぶ〕

○小池知事 はい。

○小松委員 先ほど、検査済み証の発行、このことについては、市場長の方から小池知事に報告をされたお日にちが一月二十日ということでありました。そして代表質問は、ただいまご答弁いただいたとおり二月二十八日であって、そのときに知事の方からご報告、公表があったという話であります。
 一カ月以上の時間的な乖離、タイムラグがありました。同様に、重要な情報であった盛り土の際には、報告が当日四時にあって、そのすぐ後に公表されたにもかかわらず、なぜ今回はおよそ一カ月以上もの乖離、タイムラグがあったのか。この間にも記者会見等々は丁寧にされていらっしゃったというふうに記憶をしております。しかし、我々の代表質問がなければ、そうした機会もなかったんじゃないかとも懸念されるわけであります。
 知事のお考えは、移転ありきでも、中断、中止ありきでもないものと思っています。こうした議論をしてきたつもりもないものと思います。
 しかし、移転の可否を論じるに当たって、極めて重要なファクターであるこの検査済み証の発行について、公表まで、なぜかなりの時間をあけられたのか。
 知事がこれまでおっしゃるとおり、都民は、豊洲新市場、本当に大丈夫なんだろうか、安心していいんだろうかということを判断する重要な情報について待っていると思います。そのことがわかっていながら、なぜ知事がこれまでの間、公表してこなかったのか。特別な理由があるのかな、そのように思うわけであります。
 法令上、建物は安全上全く問題ないということを証明する検査済み証の発行について、二月二十八日まで公表してこなかった理由について知事に伺います。

○小池知事 豊洲市場に整備された建築物については、構造上の安全性が十分確保されていることを確認するという必要がございましたので、市場問題プロジェクトチーム、公開の場でしっかりとご議論いただいてまいりました。
 そして、その結果、検討結果を踏まえて、建築基準法に基づく手続を進めたということ、先ほど申し上げたとおりでございます。逆に申し上げれば、これまで建築を進めていく上で、それにのっとった形でやってきたかどうかの確認をしたわけでございます。
 先ほどからのご質問の盛り土の問題は、これは想定外のことでございました。よって、それについて迅速に説明もしたというようなこともあったかと思います。
 いずれにいたしましても、この検査済み証につきましては、早急に皆様方にお伝えをするということでホームページに掲載をしているところでございます。

○小松委員 これまで、情報公開について小池知事がこだわられてきたのは、やはり客観的事実を即時に公表するということであったと思います。もちろん今ご答弁いただいたとおり、さまざまな観点でご検討もあると思いますが、一カ月以上もの時間を要して、しかも、それまで何度となく知事は記者会見をされてまいりました。おくれるとしても、やはり異常な時間の経過が、ほかの案件に比べると多いように認識をしております。
 改めて伺いますが、理由について、もう少し端的にご答弁いただきたいと思います。

○小池知事 今、ご答弁したとおりでございます。建築について、設計から完成に至るまで、この想定の中でというか、当然それに従って建築されるべきものでございます。
 一方で、想定外の現象が起こってきたわけでございまして、それについての説明は、むしろ何が起こったのかということをきちんと把握しなければならなかった。そういった中で、市場問題プロジェクトチームが、これがしっかりと公開の場で(発言する者あり)済みません、答弁中でございます。(「はい」と呼ぶ者あり)はい。市場問題プロジェクトチームの方でご調査いただいてきたわけでございます。
 そして、その結果、安全性が確認をされたということで建築基準法にのっとったものであるということが確認され、そしてそれを公開の場でも、また、これまでの場、ホームページなどでもご紹介をさせていただいてきたということでございます。より速やかにせよというご質問かと思いますが、心してまいりたいと思います。

○小松委員 今、時間がかかった理由を述べられたんだろうと思いますが、これ、我が党が代表質問でしていなかった場合、どのタイミングでご公表されるおつもりだったんでしょうか。

○村松中央卸売市場長 検査済み証の公表の件につきましてですが、知事もご答弁しているとおり、市場問題プロジェクトチームにおきまして、構造安全性については問題がないと、そういった議論がございました。
 また、こうした議論は、公開の場で行われてインターネット中継でもされておりましたので、また、それに加えまして、検査済み証は、あくまで行政手続の一環だと、市場当局としてはそう認識しておりました。
 したがいまして、その代表質問がなければと、仮定の質問になりますけれども、その一月二十日の時点におきましては、公表するという考え方はございませんでした。

