オリンピック・パラリンピック招致特別委員会海外視察報告

平成20年9月6日(土曜日)から9月8日(月曜日)委員長 野村有信(自民党)

 東京都は、平成17年度から、2016年のオリンピック・パラリンピック競技大会を開催するべく、招致活動に取り組んでおります。

 平成20年6月4日には、IOC(国際オリンピック委員会)理事会において、立候補都市の一つとして選定され、現在、平成21年10月の最終決定に向け、取組を進めているところです。

 東京都議会では、東京招致に関する調査審議及び必要な活動を行うため、平成18年10月5日に本委員会を設置し、執行局から報告事項の聴取、審議を重ねてまいりました。今回、本委員会では、北京パラリンピック競技大会の開催を4年に1度の貴重な実地調査の機会ととらえ、委員会視察を実施してまいりましたので、その報告をいたします。

ジャパンブース

ジャパンブース

 視察1日目は、まず、東京都の招致PRのために設置されたジャパンブースを訪問し、JPC(日本パラリンピック委員会)関係者から、説明を聴取しました。

 都は2009年アジアユースパラゲームスの開催を予定しており、ブース内はそのPRも兼ねたレイアウトとなっていました。

 開会式の当日であり、ご多忙な中でしたが、JPC会長自ら熱心なご説明を頂き、本大会及び今後の取組について意見交換を行いました。

国家体育場(通称「鳥の巣」)

国家体育場

 次に、夕刻から始まる開会式に合わせ、北京オリンピック・パラリンピック競技大会のメイン会場である国家体育場を視察しました。

 視察団は、交通規制に従い、地下鉄及び徒歩での移動で会場に入りました。

 観客はすべて同じアクセス方法となっており、数万人規模の大観衆を会場までスムーズに移動するための手法、セキュリティ対策、徒歩での移動時の観客の動向など、様々な課題や参考となる場面を視察することができました。また、会場内では、障害者に対するバリアフリー対策やボランティアの活用による観客の誘導方法などを重点的に調査しました。

競技会場各施設(オリンピック公園内)

オリンピック公園
  • フェンシングホール(ボッチャ会場)
  • 国家体育館(車椅子バスケットボール会場)

 視察2日目は、パラリンピック競技が各会場で始まり、視察団は競技開催中の上記2会場を視察し、オリンピック公園内及び各会場内のバリアフリー対策、セキュリティ対策等の実態を調査しました。

 公園内では、一般の観客向けとともに車椅子専用の電動式カートが運行されており、広大な公園内の移動に大変有効な手段であることを実感しました。

IOC関係者による大会招致に関する諸課題(説明聴取)

中国のIOC関係者から説明聴取

 北京大会の招致活動に携わった中国のIOC関係者から、立候補から招致決定に至るまでの活動等について説明を聴取しました。

 限られた時間の中で通訳を介してではありましたが、大変具体的で有意義な説明が行なわれた後、視察団と活発な意見交換があり、今後の招致に関する諸課題を改めて認識しました。

北京市人民代表大会常務委員会 訪問

北京市の議会を訪問

 3日目は、北京市の議会である北京市人民代表大会常務委員会を訪問しました。 開催都市の議会が、立候補から招致決定までに果たした役割や、議会としてのサポートなどについて熱心な意見交換が行われました。

 以上、限られた日程ではありましたが、開会式という大規模なイベントや、競技が開催中の会場の視察、立候補から開催までに携わった関係者の方々との意見交換など、現地での貴重な調査を行うことができました。今回の視察で得た成果は、今後の委員会審議に十分反映してまいります。

 最後に、ご対応いただきました関係者の皆様方には、大会期間中というお忙しい中、熱心にご対応いただき、心から御礼申し上げます。


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