○小松委員 今、市場長がお話しされましたけれども、今のご答弁だと、我々が聞かなければ、公表は当面なかったんじゃないかなというふうに印象を持つわけであります。こうしたことが、これまでの都政のブラックボックスだというふうに、まさに知事が批判されてきた仕事の進め方なんじゃないかなというふうに認識しています。
 改めて市場長、ご説明お願いします。

○村松中央卸売市場長 二月二十八日の代表質問におけます議論も踏まえまして、その時点で速やかに公表するということで取り組んできたところでございます。

○小松委員 もう時間もありますので、次の質問に移りますが、昨年八月に、豊洲への移転を立ちどまる、そうしたご判断を小池知事がされたときに、知事が三つの疑問点を提示されました。パネルはありますでしょうか。安全性への懸念、巨額かつ不透明な費用の増加、そして情報公開の不足。まさに、その一つが情報公開の不足ということでありました。
 改めて、これまでのやりとりを確認させていただきたいと思います。
 築地市場の移転問題は、都政の最重要課題の一つであります。そして、八月に一度立ちどまる決断をした理由の一つには、安全性への懸念が挙げられておりました。そういう意味では、都民に第一にお知らせすべきことは、建物が安全なのかどうかという判断材料であると思います。
 そして、都民が安全性を判断する重要な材料であり、法令上、建物は安全上全く問題がないということを証明する検査済み証の発行については、一月二十日に市場長から知事は報告を受けております。
 再度伺います。このように市場移転問題にかかわる重大な情報を、小池知事がすぐに都民に公開をされなかったのはなぜでしょうか。

○小池知事 今ご議論の建築関係のところにつきましての情報公開、そしてまた、それについての決め方など、ご質問が続いているわけでございますけれども、安全性というものも、今は建築物についてのお話をされておられます。
 環境基準をはるかに上回る操業由来の有害物質が検出されたという、その豊洲市場でございますので、法令の求める水準を上回る対策を講ずるということで、これまで幾つもの作業が行われてきた。しかしながら、それが十全に満たされていないという中において、この安全性の確認というのを、まさしく専門家会議、間もなく開かれます、こちらの方で検証していただくということでございます。
 安全といってもいろいろな角度がございます。今、先ほどからご質問いただいているのは、建築物という観点から、建築の基準法、法律にのっとってどうかという、そのようなご質問であったと、このように思っております。
 安全ということにつきましても、総合的な観点から考えていかなければならない、このように考えているところでございます。

○小松委員 私が今回の質問で幾つか確認をさせていただいているのは、まさに知事が、先ほど我が会派のきたしろ委員のところでも答弁されましたが、情報公開の中で、都民の方が客観的に選択できる、判断できる材料をしっかりと提供するということに私たちも共感するからであります。
 しかしながら、物によっては即時に公表し、物によってはさまざまな理由の中で一カ月以上もの情報の公表までのタイムラグが存在する、これで本当に都民の方は客観的に判断ができるのでしょうか。公表する中で、オープンの場でその会議体が共有されているから大丈夫ということではなく、やはり都民の方、忙しいわけでありますから、わかりやすく知事が記者会見をされますと、あっという間に報告されるわけでありますので、そうした意味で、なぜそうした差があるのかを私は確認をしたいわけであります。
 それでは、知事に質問を改めてさせていただきたいと思います。
 市場PTの見解は、行政の手続に大きな影響を及ぼす権限はあるのでしょうか。

○小池知事 さまざまな分野の専門家の方々の意見を聞き、そして判断に役立てるということにつきましては有益だと考えております。

○小松委員 有益であることは私も変わらないわけでありますが、権限があるのかということを確認しておりますので、総務局長、お願いします。

○多羅尾総務局長 市場の建築物の構造上の安全の問題につきましては、昨年十月二十五日開催の市場問題プロジェクトチームで検討したところでございます。
 このチームでは、関連分野の専門家が、専門性、客観性、そして第三者性の観点から丁寧に検討して結論を出したものでございます。問題がないという結論でございますが、そういう意味におきまして、非常に大きな意味を持つ検討体と思いますけれども、建築基準法上の直接の法定手続上の権限とは結びついていないということでございます。

○小松委員 私が聞いているのは、意味とかそういうことではなくて、改めて伺いますが、市場のPTの見解というものは、行政手続に大きな影響を及ぼす権限があるのかどうかを総務局長に改めて伺います。端的にお願いします。

○多羅尾総務局長 PTの委員は、東京都の専門委員という立場でございます。大変その分野について学識の、あるいは経験の深い方たちが委員になっておられます。その点で、非常にその検討の内容の価値は重いと、このように理解しております。

○小松委員 済みません、繰り返しで大変恐縮になりますが、重いとかそういうことではなく、権限が行政に対して及ぼせるのかどうか、そうしたことについて答えてください。

○多羅尾総務局長 最初にお答え申し上げましたとおり、建築基準法上の法定手続の中で直接結びつきはございません。

○小松委員 やはり何度かお話をさせていただくと、やはり解釈が少しずれてくるわけであります。これまでやりとりをさせていただきまして……(発言する者あり)もう少し静かにお願いします。
   〔発言する者あり〕

○鈴木(隆)委員長 静粛に、静粛に。

○小松委員 改めて伺いますが、検査済み証は誰の権限で示されるのか、都市整備局長、お願いします。

○邊見東京都技監 建築行政を担当する部局として、都市整備局の方で検査済み証を発行してございます。
   〔発言する者あり〕

○鈴木(隆)委員長 黙って。

○小松委員 改めて伺います。その根拠について、ご答弁いただきたいと思います。

○鈴木(隆)委員長 根拠について答弁を求めています。よろしいですか。

○邊見東京都技監 建築基準法に基づく判断ということでございます。

○小松委員 これまでやりとりをさせていただきまして、あくまでも私の私見や感想でありますが、情報公開をうたいながら、公開する情報については、ある意味で都合よく選ばれているような印象を持つわけであります。情報操作、そして印象操作ともいわれかねないんじゃないかと老婆心ながら思うわけであります。
 情報公開を標榜し、支持を得られている小池知事におかれましては、そうした懸念を抱かれませんようにと率直な感想を申し上げて、次の質問に移らせていただきます。
   〔発言する者あり〕

○鈴木(隆)委員長 静粛に、静粛に、静粛にしてください。

○小松委員 それでは、災害の対策について伺います。
 首都直下地震発生時には、同時多発火災が想定され、特に木造密集地域では、先般の糸魚川の大火のような大規模火災になるおそれもあります。
 そして、我が東京都は、何といっても先ほどの市場の移転問題に加えて首都直下地震への対策、対応が喫緊の課題であり、重要な政策テーマであるというふうに認識をしております。
 そうした意味で、大規模災害の発生時には初動対応が極めて重要であると考えますが、東京都の職員の参集体制について伺います。

○多羅尾総務局長 発災時に迅速かつ的確な応急対策を実施し、被害を最小限にするためには、速やかな初動体制を確立することが重要でございます。
 そのため、発災時には、都庁及びその周辺に二十四時間待機する防災担当部局等の職員が直ちに百名程度参集するとともに、夜間、休日等の勤務時間外に震度六弱以上の地震が発生した場合には、全職員が参集するなどの災害対応体制を整えております。
 参集した職員は、知事を本部長とする災害対策本部のもとで、区市町村や警察、消防、自衛隊などの関係機関と緊密に連携を図りながら、全庁を挙げて必要な応急対策を実施してまいります。

○小松委員 都では、こうしてさまざまな対応、対策がとられているというふうに認識しております。東京都の危機管理監は、陸将まで務められた知見、そして見識、そうしたさまざまな意味で防災のプロフェッショナルである自衛隊のOBの方々が務められているわけであります。
 しかしながら、東京都下にある基礎自治体の危機管理室や防災対策の本部には、そうした有用な人材が配置されているわけでは必ずしもございません。
 先日も、とある自治体の学校の避難所になっている防災備蓄倉庫を見ましたけれども、例えば、そこには千五百人を収容する予定でもありながら、毛布はわずかに十枚しかない、女性用のナプキンもない、そして食料も用意されていない、そうした自治体もあるやに聞いております。全てが全てではないと思いますが、東京都、いかに大きくとも、全ての自治体のそうしたサポートまでフォローすることは現実には難しいものと自覚しています。
 そうした意味で、東京都下にあるさまざまな自治体のそうした危機管理能力をしっかりと高めていくためには、そして東京都が迅速かつ的確な災害対応を行うためには、自衛隊の高官経験者を危機管理監に任用されている東京都のこうした取り組みを、しっかりと災害対応の経験や知識を有する職員を積極的に都内の各自治体が登用することが、各自治体の防災対策の強化につながるものと考えますが、防衛大臣を務められた小池知事の見解を伺います。

○小池知事 先ほど、都政には重要課題がめじろ押しだと申し上げました。この災害対策、危機管理体制の確立というのも重要課題の一つでございます。
 首都を守る自治体、考えられないことを考えよという言葉のとおり、想定外の事態にも万全の備えを講じて対処しなければならないと、みずからにもいい聞かせております。
 そして、ご指摘のように、大規模の災害が起こった際には、都と区市町村が、警察、消防、自衛隊などさまざまな関係機関と迅速にかつ緊密に連携を図って応急対策を実施していく必要がございます。
 そのためにも、必要な知識、豊富な知識と経験を有する危機管理のプロが首長のトップマネジメントを補佐して、そして普通の段階から、平時から危機管理体制を充実させ強化を図るということが必要でございますし、またその際、それができているからこそ、災害時には応急対策の陣頭指揮に当たることができると、このように思っております。
 ご紹介ございましたように、東京都では、東ティモールのPKOの指揮、そして東日本大震災における支援活動の統括などに当たってこられ、経験豊かで卓越した識見を有します陸上自衛隊の方面総監経験者を局長級の危機管理監に配置をしているところでございます。
 それと加えて、私の知る限り、例えば、豊島区では、危機管理監、自衛官のOBをお願いして、就任していただいているといったような例もございます。
 いずれにしましても、こうした人材の能力は有効に活用する、そして関係機関との連携を一層強化する、それによって迅速かつ的確な災害対応を実施できる、そのような体制を構築していくことで、まさしくセーフシティーが実現するものと考えております。

○小松委員 まさに有事は、そうした危機管理を、いかにこの平時の中で備えておくかということだと思いますので、引き続きよろしくお願いいたします。
 時間でございますので、最後に、福祉政策について質問させていただきたいと思います。
 我が家の前には特別支援学校の通学バスがとまります。視覚障害の子供たちでありますので、点字の教科書をたくさん積んでいるんでしょう、大変大きな、とてもランドセルには入らないような形で通学バスを待っています。そして、その横には、ご両親と思われる方々が必ず付き添いで立っているわけであります。
 そうした障害者の通学や福祉施設への通所の際の移動支援、これはどうなっているんだろうかなというふうに思うわけであります。一億総活躍といわれる中で、そうした障害を持つ子供たちがしっかりと、同様に教育を得て、一人の社会人としてタックスペイヤーになれる、そうした社会をケネディも理想とされたように、私もそうあってほしいと願うわけであります。
 しかし、調べてみますと、こうした移動支援については、多くの自治体が通学、通所とも対象になっていないというやに聞いています。たまたま私の世田谷区では、一部対象になっているようでありますが、そうした実態がございます。
 通学、通所については、全国一律の基準に基づいて行われる自立支援給付として実施ができるように、国に対して改めて東京都からも強く要望していただきたいと思うわけでありますが、ご見解をお伺いして質問を終わりたいと思います。

○梶原福祉保健局長 今、お話にありました障害者総合支援法が定める障害福祉サービスには、地方自治体が全国一律の基準に基づいて実施する自立支援給付と、それぞれ地域の実情に応じて実施する地域生活支援事業がございまして、お話の移動支援は、現在、区市町村が実施する地域生活支援事業に位置づけられております。
 平成二十五年四月に施行された障害者総合支援法は、施行後三年を目途に、サービスのあり方について検討することとされておりまして、一昨年、平成二十七年の十二月に出された国の報告書では、通学、通所などに関する移動支援は、自立支援給付である就労移行支援や障害児通所支援で実施すべきとされております。
 都はこれまでも、他の自治体と連携し、通年かつ長期にわたる通学、通所など移動支援全般について自立支援給付の対象とするよう国に対して要望しておりまして、今後も積極的に働きかけてまいります。

○鈴木(隆)委員長 小松大祐委員の発言は終わりました。


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